2020/03/31 のログ
スバル > 「そもそも、普通じゃないから、目立つんだと思うよ……?」

英雄にしろ、超越者にしろ、普通じゃないからこそ、目立ち動きが良く判るモノなのだ。少年はそう思う、そういう意味で言えば少年だって、きっと普通ではない。
母が母だし、父も、父であるし、今少年の年齢と成長を考えれば普通とは言えないのだ、と。
彼女が子供を引き取り、育てているというのは良い事だと思う、きっとすごいんだろうな、と子供ながらの思考で。

「一応、同居、というか、自宅だから。
お母さんが、お姉ちゃんが、何時帰って来ても大丈夫なようにしておきたいんだ。
ご飯も掃除も。」

僕が居ないと、家が荒れ果ててしまうのだ、一人の日が多く寂しいことが多いのだけれど、それでも、母と姉が戻って来る家なのだ。
家を守るために、少年はいるのだと。
彼女の妹の住む家は、良い環境だと羨ましく思うけれど……家を守っていたいのだ。
だからこその少年の訓練でもある。

「……ん。偶に、でいいなら、訓練に行くよ。
ネメシスには、ネメシスのお仕事もあるだろうし。
確かに、言うとおりだし……うん。」

彼女のいう事も確かに、と思う、びくびくおどおど、それは確かに行けないと思う、怖い。
でも、家を守るためにと思うなら、我慢する必要もあると思うのだ。
だから、掃除とか、選択とか大丈夫な時に、偶にうかがうのは良いかな、と。
そして、エッチな事ん関しては―――見事にスルーだった。
エッチよりも、少年は、強くなりたい、なのだ。

ネメシス > 「ううん、それはわかるんだけど。
変な意味で目立っちゃってない?
まあ、私も含めてね。」

英雄だのなんだのを目指しているわけでもないネメシスは、
たまに普通に興味を持つこともあったり。
神に選ばれし存在を自認しているので、あくまで興味であるが。

「偉いわね、流石お兄ちゃんだわ。
となると、私がお邪魔しないといけないわね。
妹として。」

実際はわからないが、一家を守る長男の覚悟のように見え、
うんうんと納得させられる。
ならばできる範囲で兄のサポートをするとしよう。

「訓練はした方が良いと思うわ。
別に正式なのじゃなくて、実践剣術だけで良いと思うけど。
あと、困ったことがあったら気軽に相談してね、家族なんだし。」

兄には兄なりの環境や、考えがあることを理解して。
ネメシスは兄の邪魔にならない範囲でのサポートに留めることにした。
本人がその気なれば勧誘もするだろうが、こちらから声を掛けたりはしないだろう。
そして、女に興味がなさそうなのでそれ以上この話もしない。

スバル > 「うー……ん?まあ、其処は、気にしちゃいけないんじゃないかなっておもうよ。」

どんな人でも強い人は、我が道を進むことが多いし、我が道を突き進むと目立つものである、故に、其処は有名税だと諦めた方が良いと思うのだ。
少年にとっては、普通の興味と言うのが判らないので、首を傾ぐしかできない。
少年は、神に選ばれた、とかそういう事さえ一切ないのだから。

「うん、偶には、僕の方からも遊びに行くことはするよ、お兄ちゃんだし、さ。
そういえば、ネメシスのお家は、何処にあるの?」

彼女が遊びに来るなら、偶には此方も行く必要もありそうだ。
なので、彼女のお家が知りたいな、と教えて欲しいと願うのだった。
彼女の見立ては正しく、少年は長男故に、家を守るつもりである、その為の力が欲しい、その程度のささやかな思考。
父親は基本家に帰ってこないし。

「うん、有難う、ネメシス。
訓練とか、そういう事に関しては相談させてもらうよ。」

お礼と言っても、ご飯を作るとか、サンドイッチ造るとか。
街で何かを買って持って行く程度しかできないけれど、お礼する気持ちはあるよ、と。
あと、女の子に興味が全く無いわけでは無いけれど。
今は強くなる、の方の興味が強いのだった

ネメシス > 「そう思う?
お兄ちゃんがそう思うならそう納得しておくわ。」

自分よりは少なくとも常識的な存在であろう兄の言葉に、
そんなものだろうかと飲み込む妹。

「それは嬉しいけど、居なかったらごめんね。
私の家は富裕地区にある大きな屋敷よ。
だいたい人相の悪いのが門番してるからわかると思うわ。」

彼が怖がりそうな団員たちが入り口を見張り、
外にも聞こえる程に女性の叫び声がする屋敷である。
果たして、兄は来てくれるだろうか。
ネメシスの頭に疑問が浮かぶ。

「そうね、なんでも相談していいわよ。
私は家族は少ないし、頼ってくれた方が嬉しいわ。」

クッキーを食べ終えると、口元を拭って。
家族愛に飢えているネメシスからすれば、
兄とこうして接点を持つだけで気分が良くなってくる。

スバル > 「うん、ネメシスはそんなに変な所もないし。」

少年は、妹の事を良く知らない、聖騎士だという事も、ふたなりだ、という事も。確かに、年齢に比べて成長しているけれど、言わなければ18歳くらいの女性に見えるのだから。
お兄ちゃんと言われなければ、きっと他の人から見れば、姉と弟に見えるのだと思うのだった。
ミックスジュースをゴクリ、と飲み込む少年だった。

「ううん、それは仕方ないよ、だって騎士団の副団長でしょう?忙しいんだろうし。
……うん、わかった、富裕地区だね。
きっと、そんな人の脇を通るのも少し我慢するよ。」

そこまで行って、あ、と小さく呟く。
一つ欲しいものがあった、彼女と出会ってできた物でもあるのだった。
行く、と言ったのだから、多分きっと我慢していくはずである。

「早速だけど、一つだけ。
ネメシスの家に行くための……鍵とか、徴とか、有れば欲しいな。
ほら、ネメシスの家族だって、他の人に言うための。」

言葉だけでは、きっと騙りを思われてしまうことも有る。
だからこそ、証明するための道具を何か有れば良いな、と思うのだ。
まあ、片親が同じでも、そこ迄似てるわけでもないし。

ネメシス > 「え、そうかしら。」

まだ良く知らないから来る発言だとは思わず、
正直に聞いてはにやけてしまう。
見た目やそのほかの部分でも大人びているが、
時折子供らしい所を覗かせる。
ましてや、相手は兄なのだから当然で。

「そう、忙しいと言えば忙しいのよ。
まあ、今日から私の兄って通知が行くし。
団員達の態度もころっと変わるはずよ。」

遠くから見守っている護衛の中には聴力に長ける者もいる。
そういった者が二人の会話を聞き取り、戻り次第騎士団員に
通達が行くだろう。

「そんなもの欲しいの?
無くても今日からうちの建物はどこでもフリーパスだけど。
まあ、欲しいのなら。」

それこそ、鍵の複製でもできそうに思えるが。
服のポケットから屋敷のカギを取り出して手渡す。
新品同様のカギはほとんど使ったことが無いことがわかるだろう。

「所で、もうじき花見があるみたいだけど。
お兄ちゃんは行くの?」

スバル > 「うん、むしろ、可愛いからそこで目立つ気もするけれど。」

彼女の外見で言えば、可愛らしいと言って良いだろう。少年は彼女の容姿を見てそう思う、其の辺りは普通に男の子なのである。
にやける顔も、可愛らしくて、良いなぁ、と思うのだ少年は自分の目には色々とコンプレックスもあるのだった。
そんなところを隠して少年は笑って見せるのだった。

「お仕事大変だったら、休みに来ていいから、ね。」

団員、見ているだけでも怖いが、少年は少し頑張って会いに行かないといけないと思う。
怖いのを我慢するのも必要だと思うからで。

「だってほら、僕とネメシスの関係になるじゃないか。」

兄と妹。普段は一緒に居られないのだし、逆に物で絆をと思うのは少年だからなのだろうか。
ただ気持ちだけでつながり続けるとは、大変だと思うから。

「今度、家の鍵を持って行くからね。
花見は……そうだね、見る場所教えてくれるなら、お弁当、作っていくよ。」

お弁当は、自信あるんだ、と少年は笑う。

ネメシス > 「あらあらあら。
お兄ちゃん、褒めるのが上手ね。」

などとからかっても見せているが、
嬉しそうに自らの頬を手で触れて喜んでいたり。

残念ながら、兄のコンプレックスには未だ気づかなかったが。

「わかったわ、その時はお茶でも出して頂戴ね。
そうね、どこかに食べに行くのもいいわね。」

何となくだが、少年一人の生計は大変だろうと思って居た。
なので、その時はお土産くらいは用意するだろうか。

「嬉しい事言うわね、お兄ちゃん。」

ネメシスなりに考えて渡した家の鍵。
これが一番無難に思えた。
騎士団の紋章が入った品を渡してしまえば、
その瞬間カタギでの暮らしはできなくなるだろうから。

「待ってるわね、お兄ちゃん。
なんだか大々的にやるそうよ。
場所は富裕地区らしいけど。
ま、私たちだけで花見をしてもいいけどね。
お弁当、楽しみにしているわね。

…楽しかったわ、また会おうね、お兄ちゃん。」

店員を呼べば、二人分の会計を済ます。
兄に気を遣わせる間も与えず。

スバル > 「そっかな……?可愛い妹、だし。僕も、妹出来てうれしいのもあるよ。」

お兄ちゃん目線と言うよりも兄馬鹿なのかもしれない、でも嬉しそうにしている妹の顔が嬉しくて、可愛いなぁ、と思うのだ。
コンプレックス知りたいなら、少年の髪の毛をそっと持ち上げればすぐわかるだろう。
ヒャッハーさんたちを超える凶眼……三白眼であった。

「うん、お茶は任せて、それなりに良いの出すから。」

ずっと一人で、一家の食事を支えてるのだ、実は武器を持つよりも料理の方が得意だったりする悲しい子供。
本人的には任せて欲しい、と胸を叩けるような技術になるのだった。

「これから、よろしくね、ネメシス。
 妹、か……っ。」

差し出されたカギを受け取り、ありがとうと、笑う。
今度、ひもで結んで首から賭けようかな、と考えるのだった。

「うん、じゃあ、また今度、花見の時に。ね。………って、あ。」

何か好きな食べ物あればと思ったが、立ち上がる彼女、そして、支払いをして去っていく姿。
余りの速さに少年は追いつけずに、又ね、と軽く手を振って見送って。
そして、そのまま、少年も去っていくのだった―――。

ネメシス > 兄の三白眼には結局この日は気づかず。
自分がまさかの妹であることを認識したところで、
屋敷へと戻っていくのであった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からネメシスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からスバルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミストさんが現れました。
ミスト > 平民地区にある大通り。
露店などが並ぶその通り、人込みを避けるようにして露店を眺めて歩く。
腰には短剣をぶら下げ、背中にはのこぎりに見えなくはない剣を背負っていて。

「本当ならちゃんといた店がいいだけどね」

そして一軒の露天の前で足を止めて眺めるのは古着。
出来れば買いたくはないが安いというのはよい事と割り斬り眺め。
サイズが合うのは先ずないと考えて大きめを手に取り眺めて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にガルディさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からガルディさんが去りました。
ミスト > そうして眺めるが結局は買うのはやめ、他の店にと流れて行った。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミストさんが去りました。