2019/06/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」に刀鬼 紫沙希さんが現れました。
■刀鬼 紫沙希 > 平民地区の提灯が列をなして吊るされ、当たりは一面を照らしている。
今宵は平民地区の一角で何がしかの神様を祝っての祭りが行われていた。
今日の出店の大変を紫沙希一家が仕切っており、一家の主である鬼は出店群から少し離れた場所で店の様子を伺っている。
一家は出店の運営だけでなく、祭の警備の一部を担うこととなっていた。
その代わり他所よりも多く出展させてもらっているのだが。
「はぁ~~、疲れたな。」
口から魂が抜け出そうになっている鬼。
祭の警護は意外と大変であった。
酔って気が大きくなった者をなだめたり、親と逸れた子供を親と合わせたり。
腰にある白鞘の出番はまずないが、業務自体は忙しく。
子分たちは店にかかりきりなので自然と鬼も手伝うことになった。
売り切れた店の担当であった子分たちが戻ってきたことで、漸く鬼は自由となる。
団扇で煽っては粗雑な椅子に腰かけ、休んでいる。
■刀鬼 紫沙希 > 祭はもう少し続く。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」から刀鬼 紫沙希さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアルブムさんが現れました。
■アルブム > 王都の住宅街、十字路に面した小さな公園。時刻は夜9時を回ったところ。
民家の窓からは灯りが漏れているところもあれば、すでに消えている家も。
すでに団欒のときは過ぎ、明日に備えて寝始めている家庭が多いだろう。
常夜灯も道沿いにしかなく、公園は静かな闇に包まれ、当然人はひとりもいない。
……否、ひとりだけいる。白いローブに身を包んだ小さな人影が、辻と公園を隔てる生垣の影にしゃがみこんでいた。
「…………………………………」
まんじりともせず、生垣から金髪の頭だけをちょこんと出し、公園の中を観察している。
どうやら最近、この公園の花壇が何者かに踏み荒らされているらしい。
夕方には何ともなかった花々が、朝見てみると何者かが横切ったように踏まれているらしいのだ。
アルブムが頼まれたのは、その犯人探し。
夜半から翌朝にかけてこうして見張っていれば、花壇を横切る不届き者の存在を確認できる……ハズ。
そのためにここ数日かけて生活リズムを夜型に変えたのだ、必ずや下手人を見定めてやるという意気込みがある。
「……………………むー…」
生真面目なアルブム、集中力はある方。セントポーリアが植えられた花壇をじっと見つめ続ける。
しかし、花壇のある側……つまり公園の中から見れば「一応は」身を隠せているというレベル。
そしてそれ以外の方向、道側や公園の外から見れば、てるてる坊主めいたローブ姿はあまりにも目立って見える。
■アルブム > 「…………ほんとに犯人、来るのかな……」
ぽつりと不安げにつぶやくアルブム。
皆の憩いの場を彩る花々を踏み荒らして歩くのはよくないことだ。不届き者にはしかるべき罰があるべきである。
しかし、アルブムが待ち構えることによって花壇荒らしがやってこないならば、それもそれで御の字。
公園の管理人とは3日はこうして待ち伏せを行うように契約しており、犯人が見つかろうと見つかるまいと報酬はもらえる。
……その3日分の食費に少し色をつけた程度の金額だけれど。
いや、これは報酬の多寡の問題ではない。奉仕活動は聖職者アルブムの当座の生業なのだ。
「………………………うー」
とはいえ心細くもなる。闇の中でひとりきり、この場を離れることもできず、本すら読めないのだ。
致命的な危険が迫ったら《かみさま》が何かしら助力をしてくれるだろうけれど、暇つぶしの話し相手にはなってくれない。
■アルブム > 「………ん、ぁ……」
生垣の陰でしゃがみこんでいたアルブムが、唐突に身を震わせ、かすかに喘ぎ声をあげる。
そして蜂蜜色のポニテを振りながら、きょろきょろと周囲を見渡す仕草を見せる。
「おしっこ……」
尿意を催したのだ。人間なのだから仕方ない。
しかしこの公園に公衆トイレはない。夜も更けていて、周囲の人家から借りるわけにも行かない。
なにより今は待ち伏せ中の身である、この場を大きく離れることはできないのだ。であれば。
「……………………」
生垣の高さに身を屈めたまま、這うように移動するアルブム。
ときおり首をもたげ、不安そうに周囲を警戒する。もちろん花壇の方に気を配るのも忘れない。
そうしていそいそと屈み歩いて辿り着いたのは、待ち伏せポイントから10mほどの場所にある街路樹。
この根元で「致す」しかあるまい。
「待ち伏せの場所でしちゃったら、さすがに匂いが気になるもの……」
そうぼやきながら、アルブムは木の根元に身を寄せ、ローブをたくし上げる。
軽く開いた脚の間には空色のタイツに包まれた丸い膨らみ。
そこに手を添えて指で挟むように握ると、細いシルエットがタイツを延ばしながら浮かび上がる。
「……………………ん、ふっ」
微かに力むと、布地に覆われたままの陰茎からささやかな水音を伴って薄黄色の温水が溢れ出る。
尿は布地を通り抜け、そこにわずかなシミを残しつつも放物線を描き、木の根へと降り注いでいく。
全身タイツのアルブムは「小さいほう」をするときにまで着衣すべて脱ぐわけには行かない。ましてや今は屋外にいる。
だから普段はこのようにタイツ越しで排尿するのだ。
■アルブム > 「んぅ……………」
下腹部から圧迫感が引いていく恍惚。目を細めながら屋外排尿行為に興じる少年。
しとしとと降り注ぐレモン色の迸りは、ほのかなアンモニア臭と香水めいたサンダルウッドの香りを入り混じらせている。
特異な香気ではあるが、決していい匂いとは言えないだろう。
やがてその迸りが勢いをなくし、雫が垂れるのみにまで落ち着くと、アルブムは腰を揺すって残滓を切る。
「……《かみさま》、お水、お願いします」
しゃがんだ姿勢のままでアルブムは左手をそっと胸の前に運び、手のひらを上に向ける。
するとその手の上に、空間からにじみ出すように清水が現れ始めた。
しかもそれは重力に引かれることなく、ぷるぷるとした球形を保ったままで手の数センチ上に浮いたままなのだ。
リンゴ大にまで水が膨れると、それをそっと手で運ぶように己の股間まで持っていく。
「……………んぁ」
排尿行為を終えたペニスの先端をその水玉に突っ込み、布地ごと洗っているのだ。
布越しに排泄する以上、こうしないと汚れが一張羅に染み付いてしまうのだから、必要な措置である。
敏感な先端を襲う冷たさに嬌声を漏らしてしまいつつも、ツプツプと丹念に出し入れし、不浄を清めていく。
洗浄が終われば水玉を木の根元へと撒き捨てる。
これで地に滴ったモノがすべて洗われるわけでもないが、ある程度は匂いも薄まるだろう。
……以上、これが全身タイツをデフォルト装備とするアルブムの日常的な立ちション風景である。
「………戻らなきゃ」
することをやり終えたアルブムは、いそいそと元の地点へと戻っていく。
■アルブム > 「…………………………………」
11時頃。未だ犯人は現れず、じっと花壇をにらみ続けるアルブム。
「…………むー……」
12時頃。辛抱強いアルブムもさすがに焦れてくる頃。
「…………………う。また………」
翌1時頃。再び先程の場所におしっこしに向かうアルブム。
「……………………………Zzz…………」
2時頃。生垣にもたれかかって寝ている!!!!!!!
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアルブムさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 狐喫茶ミヤビ」にミヤビさんが現れました。
■ミヤビ > 今日もモフモフ、元気にお薬屋さんを営業中のミヤビ。
当然客なんてみんな喫茶店の人です。
足を組み、ハイレグからはみ出る足をさらしながら(娘たち曰く、お母さんの売りだそうだ)のんびりとお茶を飲んでいる。
■ミヤビ > 新しいお茶を持ってきてくれたのは娘の玄(クロ)だ。最年長だが、見た目は10歳前後のかわいらしい子は、丁寧にお茶を注いでくれるととことこと帰っていった。かわいい。
そのお茶を飲みながら、するのは果たして客漁りなのか、それとも男漁りなのか、少々迷うところではある。