2019/07/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシャルロッテさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシャルロッテさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 / 繁華街」にシャルロッテさんが現れました。
シャルロッテ > 時は昼過ぎか…繁華街の喧騒の中を歩く一人の少女、シャルロッテ。

「あっ…あっ…」
相変わらず、この慣れない人の流れに翻弄されながら、目的のお店へ辿り着こうとするも、
肩が当たったり、ドスっと当たって跳ね返されたりと、何度も押しかえされてしまい、
なかなか前に進めないでいた。

目的は冒険で使うポーション類の調達。大分と減ってきたから補充しようと…

「きゃっ…」
だれかに後ろから押される、シャルロッテ…
そして誰かの胸に飛び込んでしまったかの様な感覚…

シャルロッテは、すぐに躰を離し、謝ろうとするが…

ご案内:「王都マグメール 平民地区 / 繁華街」にジュスタンさんが現れました。
ジュスタン > 昨夜は王城の夜間警備の任に当たっていた。
その引き継ぎが終わったのも先程の話。
明日の朝までは非番となる為、少し遅い昼食でも取ろうと繁華街へと足を伸ばす。
やはりこの時間は混んでいるなと人波から頭一つ抜けた視野で、絶え間のない人混みを見下ろし、しかし、辟易した様子もなく逆に微笑みすらも浮かべて見せる。
この人々の熱気こそがこの国の礎であり、守るべきモノなのだ。
こうして人々の営みを眺めることは己の立場、そして、役目を顧みるに丁度いい。

「おっと……っ。」

そんなことを考えながら歩いていると不意に胸に軽い衝撃。
見下ろせば、そこには小柄な女性の灰色の髪。

「失礼、お怪我は?」

その細い肩に遠慮がちに両手を添え、極力怯えさせないよう囁くような柔らかな声で呼びかけ、口元を緩めて見せる。

シャルロッテ > 「あっ…ごめんなさいでした…怪我はありません…」
小さい声で謝るシャルロッテ。

「本当に…本当に…ごめんなさい…人ごみが苦手なので…」
ペコペコと頭を下げてから見上げると、金髪の体格の良い男性…
つい、意識的に躰を離そうとするが…
人ごみに押し返されて、また引っ付いた様な状況になってしまう…

シャルロッテはかなり困惑していた、男の人とここまで近くに寄るのは初めてだったからだ。
俯き加減で頬を染めるシャルロッテ。

なんとか動こうとするも…人ごみが酷く、上手く歩けない様にもみえたかもしれない。

ジュスタン > 両手を添えた肩は細く、非力な女性ではこの人混みは大変だろう。
必死に謝る姿勢を見るに内気なのだろう。
身体を離そうとする度に押し付けられる身体は女性特有の柔らかさを伝えて来る。

「失礼ですが、どちらまで往かれるのでしょうか?
 もしよろしければエスコートさせて頂いても?」

押し当てられる柔らかな身体に反応せずにいられるのは常日頃からの心掛け故だろう。
紳士たれ、特に女性子供には優しくすべし。

「おっと、失礼。
 私は近衛騎士団所属、ジュスタン・エンフィールドと申します。
 一応、怪しい者ではないはずです。」

人混みから守るよう、両腕を拡げ、少女の周囲に空間を作る。
そして、少しおどけた笑みと共に軽く頭を下げて見せる。

シャルロッテ > 「あ、あの店なのですけども…人混みすごくて近寄れなくて…」

と、指差すはあと100m程先にある薬品店。1時間前くらいから殆どこの位置だったと伝え
エスコートをして頂けるのであれば…と、コクッと頷くだけで、答える。
押し付けてちゃう躰、その男の胸はとても分厚く、頼りになりそう…と感じて…

「あっ…私は、シャルロッテと申します。エスコート…ありがとう…ございます…」

一度は見上げるも、やはり恥ずかしくて、すぐ俯いちゃうシャルロッテではあったが。
怪しい者ではないはず…という言葉に少し面白くなって、頬を上げちゃうのが見えてしまっただろうか…
頭を下げたジュスタン様に合わせるようにお辞儀をして、エスコートされて、店の前まで無事辿りつけただろうか…

ジュスタン > 少女が指差したほうへと視線を向ければ顔見知りの薬品店。
男にすれば目と鼻の先ではあるが、少女にとってはそれこそ万里の道よりも険しいのだろうことは感じ取れる。
自分にはないか弱さを愛おしく感じつつ、安心させるよう微笑んで見せる。

「ああ、なるほど。
 それは大変でしたね。」

押し付けられる柔らかな身体を固く鍛え上げた身体に感じつつ、こっそりと微笑んでくれた様子に内心ほっと息を吐く。
生来生真面目な自分のユーモアはどうにも受けづらいようで苦笑いをさせてしまうことが多い。

「では、どうぞこちらへ。」

エスコートを受けてくれた少女の手をそっと取り、それ以上は少女に触れないよう腕をその肩の外へと回しスペースを作り歩き始める。
しかし、あまりの人の多さに上手くスペースを作れず、仕方なく一言失礼と断り少女の身体を抱き寄せるよう肩を抱き、慎重に人の隙間を抉じ開け薬品店へと向かう。

「到着です。
 苦しくありませんでしたか?」

道のりはほんの3分ほど。
目的の薬品店の前まで到着し、少女を気遣うよう顔を見下ろす。

シャルロッテ > 目と鼻の先にあるお店に一人で辿り着けない自分を少し恥じたか…
すこし、はにかんだ表情で、微笑みを返すシャルロッテではあったが…
いつもは、もっと早い時間に来て、人混みを避けてはいたのだが…
今日は、明日の冒険の出発に備えて、どうしても必要だったので来てみてこの有様で…

「はい、本当に…この時間、通れないくらい人が多いなんて…思いませんでした…」

ジュスタン様のエスコートで暫くは移動できたものの、上手く空間がつくれないのか、
徐々に抱きしめられてゆくシャルロッテ…

「…!」

異性に抱きしめられると、躰が竦んでしまうが…
甘く少し酸っぱい、男性の香りが鼻腔を擽って…なんだか躰から力が軽く抜けてしまうだろう。

「はい…ありがとうございます…」

ペコペコとお辞儀をするシャルロッテ

「あの…厚かましいお願い…かも…しれませんが…帰りも先ほどの所くらいまで、エスコート
 をお願いできますでしょうか…?すぐにお買い物は終わるので…」

と、深々とお辞儀をするシャルロッテであったが…

ジュスタン > 思えばこうして女性を抱きしめることなど商売女を除けば初めてのことだった。
思った以上に落ち着いて行動出来ていることに内心ほっとすると共に、無理矢理ではあったが娼館へと連れ出してくれた先輩騎士へと今更ながら感謝する。
何事も経験しておくべきなのだ。

「いえ、お気になさらず。
 魅力的な女性をエスコートさせて頂けて、こちらこそ光栄でした。」

何度も頭を下げる少女の様子に柔らかな笑みを向ける。

「ああ、勿論構いませんよ。
 もしご迷惑でなければご自宅まで荷物持ちをいたしますが?」

顔見知りの店主へと視線で挨拶しつつ、深々と頭を下げた少女へと柔らかな口調で応え、肩に軽く触れて頭を上げるよう促す。

シャルロッテ > 「あ…ありがとうござます。男性の方にエスコートして頂くのは初めてで…」
少し鼓動があがり、胸のあたりの自分の服をぎゅっと握りしめていて…

深々と頭を下げるシャルロッテ…肩に手を載せられると、ほっとしたかの様に頭を上げる。

「では、すみません…少しお待ちください…」
と言ってお店に入っていくシャルロッテであったが…

このまま、店から出てくれば、ジュスタン様に再びエスコートされて、帰路につくか…
そして、お礼に首元にキスを落とすかもしれないが…シャルロッテの初めて出会えた男性
という意味では、とても好感度が高い男性であったことは間違いないだろう…
そして、玄関先のテーブルで少しお話してから、別れる二人であったか…

ご案内:「王都マグメール 平民地区 / 繁華街」からシャルロッテさんが去りました。
ジュスタン > 思えば女性の買い物に付き合うのも初めてのことだ。

「どうぞ、ごゆっくり。」

買い物を始める少女の背中を見送り、店の前で人波を眺めながらのんびりと待つ。
そして、少女の買い物が終われば来た時と同じように肩を抱いてかばいながら人混みを抜け、何事もなく少女の自宅へと送り届ける。
荷物を手渡す際、首元へと口付けされると終始落ち着いた態度を崩さなかった男の頬が染まり、照れたような笑みを浮かべる。

「では、ご機嫌よう。」

軽い歓談の後、あまり長居してはと席を立ち、そして、別れ際に仕返しと言うつもりは……ほんの少しだけ。
少女の手の甲へと口付けを落とし、少し照れたような笑みと共に去って行くのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 / 繁華街」からジュスタンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にレンチェフさんが現れました。
レンチェフ > 平民地区にある冒険者ギルド。
若手から熟練と混じるギルド内である意味人目を引きながら依頼を探す。
人目を引きつける理由は頭に生える耳に腰の尻尾というミレー族の特徴を隠さない故。
そんな姿を見せれば捕まえようとする奴隷商や種族で見下す者が現れもするだろうがそんな様子もない。

「……いまいちだな……」

張り出されている仕事を眺めてはこれというものを見つけれずに呟き。
腕としては中堅を超えてはいるが種族のお陰で大した仕事も受けれず。
受ける事のできる仕事は大したものがなくため息を吐いてしまい。
仕方がないと他の仕事、最悪は強引に受ける事も考えて眺めている。

レンチェフ > 「仕方ねえか」

何度か依頼が増えるのを見たが求めるようなものは増えず。
仕方がないと今日はあきらめて戻っていくことにして。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からレンチェフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にファイネアさんが現れました。
ファイネア > じゃらり。硬貨の詰まった革袋がカウンターに置かれる。
今回の仕事の報酬だ。

「ありがと。でもほーんと、ヤんなっちゃうよね。急に延長とかさぁ。」

気楽な調子で話すファイネアに受付嬢も笑顔で応える。
妙なオジサンがメッセンジャーだったし?と笑い話のように語る。
仕事の方は然して危険もなく終わった。
タナールに詰める仕事としては楽な方だっただろう。

「あぁ、いい、いい。別に怪我とかしたわけじゃないし。」

ご意見ご感想というわけではないが、声を上げておくかと聞かれてもそれは断る。
口でそうは言っても仕方のない事くらいはわかっているのだ。

革袋をしまい込みつつ、さてどうしようかな、と考える。
呑みに繰り出すと言ってもそこまでぐいぐいと酒を呑むたちでもなく、
ちょっといい食事をするか、いわゆる娼館でもしけこむか、かな~。
そんな風に思いながら、ギルド内のドリンクカウンターに向かう。
果実の風味をつけた紅茶を買い、カップでいただく事に。
さて、と思いながらギルドの中をじーっと見回しながら、熱いお茶を啜る…。

ファイネア > しばらくギルド内を観察していたが、やがてそれにも飽きたか。

「……こうしてても獲物はいなさそう。」

ぽつり呟けば足を動かし始める。
受付嬢に手を振りギルドを出ると、夜の闇に消えていく…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からファイネアさんが去りました。