2019/09/06 のログ
カイン > 「ま、たまには少し遠回りになるのもあ悪くはないか」

そう急ぐような話でもないと気を取り直すように漏らして、
繁華街とは逆の方へとゆっくりと歩いていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/路地」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にソウレンさんが現れました。
ソウレン > 「……。」

ふむ、と長い袖に包まれた腕を組む。
視線は然して面白くもなさそうな半眼。
常に微笑を浮かべているようなこの女にしては実に珍しい表情だ。

ソウレンは現在、絶賛絡まれ中であった。

事の発端という程の事でもないが、今日は久方ぶりに営業を休んで外出していた。
たまにはこうして王都の食を経験するのも刺激的だからだ。
目についた酒場に入り、酒と食事を少々注文する。
楽しみながら、王都の流行り廃りを感じ、話し、満足すれば次の店へ。
そんな事を2、3軒こなした矢先であった。
女の独り酒が珍しいのか絡んできた輩数名がいたのだ。冒険者か傭兵だろう。
ずいぶんと酒が入っており、場末のチンピラか野盗かという雰囲気にすら感じる。
曰く酒に付き合えだのなんだの。正直に興味はないと断れば、なんだかボルテージが上がっているようである。

こうなったら無理矢理―――。

そんな雰囲気も滲み始めている。今の所周囲の人々も遠巻きに眺めるだけだ。
さてどうするか、と焦る心もなしに考えているが…?

ソウレン > 数分後。

ぱん、ぱん、と手の埃を払い落としていくと、ソウレンは何事もなかったように歩いて行く。
去って行ったその後に。

積み重なった男の気絶した姿が3つほど確認された、とか。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からソウレンさんが去りました。