2020/06/14 のログ
フォティア > 小さな店内を堆く積み上げられた本と、それを支える書架。
溢れんばかりの蔵書だが、店には本を吟味するための小さなテーブルや簡素なソファが置かれている。
もちろん大人数は無理だとしても、少人数が談笑するための場所、ご近所の奥様方も子供連れでよく訪れるのだ。

「いいえ、ご遠慮なく。お茶は、お客様へのいつものサービス、です。実は、何も、特別なことはしていませんよ?」

少し悪戯っぽく笑いかけ、片目を茶目っ気めかして閉じてみせた。
これから暑くなる季節とはいえ、夜に雨が降れば気温は下がるし、濡れれば体温は冷える。
お好きな場所にどうぞというように、手で指し示し。

「ええ。こちらでは、小さな子供たちや文字の読めない子たちのために、読み聞かせの会も催したりしてますので。 絵本はかなり最前線なんですよ? ──…そのとおり、です。お譲りする前に、写本前か、写本後の新しいモノかを選んでいただきます。
……意外と、愛着を持っていただいて、古いものを選んでいかれる方も多いです」

無意識に、にきにき、と自身の手を握りこんで、開いてを繰り返す。
自身の手の中に筆やペンを握りこむ感触を思い出しているのか。その仕草に自分で気づいて、少し頬を赤らめて照れ笑いを浮かべた。

ミシェリ > 年老いた人物が一人で切り盛りしている方が自然に思える店内の雰囲気。そこの主である少女にも無意識に落ち着いた印象を持っていたものの、茶目っ気を覗かせてみせる表情は見目の年頃なりに感じられて、くすりと笑う声を零した。紅茶を半分ほど飲んで、軽くなったカップを近くのテーブルに置くと、改めて本棚に並ぶ背表紙を眺め始め。

「…そうでしたか。…なかなか雰囲気もあって、よいお店ですね」

紅茶の味を楽しみながら借りていく本をのんびりと吟味する常連客の姿を思い浮かべてみる。雨が多くなる季節、こうした店を知っているだけで日々の退屈も紛れそうだと目を細める。少女の話に耳を傾けながら、適当な絵本を一冊抜き出して、ぱらぱらとページを捲り。

「それは楽しそう。こういったお店だと、やはり子供達もお行儀よくなったりするのでしょうか。あまり元気に駆け回られると大変そうに思えますが。 …へえ。それは、例えば持ち込んだ本でも書き写していただけたりするのですか?」

彼女を囲んで絵本の読み聞かせに耳を傾ける子供達の姿を想像すると、思わず表情が緩んだ。頭の中では皆が大人しくしている情景を思い浮かべたものの、実際はどうなのだろうと好奇心から少女に尋ねる。答えがどうであっても微笑ましい光景には違いないけれど。などと考えていた傍ら、何かを握り込むような少女の手元に視線を誘われた。それがペンを持つ手の動きだと気がつくと、またくすりと笑う。愛らしい少女だと思うと同時に、普段の悪い癖が出そうになるも、今日は世話になっている立場だからと衝動を押し留め、ソファに腰掛けながら、会話へ意識を傾ける。

フォティア > 「ありがとうございます。やはり、そう言っていただけると、とても嬉しいですね。気が向かれた折には、どうぞ、御贔屓に」

祖父から引き継いで、まだあまり時間が経っているとは言えない新米店主ではあるが、そう言われると悪い気はしない。
嬉し気に表情を輝かせ、本棚を見上げるお客へと小さく頭を下げた。
そのまま、僅かに乱れた本の並びや、他の客が手を抜いて間違った場所に戻された本を手にして、並び替え。

「そうですね。 でも子供たちとはいえ、やはり好みの物語は様々で……騎士物語が好きな子も、冒険譚やお姫様のお話が好きな子もいて、そうなると他の話が欲しくて駄々をこねられることはありますよ? そんなときは………ハンガーで上着ごと吊るしちゃいます」

ちろ、と舌先を出して、店内の小さないざこざの対処法の一端をちらり、垣間見せ。
指さす方向は、上着かけのフック。たまーに、やんちゃな悪戯ものたちが制裁を受けるのだろう場所を示した。
自身の癖に気付かれた笑みに、さらに何事かを誤魔化そうと少しまごつき。

「もちろんです。図書館の本や、教科書のご依頼をいただくことも、多いですから。……まあ、その。他にも……」

ミシェリ > 「ええ。雨に降られたのは災難でしたが…おかげでこんなによいお店を知れたのですから」

タオルで拭いはしたものの、濡れた服が完全に乾いたわけではない。その微妙な不快感を身に纏わない日ならば、この店で寛ぐ時間はよりよいものになるだろうと思える。次に訪れるのは天気のいい日か、傘を壊さなかった日か、どちらになるかは分からないものの、またお邪魔させてほしいと頷いた。

「男の子と女の子でも好みは分かれるでしょうし、それぞれの性格も…、……ふっ、…思った以上に厳しいお姉さん、でしたね」

やはり想像のように穏やかなだけではいられないのだろう。本棚の整頓をする少女の姿を眺めながら、彼女が語る苦労に耳を傾けていたけれど、視線を向ける先を上着掛けの方へ誘導されると、意外そうに目を丸くしてから、噴き出すように笑った。長い銀髪や華奢な輪郭から儚げな印象を受けていたものの、見かけによらないものだと認識を改める。その後、まごつく様子に首を傾げて。

「では、うちにある古い本を何冊か頼んでもよろしいでしょうか。期限は特に設けませんから、お暇な時にでも仕上げていただけたら……、他にも?」

フォティア > 「また、来ていただけるとお約束いただけるなら、傘をお貸しするサービスも行っております」

半分は嘘。貸本屋なので、貸し出した本を濡らされては困るという気持ちもあっての傘の貸し出し。とはいえ、この時間に訪れた雨の夜のお客だ。帰りには傘も必要だろうし、特に条件なしで持って行っていただくつもりではあった。

「たくさんの子供たちに満足してほしいですけれど、いかんせん、わたしの口は一つ、なので。 ──…子供たちには、ちゃんと暴れちゃいけない場所と、いい場所を教えてあげないと…本が傷んでしまいますし」

う。と言葉を詰まらせ、少しばかり言い訳がましくなってしまった。
心持ち、拗ねるように小さく唇を尖らせるのはまだまだ稚気の証か。そんな調子だからこそ、子供たちもわざと騒いで若い店主を困らせるのかもしれないが。
──意外と、子供たちの扱いに、文句を言ってくる保護者はいないという。
新たな仕事の依頼に、ぱっと表情が輝く。

「はい! 喜んで承らせていただきます! え、あ……そのっ ……」

ちょっと口が滑ったと困惑を浮かべるも、しばし逡巡した後に腹を決めたよう。

「──……まあ。 その、呪符とか…お守りとか、そういったものを、複製させていただくご依頼も、少なくは、なく…」

ミシェリ > 「それは…ありがとうございます。正直なところ、帰りはどうしたものかと思っていたので…」

実際のところ、濡れた服も、降り続く雨も、自分の力でどうにかできなくはない。何もかも魔術や魔法やで済ませてしまっては今日のような出会いの機会をなくしてしまうから、不便であっても傘を差して夜の散歩に出たりする。そんな戯れを帰り道でも続けられるとなれば、深い笑みを浮かべて感謝を示す。

「いいと思いますよ。あなたの言う通り、甘やかすばかりでは学べない事が多くあるでしょうし……それに…ここの本に傷がつけば、いずれ子供達も悲しむ日が来るでしょう」

拗ねた表情を目にしていると、このまま帰るのが惜しくなる。そんな気持ちを誤魔化しながら、普段はあまり口にしない真っ当な事を言って、少女の弁を肯定した。いずれ彼女と賑やかな子供達の遣り取りを眺めるような日が来ればと思いながら、花が咲くように明るくなった少女の顔をまっすぐ見つめて。

「…呪符…では、魔導書のようなものも、お願いできるかもしれませんね。…こう見えて、というか…見ての通り、そうしたものも扱えますから…そうね、いずれお願いするかもしれません」

彼女が口ごもった理由を知ると、一瞬だけ悪戯っぽい笑みが顔に浮かんでしまった。頭の中ではろくでもない事を考えているものの、その思考がなるべく表に出ないよう、三角帽子を頭の上に掲げておどけてみせた。そうした邪念とは関係無しに、既に古くなった本を新たなに書き写してもらえるだけで、十分助かるのだけれど。

フォティア > まだ雨音は規則正しく店の軒を叩いている。
この雨の中に客をそのまま帰す気はさらさらないのだろう。
服に関しては、小柄な自身とサイズが合うだろうかと迷う部分もあり、言い出せなかったが…

「痛んでも、新しく写本すればいいという気持ちもあるんですけれど……お客様がおっしゃったように、絵本は歴戦の子が多いので、それも大事なこのお店の歴史かな、と」

照れ笑いをして、この店の在り方を肯定する言葉に嬉し気な様子を垣間見せる。
やはり、落ち着いたたたずまいに思えるお客様がこうして訪れてくれるのは嬉しいこともであって。視線が合うと、やはりあまり常連客以外の人と交流する機会は少ないのだろう、恥ずかしそうに笑み返す。

「はい。どのような御本も承ります、ですので…… また、いらしてくださいね?」

ぜひ。と言葉を付け加え、嬉し気にそっと指先で彼女の袖を摘まんで、甘えるような仕草。
本人としては、おそらく、年上のお姉さんに強請るようななにげないものだったのだろうけれど。

──……雨の音は、まだ静かに小さな貸本屋を包み。
穏やかな女子同士の会話は続いたのかもしれない。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からフォティアさんが去りました。
ミシェリ > この夜が明けるまでに雨は止んでくれるだろうか。強まりはせず、しかし弱まりもしていない雨音を聞きながら、やはり傘を借りていく事になりそうだと考える。空気に含まれた湿気の憂鬱さも、この店で過ごした時間を考えれば気にはならないだろうけれど。

「内容が同じものであれ、新しければいいという話でもありませんしね。きっと子供達も、それぞれで思い入れを持っているでしょう」

年頃の少女らしく移り変わる表情は愛らしいもの。それを眺めているだけでも退屈せず、蔵書も多様なこの店ならば、また通うのもいいだろうと本心から思える。気恥ずかしそうな笑みに擽られるような思いだけは、軽く咳払いをして誤魔化し。

「…その時には、紅茶に合うお菓子でも手土産に持ってくるとしましょうか」

写本に励む少女の仕事ぶりを観察しながら味わう紅茶も、きっといいものだろう。袖を摘まんでくる細い指に気持ちを揺さぶられながらも、その時までは自制してようと自分自身に言い聞かせながら、もう暫くの間、少女との会話を楽しんでいたようで。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミシェリさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にチェルシーさんが現れました。
チェルシー > 冒険者ギルドの受付、
今しがた依頼を終えた冒険者の女性が報酬を受け取っている姿が。

高難度の依頼だったのだろう、銀貨一杯詰められた麻の小袋が手渡されるが、
この冒険者は、別に大した事ではない、と言った涼しい顔でそれを受け取り、颯爽と踵を返した。
そんな彼女に、周囲の眼差しが集まる……。

「……ふふ……
 ……今日も羨望の眼差しが熱くて困るね……。」
参ったな、と言った表情で、次の依頼を探しに掲示板の方へと向かう。
ただ、彼女は思い違いをしているのであった。
彼女が注目を引いているのは、彼女がその場に不似合いなバニーガール姿だからなのであった……。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアレエルさんが現れました。
アレエル > 様々な人種の集まる国の中で服装は様々だが、
冒険者ギルドにバニーガール姿で現れる者は他にあまりいない。
自然とその場にいる全員が注目を浴びせることになるが、
最初はただ物珍しげな興味で注がれていた視線も
そのうち段々と見た目まだ若そうなわりにスタイルの良いボディラインを
舐め回すような好色なものへと変わっていく。

そんな者達の中で、いつから紛れ込んでいたのか一人の男がすらりと立ち上がった。
他の男の視線など気にもしないように平然と歩いて
バニーガールへと近づき声を掛けた。

「こんばんは。
その報酬の袋を見ると、ずいぶんと稼ぎが良いみたいだけど
相当な腕の稼ぎ手なんだろうね?
今夜、君を買いたいと言ったらだいぶ高くつくのかな?」

衆目は一度この男を見てから再びバニーガールに視線を戻した。
そんな尋ね方をしたせいで、ほとんどの者は当然のように
やはり彼女が娼婦か何かだと思い込んだだろう。
もし1日にそんな稼ぎができるような高級娼婦なら
ひち声かけただけで軽くあしらわれて振られるに違いないと、
面白がるような眼差しに変わっていた。

チェルシー > 「ん?
 ……この僕に、何か仕事の依頼かな?」
急に男から声を掛けられると、明るい笑顔を向けて言葉を返す。
「君を一晩買いたい」、という言葉の意味があまり分かっていない様子。
この街の人間にしては初心で純粋な反応だ。
……こんな格好しているくせに。

「自分で言うのも何だけど、僕は腕利きだからねー!
 ……どんな仕事か知らないけれど、それなりの報酬は用意して貰えるんだろうね?」
快活さの中に、小生意気さの混じった表情で話しを続ける。
相変わらず勘違いしたままの様だが。

アレエル > バニーガールに声をかけた男は柔らかそうな笑みで、
身なりは悪くないが冒険者としてはかなり軽装で強そうには見えず
まだ駆け出し程度にしか見えないだろう。

周りの者達は、彼女が一夜の関係をいくらで売るのか、
あるいは取りつく島もなく無視して断るのではないかと返答を見守っていた。

そして、この男自身も魅了的な女性を見つけたので
きっかけ程度のつもりで声をかけたのだが、
澄んだ瞳で尋ね返されると、逆に少し驚きながら笑みを浮かべる。

「一応、僕もちょうど一仕事終えたばかりで多少の持ち合わせはあるけど
そんなにすごい腕前なんだ?
途中で逃げ出したりせず要求を果たしてくれるなら、
相応の額は払わせてもらうけど、
君みたいな子にそこまで出来るかな」

純真そうな子に対して気遣うような言葉だが、
勘違いしていたら挑発するようなセリフにも聞こえるかもしれない。

チェルシー > 「君、この僕を見くびって貰っては困るよ。
 僕は一度引き受けた仕事は絶対にやり遂げる事で名を売ってるのさ。」
男の挑発に、自信満々に答えてしまう。
そう、彼女は冒険者としての腕前は確かだ。
今までどんな依頼もあきらめず、必ず遂行してきた。
……それは、あくまで魔物退治やダンジョン探索といった仕事に関してであるが。

「あぁ、僕の名はチェルシー。よろしくね。」
誇らしげに名乗るその名は、
それなりに評判の通った若き冒険者の名であった。
その評判と言うのは、腕前もであるが、なによりそのバニーガール姿について、だ。

アレエル > 彼女の自信満々な答えに周囲の男達はどよめき、
変な格好だが見た目かわいい少女が
男の要求通り何でもシテくれるという姿を想像し、
二人を囃し立てる歓声へと変わる。

しかし、この男は色魔みたいな好色の堕天使だが
根っからの悪魔というわけではないので
その素直さにかえって頭痛がする思いで一瞬困り顔を浮かべる。

「僕の名はアレエル、よろしくね。
……ただ、君を疑うわけじゃないけど何だか安請け合いで
君のことが心配になるな。
やっぱり、この場で少し君を試させてもらおうか。
これで目隠しをして、あそこの男が酒一杯を飲み終えるまで
無抵抗で耐えきれたら合格ってことにしようか?
それとも、本当に自信があるなら隣の宿でこのまますぐにでも良いけど」

そう言って、懐から銀貨を何枚か取り出すと
このテストの掛け金としてカウンターの上に積み重ね、
その横にハチマキのような細長い布を置いた。
彼女がそれを受け取って自分で目隠しすれば
この場でテストの始まりというわけだ。

チェルシー > 突如周囲から湧き上がる歓声。
なんで歓声を受けているのかいまいちわからないが、
しかし気分が良いので少女は得意気な表情を浮かべる。

「アレエル君か、よろしく。
 なんだい、僕の名を聞いてもまだ疑うのかい?
 僕は、すぐにでも仕事にとりかかっても良いのだけれどね……?」
何をされるのかは分からないが、とりあえず目隠しをしろ、と。
言われるままに、少女は布切れを手に取って頭に巻き付け始めた。

「……あ、ちなみにまだ仕事内容について聞いていなかったね。
 視界を奪ってくる魔物の狩りか何かかな?」

アレエル > 残念ながら、なんちゃって冒険者で世情に疎い男なので
彼女の名前を聞いても分かってはいなかった。

他の聴衆は多くの者がその名を理解したようだが、
むしろそんな強い彼女が身体を売ったり
こんな所で羞恥プレイを始めるのを驚き喜んでいる。

奥の席で二人の様子を眺めながら酒を飲んでいた男は
急に名指しされて時間制限の審判役みたいにされてしまい
驚いて飲みかけの酒を思わず噴き出した。
しかし、何かすぐ納得したように握りこぶしでグっと親指を立てて見せた。
示し合わせたわけではないのだが、
これはつまり審判役の男が酒を飲み干さない限り
この聴衆の中で目隠しバニーガールに悪戯し続けるショー、
という事だと一人合点したらしい。

チェルシーが自ら目隠しをすると、頷いてゆっくりと歩み寄る。
「内容は簡単だよ、さっきも言った通り僕の言う通りに従ってほしい。
どんな状況でも、チェルシーなら耐えられるんだよね?
暗い洞窟の中で明かりを失ってモンスターの巣の近くで
息を潜め続けないといけない事だってあるんじゃない?」

そう言いながら、優しく彼女を抱き寄せると、
耳元に囁きながらその身体に触れ始める。
身体の横のラインをなぞるように肩から腰までなで下ろすと、
そのお尻へと触れて軽く持ち上げるように揉みながら、
耳元に軽くキス。

チェルシー > 「そうだね、忍耐こそが狩りと探索において最も重要な要素さ。
 ……その点、僕は3日3晩寝ずに狩場に潜み続けた事だって……」
過去の武勇を語ろうとしたその時。
アレエルが自分に近づいてくる気配。
何をされても耐えて見せよう、と意思を固めるや否や……

「……ん……?
 ……え、えっ……??」
アレエルの手が自分に触れた、と思えば、
そのまま抱き寄せられる。
彼の指が、ゆっくりと、強くも弱くも無い力加減で身体を撫でまわしてきた。
困惑する少女、そうしているうちにその手は彼女の尻へと……

「ひゃっっ!!?
 えっ、あれ、何して……んんっっ!!」
全身が急に熱くなってくる。
擽ったいような、焦れったい様な……
すると、耳元に感じた事の無い感触。
驚いた彼女は、甲高く甘い声を漏らしてしまう。