2020/02/29 のログ
■ティアフェル > 「またの機会にー。
お金はかけらんないけど、指圧でもサービスします?」
民間療法も嗜んでいるヒーラー。ぐりり、と親指で空中を圧す所作を見せて小首を傾げ。
「そうなんだよねーぇ。パーティリーダーの作戦なんかもあるし、ポジションは守らないとなんだけど……アタックチャンスがあると無心で突進しちゃうんだなあ。
判った。信用ならない人物ってことを重々覚えておく」
自分で主張し始める相手は全然詐欺師じゃないだろうが。
態と真面目腐った表情を作って重々しく肯て見せた。
「寿命の短いことねえ。でも25ならまだまだだとは思うんだけど。
冒険者は大体30がターニングポイントで40となると引退なのかねえ。
――最終的には仕事してるんだから、そんなに目くじらたてることなくない?
あーあ、どっかに好きにアタックしても怒られない寛容なパーティはないもんかねー」
役割を覚えているけど、パーティの指針通りには果たしていないから嫌煙されているのかもしれない。
25過ぎてもオバハンになる訳ではないとフォローが入って、くすりと小さく笑って、「そりゃあ良かった」と肯き。
未だ向いているパーティが良く分からないので悩み多き昨今だった。
「わたし、苦いお酒呑めないなあ。おいしいとは思わないんだよね。
味ってかほぼほぼ喉ごしじゃん?
確かに安い……量呑みたい人にはいーんだろね。
おお、どっからでもウェルカム。いい男からのアプローチなら喜んで。
女冥利に尽きますなあ。
だけど、かわいい女の子の方がいいでしょ?
無理ってか、カワイイって云われると女子ってかわいくなっちゃう生き物よー」
可愛いはカワイイという評価が作ってくれるもんである、と持論を語った。誰にもかわいがられないと腐ってしまうだけである。
こんな風にお酒を呑むのは久しぶりだな、と感じながら芳醇な果実酒を楽しみつつ、賄いのミートパイを齧り。
「仕事上がりの一杯は格別っしょ。
飲み過ぎちゃいけないんだけど、進んじゃうわあ」
っはー、と非常に心地よい吐息を吐き出しつつ、ついつい食べるより飲むに偏ってしまい、もう一杯頼もうかなと半分以上なくなったグラスを眺めて考え。
■イディオ > 指圧……?指圧って、あの、東の国のやつだっけ?ほわちゃ!で、たわば!な。
興味あるな、それ。
(マグメールでは余り聞かない……というか、男が寡聞であり知らないだけなのか、彼女の親指の動きにどんな治療法なのだろうか、と興味がむくむく。
小首をかしげる可愛らしい仕草を眺めて、彼女が勧めるならば、治療法の一つなのだろう、と納得して頷く。)
流石に、リーダーの指示は、ちゃんと聞かないとだめだよな、ほら、全員で生き残るために、頑張って考えてるし、さ。
君を前衛として考えての組み方を考えれば良いというのも有るのかもなぁ。
よしよし、でも、大事な事だから、な?実際、俺たちは初対面みたいなもんだし。
(覚えて置く、と真剣に言ってくれる姿に、に、と笑って見せる。お互い、少しは噂で相手の事を知っていた、でも、ちゃんと向き合って話すのは初めてだ。
だから、こういうのは大事な事だ、と教える。)
一部の化け物は、その年すぎても前衛に居るけれどな、あの、東方から来たと言われるケンセイ―――だっけか?あれ、カタナって武器で、60過ぎとか聞くし。
基本は、大体そのぐらいで考えると良いと思う。
うーん、リーダーにはリーダーのやり方があるし……。ん?
なら、君がパーティリーダーになって、パーティを作ればどうよ?
それなら、好きにアタックできるようなパーティ、作れるし、怒られなくなるどころか称賛されなくね?
(発想を変えてみよう、最初からできている出来合いのパーティで難しいなら、彼女を活かすためのパーティを組めばいいのではないか、と。
そうすれば、彼女の悩みは全て無くなる。
あとは。メンバーを探して見つければいいだけ、という、どうよ?と首をかしげてみるのだ。
酒に関しては、軽く笑って見せた。)
その辺りは、流石に酒の好みだしな、食べ物の好き嫌いと同じようなものだし、仕方がないもんじゃないかな。
飲みたい酒を飲んで気持ちよく成ればそれで良いと思うぜ、俺らの場合は、安く酔いたい、だから味よりものど越しと酒量だしな。
味にこだわるなら、エルフとかそっちの酒の方が良いかも。
そんなこと仰るなら、そうさな、アプローチを始めてしまおうか……って、罠かっ、いい男に限るが入ってる……!!
危ない危ない、可愛い子だから、その気になってしまう所だった。
でも、女性を褒める言葉って、結構あるよ?可愛いだけじゃなくて、綺麗だ、とか妖艶とか。
とは言え、女性の貴重な意見は、有り難く、受け取って、活かそう。
まあ、ドン引き覚悟で言うけれど、ティアフェルは、可愛いと思う。
抱いて、と言われたら、すぐに宿に部屋を取ってしまうぞ?俺。
節操無し、といわれりゃ、その通りとしか言えないがね。
(これは、正直に言っておこう、可愛いと言われたいものなんだな、となるほど、と彼女の言葉を感心して聞く。
酒が進み、シードルが無くなったので、先程のエールを持ち上げて、ぐびり、と一口。摘まみ、欲しいな、とマスターに注文をこっそり。)
判る、愉しい相手と飲む酒は、本当にうまいし、飲んじゃうよな。
先輩としては、そうさな、摘まみをもう少しつまんで、明日に備えよう、というくらいか。
(彼女の顔を眺める、まだ飲ませても大丈夫なのだろうかと。彼女は、自分の酒量は判ってるようだけれども。
流石に潰すのは本意ではないし、潰れて欲しくは無いのである。)
■ティアフェル > 「んな派手な動きでもない……ぐりぐりーって感じのヤツ。
ちょっと痛いけど凝りに効くヨおにーさんサービスするのコトヨ。」
魔力を消費せずにできる回復法ならば色々と勉強して習得している。東洋医学はなかなか面白いので積極的に取り入れてもいる。怪しげな口調を作ってぐりん、と親指を宙で回した。
「分かってるーぅ。そんなことは分かってるんですーぅ。だから、パーティ追い出されちゃうんだよね。
どうしても回復役に怪我されちゃ困るから後ろっていうのは鉄則なんだって分かってるんだけどねえ。
そりゃー、世の中色んな人がいるからいきなり頭から信用したりはしないけどさ。
でも、悪い人じゃないなあとは思うよ」
初対面の人間を信用しないようにアドバイスしてくれる相手を疑う方が難しいなあと微苦笑しながら頬を軽くかいて。
「あーね。わたしら人間は普通はそういう流れだよね。
たまに規格外が沸くくらいで。自分が規格外じゃないってことは残念だけど今から分かっちゃうよね。
んー、それは前にもアドバイスされたんだけど……。
考えなしで自分の好きに動いちゃうような奴ってリーダーにはやっぱ向いてない気は、するのよねぇ……」
リーダとなると掛かって来る責任も重い。勝手な行動は控えるようになるのかも知れないが、いざ仲間を危険に晒してしまうようなことをしてしまうと責任が取れない。
考えたがやはり厳しいとの結論で。眉を寄せて、アホ毛をへたりと寝かせた。
「別にお酒って飲まなきゃいけないものでもないしね。
実はその、酔いたいって感覚も良く分かんないや。
ほろ酔いになったくらいでセーブしちゃうし。
甘いお酒を程よく呑めれば満足。
あはは、わたしから見ればイディオさんは充分いい男ですよ?
って、自覚しないのがイイ男の秘訣だから正解だけどね。
そう、かわいいって云われると可愛くなりたくなるし、綺麗だって云われるとやっぱ綺麗になりたくなるし…妖艶と云われたら色気出ちゃうし、云われてその気になるってやつね。女って単純な生き物よ。
ははっ、うん、まあ。据え膳食わぬのは男の恥じゃない?
嫌な相手じゃないなら迫られて断るのは失礼ってのもあるしねー。
別にヒきゃしないしそれでいいと思うけど……わたしはどーせなら気持ちが伴ってる方がいいなあって意見。好きな人とがいい」
その意見を肯定した上で自分の意見も。
結局シードルは二杯目に。普段そんなに飲まないのでたまに飲むとおいしい。
ここのシードルも口に合ったようで。
「イディオさんは話しやすくっていいね。
もっと話しかけ辛いタイプかなーって見えてたけど。
食べる食べる。賄いあるし。でも、お酒入れるとお腹すぐ膨らんじゃうなあ…」
忠告通り、冷めたポトフにも手を付けるが、甘い発砲した酒はお腹に溜まって満腹感が出てしまう。
ほろ酔い程度に頬が少し赤くなっているくらいで潰れるほどではないが。
■イディオ > へぇ……ぐりぐり……、痛いのか、面白そうだな、効くなら試してみたいもんだっ。
―――ぅわ、怪しさが一気に溢れてくる、何だ、この……何。
(彼女の言葉言い方に、知らぬ事への興味と、それ以上の不安がどばぁ、と押し寄せてくる。なんか邪悪なオーラも見え隠れするような気がする。
あ、まずったかもとか、言ってみるのは、当然の如く冗談であり。男は、軽く酒を呷り、頼むよ、と。)
そうだな、冒険者同士――めったには無いけれど、チーム同士で戦うときなんざ、ヒーラーを先に潰せと言われるぐらいに、重要なポジションだしな。
とは言え、追い出すというのはやりすぎな気もしなくもない。
良い人でも、無いと思うんだけどな、俺自身。
(彼女の苦い笑いは、それでも快活さを先に感じる笑みであり、頬を描く姿はこう、悪戯っ子が悪戯がばれたときの様子にも見えた。
はは、と笑って酒を一口、ちょっと意地悪だったか?と首を傾ぐ。)
規格外の殆どは、神やらなにやらの加護を持つか、人に選ばれし英雄とか、人では無かったり、だしなぁ。
普通人には、本当に……本当に、羨ましいと思うもんで。
……?君は十分にリーダーに向いてると思うぞ?リーダーの資質って、へこたれないのと、パーティの指針を決めるというぐらいだ。
其処に確かに責任は乗るけれど、君みたいにぐいぐい人を引っ張るのは、十分リーダーの資質。
考えなしを悪いと思うなら、頭のいいストッパー系参謀を付けて、そこに、自分の足りないものを補ってもらえば良いじゃないか、それが、役割ってもんだ。
(そういうパーティだって、沢山いるもんだぞ、と男は笑おうか、彼女は自分の欠点をちゃんと把握している、それなら、参謀が止めるなら止まる。
それに、バーサークするのは、戦闘だけだ、其れは問題はなかろう。
仲間と助け合うのがパーティであり、その為に必要な人員を間違えずに集めれば、十分彼女はリーダーたり得るのだ、と。
しょんぼりするあほの子の毛。シナシナに成ったりするのか、と、驚愕の目。)
そそ、酒はただの潤滑油、必須じゃないさ、酒が無くてもあそこの戦士みたいに、陽気にしてりゃ、皆楽しい。
君の飲み方が、最高の飲み方だよ、酒は飲む者呑まれるな、だ。
はは、有難う。イイ男と言ってもらえると自信が湧くさ。
成程な、とは言え、単純だという部分だけは話半分に思っておくよ、皆が皆ではないと思うしさ。
ああ、良かった、引かれないというだけで凄い安堵感だ、結構頬をグーパンされたりもあるからさ。
確かに、抱くとかそういう事は、色々なことも有るしな、そういうのは、良いと思う。
自分を大事にしてるって好感が持てるから。
(彼女の意見に男は笑う、まあ、気軽くエッチな事をする相手も好きだが、自分を大事にする子もいい。むしろ、好みともいえる。
本気で向き合った結果で、選んでくれているという感じがするものだし。彼女に良い相手が見つかると良いと思うものだ。
今はまだ、で有ったばかりでもあるし、好きだなんだは、早い気もするから。)
俺の目は、ハイライトさんが旅立ってて、何時も死んだ魚のような目をしてるって言われてるしなぁ。
見た目って、かなり重要だよな、こう、眼を引くようなところもないし。
ま、見かけたときは気軽に話に来てくれよ?基本はソロだけど、パーティを組みたいときは、言ってくれれば合わせるし。
こういう風に、暇つぶしの雑談でも、可愛い子から来るなら両手広げてパパ感激とか言ってあげるさ。
炭酸系は特に腹に溜まる様だし、それで飯が入らなくなるんだよな。後で腹が空いてくる。
(エールも炭酸があるから、彼女の言いたいことが判る、冗談交じりの言葉を紡いで、男は、はは、と笑うのだ。
そして、もぐり、とおつまみのソーセージを一つ齧り、食べる?と皿を持ち上げて見せた。)
■ティアフェル > 「一杯奢ってもらったし、グリるよ?
冒険者、好奇心を忘れちゃいけないよ。そこになおるヨロシ」
不安そうな様子ににやりと口角を持ち上げて、怪しげな口調を継続させて迫っていた。うなじ辺りに親指を持っていき、そのままぐいぐいぎゅいぎゅいと圧を掛けた。多分ちょっと痛い。
「補給を断つのが戦術の基本だもんね。分かっちゃいるんだけどもー。
だよね、追い出すまでしなくっていーよねー。マジそう思うー。
でも、悪い人って訳でもないでしょ?」
意地悪かと首を傾ぐ様子に、ふる、と首を左右にして、そのくらいで意地悪だったら、世の中意地悪だらけだと軽-く笑い飛ばし。
「伝説級の人々だね……んー。ちょっと羨ましい気もするけど、わたしは自分のことだと荷が重そうだなあって気が先に立っちゃうかも。
素敵な評価をありがとーぅ。でも、自信ないってか。
ぶっちゃけめんどくさそ、っていうのもある。
あと、やりたいかと聞かれるとやっぱノーかな」
リーダー気質なんて考えたこともなかった、というかないものだと思っていたが。
そうでもないと云ってくれる人もいる。そうなのか、と少々面映い感じがしたが、結論はリーダーにはなりたいと思わないという。
萎れた生き物めいたアホ毛は、今度は悩まし気に揺れていた。
「だよね、酔っぱらって周りに迷惑かけちゃあおしまいだよ。
あと、単純に二日酔いが困る。
おう、自信を持つんだイイ男。
まー。女はっていうより、わたしはって感じね。単純なのは。
いや、そんなことくらいでヒかないってば。普通じゃん?
んん……このご時世で甘っちょろい自論だとは思うんだけど……。なんて云うか人柄とか理解して好きになった相手の方が、どきどきしたり嬉しかったり、キスだけでくらっとしたり、楽しいかなって思うの。ほら、メッチャファンな吟遊詩人と握手しただけでテンション爆上げなるみたいな」
むーと首を捻る。云ってて少々照れるし自分を大事にしてるかどうかは分からない部分もあったが、単純に好きな相手との行為の方が心地良さそうだという乙女思考。憧れがまだまだ強いお年頃。
「ハイライトさんに旅立たれた人なんかおんのかいッ。
確かに生気が薄口だけどさ。ハイライトさんはいつ旅から帰るの?
見た目ってそのまま相手の印象ですしねえ・
うん、じゃ遠慮なく、見たら突撃カマすわ。わあ、それは助かる。わたしもソロでクエスト受注するのもキツイし。お願いするかも。
パパ活かよ。なんじゃそりゃ。んなことしてたら、タカられるよ?」
そーう。お腹膨れる……だよね、後でくるよね。
あ、ありがと、こっちも少し要る?」
ソーセージを勧められて、人の物は一口欲しくなる。ありがたくフォークをぷすっと差して頬張り。人のメシうまと目を細め、ついでにミートパイも一口食べる?とお返し。
■イディオ > え、あ、と、ちょ心の準……イダダダダダダダッ!?
(楽しそうな様子の彼女は、何やら悪魔的なオーラが見えるあ、悪魔の触角と尻尾と蝙蝠の羽も幻視できるきがする。と、直ぐに彼女は立ち上がり、自分の後ろへ。
白魚の様な親指が首元へ、そして、ぐりぐりぎゅいぎゅい、ゴリゴリと。
普段から肉体労働している男の方はそれなりに凝っていて、だから、押されると、指圧に、痛みを、ピリピリ感じる……!)
スタップ!スタァーップ!?
イダダ!大事にされてるってことでもあるんだよな!
冒険の途中で追い出すって、死ねって言ってるような……イタタタタっ!意味でもあるから、な……!
割と、フツー?
(ぎゅいぎゅいぐりぐりウインウイン。肩にかかる指圧の重圧が男を責める。イタイイタイヤメテトメテ。でも止まらない。そんな状態やせ我慢しつつ返答をするも。
慣れない痛みに痛いが零れるロートル冒険者25歳であった。
彼女の可愛らしい笑いも又、なんか悪魔の笑いに見えなくもない、今は見えないけれど)
そうだな、俺も世界の命運とか言われても……荷が重いし、無理、って思ってしまうな、其れなら、俺以外の誰かを英雄にしてくださいと願いそうだ。
はは、やりたくないなら仕方がない、其処が大事でもあるから。
という事で、頑張って組んでくれるパーティを探すヨロシ。
(だんだん痛みに慣れてきたか、其れとも解れてきて痛みが減って来たか、男の口調も戻ってきた。けれど最後の方はなんか彼女の怪しい口調が混じってしまうあたり、やせ我慢の可能性が微レ存。
アホ毛ちゃん復活……そして、不思議な踊りを踊るのだ、うねうね、うねうね、元気だなぁ。)
そ、自分は酒が強いんだーって人程、酔ってないという人ほど、その傾向が強いんだよなぁ。
ほら、あっちで絡んでる……あれも地味に困るしな。
二日酔いほんとぢごく、マジヤバイ。パナイ。
じゃあ、イイ男から。単純と言うよりも、素直でけなげと言い換えておこう。
好きになった相手の好みになりたいってことなんだろ?
それと、その考え方は他の国では一般的だと思う、此処だけだと、こんなに性に色々オープンなのは。
だから、甘っちょろいとか、そういう物じゃないと思う。
(男は、安心すると良い、って、に、と笑う。彼女は間違ってないと思うから。
乙女心とか言うけれど、彼女は十分年頃の女の子、命短し恋せよ乙女、だ。
しかし、残念ながら、吟遊詩人の下りは、ちょっと理解できなかった、男は見聞が地味に狭い所がある。)
いるさ!ここに一人な!……さあ?ハイライトさん、いつ帰って来てくれるんだろうか。
俺も判らない、なんか……頭に靄がかかっているような、思い出せないんだよな。
ま、ハイライトさん居なくても、たぶん何とかなるさ、多分きっとメイビー。
どんどんかむかむ、可愛い女の子に頼られる、オトコ、ウレシイ。
大丈夫、パパ活しないから。きっと、可愛い女の子で、好みじゃなきゃしないから。
(ハイライトさんに関しては、冒険者になる前からの事だし、考えても仕方がないと男は笑って見せる。それでも今まで、こんな風に来れたのだから、と。
で、気軽に言う事山のごとし。片言になるのは多分、まだ肩が痛い時。
パパ活に関しては、多分たかられちゃうんだろうな―的ちょろさが、男には溢れていたりする。
だって、女の子好きなんだもの。)
わぁい、一切れ頂きま。
(ミートパイとか、そういうのは量!飯!肉!な冒険者は、男冒険者は余り頼まない、なので、興味があるので、差し出された分をありがとう、と一口で食べるのだった。もしゃもしゃ。)
■ティアフェル > 「往生際が悪いのコトヨー。
お客さん、結構凝ってルネ。ガマンガマンー」
親指で思いっきり解す。首の付け根の風柱という辺りをガンガン攻めて。
そして凝りを感じるとついつい重点的に解しにかかるが……どうも効きすぎらしかったので、適当なところで指を放し。効果があったなら少しは軽くなっているはずだが……。
「結構凝ってるねえ、こりゃ大変だわ。
今度本格的に解してあげよっか?
さすがに冒険の途中で放り出されたりは……いや、はぐれて置き去りはあった。あったな。
パーティ運ないんかわたし……。
フツーが一番ね」
フツーにいい人、と認識。云えばまた否定してくるかも知れないけど。かなり痛がっていた様子に少し気の毒になったのか。隣に座り直すと、今度は手を貸して、とその手に伸ばし、親指の付け根辺りのツボを押そうか。今度は程よいくらいに加減して。
「でしょ? チートはチートで大変だと思うわ。
わたしはそこそこ才能あり上手く活躍できてるくらいの立ち位置が理想かも。
はあい。責任感があって懐の広いリーダーのいる居心地のいいパーティが見つかりますよーに」
英雄をチート呼ばわりして自分の理想はそんなとこ。リーダーは辛いよとはよく聞くことなので敢えてやりたくない。神経通ってんのか疑惑なアホ毛、ぴこん、と立ち上がって。
「酔ってるっていう人ほど大して酔ってないもんね。そもそも酔うと正常かどうかの判断がまず狂うしね。
絡み酒か……やってる分には楽しかろうなあ。
あっはは、実感篭ってる。飲み過ぎる口っぽいね、イディオさんは。
んー。そーね。好みになりたいって……そういうことかなぁ?
云われてるとその気になるってのもあるな。
そかな。こういう話すると、大体笑われちゃうから。
まあ、興味ない訳じゃないし全然別に嫌な訳じゃないんだけど、相手を選ばしてっていうね」
要はときめけば問題なし。
どこに行っても自分の思考を曲げない辺りヤバい頑固者。
肯定的な意見にはほっとしたように安堵の表情を浮かべ。
「男なら帰りを待たずハイライトさんを探す旅に出なよ、あなた冒険者でしょ?
ハイライトクエストだよ。行ってGO
自分のハイライト諦めんなぁぁぁ!?
遠慮なく頼るけど。キャラ崩れてね? 酔った? 面白いからドンドン崩れるがいいけど!
可愛い女の子で好みだったらやるんだったらそれパパ活やる人だからね?」
崩壊気味だ。酔ったらしい。片言になったのも酔いにちがいないと思い込み。
パパ活にハマり込んでいいように搾り取られないように祈っておく。
搾り取られてすっからかんになってたら躊躇なく爆笑ですが。
「人のを一口もらうのっておいしいよね」
どうぞどうぞいっぱい取ってー。とのほほんとおすそ分けしあい、ほのぼのと酒場のカンターで飲み食い。ゆっくり飲食していたが、そろそろお酒も食事もなくなってきて。ついでに欠伸も零れて来た。んんーと伸びをし。
「っぁー。楽しいから結構粘っちゃった。もうこんな時間だねー」
そろそろ帰らなきゃ、と名残惜しいが口にして。
■イディオ > イダイイダイイダイイダイィィィ…………っ。
ぉ? ん……?あ、おぉ……肩が、軽い……!
(グリグリゴリゴリ、首の付け根を攻め立てる親指の刺激が消え去れば―――首をコキ、コキ、と鳴らして。肩を持ち上げてグルングルン。とてもコリがほぐれて軽い軽い。
効果に、一瞬、ハイライトさんが戻って旅立ちました。)
そだな……じゃあ、その時は、正規の費用を出してしっかりお願いしようかな。
本当に、効くのは良いな!
はぐれて置き去りも大概だと思う……場所が場所なら特に……パーティ運、無いと思う。どこか教会でお祈りしてもらえば良いと思うぐらいには。
ああ、普通が一番だ。
(普通で有れば良いや、と男は否定しない、尖ってないのだし其処迄ひねくれているわけではないのだから。
掌を出して、と言われて、う、と思うも、恐る恐る掌差し出して。掌のイタ気持ちいいかんじに、おや?と先程の痛みとの違いに目を瞬く。)
チート……言い得て妙だな、あはは、確かにチート、だ。
ああ、生活していて困らない程度のお金と、ある程度の信頼があれば……後可愛い嫁さん?
多くは望まないさ、最後の一つが高望み過ぎかもだけれどな。
パーティ運上がることを祈ってる。
(いい、リーダーが見つかりますように、という彼女、其れに関しては先ほどのパーティ運も併せて、お祈りしておこう、神様助けて。
そして、可愛い嫁さんという高望みは、まあ置いておいていいです神様。
焦ってないので。
今は其れより、顔よりも表現力のあるアホ毛、そのうち自立運動し…てるようにも思える。凄い毛だ。)
そう、残念ながら過ぎる口なんだ。愉しい酒だと特に、な。だらだら話しながら飲むと、ついつい飲んじゃうんだ。
本人は正しい事、愉しいこと、だろうけれど、本当に迷惑なのでやめてくださいって、成るんだな、あれ。
其れだけ、君が純粋だってことなのかもね、相手の事を深く思いたいという事かもしれない。
はは、かもしれないばかりで、何一つ具体的じゃないな、俺。
ゆっくり相手を選んで、で良いと思うよ。頑張れ可愛い子。
(酒に飲まれた向こうのパーティ、戦士がイラついて、殴った、あ、気絶した。あれで明日けろりとしてるんだろうなぁ、と。
恋愛観は人それぞれ、彼女は選べるだけの可愛らしさはあるのだから、きっといい相手が見つかるだろうと酒を呷って言おう。
誠実とは見えない態度だけれど其処は済まない、と。)
や、ハイライトさんだけは、むりだ、なんか、直観的に来る、探しに行くと帰ってこれないって。
だから、このままでいくよ。ああ。
ハハハ、ハハハ、ダイジョウブデスジョ?崩壊してないですよ?アルヨ。
……SHOCKだ!パパ活する人だった俺。
(ずーん、いい具合に酒が頭の悪い所に零れたようだ、そろそろやめないと、と最後の一呷り。飲み干した。だから悪酔いする。
そんな繰り返しなのだろうきっと。)
自分の趣味じゃない味だから。かもな、知らない味は美味しい。
と、そんな時間か、じゃあ、今日はこの辺にしておくか、有難う。
楽しかった。
(彼女が伸びて、時間を気にして言うのを見て、周囲を見ればもう他の冒険者も寝に入りそうだ。
大っと、と軽く笑って、代金を支払い、立ち上がろう。
荷物も忘れずに持って、軽く挨拶して、今宵は別れよう。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド内」からティアフェルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド内」からイディオさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・娼婦街」にイリーナさんが現れました。
■イリーナ > 王都マグメール、平民地区。
子供の教育にはとても悪いという娼婦街。
朝も、昼も、夜も。 年中無休で男たちのうめき声と、女たちの艶やかな声。
体液の潰れてはじける音と、身体と身体が重なる音が響く場所。
……なのだが。
「まいったわね」
メインストリートと呼ばれるような大きめのお店が本日は軒並み臨時休業中である。
理由は――流行り病。 および、その検査と消毒。
人と人が素肌で触れ合い密着するのだから加速度的に病気が広まったらしい――命の心配はないそうだが。
おかげで、時折はお小遣い稼ぎに利用していた娼館も休業中。
今からギルドに行ったところでいい仕事は午前中に取りつくされているだろう。
「……新規開拓、しますか」
はぁ、と。ため息一つ。
メインストリートから、裏路地へ。
こっち側のお店は当たりはずれも大きいのだが――。
■イリーナ > 無法地帯とも言える、娼婦街の裏路地。
強引な客引きに、過激なプレイを売りにする無法店。
お姉さんお姉さん、今日はいい子がいるよ。とか袖を引かれたりしながらも。
「けっこーっよ」
ぐい、と振り払いながら歩き出す。
そんな中、名前を呼ばれると視線をあげて。
「あれ、こっちに移動したんだ?」
裏路地には似合わないぴしっ、とした小奇麗な男である。
以前は大通りでいくつもの店と顔をつなぎ客を案内する案内役だったはず、だが――。
「あぁ、今は向こうだとねぇ」
メインストリートがあらかたダメになっているため臨時にきているということらしい。
だが、ちょうどいいと。
「こっち側でいいお店ってあるの?」
遊ぶ方か、働く方か。
「両方…っていいたいけれど、働く方。臨時でね――あなたと一緒。」
男は顎に手を当てて、女の姿を一度確認し――。
一つのお店の名前を挙げた。
「……随分と物騒な名前だけど。ありがと、行ってみるわ」
あんたも相当物騒だよ。とかかけられる軽口には「うっさい」と小突き。
情報料という名のチップをしっかりと払い――視線があがる。
「『血月の館』……ねぇ。」
行くだけ、行ってみるか。と路地裏の奥の奥へと歩みを進めることだろう。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・娼婦街」にジギタリスさんが現れました。
■イリーナ > 教えられた店は路地裏の奥の奥。
狭い通路ゆえに向かうのには時間がかかりそうであるが――。
■ジギタリス > 極めて暇であったので2度神聖都市に足を運んだ女だったが、修道女を眺める以外の暇つぶしを
新しく開拓する事が出来なかったので都市の方に戻ってきた。神聖都市では平民の姿に幻でごまかしていたが
場所の雰囲気も変わってくると隠す必要も無く、いつもの卑猥な姿で地区をブラブラと歩き始める事にした。
煙のように平民に見せかけていた幻をシャツを脱ぎ捨てるように払ってかき消すと
アテもない中どうするかと顔を上げ、狭い通路へと入れば
もしかしたら反対方向へ進む相手とぶつかるかもしれない。やんわりと肌が当たる程度の強さだが
■イリーナ > 「まーた、随分と奥のところに」
ぶつぶつ、と。つぶやいていたからか――注意が、散漫に。
そんなとき、トン。と肩が触れ合って。
「っと、ごめんなさい」
謝罪の言葉をかけながら、女の足は止まるけれども。
■ジギタリス > 身体がぶつかるのを感じると、ぱっと頭を上げ辺りを見回す女。
場所が場所だけに可笑しい事は無い、しかし驚く程卑猥な恰好をしているツインテールの背の高い女だった。
黒い布地が真っ白な肌にいやらしく食い込んでいる。
眠たげな眼付をした女が相手を見た。
「いいんだよ、私は気にしない。」
■イリーナ > 自分よりも背の高い相手。
顔を見るために視線があがり――小さく首を引くように視線が落ちた。
場所が場所とはいえ、露出度の高い――高すぎる格好である。
「客の呼び込みにしては……過激ね?」
どこかのお店の呼び子だろうか。と、口にして。
「あんまり見せびらかしてると、襲われちゃうわよ?」
通りすがりに肌を触られたり、乳房をもまれたり。
そんな軽いイタズラにあうかもしれない、なんて無用かもしれない忠告一つ。
路地裏、ほかの客も通りすがりに二人の女を眺めながら肩を細めて横を抜けていく。
■ジギタリス > 「そう見えるかい?、それはよかった。やっぱりこの御時世多少のリスクは負って行かないといけないからね」
「そこら中でヤリあっているから、差別化を図らないと…まぁ私は娼館務めじゃないけど」
最も必要な語尾に至るまでの一言が長い女だった。
横を抜けていく女性の後ろを無言で付いて歩いてくる。
「この恰好はアレかい?こういう通りでも目立つかい?」
■イリーナ > 「……娼館勤めじゃ、ない?」
なのに、その格好?と小さく首が傾げらる。
背後からかけられる声。足を止めて振り向きながら。
「……今も、ちらちら見られてると思うわよ?」
通りすがる男達、店先の娼婦。
言葉を交わしている自分にも視線が向けらるのを感じ取りながら。
■ジギタリス > 「そうだが?」
謎のドヤ顔を渾身の勢いで女性に見せつける女。足を止めてくれると女も立ち止まる。
「私は好きでこの恰好をして外を歩いてるんだよ。魔族の国じゃ日常茶飯事だぜ!!!!」
「よくは知らないけども!!」
表情が殆ど変わらない眠たげな表情のまま豪快に主張し、力強いサムズアップを女性に向けた。
「なに?見られている?」
通りすがる男性に見られている、との言葉にふと周りを見渡すと
頭の上で腕を組み、太ももをすり合わせグイと腰を低くすると、少ない布地が尻の谷間に食い込む
「…なるほど?」
■イリーナ > 「………えーっと、魔族……?」
魔族。 魔族といったのだ、目の前の女性は。
その単語に、周りの人間たちも驚きを隠せないでいる。
力強く何の疑問ももたずに自身の種族をあけっぴろげに主張する彼女とは対照的に。
……困惑。
なんで、こんなところに魔族が……と。
「そりゃぁ、もう」
みんな、見ていると思いますよ。
と、力なく応えて。
魔族の露出ショー……うまくやればお金も取れるかもしれないか。
「で、そんな魔族さんがなんでこんなところに?」
半分呆れながら問いかけて。
■ジギタリス > 「魔族だが???眼球渓谷出身」
そういう地名があるらしい。ある程度満足するまで腰をくねらせ、身体をくるりと回すと
大きな乳房が揺れる。
「大体の魔族とおんなじだよ、暇だからさ」
「でもこの国も道を歩いてる女性ってのが少ないんだ。今日だって神聖都市で半日も無駄な時間を過ごした」
何と神聖都市にまで行っていたという。
呆れている彼女の顔を覗き込むように近くへと寄ってきた。
「因みにジギタリスという名前だ。私の名前だぞ?」
ご案内:「王都マグメール 平民地区・娼婦街」からジギタリスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・娼婦街」にジギタリスさんが現れました。
■イリーナ > 堂々と出生地まで名乗られた。
頭いたい。とばかりに左手が額に寄せられて。
次々と、出てくる言葉にめまいまでしたした。
暇だから。 どうやら、女性を探して出歩いているらしい。
神聖都市……? と、出てくる単語に小さく息を吐いて。
「ご紹介どうもありがとう。」
ずい、と寄ってくる相手。
少しだけ身体を引きながら言葉を返し。
「もう少ししたら人も賑わうと思うわよ。 で、用がないのならそろそろ行ってもいいかしら?」
呼び止められてのやりとり、周囲は好奇の視線を遠巻きに。
あんまり見世物にはなりたくないと思いながら言葉をかけて。
■ジギタリス > 「もう数か月うろついてるけど、男性しかいないぞ。いや、男性でも良いんだけど」
「男性は話してても面白い人が少ないんだよ。」
脚を遠のける女性に対し距離を詰めるように近づく
「まぁ名前に聞いたほど神聖じゃなかったけどね…ってもう行くのかい?」
「そういうアナタは何か用があるの?」
■イリーナ > 「……なるほど?」
面白い相手が少ないと言う目の前の魔族。
そんなこともないけれど、と口が開きかけらるが距離を縮められれば口を閉じ。
「えぇ、せっかくチップ払ってもらった情報だし」
もう行くのか、と問われれば小さく頷き。
「お店の見学」
周囲に立ち並ぶは、どこもかしこも春を売る娼婦街。
お店、といえば他にないだろうけれども。 と。
■ジギタリス > 「稼ぎ口に向かう所だったのか、私に構う暇は無さそうなのかい?」
変わり種が白い目で見られる世の中である。女が様子を変える事は無い。
後ろを向いている相手の後頭部に自分の大きな乳房を押し当てながら
お店と言われると辺りを見回す。
「成る程、最初の問いかけは同業者としての挨拶代わりだったのかい?」
割かし飾り立てられた看板を、相手の頭の上に乳房を乗せながら眺めていた
■イリーナ > 「チップの代金以上にはらってくれるならね」
相手と違って、こちらは人間だ。
先立つものがないと生活するのにも一苦労である。
「……なにしてんのよ」
後頭部、圧。
確認しなくてもわかる柔らかさ。
意味のない問いかけと思いつつも思わず返し。
「そんなところ、よっ」
しゃがみこみ、圧から逃れて前へ。振り向きながら。
「というわけで、私はよーじがあるの。 お相手探しながら他の子あたってくれるかしら。
……お店もいっぱいあるし、ね」
そろそろ太陽も沈み始める時間帯。
夜はいよいよ本番だ――と、周囲の喧騒も大きくなるかもしれないか。
■ジギタリス > 「何をしてるのかって?胸を載せているんだ。因みに今は飴玉しかないぞ」
前に出る彼女がつれない言葉を吐きかけると、振り返り進行方向に向きなおせば
その目の前に女がいた。女は彼女の頭を思い切り抱くと、呼吸もままならない程顔面を自分の乳に埋めた。
「だからみんな出払ってるって言ってんだろ、伊達に数カ月探してないんだよこっちは」
女の腕の力はそれなりに強く一定の間乳にめり込ませると、そのまますぐに手放し
「いいさ、また諦めずにうろついてるよ。今度はカネだってもってこようじゃないか」
■イリーナ > 「飴玉じゃぁ、付き合えないわね」
子供のお使いじゃあるまいし…と、小さく息を吐き。
――ぐぃ、と頭。抱き寄せられればそのまま乳房に押し当てられる。
「ちょっ、や…くる、し――」
ぐ、ぐ。ともがきながら頭上からかけられる声が耳に届き。
「……そーね、ちゃんと払ってくれるならお付き合いできるわ」
ふー、と息を吐きながら。
「ご指名お待ちしておりまーっす。ってね」
いい子見つかるといいわねー。なんてエールを送りながら歩き出す。
さて。
「血月の館、だっけか」
再び、この後向かう娼館の名前を口にする。
やっぱり、なんとも物騒だ――。
「さっきの子のほうがよかったかな」
今夜付き合うのならば――。
と、一人小さく呟きながらのんびりと歩みを進めることだろう。
■ジギタリス > 彼女を見送ると、また街をうろつくために、踵を返し
輪郭がぼやけていくとそのまま消えていった
ご案内:「王都マグメール 平民地区・娼婦街」からイリーナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・娼婦街」からジギタリスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にテアンさんが現れました。
■テアン > それはどこかの酒場か。それとも宿か。はたまたギルドのような場所か。
少年は設えてある柔らかな椅子に腰かけ、ぐったりとしていた。
とは言え表情は苦しそうなものではなく、むしろ穏やかだ。
夢でも見ているのか、時折ぴくりとまぶたが動く。
部屋の中は調度品などもそれなりに品良く揃えられている。
しかし、香炉からは不思議と甘い香りが立ち上り、部屋を満たしていた。
少年はこの部屋で待つように、と言われただけ。
名目上は父の名代という事になっている。
しかしそれはただの口先だけ。実の所は依頼で食事として用意された、いわば少年そのものが餌だ。
夢幻窟から取り寄せたという香は少年の意識を彷徨わせ夢うつつのまま記憶も曖昧にしてしまうだろう。
さて、そんな中にやってくるのは…。
■テアン > かちゃり、という静かにドアの開く音。
ぱたんと閉まり、夜は静かに更けていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からテアンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアルマさんが現れました。
■アルマ > 「ありがとうございました!この花束が貴女と依頼者を繋ぐことをお祈りしております。」
今日は仕事である。
休日?店長の気分次第である。
店長?今日もお店の奥で怪しげな実験をしながら高笑いをあげているという平常運転である。
アルマさん?絶賛お仕事を終えて暫しの自由時間を満喫するために平民地区の通りを露店を覗きながら歩いていた。
「いつも今夜みたいな仕事だと楽なのにねぇ、精神的にも肉体的にも、だ。」
ふにゃりと口元に笑みを浮べる。
昨晩はモンスター配達先親類によりガリガリと色々削られたが、今夜は配達先で優しい声をかけてもらえたし、飴玉なんて貰ってしまった。
貴族のお歴々だそとチップなのだが、飴玉もご褒美っぽくて悪くない、と皮袋から粉砂糖まみれの琥珀色の飴玉を取り出して弛みきった笑みの口にその飴玉を放り込んで、舌のうえで転がして久しぶりの甘味を堪能している。
さて、給与があるので懐は重め。
露店で目ぼしいものがあれば買うし、美味しそうなものがあれば買うし、どうしようか?
■アルマ > 特に目ぼしいものは見つからず貯金成功っていうところである。
何も買うものが無ければ……足早に……と思ったが、店長からの買い物を思い出し、メモをエプロンより取り出すと書かれている内容をブツブツとくり返しながら、再び露店めぐりすることになるのであった。
肥料、花の種、お酒??
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアルマさんが去りました。