2019/07/16 のログ
■ニユ > 「そうそうー やっぱり縁てやつ? いいじゃんいいじゃん♪」
ガツガツ頬張るイグナス様を見つめながら、エール一杯目を一気に煽り、ほどよくお酒が回ってきて
頬を赤らめているようで…ニユはイグナス様よりは遥かに少ないながら、
おつまみをサクサクと口に運んでゆく…
さきほどのアピールが効いたからか、
「わーい、やったー!」
と喜びの声をあげて…また足をばたばたさせて、両手をあげて大喜び。
「とりあえずは、店でよーよー!」
と、イグナス様の腕に抱きついて催促するニユではあったが…
■イグナス > 「はい、はい、しゃァあねえなあァ」
こうも、それなりに無邪気にねだられればNOとも言い難い。
がたんと強請られるままに立ち上がり、店の外へと連れだしていく。
――なかなかの値段になっていたのだけれど、ひとまずそれは置いておく。仕方ないことだ。
で、店を出つつ、傍らの彼女に視線を向けて。
「で、お前何か――あー、そうさな。やりてェことだの。あンのか。」
■ニユ > 「あはっ!うれしー!」
イグナス様が立ち上がると、腕に抱きつくニユではあったが…
身長が違いすぎて、腕というよりは手に抱きついてるような状態で…
「あはは…男一人女一人とくれば…することは1つじゃん?」
お店を出た直後、イグナス様の耳元で優しく囁く…
そして、イグナス様の手に自分の胸をぎゅっと押し付ける…
昼間は暑かった今日は、夕方の風もまだ熱気を帯びていた…
ニユは笑いながら、イグナス様の手を引いて、近くの安い宿に向けて歩き出そうとした…
■イグナス > 身体のサイズが違ってなんとも言えない感じだが。
抱き着かれるのに悪い気はしない。よしよし、と受け入れつつ。
言葉ににんまり、と。
「おー、う。……それじゃ、行くか。」
男女のすること、確かにひとつだけだ。
提案された言葉に満足そうに頷いて、近くの宿へと向かってく。
さて、暇つぶしくらいで済めばいいのだが――
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からニユさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアポティさんが現れました。
■アポティ > 王都、昼下がり。ここは商業地区に分類される区画にある小さな公園。
公園といっても遊具などはなく、腰を落ち着けるためのベンチや花壇があるだけの広場である。
働く大人たちの憩いの場、あるいは景観確保のための余剰区画。それでも敷地内には子供数人を含めて人影はある。
花壇にはハイビスカスが緊密に植えられ、赤の花びらと緑の葉がともに鮮やかに茂っている。
多くの場合、遠目に人々の目を楽しませる花壇の花々。しかし、もし近くで注意深く観察する者がいるならば。
緑の葉の下を這い回るようにうごめく5つの影に気がつくかもしれない。
翅を生やしているが、虫ではない。人型生物である。妖精にも見える。本性は妖精ではないのだけれど。
白昼にも関わらず彼女たちは皆全裸である。白い肌に、ハイビスカスの緑や赤の汁を多分にまとわりつかせている。
彼女らはまるで緑のプールで泳ぐように、茎から茎、葉から葉、花から花へと移り渡っている。
キャイキャイと騒ぎながら。その騒ぎ声も公園や通りの喧騒にまぎれて、よほど近くにいないと聞こえないだろう。
彼女たちは何をしているのだろうか? 声を拾ってみよう。
「お花とセックスー♪」「お花とファック♪」「らんこーだ♪」「乱パ♪」「乱パ♪」
「何人とヤッたー?」「おぼえてなーい」「10人から先おぼえてなーい」「次おしべだっけー?」「めしべだっけー?」
「まずはおしべとファック♪」「そしたらめしべとファック♪」「ぶっちゃけ順番守らなくていっかー♪」
アポティ達はただ今、ハイビスカス達の交尾の手伝い中。本来はミツバチなど正統な虫どもの仕事である。
なぜ彼らの仕事を奪うようなマネをしているのか? 単にヒマだからである。
■アポティ > 「あんっ♥」「んっ♥」「おしべ入ってる♥」「めしべも♥」「お゛っ♥ ほ♥」
「やだー」「なに汚い声だしてるのー?」「え、流行りだよー?」「そうなの?」「じゃあ、お゛っ♥」「お゛♥」
大きな葉の陰ではしたなく脚を開き、緑と赤の汁で汚く濡れた割れ目に躊躇なく花芯を押し付ける。
おしべやめしべを乱暴に己の体内へと突っ込み、出し入れする様は、まるで花を用いたオナニーにも見える。
いや実際、彼女らにとっては自慰行為に他ならないんだろうけれど。
そんな中。公園の対角に生えた立派な常緑樹の枝の先で、乱パ中の妖精達を鋭く見据える存在が1つ。
都市のハイエナ、妖精たちの天敵、黒い悪魔――すなわちカラスである。
カラスはしばらくの間、ハイビスカスの陰で遊ぶ5匹の獲物を見分していたが、やがて大きく翼を開くと。
枝を蹴る音1つ、その後はほぼ無音で滑空しながら彼女たちへと襲いかかる。
「「「「「!!!」」」」」
アポティ達が襲撃者に気付いたのは、2mほどまで迫った時点。
すでに対応するには遅すぎる。以前王都で襲われたさいには、茶色の髪の個体が真っ先に狙われ、最終的に食べられた。
今回もなぜか最初に狙われたのは茶のアポティ。花を股間まで引き降ろそうと顔を覗かせたところを狙いすまして。
コンマ1秒の後には茶はカラスの脚に掴まれ、為す術もないまま拉致される運命……だったのだが。
カラスの襲撃は思わぬ横槍によって防がれる。
「あっ」「あれ?」「カラスさん?」
茶のアポティを捕らえる寸前、カラスの身体や翼に数本の緑の蔦が絡みついたのだ。まるで鞭、いや網のごとく。
それはハイビスカスの根本から伸びていた。否、その蔦はハイビスカスそのものだったのだ。
蔦はすさまじい力でカラスを引き降ろし、地面に墜落する間すらも与えず茂みの中に仕舞い込んでしまった。
「………」「びっくりだねー」「なんでハイビスカスさん動いたの?」「なんで?」「んー?」
「あっ、そうか」「なに?」「アポティ、さっきそこの根元でおしっこしたでしょ?」「うん」「した」
「茶と緑かー」「茶と緑の汁が混ざったんだねー?」「そしたら、ああなるかー」「なるねー」「なっとく!」
茶色と緑の個体の『体液』が混ざって植物に作用したことで、ハイビスカスの一株がかりそめの命を得てしまったようだ。
蔦の触手に捕らえられたカラスはガァガァと痛ましく鳴き叫ぶが、十数秒でそれも止んでしまう。
「あぶなかったねー?」「でも、結果おーらい!」「おーらい!」
■アポティ > 蔦に捕縛されたカラスは、しばらくビクビクと苦悶の痙攣を見せるものの、やがて事切れる。
加減を知らない植物性触手は、アポティ達を襲おうとした捕食者を戒めるように、万力めいた力で締め上げている。
カラスが絶命するまでものの数分。それは長い時間といえるか、それとも短いか。
アポティ達は地に落とされたカラスをそれ以上顧みることもなく、再び花々との乱交に勤しみ始めた。
「つかれたー」「つかれるねー」「お花さん自分で動かないもん」「まぐろー」「まぐろは嫌われるよー?」
「おまんこの奥までべっとりー」「花のザーメンでべっとりー」「きもちわるー」「もそもそするー」
しかし、やがて飽き始める個体がちらほら。茎に背を預けて地に尻をつき、休む者も。
その間も自慰めいて股間を指でいじっているのは、膣に残った花粉や蜜を掻き出そうとしているようだ。
「花の蜜おいしー♪」「あまーい♪」「でもそれ、さっきアポティがファックした花ー」「そうだっけー?」
「この辺の花全部そーだよ?」「じゃあ、アポティの蜜おいしー♪」「おいしー♪」
アポティ達に乱暴に弄ばれてくたびれた花弁、その奥底から溢れる粘液を啜る者もいれば。
「あー!!」「ミミズさんだー!」「なにしてんのー?」「わー!」「わー!!」「絡まったー!」
「おかされるー!」「耕されるー!」「どっちの孔を?」「じゃあうしろー」「うしろねー、えい♪」「お゛っ♥」
土の中で休んでいたミミズをわざわざ掘り返し、躊躇なく己の体に纏わせる者も。
愛らしいニセ妖精たちの下劣な遊びは続く……。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアポティさんが去りました。