2019/07/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──~♪」

夜。
雨がしとしとと降り注ぎ、普段に輪をかけて人気のない住宅地の路地を、
下手くそな口笛を奏でながら、一部に赤いラインが入っている意外はほぼ全てが銀色の番傘という
奇妙な物体を担いでのんびり歩く、金髪の男が一人。

暇つぶしを求めてブラブラと大通り、路地裏と歩いてきたが、特に何か特筆するものと遭遇するでもなく、
気がつけばこの場所まで辿り着いていた。

先の二箇所に比べると、余計に事件性の少なさそうなロケーションではあるが……

「……まああ人生ドコでナニが起こるか判らんもんだからな」

なんて、眉下げて笑いながら独りごち。
適当に視線を彷徨わせて住宅街の景色を眺めつつ、ぱしゃ、ぱしゃとマイペースに歩を進め続け。

「……ン?」

そんな男の視界に、軒下で雨宿りをしている人影が映る。どうやらずぶ濡れになっている様子なのは、
十中八九この雨のせいだろう。
ふむ、と少し思案した後、男はその誰かの方へとおもむろに歩み寄ると、緩い笑みを浮かべながら声をかけた。

「……やあやあコンバンハ。時既にびしょ濡れ状態のようだが大丈夫ですかねぇ?」

エレイ > 未だ降り続く雨の中、しばしなんでもないような会話に時間を費やし──
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 / 繁華街」にニユさんが現れました。
ニユ > 「まだ、来ないな…」

休日の昼下がり…繁華街の飲食店の外のテーブルで未だ来ない友人をまつニユ
ランチを一緒にするという約束で待っていたのだが、約束からもう1時間は待ってるというのも
あって、レモン味の甘い炭酸水で喉を潤しながら先にランチを頬張るニユ…。

――――。

ランチも食べ終わって…友人は約束を忘れているのだろうか…
人の往来を横目で見ながら、レモンジュースを片手に暇そうに時間を潰していた。

ニユ > 「ん~ ぶらぶらでもしようかな…」

お店を出ると繁華街の雑踏の中に消えてゆくのであった…

ご案内:「王都マグメール 平民地区 / 繁華街」からニユさんが去りました。
ご案内:「エステ店「オブシーン」」にモールドさんが現れました。
モールド > 平民地区と富裕地区の境目に居を構える、エステ店「オブシーン」。
清潔感が見て取れる店構えと、利用者の声、そしてその値段設定から平民、貴族を問わずに評判の良い店だ。

その実態は、優良店とは間違っても言い難いものであるけれど。
今日もまた、愛しの恋人や旦那の為、または自身の美を磨く為にとその身を嬲られる客が一人。
淫らで変態的な施術を受け、それでも認識上は「素晴らしいサービス」を受けて満足そうに店を後にする。
その胎には雄の種がたっぷりと仕込まれ、つい先ほどまでその証を魔導具に晒して記録していた事を知るのは今、店の主ただ一人だ。

店に一歩足を踏み入れれば、設置された魔導具の効果で認識に影響を受けてしまう。
エステの効果を宣伝するように店内へと飾られたパネル一つをとっても、それは美貌を喧伝するものではなく。
素肌を晒し、卑猥な落書きを施されて玩具を銜え込む姿であったり。
男のペニスを美味そうにしゃぶり、恍惚とした表情を浮かべているものであったり。
更には犬の様に首輪とリードをつけられて、屈辱的なポーズを取らされながらも矢張り蕩けた表情を浮かべるものであったりと様々だ。

女の、否、牝の美しさを象徴するという意味ではそれは一部で納得できる写真の数々であるかもしれない。
けれども、此処は表面上は普通のエステ。誰もが、それを見た途端に逃げ帰るだろう
――それも魔導具の効果で「ちょっと過激だが魅力的なスタイルを見せる女性」とでも変換されるのだろうが。

さて。今日は後一件、予約があるがそれまでにはまだ時間がある。
獲物となる客が来るか、それとも予約の時間まで暇を過ごすこととなるか。
のんびりと受付を続けながら、次なる客をどう料理しようかと、にやけているのであった。

モールド > やがて、予約の客が訪れる時間となった。
今日の予約は、上の貴族から特に念入りにと言い含められている客だ。

貴族か、それとも王族か。
仔細は聞いていないが、きっと見目に麗しい人物であるのだろう。

嗚呼、そんな人物が淫らな姿を晒す様が、今から楽しみだ。

今日もこうして、餌食になる客が、増えていくのだった。

ご案内:「エステ店「オブシーン」」からモールドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にファイネアさんが現れました。
ファイネア > 「ふん ふん……♪」

その鼻歌はあまり上手ではなかった。
上機嫌な様子を見ながら桃色の瞳で周囲をチラリ、チラリ。

そのお店は酒場だったかもしれないし、宿屋だったかもしれない。
もしくは娼館という事もある。
雨の王都では通りには人が少なく、逆に屋内には雨を避けた人がいるだろう。
勿論自分もそのつもりで中に入ってきた。

その中で視線が探すのは『今日の食事』。
誰か可愛い子、できれば女の子でもいないかしらね~?と期待を込めて出入りする人や、中の人を眺めているのだ。
それなりに上機嫌にもなろうというものである。

誰かいるだろうか、愛でるべき今夜の相手は…?

ファイネア > 「…♪」

やがて、目に留まった一人に近づいていく。
言葉で誘い、仕草で誘い、一晩の夢へと誘っていく…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からファイネアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 エステ店「オブシーン」」にモールドさんが現れました。
モールド > 平民地区と富裕地区の境目に居を構える、エステ店「オブシーン」。
清潔感が見て取れる店構えと、利用者の声、そしてその値段設定から平民、貴族を問わずに評判の良い店だ。
この国としては珍しく、ミレー族に対しても偏見は無いともいわれている。

無論、それには理由があるのだが。

その店を切り盛りしているのは一人の男。
今現在、その店の入り口は「只今施術中」という看板がかけられていた。

「うん、だいぶ解れてきたねぇ…お尻のマッサージ、気に入ったのかい?
 ――嗚呼、勿論、これで綺麗になるとも。綺麗になった体を恋人も喜んでくれるだろうよ♥」

施術用の個室では、寝台の上で四つん這いとなり、腰を突き出した女の姿。
オイルで淫らにその体を光らせ、悩まし気に揺れるその尻からは野太い玩具が生えていた。
ぎゅぽっ、ぐっぽ、にゅっぽ、と今日の始まりには経験も無かった筈のアナル粘膜は目一杯に広げられ。
オイルを混ぜ込んだその音は、下品極まりないプレイ内容を良く示している。
それを美容行為だと受け入れている女の反応は、確りと記録映像用の魔導具へと撮影されていた。

恋人の為に身を磨くのだと勇んできた女であったが、そうとは知らずに不貞を働き、しかもそれを記録されている。
本人のみがそれを知らぬまま、他人の女の体の隅々までを味わい、暴き、それを一部の見世物にする行為は進み。

全てが終わり、店を後にした女の姿は満足そうで、良い体験をした、という実感のみを残す。
今日もこうして毒牙にかかる女の姿が、絶える事は無かった。

モールド > 次なる客は、さてどんな女だろう。
毒牙にかかるであろうその状況を想像し、店主は今日も醜悪に笑みを浮かべるのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 エステ店「オブシーン」」からモールドさんが去りました。