2019/07/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 公園」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 夜の公園は、しんと静まり返っている。
その公園のベンチの一つを、男が一人占領している。
占領、というのは文字通りの意味。
横に寝そべって、すやすやと眠っているのである。

「……ぐー」

まるで、緊張感のない寝息を立てている男。
盗人や人攫いへの警戒心など微塵も感じさせない寝姿だ。

クレス・ローベルク > 寝返り一つ打たず、まるで死体の様に寝ている男。
何故、彼がこんな所で寝ているかと言えば、理由は簡単。
単純に、宿代をケチったのだ

「むにゃむにゃ」

別に金がないわけではないのだが、それはそれとして使う金は少しでも減らしたい。最近は割の良い試合がないし。
そう考えた男は、この無謀とも言える野宿を敢行している。
無論、男とて、わざわざ悪党どもに財布を無償提供してやるほどお人好しではない。
今も、意識の何処かは起きていて、少しでも気配があれば飛び起きる……のだが。

「ぐぅぅぅ……もう出せないよぉ……」

聞き様によっては実に裁定な寝言を呟く男。
少なくとも、緊張感は、全く無いのであった。

クレス・ローベルク > ――どうやら朝まで、彼の安眠は守られたようだ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 公園」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 冒険者の酒場」にラファルさんが現れました。
ラファル > 夕暮れ時の冒険者の酒場は、冒険を終えて帰ってきた冒険者たちが屯していて、とても騒がしい。
 冒険の成果の山分けしている者、酒を飲んで管を巻いている者、女の子をナンパしている者。賭け事をして遊んでいる者……たくさんの男女がいる。
 酒場だから当然食事も提供していて、どのテーブルにも美味しそうなご飯が並んでいるのが見えるのだ。
 そして、その中に混じる冒険者幼女。

 傍から見れば異質に見えるだろうけれど、幼女は立派な冒険者として認識されている。
 やー!と元気よく挨拶すればおう、と返答が返ってくる。
 それだけの実力がある冒険者なのだ、たまに新規ご来店冒険者さんがちょっかいをかけてくることもあるけれど。
 その時はその時なのである。

 優しい先輩が止めてくれる。
 優しい先輩がいない時は、幼女が止める、物理的に。
 とあることをすれば基本的に黙って帰るのだ。

 そして、幼女は依頼をこなして戻ってきたところであり。
 酒場のマスター……冒険者ギルドの職員でもあるおっちゃんに、依頼の薬草を納品していたりする。
 ついでに、狩ってきたイノシシをドカンとおいて、酒場のご飯に貢献も忘れないのだった。

ご案内:「王都マグメール 冒険者の酒場」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 「お~っす」

冒険者の酒場に入り、同業者に挨拶する男。
この男に対する周囲の人間の反応は様々だ。
睨みつけ、舌打ちするもの。ひらひらと手を振り、笑顔を見せるもの。
完全に無視するもの。頭を下げるもの。とりわけ多いのは敵意をむき出しにするタイプの人間だが。
男は、そんな敵意の視線の中を悠然と歩き、カウンターへと向かう。

「あいよ。ご注文の品、おまちぃ」

麻袋をカウンターに載せれば、すぐさま報酬が出てくる。
本日の男もまた、依頼をこなして帰還したところなのだが。
そこで男は、ちら、と横を見て。

「あ」

なんて、間抜けな声を出してしまった。
そこには、以前出会った、可愛らしい少女がいて。
それはまた男にとっては割と頭の上がらない人の関係者なので。
しまった、という表情をしながらも、男はじりじりと後ずさって距離を取ろうとする。
もしも相手が気付いていないのなら、逃げ出すことも可能だろうが。

ラファル > この幼女、シーフ系を修めているから……だけではなく、生来目も耳も鼻も良い。
 誰かが入ってくれば、それが幼女の視界になかったとしても、気が付くことは可能である。
 それが知っている人間の匂いであればすぐにわかってしまうものである。

 ぎゅるん!!!と音がするぐらいの勢いで、全身で振り向く幼女。

「やー!」

 にぱーっと満開の笑顔で右手を挙げて挨拶する幼女がいる。
 別に敵意などはない、姉との関係は幼女には関係ない。
 なので、特に気のないあいさつではあるが―――。

「お?」

 じり、じり、と後退る彼を見る。
 きらん、と目が輝くのだ幼女、狩猟本能を掻き立てられるというかなんというか。
 追いかけっこ?追いかけっこ?遊んでくれるの?
 そんな様子で、にじ、にじ、と近づき始めるのだ。

セイン=ディバン > そもそも、酒場に入った時点で気配には気付かれており。
そうして、接近しきるタイミングで挨拶を返されることになるとは思っていなかった。
それがまた、なんか獲物を見つけた狩猟動物みたいな速度で振り返るものだからさすがの男もビビった。
あ、なんて言った次の瞬間大きな声をかけられれば。

「うおぉぉっ!?」

びっくり。おもわずびょん、とバックステップしてしまうが。
相手がなにやら、好奇心満々、と言う様子で近づいてくるのであれば。
流石に男も逃走は諦めた。だが、このまま流れに流されてしっちゃかめっちゃかでは、周囲にも迷惑がかかる。
そこで男は空間転送の呪文を唱え……バッ! と相手に何かを突き出した。

「そりゃあぁっ!」

目にも止まらぬ早業で相手の口に入れた物。
それは、男が最近手にいれ、保存魔術で保管していた、王都で人気沸騰中の氷菓子。
その名も、『アイスキャンディーエ』であった。
もしも相手が避けなければ、口の中にひんやりとした、爽やかな果実の如き甘さが広がるであろう。

「……やぁ、ラファルちゃん」

そこで男は、平静を装い挨拶をするのであった。

ラファル > こう、肉食獣めいた動きの幼女は、狩猟動物そのものである。
 というか、彼なら知っているだろう彼女は竜であることを、つまり元々狩猟動物なのである。
 なので、自然と言えば自然な動きなのである。
 だって、三姉妹の中で一番竜の生態に近い思考はこの幼女なのである。
 という事で、追いかけっこの始まり――――――


  ――――――とはならなかった。

 雄たけびと共に男が取り出したる何か冷たくて長くて甘い匂いのするもの。
 空間の裂け目に手を入れた瞬間から幼女の視線はそこに動く。
 じぃ、と見つめていたところで出てくるそれ。

「あーん。」

 口の中に放り込まれるそれをバリボリバリボリ。
 エクスカリ歯ー(誤字にあらず)が、しっかりとそのアイスをかみ砕いて咀嚼して口の中に広がる芳醇な果汁の甘さと氷の冷たさとを堪能する。
 美味しいものをくれたので、ちょっと落ち着くことにする。

「セーさん、やー!」

 もう一度、右手をしたっ、と上にあげて元気に挨拶。

「セーさんも大盛チャレンジに来たの?」

 その一言を聞いた瞬間、今度は後ろのマスターが絶望の顔に。
 この幼女の食事事情はよく知っている、食べ切れたら1000Gとかそんなメニューなんて頼まれたら、店が幼女に文字通り食い尽くされるのだ。
 食料と、資金と、ダブルで。

セイン=ディバン > このままだと、追いかけっこが始まった挙句、なんか噛み付かれたりするかもしれない。
男の持つ【生存本能】スキルは、この現状を危険と判断した。
そのスキルこそ、決して優秀ではない男が冒険者として生きる生命線スキルなのであるが。
ともあれ、男はその直感にも似た本能の警告に従い、相手に氷菓子を献上に至った。

「あ、こら。一気に食うと頭キンキンになりますよ」

と、言うのが聞こえたかどうか。
相手が勢い良く氷菓子を食べれば、やれやれ、と安堵のため息吐き。
そこで挨拶を再度されれば。

「せ、セーさん!? と、ともかく。
 ど~も。お久しぶりだね?」

と、男も笑顔で言うのであった。セーさんとは? という疑問は隅に置いておくが。
相手の一言に、男は首を傾げる。

「大盛りチャレンジ? 何だい、それ?」

聞いたことないなぁ、と言いつつ。マスターの顔をうかがうが。
マスターは首をぶんぶん、と振っていた。そこで男も状況を把握。
なるほど、と苦笑しつつ、相手の頭をなでる。

「いや、俺は依頼の品の納品に来ただけっすよ。
 お腹空いてんすか? だったらメシ奢りますよ?」

俺も腹減ってるっすからねー、と言いつつ、マスターへウインクをする男。
マスター、少女に見えぬように、首をガックンガックンと激しく縦に動かす。

ラファル > 「だいじょーぶ。外より寒くないし。」

 にへー、と笑いながらアイスの忠告に対して言う幼女は、ええ、基本は空を飛んでいる。上空高くなるほど寒くなるので寒さ冷たさにはめっぽう強い。
 ボクへいきだもん、と無い胸を張るのだった。

「セインディバン……せーさん。
 おじさま、のほうがいいー?」

 くびをかくーんと、傾げた幼女、セーさんというのは幼女は適当に決めて名付けたあだ名らしい。
 いやかな?いやかな?うるるんと、目が潤む。

「ここの隠しメニューらしいんだ。
 ボクが頼むともうけにならないからって、隠されてるの。」

 マスター、この幼女の情報収集能力を甘く見てはならない。
 これでも、ストライダー……情報収集特化の隠密なのである。アサシンの様に、暗殺特化ではないのである。
 食べ物に対して本気を出せば、どこからともなくそんな情報を嗅ぎつけてくるのであった。
 にまぁ、と笑う顔はええ、悪魔の笑みにも見えるだろうけれど。

「ほんと?うわーい!やたー!」

 ぴょんこぴょんこ飛び跳ねる幼女。
 おごりでも自腹でも何でもいい、重要なのは、おなかがいっぱいになること、なのだから。

 さっきのイノシシだって、おなかの足しになるに違いない。

「あ。」

 そうだ。と幼女は手を叩く。
 背中のバックパックから、ずるり、と取り出すのは。
 ちゃんと血抜きしたイノシシに、クマ、シカ………肉の食材のオンパレード。
 それが意味することはひとつ。

 これだけあれば、足りるよね?

 食の暴君、ここにあり。

セイン=ディバン > 「そーいうこっちゃねぇ」

相手の的ハズレな言葉には、呆れたように言う男だが。
男とて、冷たいものを食べたときに生じる頭痛のメカニズムはよく分からない。
なので、相手が胸を張るのを見つつ、頭を撫でるのであった。

「おじさま……いや、その。そっちだと。
 ひっじょ~に良くないかな。うん。醜聞ってやつだ」

幼女にオジサマ呼ばわりさせる中年冒険者。
問題である。しかも大問題だ。
相手の瞳が潤んだのを見て、男は肩を落とし。
せーさんでイイッス、と言う。

「分かってるなら辞めてやりなさいな」

マスターの心労を察し、ぽん、と相手の頭を軽く叩く男。
そのまま相手をエスコートし、適当に席に座る。
と、そこで相手が荷物から食材を取り出せば。

「わぁ、野性味強い」

男はげんなり、という顔になり、そうつぶやくのが精一杯だった。
しかし、もうこうなったら後は野となれ山となれ。

「マスター! 金は俺が持つ!
 こちらの若く希望に満ちた冒険者の腹を満たしきるだけのメシを!
 えぇい! 周りのやつ等も俺の奢りだ! 飲め! 食え!
 王都経済を支える冒険者に栄光あれ!」

男が全力で叫んだ瞬間。酒場が歓声に包まれる。
女冒険者は男に口付けをしに来るし、男冒険者たちはジョッキを掲げる。
すぐさま、テーブルには食事が並んだ。肉、ニク、にく。
肉メインの豪華な食事である。

ラファル > 「……んー?えへへ。」

 頭を撫でる動き、何を言わんとしているのかが判らないけれど。
 頭を撫でられるのは大好きだから、思わずふにゃん、と笑みがこぼれてしまう。
 幼女は幼女なのである。

「あいっ、じゃ、セーさんね!」

 無邪気に相手にダメージを与えていく系幼女、悪気がないのが性質悪い。
 この冒険者の酒場ではよく見られる光景なので、からかわれるくらいで済むだろうけれど。

「だって、どんだけ大きいのかおなか一杯になるのか食べたくなるじゃん!」

 ずるいずるいー。
 そういうも、この幼女専用でそれを作ろうとすると、材料費とかで足が出てしまうのだろう。
 つまり無理難題というやつである。

「いえーい!
 じゃんじゃんもってきてー!
 お大臣様ー!」

 ごちになりまーす。
 冒険者と、幼女と、皆の声が響き渡る。
 急遽始まるパーティに慌てて始まる調理。
 並び始める食材が料理されて行って。
 食材が尽きそうになると、幼女がカバンから取り出して渡す。
 魔法のカバンの中、空間が広がっているらしいが、それのほとんどが食材なのかもしれない。

「セーさん、ちなみに、何を納品してたの?」

 もきゅもきゅ、と豪快に肉をかじりながら、最初の納品の物品に対しての興味を。

セイン=ディバン > 「かわいいかよ、まったく」

相手の頭を撫でつつ、男もどこか緩んだ表情。
こんな風に可愛い仕草をする相手だが、タイマンだったら男よりも強いと思われる。
そもそも、男は1対1ではそこまで強くないタイプなのではあるが。

「はいよ。まぁ、俺はラファルちゃん、か。
 ラファルさん、って呼ぶけど」

まさか相手を気軽に呼び捨てなどできぬ、という思いがある。
逆に、相手には何と呼ばれようが。まぁ、大人として受け入れる所存。

「そうかもしれないけど、人と店に迷惑かけたらいけません」

分かるけど。すっごい分かるけど。
そこは涙を飲んで堪えなさい、と諭す男なのであった。
この辺り、小物ゆえの常識から抜け出せない男。

「あーもう! 好きにしてくれ!
 マスター、スマンなぁ」

どうにでもなれ! と叫ぶ男だが。マスターにはしっかりと頭を下げておく。
マスター始め、従業員は苦笑するものの、怒りは見せず。
男は、後で色つけて金払おう、なんて思うのであった。
相手がバンバン食材を出す中尋ねてくれば。

「ん~? ……さぁて。なんだろうね?」

とぼけるように言いつつも、右手で自分の首を。
平手で、とん、とんっ、とジェスチャーする男。
もしも相手がカウンターの上の麻袋を見たのなら。
じわり、と。何か赤黒がにじんでいるのが見えるかもしれない。

ラファル > 多分並みの男では幼女の相手はできないであろう、そもそも人竜という、人と竜のハーフであり、身体能力は人の限界に落としてある。
 そのうえで、人間と同じように技術を学んでいるのだからその脅威度は並みの竜などと比較になるまい。
 人が、技術で竜を超えるのだ、そのアドバンテージをこの幼女は埋めたという話であれば、あとは生物としての強度の差しか、比べるものがないのである。

「ラファるんでいいよ?せめて、ちゃんかなー?
 ボクそっちの方がいい。」

 サンはなんかよそよそしくて好きじゃないー。
 と、幼女は申すのであった。

「ぷー。」

 人と店に迷惑という言葉、幼女は不満ですと言わんばかりにほほを全力で膨らませて猛抗議。
 そもそも、こそこそ隠して見せないお店も悪いのだ、と。
 ちゃんと話をして、理由を言ってくれれば判るのだ。
 幼くても、バカではないのだから……そのはずだ。

「じゅる……あ。なるほど。」

 首をトントンと叩いて転がっているそれを眺めて。
 それで察したのだ。
 じゅる、というのは、たぶん、目の前のお肉を見てよだれが垂れてしまっただけである。

「セーさんはたべない?」

 ほら、と肉焼きの櫛をさしだして、どーぞ、と。

セイン=ディバン > もちろん、条件を整えれば男も、善戦くらいはできるかもしれない。
ただし、その条件と言うのは。
1:完全に罠を仕掛けきり
2:相手に対して奇襲をしかけ
3:男の勝利条件が、【規定時間死なないこと】
という様な条件の時だけである。真っ向からの殺し合いだった場合。
まぁ、要するに男がこの少女に勝てる見込みはハッキリ言えば0である。

「ら、ラファるん……。
 それは、セインおじさん、キツいかなぁ~……」

幼女に対して愛称で馴れ馴れしく名を呼ぶ中年冒険者。
憲兵出動待ったなしであろう。
だが、相手がそう望むのであれば、と。男は悩みの表情。

「むくれないの。可愛いお顔が台無しですよ」

相手の言い分なども分かるのではあるが。
酒場経営もビジネス。色々とあるのである。……多分。
そうして、相手が男の納品物について察すれば。

「まぁ、どこにだって悪人はいるってことっす」

けけ、と笑いつつ、そう話を締めくくる男。
食事時にする話でもないだろう、と思うし。
必要以上に戦果を吹聴する主義でもないのである。

「ん。あぁ、いただきますけどね。
 どっちかっていうと、俺ぁ今は食欲よりも性欲っつーか」

差し出された肉をもぐもぐと咀嚼しつつ言う男。
今回の仕事が割りと荒事だったので。
食よりも、どこか、性欲が反応してしまっているらしい。

ラファル > 「じゃ、ラファルちゃんでいいよー?」

 憲兵さんこの人です案件になる模様、なら、ならないギリギリで攻めていこう。
 という事で、妥協案というか、そんな提案を幼女はするのであった。
 もぐもぐ。

「あくにん…………。」

 彼の言葉を聞いてじっと、セインの事を見る。
 悪人というフレーズを反芻しながら、じいいいいいいいっとみるのだった。
 何かを追求するとか、そういう雰囲気ではないけれど
 もしゃもしゃもぐもぐしながら、じっと見るのだった。

「ん?えちする?こうびする?ボクとしたい?」

 彼が性欲の方に意識が向いてるというので。
 幼女は提案するのだった。
 何事もなかったかのように。

セイン=ディバン > 「まぁ、うん。
 どう冷静に考えてもそっちだよねー」

流石に愛称はちょっとね、と苦笑しつつ。
男は、ちゃん付けで呼ぶことを決めたのであった。

「……なんで私を見ますか?」

相手が自分をじぃ、っと見てくるのを受けて、男は乾いた笑みを浮かべる。
もちろん。自覚はある。この男は、どちらかと言うのなら間違いなく悪人である。
とはいえ、それを幼女に現実として突きつけられるのは結構ダメージ大きかった。

「ん……いいの?
 いやぁ、それだったら、ぜひともシたいねぇ。
 ラファルちゃんのロリボディ、最高なんだもんなぁ」

相手がまさか乗ってくるとは思わず、ついつい前のめりになる男。
現在、酒場内はかなりの大盛り上がりだ。
自分が幼女一人を連れて二階に上がったとしても、恐らく誰も気付くまい。
そんな中、更にテーブルに料理が並び。

「じゃあ、ラファルちゃんが満足するまで食ったら。
 上で、セックスしようか?」

なんともストレートに誘う男。
ここに憲兵がいたら男はメイスやらでボコボコぶん殴られているだろうが。
残念。ココには冒険者しかいない。

ラファル > 「ん?悪人って、人にとってのなのかなって。」

 悪という言葉は基本的に良いものとはされないものである。
 それは、全て人の都合というやつであり、人の都合で全も悪もひっくり返るものだ。
 其れで考えるなら、全ては悪なのではないか、逆に全ては善なのではないのか。
 そんな思考に入るのが、人ならざる幼女の思考形態であった。
 それを言葉にしないだけで。

「ん、いいよー。
 おなかいっぱになったら、ね。」

 じゃあ、少し頑張っちゃう。
 そういうと、手当たり次第に食事を食べ始める。
 ものすごい勢いでテーブルの上の皿が消えていく。
 ばりんぼりん、皿も食べてる音がする。
 少ししてから。

「けぷ。」

 じゃ、いこうかー。

 幼女は彼の腕に体をこすり付けつつ、宿の二階へ。

セイン=ディバン > 「……ふふっ。俺が倒したのは、人にとって、だね。
 行商人を襲う山賊さんでした」

なるほど、面白いことを尋ねるな、と思う男。
この少女は、やはり見た目どおりの少女ではない。
この世の中に置いて、知るべき、聞くべきことを心得ている。
そこいらの大人よりもよっぽど凄い子であった。

「へいへい。たんと召し上がれ」

そう言いながら、まぁ、一服して待つか、と。
細巻を咥えた男であったが。
目の前で、凄まじい勢いで料理が減っていくのを見れば。
流石に言葉失うし、口から、細巻も落下した。火をつけてなくてよかった。

「あ、え。あぁ。はい、そうっすね」

呆気にとられた男であったが。
相手に腕引かれれば、素直についていき。
宿の二階。いわゆる、そういう目的の為の個室に入れば。
男は、相手に抱きつき、ふがふがと鼻を鳴らし始める。

「あー、ロリ幼女の体臭。
 たまんねぇ~……」

変態であった。

ラファル > 食事を終えて、おなかも八分目で気分がよくなるころ。
 このままその辺に転がって眠ればきっといい夢は見れるであろう。
 しかし、それよりももっといいことがある。

「にゃぁ……っ」

 匂いをかぐしぐさには、嬉しそうに幼女は目を細める。
 自分からにおいをこすり付けるように彼の服に頭をこすり付けるのだ。
 そして、二階の扉、鍵を開いて開ける彼に続いて入り、扉を締めれば、かちり、と扉の鍵を閉める。

「セイン、しゃわ、しなくていいの?」

 匂いを嗅ぐ相手、エッチの前のエチケットと言わんばかりに問いかける。
 本人的には、やれるならすぐの方がいいので。
 パチン、とベルトの金具を外せばベルトが落ちて、半裸幼女の上半身が晒される。
 ズボンもしゅるり、と下ろしてしまえば、もう、纏う物はなくて。
 にんまりと、笑いながら、幼い肌をこすり付けるのだ。

セイン=ディバン > 男も適度に食事は取っていたので。
まぁ、腹が満たされれば次は、というものだ。
この辺りは、男性なら万国共通といってもいいだろう。

「あ~、まじ癒される……」

鼻に香る、甘い体臭に陶酔しながら。
夢中になりつつ相手を抱きしめ、どこか、犬のようにふがふがふがふが。
相手がカギを閉めるのに気付けば、一度相手から離れ。

「いや、もしもラファたんが良いなら。
 もう、このまましたいくらいなんだけど」

相手の言葉に、正直に答える男。
しかし、もしも相手が男の体臭や清潔さを気にするのなら、体を清めるのも辞さない覚悟。
相手が服を脱ぐのであれば、男も同じように、身を包む衣服を脱ぎ捨て。
全裸露になれば、既に股間は天を突く勢い。
相手の肌が触れてくれば、いきなり勢い良く、先走りが溢れ始める。

ラファル > 「セイン、口調がすごいね!」

 さっきから匂いを嗅いだり、彼の言語中枢がぶっ壊れたような言葉遣いに、幼女はけらけら笑ってしまう。
 人前ではあんなに紳士してたのに、これが彼の本性だというのだろう。

「ボクは気にしないよ?匂いある方が交尾してるって気になるし!」

 そっちがシャワーしないなら、別にいいや。
 幼女は軽く笑って彼に近づいていく、その腹筋のある肌に指を這わせて見せて、胸板にちゅ、とキスを。
 そろそろ、と小さな手が彼の腹部から太ももをなぞりながら肉棒に移動して。
 硬くそそりたつ、その肉杭に触れていくのだ。

「セインの、熱い……」

 ほう、と熱い吐息を吐き出しながら、彼の肉棒をなぞるように指先で触れて、小さな両手で握り。
 しこ、しこ、とゆっくり上下にこすりつつ、唾液をたらりとこぼし。
 舌を伸ばして先端を舐めて先走りを舐めとるのだ。

セイン=ディバン > 「え、そうかい?
 だって、ラファたんとセックスできるんだぜ?
 今更カッコつけたって仕方ないだろ」

そもそもこの相手がコレくらい砕けた様子を見せた程度で、引くとも思えなかった。
だからこそ、素というか、地金を晒しているのである。

「だったら、是非このまま。
 ははは、交尾、ね。ラファたんはセックスじゃなくて、交尾って考え方なんだよな」

相手もシャワーを気にしないというのであれば。男は笑顔で大きく頷く。
相手に腹筋や、胸板へと触れられれば、軽く身を震わせ。
更に、ペニスへと可愛らしい小さな手が触れれば、重く息を吐く。

「ははは、もう興奮しまくっちゃってんのさ。
 いやぁ、ラファたん、見た目若いのに。
 テク凄いよねぇ……お、っくぅっ……!」

両手による手コキ、更に、唾液による潤滑付与に、先端への舌による刺激。
男は、早くも呼吸を乱しつつ。やられっぱなしは癪だ、とばかりに。
相手の太ももへと触れ、手を、次第に秘所へと近づけていく。
そこへとたどり着いたのなら、中指を差し入れ、くにくにと、体の中を解していく。

ラファル > 「ふーん?普段はかっこつけだったんだー?」

 げんめつー、とか、心にもない事を幼女は言って笑って見せる。
 別に、普段は普段、今は今。
 本質は何も変わってないのだと、幼女は解っているのだ。

「同じ、でしょ?
 どっちだって、性器をこすり付けあって、快楽を得て、子作りするんだし。」

 より、獣的な感覚なだけである、別にいいじゃない、呼び方なんて。
 この辺りは、一つ上の姉と同じような言い方になってしまう。
 彼の肉棒をこすり上げて、舐めて、上目遣いで様子をうかがう。
 ちゃんと気持ちよくなっているか、と。

「んむ……ん。
 あ……んんっ。」

 幼い体にはい回る男の手に、ひく、ひくと体は震えて快感に身もだえする。
 撫でまわす手の温かさ、熱さ、そして、己の肌に触れるその指。
 幼女の蜜壺はすでに蜜をにじませて、男の指を喜んでいるかのようで。
 それでも、その場所はきつく締め付け、男の指の侵入を拒み、牛、と掴むように締め上げるのだ。

セイン=ディバン > 「まぁね。俺くらいの歳になると。
 必要以上にカッコつけることが多くなるんだ」

これまた隠さずに言う男。
実力そこそこ。経験だけは豊富。
そんな冒険者が舐められないようにするには、ハッタリやカッコつけも必要なのである、というのが男の言い分である。

「そうかもしれないけどね~。
 交尾、っていうと。なんかイケナイ興奮しちゃう」

この辺は男が人間だからこその感覚であろう。
交尾、という言葉からは。どうしても、本能の赴くまま。
正に獣の如く交わる、というイメージがあるのだろう。
相手に上目遣いされれば、男は、笑みを浮かべ。
快感を受けている、という事を目線で伝える。

「おっ、っほ。キッツ……。
 はは、ここに前、チンコ突っ込んでたんだもんなぁ」

相手の肌の柔らかさ、そして暖かさに興奮していた男だが。
更に、相手の中へと指を入れれば、鼻の下を伸ばす。
以前交わった時のことを思い出しつつ、ぐにゅぐにゅと蜜を掻き出すように指を出し入れする男。
同時に、相手の唇を食み、ちゅうちゅうと吸い付いてみせたり。

「んっ、んむっ……ふ、はぁっ。
 ラファたんのプルプル唇、マジサイコーだぜ……」

変態だった。やっぱり変態だった。

ラファル > 「それも、処世術って、奴、だね。」

 隠密にとって必要な技術である、彼の様に自分を変えて見せるのは、姿を変えない変装のようなものだ。
 それを理解しているから、学ぶのだ、彼の行動を、言動を。

「良いじゃん、一杯、興奮しちゃおうよ?
 だって、今、交尾してるんだよ……?ちっちゃな子に、子種注いで孕ませようと、してるんだよ?」

 そんなに、魅力ない?
 幼女は彼の顔を見上げて、じっと潤んだ瞳で見つめて問いかける。
 本能のまま、結構ではないかそれは、魅力があるというステータス。
 興奮してもらえなければ、自分にはそれがないと、へこんでしまうのだ。

「そだよ?いっぱい、奥までぐりぐりして、たっぷり出してくれたよね?
 また、してくれるんでしょ……?」

 はあ、と熱く期待を込めた息を吐き出して。
 先端をかぷ、と甘く噛んで舌と歯で軽く擦り上げるように愛撫する。
 蜜をにじませる秘所をこすり、指が動けば、幼女は軽く足を開いて受け入れるように。
 腰をくねらせ、応えるように動くのだ。

「ぁ……ん、は……ぁん」

 甘く息を吐き出そうと顎を挙げたところで彼の唇に唇を奪われて。
 甘えるように口を薄く開けて受け入れて。
 唇をこすり付け、腰をくねらせて、ブルブル、と震える。

 軽く達して、くたぁ、と彼に無防備なおなかを見せて。
 すぐに反転し、お尻を挙げて見せる。

「ね、そろそろ……ちょうだい?」

 ここに、と己の指で秘所を開いて、くぱ、と蜜を垂らしている秘所を晒してみせた。
 

セイン=ディバン > 「おぉ、さすが難しい言葉を知ってらっしゃる」

そういうことです、と笑う男。
ある時は飄々と。ある時は凄み。
この男の本質心根その奥底は、本当に一部の相手にしか見せていない。
伊達に長生きしているわけではないのだ。

「そりゃあ素敵なお誘いだなぁ。
 まぁ、うん。そうなんだけどねぇ……。
 ってちょっと待って? まさかだけど、ラファたん、妊娠する歳じゃないよね?」

相手の言葉に首を振り、魅力的だよ、と囁く男。
その言葉に嘘がないのは、興奮する股間を見れば分かるだろうが。
そこで、男は相手の言葉に、ちょっと確認をするのであった。

「もちろん。今日もたっぷり満足させちゃうぜ?」

相手に先端を噛まれれば、ぞくんっ、と快楽が背筋を駆け上がった。
一瞬、精液が漏れそうになるのを力を込め堪え。
反撃、とばかりに相手の中を音立てつつ指で刺激。
互いに、準備万端という具合だ。

「あら可愛い。もう軽くイっちまったかい?
 ……あぁ、じゃあ、ご馳走するよ」

相手の唇を奪えば、相手も積極的にキスをしてきた。
そのまま唾液を交換していれば、相手が達したのが分かり。
くす、と笑いながら、男は相手の誘いに乗る。
広げられた淫靡な穴へと肉槍を宛がうと……。
まるで、圧し掛かるように。一気に相手の体を貫いた。

ラファル > 「ね、子供作れない子供の獣は、交尾、しないんだよ?」

 彼の問いかけに対して、幼女は眼を半眼に、口元は楽しそうに三日月に歪めて見せる。
 甘く淫靡な笑みで、答えれば、その先は言わずもがなという所だろう。
 そして。

「良いじゃない、セイン。
 そういうことをするのが、セックス――――交尾、なんだから。」

 判っていて、してるんでしょう?
 嬉しそうに問いかけるのだ。
 本人は、それで孕むことさえ、織り込んでいるのだ。
 其れよりも、交わるのだから――セックスするのだから、出来て当然という認識なのだ。

「ぁ……入って、来る……っ!
 おおき……っ!ん、ぁ、あ、あ!」

 狭い膣を広げるように押し込んでくる彼の肉棒。
 広げられていく感覚を覚えて全身を震わせながら、幼女は舌を突き出して。
 恍惚の表情を見せる。
 自分からも、お尻を押し込むようにして、密着していくのだ。
 幼女の秘所は年相応に狭く、彼の肉棒を圧迫し。
 どろどろの愛液を潤滑油にしても、痛みを覚えるかもしれない狭さ。
 そして、男の肉棒の形に、下腹部がぽこり、と膨れるのだ

セイン=ディバン > 「……おぅ……」

相手の言葉。一瞬思案するも。
その様子と、意味を知り、男がなんとも言えない顔になる。
あえて表現するなら……無、の顔であったが。

「いや、う、ん。そーなんだけど。
 そーなんだけどねー」

もしもできちゃったらどうしようかねー、などと視線が泳ぐ男。
もちろん、だからといって二の足踏む男ではない。
男ではない、が。もしもそうなってしまえば、男的には大ピンチなわけである。
しかし。それでもなお。この相手と交わるという事は、非常に魅力的なことであり。
故に、男は躊躇せずに相手の中へと侵入していった。

「く、おぉっ……やっぱ、キっちぃぃぃ……」

狭く、まだ閉じているのでは、というその膣内へと巨根を押し込む男。
実に背徳的。実に倒錯的な口径であった。
その男の巨大なペニスを押し込まれながらも、相手は舌を出し、さらには自身から深く繋がろうとしてくる。
ぎちぎちと。絡みつく、と言うよりも。まるで食いちぎろうとするかのように肉棒包む膣壁。
その狭さを味わいながら、男は膨らんだ相手の下腹部を、ゆるゆると撫で。

「さて、じゃあ……。ラファルのお望みの。
 子供できちゃうかもしれないくらい、激しい交尾、始めますかね……!」

そう言った次の瞬間、男が腰を大きく引く。
じゅぶり、と蜜を掻き出しながら、男のペニス。そのカリが、入り口付近まで戻り。
そして、男は再度、深く相手の中を抉っていった。
長いその身を大きく使いながら、相手の体を抉り、穿り、犯していく男。
決して巨乳ではないにしろ、年齢考えれば豊満と言える胸。
その先端を両手で摘み、腰を動かすと同時に、まるで乳搾りの様にきゅっ、きゅっ、と摘み上げていく。

「はっ、はっ、はぁっ……!
 イイぜ、ラファル……。お前のロリマンコ、たまんねぇ……!」

相手の耳元でそうささやきながら、がつん、がつんっ、と腰を振る男。
もしも第三者がこの現場を見ていたら。
やっぱり、憲兵を呼ぶことだろう。だが、男はそんなことは気にせずに、相手の体を乱暴に揺さぶっていく。

ラファル > 「もう、滾ってくれないと……。」

 彼の表情を楽しそうに幼女は眺めるのだ。
 無の表情、何もかもを忘れてしまいたいというようなその表情を眺めて、幼女は目を細める。
 そんなこと気にしないでよ、と。

 視線を泳がせている相手に、良いじゃない別にと言って見せるのだ。
 彼が大ピンチなのはわかっている、大富豪の娘に嫁がいる身分で手を出して孕ませたとなれば。
 しかも、それが幼女だとすれば、彼の身が破滅するのであろう。
 でも、それを知っていて、彼は誘いに乗ったのだ。

 なら、気にすることはないと思うのである。

「ぁ……あぁああぁあ……っ。」

 ぎち、ぎち、と狭い膣口が広げられていく感覚が判る。
 自分の秘所を支配線と肉棒が入り込んでくる、それをぶるりと身を震わせて求める幼女。
 口の端から唾液を零し、舌を突き出して快感にあえいで見せて。
 撫でられれば肉棒の大きさを再確認し、さらに締め付けるのだ。

「ぁぁぁあぁああああ!!っぁ!!!」

 肉棒だけでも快感が強いのに、乳房を、乳首をつままれて幼女は喘ぐ。
 びく、びくと痙攣し、背を逸らす。
 先端は直ぐに硬くそそり、彼の指にコリコリとした感触を与え。
 弄られる刺激が、びりびりとした感覚になり、幼女は身もだえるのだ。


「あおおおおおおおっ!!」

 吠える。
 激しく腰を動かし、突き上げられるたびに少女の胎内が、全身が揺さぶられる。
 激しい動きに、突き上げに、子宮口への刺激に。
 獣は喜びの咆哮を上げて快楽に耽溺する。
 早く、種をくれ、と締め付け、すすり上げる。

セイン=ディバン > 「あ、はいっ。いや、すまん。
 ちょっと、現実逃避してた……」

相手に促され、男は正気を取り戻す。
いま、ココまで来て。じゃあ、やめよっか、とか。
そんなことを言ったら男自身今までの人生、そして自分自身の否定である。
もはやこうなれば覚悟を決めるしかない。男は一度気合を入れ、そうして、相手との行為へと挑んだ。

「ぐ、ぅ、ぅっ……!
 でも、まぁ。この、キツさは……。
 幼い子を抱いた時ならでは、だよなぁ……」

相手の体へと、無理矢理割り入っていく感触。
自身より、見た目だけとはいえ。二回りは若い女の子を犯す。
それは、男を酷く興奮させ、行為の激しさを増すことになった。

「う、おっ、すっげぇ反応……!
 クハッ。ラファル、色っぽいぜ?」

乳首を攻めた瞬間、相手の体が顕著に反応し。
乳首が硬くなり、更に、締め付けもキツさを増すのが分かった。
男は笑いながら、揶揄するように耳元で囁き。
更に、痙攣する幼女を、ごちゅごちゅと肉棒で貫いていく。

「く、は、はははははっ。まるで本当のケダモノだなぁ……。
 そら、これが欲しいんだろ?
 たっぷり飲みな……う、く、あっ……!
 オラ、ラファル、孕め! 中年オヤジのザーメンで妊娠しろっ!」

相手が咆哮をあげるのも気にせず、男は更に腰を振る。
一方的に、肉体を蹂躙するかのように行為は続いていったが。
流石の男も、キツすぎる締め付けには耐え切れず。
いよいよ、我慢の限界、という所まで耐えてから。
その欲望の液体を、相手の中へと、遠慮なく吐き出した。
ぐりぃぃっ、と腰を押し付け。子宮へと直接精を注ぐ注ぐ。
相手を逃がさぬよう、がっちりと両腕で体を捕まえたまま。
男は、最後の一滴までも相手の幼い子供部屋へと注ぐのだが。
それでもなお、男のペニスは萎えず。

「……さぁて。ラファルのもっともっと乱れた姿。
 たっぷり見せてもらおうかねぇ……」

そう言って、男は夜通し、相手を犯すのだ。
何度も、何度も。相手の中に自身の子種を注ぎ、あふれては注ぎ。
その交わりは、いつまで続くのか分からぬほどで……。

ラファル > 「どんな状態でも、現実でしかないんだし……ね?」

 そこから逃げても、何もないよ?
 幼女は甘く笑って、きゅ、きゅ、と膣を締め付けて誘うのだ。
 もう、行為は始めている、止まることはできないのだ、と、止められないのだ、と。

「あ、は……。
 セインは……ろりっこの方が好き?」

 見た目通りの10歳の幼女、自分の父親と同じぐらいの男に抱かれて足を開き、受け入れている。
 腰が動くたびに、空気が入り、ぐぽ、じゅぽ、と淫猥な音が響くのだ。
 蜜が泡立ち、かき混ぜられて、行くのであった。
 激しく胎内を突き上げられて、幼女はその身をくねらせていく。

「ああああっ!
 んんあ、いいの……すごく奥まで、しっかり食い込んで……っ!」

 乳首の快楽が。
  膣の快楽が。

 幼女の頭をぐちゃぐちゃにかき混ぜてしまうようで。
 小さな体は彼に押しつぶされてしまうような形で、犯されているのだ。
 入口から奥まで入り込む肉棒に子宮口まで叩かれて。
 腰が動くたびに、空気が漏れる音と、肌を打ち合う音が響くのだ。
 
 獣に戻っていく男、獣を受け入れる雌。
 彼が、爆発したときに。

「ぁぁああ!!ああああ!!あつ、あつい、あついっ!!」

 濃厚な精の爆発、命の暴発。
 幼女の小さな膣の中、子宮の中を埋め尽くす大量の精液。
 おなかの奥に入り込むその熱い熱に大きく絶頂に持ち上げられる。
 こひゅ、かひゅ、と呼吸さえ忘れて絶頂を感じて。

「ぁ……もっと、……ね、もっと。」

 彼が、再度の動きを、継続を宣言した際に。
 腰をくねらせ、甘く笑い、それを求めるのだ。

 ―――そして、朝になるまでなのか、それとも、日をまたぐのか。

    とにかく、二人は交わり続けたという事に間違いは、ない。

ご案内:「王都マグメール 冒険者の酒場」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 冒険者の酒場」からラファルさんが去りました。