2019/06/02 のログ
■ミヤビ > 「んー、誰か来ないですかねぇ」
暇そうな人がいたならこのお茶会にご招待なのだが……
そう思いながら真っ赤なお茶に口を付ける。
ヴァニラフロルを抽出して作った健康に良いお茶だ。当然媚薬効果もそれなりに高いのだが、慣れてしまったミヤビは普通にそれを飲んでいた。
■ミヤビ > 客はそれなりに来るが、一人きりというのはなく、本当に暇であった。
「暇だねぇ」
ぐたぁ、と机でつぶれながらも、ミヤビはグダグダと時間をつぶす
ご案内:「王都マグメール 平民地区 狐喫茶ミヤビ」にジュンさんが現れました。
■ジュン > 「お邪魔しまーすと」
街を散策していたところ、見かけない喫茶店があったので入ってみることにした
これも長い間街から離れているとよくあることだと思いながら
ご案内:「王都マグメール 平民地区 狐喫茶ミヤビ」からミヤビさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 狐喫茶ミヤビ」からジュンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/路地裏」にカグラさんが現れました。
■カグラ > どうにか日の高い間に街、王都につくことはできた。
早速と宿かギルドを探しに歩いたまではよかったが勝手のわからない街を歩いた結果…見事な迷子。
最初は街の人や役人と思われるものに聞きもしたが他国の人間には優しくはなく。
仕方がないとありそうな場所を歩き続けた結果、どことも知れない路地裏に迷い込んでしまう。
「これは困った。ここは何処になるのか」
来た道を振りかえっても見えるのは薄暗い道。
前を見ても薄暗い道、ならば戻るよりも進むほうがましというもの。
どっちからも人の気配と声はするので通りの間のはず。
きっとそのはずと考えて…人の気配をたどって薄暗い道を歩いていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/路地裏」にミヤビさんが現れました。
■ミヤビ > 「ん? どうかしました?」
ふらふらと散歩をし、もふもふとしっぽをゆらしながら偶然歩く路地裏。
そんなところに板見たことのない少年に声をかける。
黒のレオタードに白い服を羽織った、何とも言えない格好の狐の娘だ、年頃は同い年程度に見えるだろうか。
「袖すり合うのも他生の縁、お困りならお助けしますよ」
ニコニコと尻尾を振り、耳を動かしながらそういう。
■カグラ > この先に行けば何処に着くのだろうか。
そんな思いで歩いていれば声をかけられ足を止める。
そうして視線を向けるとそこには大胆な服装をした少女の姿。
同じぐらいの年格好だがその姿格好にまっすぐに視線を向けれずに。
「いや、道に迷ってしまってな。どうした物かと考えていた」
この場所から通りに戻れなければ困らないようで困る。
少女の言葉に何かを企んでいるという感じもなく、おそらくは純粋な好意だと取り、素直に迷っていることを告げて。
■ミヤビ > 「そうですかー、どこへ向かう予定で?」
やはり迷子だったかと思い手を取る。
子供たちも迷子にならないように手を取るので、それと同じだった。
手袋はすべすべの絹製でありかなり良いものをしているのはわかるだろう。
「あ、私はミヤビ。向こうで喫茶店をやっています。あなたは?」
こてん、と首をかしげてそう尋ねる。
■カグラ > 「宿かギルドに向かおうとしていたのだが気が付けば迷いこんでしまったのだ」
初めての街でうかつな行動で迷子になったなどは流石に言えないのだが行先は告げて。
手を取られると顔に赤みが差していく。
触れた手は手袋をしているがいい生地を使っているのか手触りは驚くほどよく。
「我はカグラという。この街に来たばかりの旅人だ」
よろしく頼むと軽く頭を下げて名乗り返す。
旅人との名乗りに迷子の理由も口にしたようなものだがそこには気が付かないで。
■ミヤビ > 「カグラさんですね。ギルドは冒険者ギルドでしょうか。一緒に行きましょう」
そういって冒険者ギルドへと一緒に向かう。自分も一応冒険者だし、何より薬関係で顔が利く。
引っ張るようにして早足でギルドへ向かう。
「旅人さんですか、どこから来たんですか?」
ギルドへは、数分も歩けばつくだろう。
■カグラ > 「そう、そこでいい。すまんが世話になる」
ギルドというだけで通じた事にもしかして冒険者なのかとみて。
少女に引っ張られるままにその後を追いかけて歩き。
「東の国から来た。武者修行というものだ」
特に隠すこともない理由、笑われもしたがそれも今は気にならないぐらいになれ。
驚かれれば大したこともないと笑みを向けようと考えて。
■ミヤビ > 「武者修行ですか、いいですよねー、ロマンですよねー」
楽しそうに弾むように、そのままギルドにつくと、ミヤビは周りの人たちにあいさつをしながらカグラを受付まで連れていく。
ずいぶん気安そうに挨拶をしながら受付までたどり着いた。
「私は、薬関係の卸をしてますから、手続き終わったら声をかけてください」
そういいながら、近くの別の窓口で何か手続きを始める。
■カグラ > 「ロマン?ふむ……そういうものか」
いたって大真面目な理由なのだが少女にはそう取れるのかとみて。
案内されればあっという間にギルドについてしまい、少女が個々の所属だということもよくわかり。
「すまない、助かった。では、終わったら声をかけよう」
受付まで連れて行ってもらえば早速手続きに入り。
別の窓口に向かった少女を見送れば書類を書き終えて手続きを済ませ。
そして登録証を受け取れば別の窓口にいる少女のほうへと向かう。
■ミヤビ > 基本的にギルドで行うのは薬の卸だ。
傷薬や万能薬など売れる薬は数多く、毎月決まった量を収めている。
今日も値段交渉を終え、それなりの金額で売れた後は、いつもおっさんたちの相手をして、媚薬なんかを渡したりしている。
娼婦相手に使ったりするのだろう。案外高く売れるのだ。
なにより彼ら冒険者に好かれておいて損はない。
そんなことをしながらカグラが終わるまで愛想をそこいらじゅうに振りまいていた。
■カグラ > 何の薬を扱っているかは見てもわからず。
ただ少女はギルドでも好かれているのだという事は見ていてわかる。
声をかけていいものかと考えてしまうが約束だからと声をかけ。
「こちらの用は終わった。待たせたか?」
愛想を振りまいている少女に後ろから近づき、そっと声をかけて。
■ミヤビ > 「あ、こちらこそお待たせしちゃいましたかねー」
セクハラしようと伸ばされた手を、狐の尻尾で払いながら、カグラに近づき手を握る。
「えっと、あとの用事は宿ですか? うちに泊まりますか?」
そんなことを言いながらギルドを出て、どこともなく歩き出す。
このまま何もなければ喫茶店兼自宅まで連れて行かれそうである。
■カグラ > 「いや、我のほうが待たせたと思うが…」
少女に手を伸ばしては尻尾で払う姿は慣れているの一言。
この姿なら邪な考えを持つ男もやはり多いのかと周囲を見て。
再び手を握られるとまだ慣れずにほほを赤く染めて。
「しばらく滞在する宿を探さねばと思っている。さすがにそこまでは面倒はかけれん」
ギルドを出ては更に手を引かれて歩き出し。
初対面の家にお邪魔するなどできないと、宿に頼むと告げていき。
■ミヤビ > 「ほんとうですか?」
腕にぎゅっと抱き着くと柔らかい感触が腕に伝わる。
「目をそらしてるつもりかもしれませんが、いろいろ見てましたよね。うふふ」
小悪魔のようにそう微笑みながら、柔らかいものを腕に擦り付ける。
「一晩だけでもいかがですか」
■カグラ > 「本当だ。我とて常識はあるつもりだ。――っ!」
そこまでは世話になれないと首を振り。
唐突に腕に抱き付かれ感じる柔らかさに顔が真っ赤に染まり。
「そ、それはその……そのような魅惑な姿をしていれば仕方ない」
知ってたのかと困ったような顔をして腕からの感触に難くなり。
「だが……しかし……いや、やはりそれは悪い」
先ほどとは違い魅力的な誘惑、それを懸命にダメというように堪えて。
■ミヤビ > 「ふふふ、いっぱいエッチして、孕ませてほしいなぁ♡」
そんなことをささやきながら連れてこられたのは狐喫茶。ミヤビの自宅である。
喫茶店は盛況で、中には狐娘たちが走り回ったりしている。どの子もミヤビとどこか似ている子ばかりで。
「みな私の娘ですよ、かわいいでしょう? 手を出したらもぎますから」
とか言いながら、抵抗しなければ奥に連れていかれるだろう。
■カグラ > 「そういうことはもっと知り合ってからでないと…それに我では責任はとれん…!」
なんだかんだと抵抗できぬままに連れられてきたのか少女の家。
喫茶店と併設しているのか、繁盛している、少女とそっくりなどと半ばエッチ、孕ませてという言葉に慌て。
「出さぬ。子にもミヤビにも出さん」
だから勘弁、泊まるだけと貞操の危機にようやく強い抵抗を見せる。
■ミヤビ > 「ほんとうですか? でも、寝室は一つですよ?」
にっこりとほほ笑む小悪魔スマイル。連れて行かれた部屋はミヤビの部屋で、ベッドは一つしかなく、家具も薬棚ぐらいである。
「さて、どうしますか? 帰りますか? とまりますか?」
日もすでに沈む時間。今から土地勘のない場所で宿を探すのはなかなか難しそうである。
■カグラ > 「さては企んだな……」
その微笑みがまるで別のようなものに見え、連れ込まれた部屋にはベッドは一つ。
おそらくだが少女の寝室なのだろう、他には棚ぐらいしか見えず。
「部屋の隅を借りる。我は無責任に子を仕込むなどできん」
それで勘弁しろと本当に困り果てたという顔をして見返して。
■ミヤビ > 「えー、まじめだなー」
もっふんもっふん、とべっどのうえでぽよんぽよんとしながら、カグラの方を見る。
「そんな隅っこじゃなくても、一緒に寝ましょうよ、ふわふわですよ。手を出さなきゃセーフですから」
もっふんもっふんとしながらそんなことを言う。
■カグラ > 「我の国では当たり前のことだ」
この国ではどうかは分らない事ではあるが、こんな状況で手を出せるほど異性慣れもしていない。
だからこそ懸命に誘惑に耐えて。
「そういって出す気であろう?」
少しだが少女の性格はわかった気がする。
きっと出さなければ出すだろうと思わず問いかけて。
■ミヤビ > 「うふふ、どうなんでしょうね?」
そういいながら、ベッドサイドテーブルで香を焚く。甘いいい香りがほのかに部屋に漂う。
「でもそんな隅っこに居たら気が引けるじゃないですか」
といいながらカグラの横に座って尻尾をモフモフと擦り付けたり、体をすりすりしたりする。
■カグラ > 「まだ出会って少しではあるが…なんとなくわかってきたぞ?」
連れ込まれた時点で逃げ場はない。
香を焚き始める少女、部屋に漂う香りにその後は簡易に想像ができてしまい。
「そんなことは欠片も思っておらんだろう…」
隣に座る少女の誘惑に己の足を抓って耐え。
甘い匂いの中に感じてしまう少女の感触に陥落寸前となってしまって。
■ミヤビ > 「まあ私が、というよりこの国の流儀ですね。みんな貞操観念が伸びたゴムみたいにダルダルなので」
よく分からないたとえをしながら、飲み物を差し出す。
「うちの喫茶店の特性のお茶ですよ。冷たくておいしいと評判な奴なのでぜひ」
といいながら自分でも同じものを飲み始める。
手元を見れば、ミヤビの乳首が立ち、レオタードの上からでもそれが分かってしまうだろう。
■カグラ > 「来る国を間違えたのかもしれん……そんなに貞操概念が緩いのか」
少女の言葉になんとともう驚くしかできず、反射的に差し出された飲み物を飲んでしまう。
「特性の…?確かに喉越しはよいが……っ!」
喉越しはとてもよく冷たいお茶。
それを飲んでしまえばすっとした後に体の奥から熱が上がってくるような感覚。
もしやと少女を見ればレオタード越しに膨れているものに気が付き理性が飛んでしまい。
反射的に少女を押し倒し覆いかぶさっていく。
この後がどうなったかは……二人だけが知ることになるはずで。
ただ己は未知の経験をして朝には抜け殻のようになっているだろうか。
■ミヤビ > そのまま二人がどうなったかは、また、別の機会で語られることでしょう。
【つづく】
ご案内:「王都マグメール 平民地区/路地裏」からミヤビさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/路地裏」からカグラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/路地」にカインさんが現れました。
■カイン > 人気のない路地を一人の男がゆっくりとした足取りで歩く。
通りをまたいだ先は繁華街なのか、この遅い時間帯でも囁かな喧騒を運んでくるものの、
他に響く物と言えば男の足音くらいの静かな空間である。
「…何かこれはこれで落ち着かないな。
貧民地区のあの路地の危険地帯具合のほうがおかしいのは判るんだが」
いつも何処かに誰かが潜んでいる気配のする貧民地区とは異なり、
比較的治安がいいからだろうかいつもの癖で路地の気配を探ろうとしても、
空振りに終わることばかりで逆に何処か落ち着かない様子。
自然とその考えが口から滑り落ちて苦笑いに変わり。