2019/11/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──~♪」
夜。
雨がしとしとと降り注ぎ、普段に輪をかけて人気のない住宅地の路地を、
下手くそな口笛を奏でながら、一部に赤いラインが入っている意外はほぼ全てが銀色の番傘という
奇妙な物体を担いで悠然と歩く、金髪の男が一人。
夕飯を終えた後、暇つぶしを求めてブラブラと大通り、路地裏と適当にほっつき歩いてきたが、
特に何か特筆するものと遭遇するでもなく、気がつけばこの場所まで辿り着いていた。
先の二箇所に比べると、余計に事件性の少なさそうなロケーションではあるが──
「……まああ人生ドコでナニが起こるか判らんもんだからな」
なんて、眉下げて笑いながら独りごち。
適当に視線を彷徨わせて住宅街の景色を眺めつつ、ぱしゃ、ぱしゃと雨の中、マイペースに歩を進め続け。