2019/10/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にマリカさんが現れました。
■マリカ > 闇夜に響くのは、女のくぐもった声。苦しそうな、それでい徹夜を帯びていそうな
路地の先、男達の下卑た笑い声も混じって聞こえてくる。相当人数がいそうだ。
「や、だ、めぇ……!!」
女の声も、悲鳴を上げているものの明らかに感じている、そんな声で。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からメリュジーヌさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からマリカさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」に文月 葵さんが現れました。
■文月 葵 > 人気のない裏通りに響く草鞋の音。
一人の男が月あかりに誘い出され、楽し気に散歩をしているのであった。
「今宵も良い月じゃの。」
人気のなくなった通りで扇子を広げ、月を愛でている男。
水色の髪が月の光を反射し、髪から見える狐の耳はひょこひょこと忙しく動いている。
「流石にこの時間ともなると誰も通らんか。
余のような耳を持つものにはその方が良いのかも知れんが。」
男は扇子で口元を覆い隠し、静かに笑みを浮かべていた。
マグメールへの献上品として差し出されたこの男に後ろ盾になるような存在などなく、
またミレーと区別のつかない体はしばしばトラブルを呼び寄せるのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルナルさんが現れました。
■ルナル > そうして闇夜に響く笛の音。
静かなのに響き渡るその音に引かれて近づけば、そこは平民地区にある神社。
その縁側で、一人の狐耳の巫女が笛を吹いている。
素朴で、素直な音が響く。銀の髪に月の光が反射して淡く煌めくだろう。
■文月 葵 > 「はて、こんな場所にこんなものがあるとは。」
月明かりの次は笛の音に誘われ、気づけば石畳の上を歩いていた。
赤い鳥居を潜り、縁側で笛を吹く巫女の前で足が止まる。
「綺麗な笛の音じゃな。 思わず立ち入ってしまったわ。
お主、ここの者か?」
白金色の髪が綺麗な女性に声を掛ける。
自分と同じ狐の耳に親近感と、安心感を抱いたのか男は上機嫌に扇子を煽っていた。
■ルナル > 「こんばんは、月がきれいですね」
笛から口を離してそうあいさつする。
「ボクはルナル。この神社の主ですよ。お兄さんは?」
少女のようにころころと楽しそうに笑いながらそう尋ねる。
■文月 葵 > 「まこと、綺麗な月よな。」
男は水色の瞳をくりくりと丸くしては嬉しそうに口を動かす。
「余は文月 葵じゃ。
久しぶりに城を抜け出してみたのじゃが、マグメールの街中に神社があったとは驚きじゃ。
ここは昔からあるのか?」
ルナルと名乗る女性は男よりも年上の様に見えた。
若い神社の主と、マグメール内にある神社の両方に興味を持った男。
夜だというのに声が弾んでしまう。
■ルナル > 「昔からあるらしいですよ。それこそ、初代国王のころからあるとか」
あくまで伝承なので、実際はわかりませんけどね。そんなことを言いながら、隣に座るように促す。
お茶と饅頭ぐらいは出てくるだろう。
「お兄さんは、こんな夜中にどうしたんですか?」
夜這いですか? と訪ねたり。