2019/06/22 のログ
ご案内:「平民地区/露店市場」にティエラさんが現れました。
■ティエラ > 普段とは違い、全身をローブに身を包んだ女が一人、露店を開いている。
露店にある売り物は、魔法の効果がある呪符(card)、防御の効果のあるタリスマン、回復や解毒、筋力強化などのポーション等である。
他にも、服に術式の刺繍を仕込んで防御力を上げたもの。
外見と中身が乖離していて、見た目の三倍以上は物が入るカバン。
そういったマジックアイテムを売っていた。
値段に関しては、作成費を加味しただけのものなので、店売りのそれよりは安い。
ぶっちゃけて言えば、元が取れればいいの程度の値段なのである。
商才というものは無さそうである。
作りすぎて余ってしまったソレを、売りに出しているという方が近いか。
太陽の光の下だが、ローブには、気温を適度に調整する魔術を組み込んであるために辛さは一切なく。
のんびりと、行き交う人を眺めているだけであった。
■ティエラ > 売り物を並べて眺めてはいるものの、特に誰かが買いに来る気配はない。
格好が怪しすぎるのであろう、そりゃローブにフェイスベールという、ジプシー本来の魔女の姿。
顔も体も隠れている存在が、テーブル越しに座っているのだ、それに、何らかの売るための文句があればいいのだろうけれど一切ない。
そんなところに買い物に来るような勇者は居ないのだろう。
売れなければ売れないでもいいのだ、自分で使えばいいし、そのうち無駄に消費するために以来で儲けに行こうかな、とか考える。
魔法の効果の符(card)……攻撃系のものにすればよかったかしら。
いやいや、その場で使われたらたまらないし、防御回復系でいいはず。
脳内会議開始……終了。
――――結論、退屈。
■ティエラ > 「――――あ。」
売れた。
冒険者がやってきて、売り物を眺める。
買っていったのは回復のポーションである、冒険に必須のそれ。
これで、場所代の元は取れた。
あとは純粋な資金になるのだ、ちょっと嬉しい。
でも、お客さんはいろいろいるが、スルーっと歩いていくのがほとんどであった。
まあ、それは仕方がないのであろう、と思う。
「もう少しだけ、かしらね。」
気分が盛り上がったので、ワンモア!何が?……よくわからない。
■ティエラ > それからさらにしばらくして、もう一本薬が売れて。
タリスマンも売れた。
これは宝石とかも使っているのでそれなりのお値段はするものであったが。
それでも売れるものは売れるらしい。
嬉しいことね、と思いながら女は、ホクホクとした様子で片付けを始める。
後は商人ギルドへと行って、終了の報告をすれば終わり。
よし、と軽くうなづいて。
品物をすべてしまって看板を畳む。
そして、去っていくのだった。
ご案内:「平民地区/露店市場」からティエラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/繁華街」にカインさんが現れました。
■カイン > 騒々しい平民地区の繁華街の真っただ中、
露店で買ったらしい飲み物を片手に道行く人を眺めている男が一人、
誰も彼もが随分と忙しそうに立ち回っていく様子の合間を縫って歩いていく。
「いつ来ても騒々しいよなあ、この辺り。
ま、だからこそ飯の種に事かかないわけだが…っと!」
言葉の合間にスリを働こうとしてして商店の間を行き来する子供の頭に一発げんこつくれてやりながら、
一旦壁際に寄って周りを見回して様子をうかがう。今は雑踏だけが支配している状況だが、
いつ何が起きるかわかったものじゃない。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/繁華街」にヒルデガルトさんが現れました。
■ヒルデガルト > 財布らしい財布を持っていなさそうな、簡易にいえば
ほぼ丸腰的で肌色が多いドレスに身を包んだ角持ちの女が1人、
足取りもしかりとあるのに気配が薄く、目立つ筈なのにスリに狙われる事無く。
騒々しい平民地区に 唐突に違和感丸出しの存在が1人追加された形。
繁華街の中、商店やら屋台やらを見ているのかと思えば 何かを探しているかのように、
さっくり目配せをして 歩くという 一寸モノではない何かを探しているかのような素振りのようで、
深淵のような闇を漂わせて、いうなれば とある「獲物」を探す殺し屋の様な瞳。
■カイン > 「それにしても、こんだけよくもまあ人混みの中を出歩く気になるもんだ。
俺なんかは仕事なんでアレだがな」
眺めるのはいいが、あまり人混みに混ざるのは好まないのが男の言い分である。
混ざる雑踏は喧嘩と祭りくらいでいいというあたり、
別に嫌いなわけでなく心底単純に歩きづらいという理由で忌避しているのだが。
そんな中、移動するには人が捌けるのを待つかと考えていた所にふと目に入ったのは古い知己の姿。
思わず目を瞬かせて、視線を反らして改めてその姿を二度見し。
「…また、随分と珍しい顔を見たな。久しいじゃないか、ヒルデ」
そのまま、ゆっくりと人混みの中に紛れ込むと女の方へ歩きながら声を掛ける。
周囲から訝しげな視線を投げられたりはするものの、
それらも雑踏に押し流されてすぐに消えていく。
■ヒルデガルト > 普段 この魔族、平民地区はほぼ来ない。それが雑踏著しい中を歩いている。
喧嘩と女と祭りは買うもんだとどこぞの誰かが言ったらしいが、祭りは違うでしょう、と思う。
探し物が見つからない、要件と目的を喪失しつつあった為、長居は無用と踵を返そうとした際に、
視界の隅っこに忘れようにも忘れられないとある男の姿を見つけ、先にそちらから声を掛けられ動きが止まる。
その雑踏の中で簡単なカーテシーを行い、頭を垂れると角度的に胸の谷間が見えそうな。
また上げればたゆんと揺れる服に包まれた柔らかそうな乳房。
「ごきげんよう、クラストフ閣下…ああ、もう閣下では御座いませんでしたね、クラストフ様」
魔王って呼称は陛下なのか閣下なのか。女は後者を選択した。
雑踏の中でも男には届く範囲の声音で言葉を返し、訝し気な周囲の視線には気に留める事無く、
「少し落ち着いて話せるところ存じませんか?」とか首を傾げて伺う位を。
■カイン > 「カインでいい。俺はもうそんな様なんて呼ばれる御身分でもないしな。
今は気楽な傭兵ぐらしってやつだ」
古い知り合いに合うというのはそれなりに楽しいもので、
自然と楽しげに笑いながらそう言い返す。
相も変わらず扇状的な相手の様子にクックと喉を鳴らしながらゆっくり目を細め。
「そうだな、じゃあ俺の行きつけの宿が有る。
今はまだ酒場としては開いてないはずだが、下は使わせてもらえるだろう」
逆に今の時間帯なら人が居ないから気楽なはずだといいながら、
右手を差し出してみせる。事情を聞くのはそこに行った後でいいだろうと笑い告げ。
■ヒルデガルト > 「左様で御座いますか、畏まりました 以後は極めて不本意で御座いますが、
呼び捨てでお呼び致しますね?あの華やかな身分をお捨てに為られて
気ままな傭兵に?もう長いのでしょうか?」
魔族は多分色々といるでしょうが、総じて長生きが多い。
流暢な言葉遣いと宮廷作法仕込の様な振る舞いの中に淫魔の扇情ちっくな振る舞いも添えて、
どことなーく妖しいのは混血だから滲むのだろう。肌色が多いのは魔力なり精力なりを頂くにあたって取り込みやすいからと。
「雑踏の中 終始民草の視線に視姦されるのは幾らわたくしでも耐えがたい事で御座いまして。
では、昔の様にお願い致しますね?カイン。」
順応力はあった、差し出された手に重ねるように手を置き、彼の案内の赴くままに歩きはじめる。
■カイン > 「そのあたりは変わらんなあ。物言いが直裁なのも。
…もう何年だ、百年は最低超えてると思うが」
不本意だの何だのと容赦なくズケズケ言ってくる様子は記憶にある通り。
笑って言いながらも、ふとこっちに逗留し始めてからどれ位かと考えると正確な年月は良くわからない。それなり以上に長いことだけは示唆しながらも、
ある意味勝手な物言いに思わず喉がなり。
「そう思うなら外套の一つ位、ひっかぶっておけばよかろうにさ。
ま、このへんだと余計に目立つか。貧民地区なんかだとよくある格好だけど…。
それじゃあエスコートと参りましょうか」
冗談めかして一礼して見せながら、連れだってやってきたのは少し裏に入ったところにある宿屋兼酒場である。
店主に許可をとって人の居ないガランとした酒場の中、2階へ続く階段近くの席に陣取って相手を正面からみやり。
「それで、わざわざこんな所までどうしたんだ?
なにか探しものしてたようにも見えたけど」
■ヒルデガルト > 「わたくしに呼び捨てをしろというのは、極めて不本意そのものです。
ため口にしろは最もわたくし基準ですと拷問で御座いますね。」
不本意ながらきちんと聞くのはこの男が昔からもっと軽くフレンドリーにしろとか、
無理難題を言ってきた…記憶にある限りのイメージが、傭兵に変化した以外変わり映えがない。
ため息の一つや二つしたいけれど、それは1人になった際にするのだ。
敢て目立つ様に服装とか振舞い方をしているが、それは民草に視姦されて悦ぶ為ではなく、
「ご主人様」より目立って囮になるという推考した結果であって。
「外套をすると目立たなくなります、それでは本末転倒。
「ご主人様」より目立っていざとなった際に囮として盛大に散る時の為にですねっ」
言葉が途切れたのは移動の最中は流石に喋りながらはどうかと思ってのことだった。
連れて来られたところは先程の平民地区内の通り裏の宿屋兼酒場と言った所。
時間も時間なので人は捌けているし、店主が準備なのかいたりいなかったり。
席に腰かければ伏せ気味に視線をちらちらと。
「一寸「獲物」を探しに…わたくしの種族は御存じで御座いましょう?
淫魔サキュバスと鬼の混血ですが、淫魔の血の方が濃くてですね…。
一日三回白くて苦々しい液体を摂取しないと飢えてしまうのです。
平民地区ならば、「獲物」が沢山いるでしょうから……一人くらいつまみ食いしても……」
どうしようもない邪な探し物でした。そして伏せ気味に視線をそらしていたのは、
早い話 飢えているから、どことなく抑えているつもりの甘ったるい香りが女から漂い始める…。
■カイン > 「そりゃまた、難儀なこったな。
拷問とまで言い放たれるとお願いしづらくなることよ」
仕方がないなとばかりに肩を竦めて、
その案件のお願いは一旦引っ込めることにする。
しかしながら、無茶振りすること自体を諦めたわけでもなさそうだが。
「ご主人様、ねえ。色々と苦労してるみたいだな?
その難儀な性質も含めて、っと」
相手の物言いを聞けばなるほどどうして、
思った以上に仕事も性質もどちらも大変そうだと若干の同情を交えて相手を見る。
しかしながら、だったら遠慮する必要はないとでも思ったのか軽く肩をだこうと手を伸ばし。
「そういう事なら、そうだな。
折角の縁だ、俺が相手じゃあ駄目かい?」
そのまま顔を覗き込む格好を作ろうとしつつに、
喉を鳴らして目を細める。
■ヒルデガルト > 「致し方ありません、この数百年、もっとかも知れませんが、
わたくしはこの性格で育ちました、今更修正もききません」
この男一旦は引っ込んだようだが、油断はできない。
記憶ではそう簡単にあきらめるような性格ではない事は承知している。
「ご主人様を連日、骨と皮にするわけにも行きませんので、
夜な夜な「獲物」を適当に拉致して気持ちよくしてから野に放ってます。」
主に少年とか邪悪に染まりきる前のいたいけなショタを中心に食べている。
同年代とか年上とか人間のでも構わないのだけど、やはり少年が美味だと。
昔は同年代というか外見が同年代が好みだったのに一番の好みに変化があったようで、
肩を男に掴まれて つ、と頭をあげれば
「…手短に摂取がしたいので、口淫だけなら10発ほど出して頂けるのでしたら。」
先程一日三回摂取と言ったはずなのに、たった今10発と言った。
男の持っているデザートは魔力の質といい美味なのでもう7発追加したらしい。
今すぐ 相手して頂けますか、という淫欲な瞳を向けて。
■カイン > 「そりゃお互い様、俺も元々この性格なんでまあ性分だな」
致し方がないと笑い飛ばしてい返して見せながらも、
相手の言葉に喉を鳴らしてうなずき返す。
随分な物言いに少し呆れた様子を見せつつ、
やれやれとばかりに首を横に振り。
「本当に変な所で目をつけられないようにな。
……変な性癖を植え付けるのもかわいそうにと思うが」
困ったもんだと漏らしながらも、続いて言われた発言の欲張りさに思わず吹き出してしまい。
「クック、お前さんもほんとに正直だな。
まあ、構わんけど口だけでってのは御免こうむりたいかね」
それで良ければと言いながらに、軽く唇を重ねようと頭を動かしながらも、二階を示唆し。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/繁華街」からヒルデガルトさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/繁華街」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨店」にピングさんが現れました。
■ピング > 相変わらず今日も暇な雑貨店。
店内の整理をするでもなく、今日も今日とてやりたいことをやっている。
一応は、商品に関する作業ではあるけれど。
何時だったかやりかけて、途中であった写真の仕分けだ。
それは商品説明に用いる所謂『モデル』のものであったり。
この方から使用感を頂きましたという『証明』のものであったりと多種多様。
一応は、許可を得た人の物しか掲載はしないし、基本は顔も名前も――これも許可如何に因るが――判らぬ様に細工はする。
しかして今、カウンターの上に広がる写真群は無修正。
自身のコレクションとしての側面もあり、一枚一枚を懐かしみ、その行為を思い出す様に頬を緩ませながらより分けていた。
その面と言ったら、控えめに言ってもだらしのない助平面だ
■ピング > こうして一枚一枚、じっくりと検分し、仕訳を終える。
その頃にはもう、とっぷりと日も暮れていた。
客は来なかったが、何かやり遂げた感を得た本日。
満足げに鼻を鳴らしながら店を閉める準備を進めるのだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨店」からピングさんが去りました。