2020/09/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にゴッツさんが現れました。
ゴッツ > 人通りが多い平民地区。
そこに、重そうな荷物を軽々と持った大男の姿がある。
ただ、その姿は酷く情けなく、おろおろとしていて。
荷物に書かれた届け先を見て途方に暮れているようだ

「もーちょっとわかりやすく書いててくれねーかなあ…」

どうやら、荷物の届け先の場所がよくわからず、立ち尽くしているようだ。

「うーーーん…、ああ、すまん。おとっと、いや、そういうつもりじゃ」

体はでかいものの、平時は気の弱い男は。
そのでかさで、道の真ん中で立ち尽くしていてじゃまになってしまっている。

ただ、丁度仕事終わりの冒険者などであふれる大通り。
そうそう端に行くこともできず、舌打ちや打擲を受けながらどうしようかと戸惑っている状況だ。

ゴッツ > 「とと、すまんすまん、あー痛いって…」

ただ、それらを受けても、決して男は暴力を振るわずに。
何とか、ゆっくりとではあるが道の端へと移動する。

明らかに貧民の装いであるからそんな扱いを受けることは慣れている。
だから、大人しく端に寄っていくも。
問題は、この荷物だ。
これを届けなければ今日の報酬はないし、報酬が無いということは飯にありつくことができない。

「……どーすっかなァ……」

考えても考えてもそのスキンヘッドではいい案は浮かばず。
ただ人の流れを眺める不審な巨体となっていた。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からゴッツさんが去りました。