2019/10/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 地面に打ち付けられた棒に、木刀で打ち込む男。
一つ打ち込むごとに、乾いた音が鳴る。
距離や打ち込みの角度などを変えて、何度も何度も打ち込みを続けていく。

「割と良い感じか……でも、もう少し踏み込みの足幅を狭くしないと、踏ん張りが効かないか?」

時折、そんな風に自問自答し、また打ち込み。
それを繰り返す男。
わざわざ目立って暑苦しそうな闘牛士服を着ているものの、当人は至って真面目な鍛錬をしている。

クレス・ローベルク > さて、一体どれぐらいそうしていただろうか。
汗をかき、暑苦しそうに胸元を扇ぎつつ、床に置いていた水を飲む。

「……暫く打ち込みとか、やってなかったし、気づかない内に腕訛ってないかちょっと怖いな」

闘技場の仕事はしていたので、決して怠けていたわけではないが。
実戦では訓練は補えないというのが、男の個人的な所感である。
勿論、何もしていない時よりはマシなのだが――使う"動き"が偏ってしまうのは否めない。

「一度組手とかしたいけど――空いてる人いるかなあ」

と見渡してみる。

クレス・ローベルク > ――どうやら、手が空いてる人はいないようだった
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からクレス・ローベルクさんが去りました。