2020/04/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からアルヴィンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にナナカマドさんが現れました。
■ナナカマド > 平民地区の冒険者ギルドの朝は早い。
冒険者達が朝一番の依頼を探そうとギルドへ集まるからだ。
ナナカマドもまた、今日の仕事の依頼を探そうと大きな掲示板の前に居座って
自分のレベルで受けられそうなものを探してみる。
マグメールの森林地帯のキノコの採取、薬草の採取……
採取系は最近こなしてきたのでちょっと自信がついてきた。
無名遺跡のマップ作成……これは方向音痴のナナカマドには荷が重い。
今日もまた採取依頼でも取ろうかと思うが、先に他の冒険者が依頼を取ってしまった。
残念だが仕方ない、もう一度別の依頼を探そう。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にダストさんが現れました。
■ダスト > 普段堕落した自由な生活を送っている中で久しぶりに早起きした朝。
特に予定もなかったことから久しぶりに何か面白い依頼でもあれば受けてみようかと冒険者が集まるギルドに訪れ。
掲示板の方へと向かえば何やら悩んでいる様子のエルフを見つけ。
小さく首を傾げては何か面白い事でもありそうだと考えれば近づいていき。
「おはようございます。
何かよさそうな依頼でもありましたか?」
務めて明るく、相手に警戒されないような声色で。
普段はもう少し砕けているが初対面でもあることだしと丁寧な口調で声をかけ。
■ナナカマド > 掲示板の前でむむむ、と難しい顔で依頼とにらめっこしていると
後ろから誰かに声をかけられる。
「わ、わわ……」
きょろ、と周囲を見回し声の主を探すと、自分と見た目の年が近そうな褐色肌の少年が
朗らかな声で丁寧に挨拶してきた。
「おはようございますっ!
……い、いえ、今良さそうな依頼がないか探していた所でした。
どうにもわたくし、受けられる依頼があまり多くはありませんから」
えへへ、と自分の力不足を恥じ入るように苦笑する。
「貴方様も冒険者なのですか?
今朝は依頼をお探しなのでしょうか? それとももう受けられた後?」
■ダスト > 「ふぅー~ん。
僕はまぁ、暇つぶしにちょうどいい依頼でもないかなって。
やろうと思えば魔物討伐でも山賊退治でもなんでもできるんだけど本業じゃないしね。」
相手が返事を返してくれれば朗らかな笑みを返し。
ちらっと見たがやはりそれなりに楽な依頼はすでに受注済みの様だ。
「君エルフだよね?
随分変わった杖を持ってるみたいだけど……それに魔力の流れもなんて言うか独特?」
相手の身体を舐めるように見つつ。
瞳に魔力を集中させて力を込めれば相手から漏れ出る魔力の動きを見て小さく首を傾げ。
■ナナカマド > 「まぁ!魔物討伐に山賊退治……!すごいです!
わたくし、そのような荒事は、その、不得意なものですから……避けがちで」
自分と同じくらいの見た目なのに、相手は大の大人でも手こずりそうな
あらっぽい仕事すらなんでもできると言ってのけている。
ナナカマドはキラキラと憧れと尊敬の眼差しで相手を見つめた。
そうこうしているうちに、あらかた簡単な依頼はほとんど他の冒険者が取っていってしまったのだろう。
肩を落として、近くの椅子に腰を下ろすと小さなため息をついた。
「ええ、わたくし、エルフのナナカマドと申します。あなた様は?
まりょくのながれ……? んん、そんなものが見えるのですか?」
今ひとつピンとこない様子で自分の身体をおろおろと見回してみるが特に何も見えたりはしない。
ダストの目には、魔力が半陰陽のせいで半分ほど属性や流れが違っているが
見事に調和しているようにも見えるだろう。
■ダスト > 「まぁ、魔法にはちょっとだけ自信あるからね」
穢れのない素直なまなざしと言葉で褒められればくすぐったそうに肩をすくめ。
相手が椅子に座れば自分も向かい合うように腰掛け。
「ナナカマド?変わった名前だな」
エルフの名前には詳しいわけではないがそれでも知り合いの中にはおらずに小さく首を傾げ。
「まぁ、なんていうか二つの魔力が混じってる感じ?
簡単に言えば女の魔力と男の魔力が調和してるっつうか」
■ナナカマド > 「まぁ、貴方様は魔法使いか魔術師なのでしょうか。
ふふ、魔術は大人でも修めるのが難しいと聞きますから
貴方様はきっと才能があったのでしょうね」
向かい合うダストに親しげに会話をする。
「はい、わたくしの里では産まれた時に加護を授かる植物の名前を頂きます。
ですから、わたくしの名前はナナカマド。この杖もナナカマドから作りました。
どうぞナナとお呼びください。
貴方様のお名前をうかがっても?」
2つの魔力が混じっている、と言われれば途端に恥ずかしそうに身を縮こませて
こそこそと声を潜めて話しかける。
「ええ、……その、わたくし、未熟ものとして産まれてきたので
雌雄がきちんと別れていないのです……。
そんなことまで魔力の流れでおわかりになるのですね?」
■ダスト > 「あぁ、ごめん。
僕はダスト、ナナの言う通り魔術師だよ」
名乗るのを忘れていたことに気が付き。
軽く手をのばして相手に握手を求めつつ名乗り。
「いいじゃん!雌雄を分けるってすげぇ難しいんだから。
僕だって最近になってようやく出来たところなんだぞ?」
習得した理由がより新しい快楽を知りたいという腐ったものではあるのだが。
それは今の時点では黙っていくことにして。
■ナナカマド > 「ダスト様……はい、よろしくお願いいたします」
嬉しそうに微笑んで相手の握手に応じる。
しかし、雌雄を分けることにいいじゃん!と言われれば予想外の言葉に
ぱちぱちと驚きの瞬きを繰り返す。
「いい、ことなのでしょうか……。
わたくしの里では、そのそういうものも産まれますが皆一様に未熟者として
巫女見習いとして修行するために里子に出されます。
わたくしとしては、その、どちらかはっきりできたほうが良いと思いますし……。
ダスト様は、性別は殿方ですか? それとも女性?
最近になって出来た、というのは元々雌雄が別れていない……ということですか?」
■ダスト > 「は~ん、わかってねぇやつらだなぁ」
相手と握手を交わせば椅子に座りなおして椅子の上で胡坐を組み。
「ん~一応根っこは男かな?生まれたから男だったぜ。
あとから女の身体に作り替えられるようになったりしたってことだな。
見てみるか?」
少し興味があるらしい相手の目を見て身を乗り出しながら訪ね。
■ナナカマド > 「???」
わかってない、とは言われてもナナカマドからしてみれば
ダストの言うことのほうがびっくりしてしまう。
文化の違い、環境の違い、なのだろう。
まじまじとローブの上から線の細いダストの身体を見つめ、
見てみるか?と問いかけられれば、こっくりと頷き
「は、はい。後から女性になるというのはどういうことなのでしょう……。
あ、でもそのいきなりここで裸になって女性になるのは、人の視線もありますから……!」
余計な心配までしてしまう。
■ダスト > 「まぁそりゃそうだな」
流石にギルドの中で裸になれば怒られるだろう。
自分は良いが相手も巻き添えになる事は間違いない。
「んじゃ、僕の部屋にいこうよ。
そんなに遠くはないし?」
再び相手に手を伸ばして一緒に行こうと誘い
■ナナカマド > 「お部屋にお邪魔してよろしいのですか?
わぁ、嬉しいです!はい、よろしくお願いします」
手を伸ばしてくれれば相手の手を臆すること無く握り、
ギルドの出入り口へ向かって外に出る。
まだ日差しは高く、午前の時間帯だろう。
そうしてダストの道案内に任せ、あとを付いて歩く。
■ダスト > 相手が承諾すればそのまま相手の手を引いて。
どちらも見た目は子供らしく、中性的な雰囲気のある二人が歩いていく風景に周りの大人には暖かい視線で見送られ。
暫く歩いて平民地区外れの一軒家にたどり着けば扉を開けて相手を迎え入れ。
「いらっしゃい。
散らかってて悪い」
魔導書や皿などが無造作に置かれた生活感のあるリビングに相手を案内すればローブを脱いでいき。
「んじゃ早速見せてやるよ。
しっかり見とけよ?」
そういいながら裸になればちゃんと男の証拠が付いてることも見せつけ。
羞恥心はとっくになくしているのか、そのまま全身に魔力を籠めればトライバル模様の入墨が消えていき。
それとともに胸がわずかに膨らみそして男性器は小さく最後に消えていけば女性特有の割れ目もきっちり生まれて。
■ナナカマド > ダストが案内してくれた平民地区の一軒家、
生活感溢れるリビングに通されると、他人の部屋が珍しいこともあってか
きょろきょろと周囲を見回してみる。
魔術師らしく魔導書が無造作に置かれている様子になるほどと頷いて
ダストが声をかければ「はい!」と食い入るように相手の身体を見つめた。
と、急に裸になるものだから、びっくりして目を両手で覆ってしまう。
が、それでも指の隙間からちらちらと盗み見れば
あっという間にダストの体は女性へと変貌していくだろう。
「わ、わわわ……、すごい、すごいですっ!
本当に、男性から女性へ変われるんですね……!」
ぱちぱちと両手で拍手しながら興奮と恥じらいで赤くなった顔でそう称賛する。
魔術でこんなことが出来るとは思ってもおらず、ダストの魔術師としての才能を感じてしまう。
■ダスト > 「そうそ、一応理論上ナナみたいに中間にもなれるんだけど。
その状態で魔力を維持するのってすごい難しいんだよねー」
声帯もいじられているのか、元々ハスキーな声ではあったがより女性らしい声色に変わっていて。
恥ずかしそうに見る相手とは対照的に、無防備な身体を晒しながら自分の胸や女の子らしく丸みのある太ももを揉みながら言い。
少し悪戯を思い付いたのか、そっと相手に近づけば相手の左手首を握り。
相手が逃げなければそっと自らの股間に手を伸ばさせて。
「外側だけじゃなくて中までちゃんと女の子なんだよ?
ちゃんと確かめてみて?」
■ナナカマド > 「な、なるほど……」
体を見せつけてくるダストにだんだんと恥ずかしさが勝って目をそらしてしまう。
と、そこへ左手首を掴まれ、そっと股間を触らせてくるものだから
びっくりして飛び上がってしまう。
「ぴゃぴっ?!」
変な慄き声を出してしまうが、興味には勝てずそろそろと指先でダストの股の間を触ってみる。
確かに見た目同様、どこにも男性器の形はない。
うっすらと女性特有の割れ目が指先に当たるに従って、そろそろと撫でるように触ってみるものの
「そ、その中って……? なか、はべ、べつに、ふつうの、あなでしょう?」
性教育をきちんと受けて来なかったため、男女の性器の作りに関してもどうしても認識が甘い。
■ダスト > 「でしょ?ん~?」
恥ずかしさと混乱を露わにする相手を眺めながら。
にやにやと楽しそうに笑みを浮かべるが相手の返事を聞けば少し考えるように顎に手を当てた後。
そっと相手に息がかかるほど近づき。
「もしかしてナナってエッチなこと、したことない?」
耳元で囁くように言いつつ。
割れ目はなぞる相手の指に吸い付くように絡みつき。
■ナナカマド > 「え、エッチなこと……!!!」
ぷしゅ、と頭から湯気を出すほど赤くなった顔で思わずダストの顔を見つめる。
もじもじと内股をこすり合わせ、自分のローブの前を隠すように片手で押さえると、
「……そ、そういうことは軽率に人に話してはならないことですっ!」
ダストからまた視線をそらす。
しかし指先は甘く絡みつく割れ目から離せず、居所がなさそうにさわさわと空をかく。
まぁ、エッチの経験は何度かあるのだが……、果たしてダストに気づかれるかどうか。
■ダスト > 「どうしてさ、エッチは気持ちいいし。
子孫を残すのは神が与えた地上の生物への役目でしょ?」
やはりエルフらしく貞操観念は強いのだろうかと思案しつつ。
恥ずかしそうに眼をそらす相手の頬に左手を添えてそっとこちらに向かせ。
「正直僕はナナとエッチなことしたいなって思ってるよ?」
相手の目を真っすぐに見ながら問いかけ。
流石に触れただけで相手の精経験は悟れなかったが、それでも直球で相手を求めて。
■ナナカマド > 「そ、その……、だって、子孫を残すのは好きあった相手同士じゃないと……。
昨日今日会ったばかりの相手とするものでは無いと思います……」
ダストに真正面から覗き込まれると、ドキドキと胸の鼓動が早くなってしまう。
それに自分にはもう好きあった相手がいるのだから……、と
ダストの誘いをきちんと断ろうとしてみる。
「だ、ダスト様は、わたくしと子をなしたいのですか?
だって、こんな半端で未熟者のわたくしと子をなすと、きっと苦労してしまいます……。
それに、わたくし、もう心に決めた人がいます。
だから……えっと、えっちは……」
ただ気持ちいいから、流されるままに体を重ねるには、このエルフは頭が固かった。
スルスル、と指をひいてダストの股間から離れると、脱ぎ捨てたダストのローブを裸の相手へかけてやる。
■ダスト > 「ふ~ん」
相手の連れない言葉とともにローブを肩に掛けられればそれをキュっと握り。
顔を上げて距離を取った相手を見れば何かを決めたように目を細め。
そのまま相手の肩を掴めば両手で奥にあるベッドルームへ押し込み。
そのままダブルベッドに相手を押し倒し。
「でもだめ。
別にナナの恋人から奪おうなんてかんがえてねぇよ。
僕はただ、ナナと子作りしたいだけ。男と女としても、ね」
そっと掌を相手の心臓部に置けば魔力を流し込んで四肢の自由を奪い。
「それにナナは半端もんじゃないよ、さっきも言ったでしょ?
両性なんて魔力的には最良なんだって」
そういえば相手の服を脱がしていこうとする。
その後二人の夜がどのような一日を過ごしたかは二人だけが知るだろうが、少なくとも相手に取っては散々な一日だったかもしれない。