「……はいっ。《かみさま》がそう言うのでしたら。 ぼく、やってみます!」
【見た目】 身長132cm、体重29kg。 当人は14歳と主張するが、それよりも明らかに幼い容姿。声変わりもしていない。 蜂蜜色の髪を長く伸ばし、うなじで縛りポニーテールにして垂らす。 瞳は空の色。肌は全体的に白く、体毛はほとんどない。性器の発達も見た目相応。 全身にほのかなサンダルウッド(白檀)の香りを纏い、体液からもその香りがする。 普段街や野を歩くときは、全身タイツの上にローブを羽織り、身の丈を超える巨大な木の杖を持つ。
【性格】 明るく元気、好奇心旺盛、でも根はちょっぴり弱気で心配性。 勉強熱心でもあり決してアホの子ではないが、物事の判断は《かみさま》(後述)に頼り気味であり、決断に際してあまり深くあれこれ考えない方。そのため弱腰にも関わらず危険や誘惑に果敢に飛び込む短慮さもある。 また田舎の出であるため、都会の常識にはあまり通じてない。人の悪意を見抜く術に欠けるのに、対価を求めることなく他人に尽くすことを善しとする。 精通済みで自慰経験もあり。性知識も徐々に身についている。非童貞、後孔も非処女。性欲も年相応にあるが、《かみさま》が無駄に禁欲を強いるため溜まり気味。『男らしさ』というものにさほど拘りを持っていない。
【来歴】 まれびとの国の北東の外れにある小さな限界集落《コーキ村》出身。 生後間もなく、集落の中心にある白檀の木の根元に置かれていたのを村の老人が見つけたという。そのためアルブムに両親はおらず、老人たちの手で育てられた。 言葉も覚えぬ頃から、他者の傷を癒やす・食べ物を生み出すなどの《奇跡》を幾度となく成し遂げたため、神童として大層寵愛された。そして10歳の時に突然《かみさま》の声を聞くことができるようになり、以降は身体の成長も止まってしまった。 13歳の誕生日に《かみさま》のお告げにより旅に出るよう勧められたため、村に魔物避けの結界を残してアルブムは放浪の旅に出ることになる。 やがて王都へとたどり着き、今に至る。
【能力】
◆《かみさま》 アルブムの心の中に常にあって、彼に助言(?)と幸運、そして奇跡を与えるモノ。女性。 アルブム自身は《かみさま》の正体を知らないが、それがとても素晴らしく賢い上位存在であると盲信している。脳内に響く彼女の言葉にはまず従い、アルブムが疑問を挟むことはない。 孤独な旅人であるアルブムが危機に瀕したときには適切なアドバイスや助力を与えるが、そうでない時は世界各地に連れ回すように旅を強いたり、一般常識から外れた知識を与えることもある。 世に布くべき「教え」を持っているらしい。十分に成長したら教えを授けると嘯き、アルブムに数多の試練を課している。 RPメタ的には、か弱い少年であるアルブムを危険な状況・スケベな状況に持ち込み、修行と称して懊悩させるためのデウス・エクス・マキナ。ぶっちゃけロクでもない存在。
◆《奇跡》 一切の対価や魔力消費などもなく、高等魔術に近い《奇跡》を起こすことができる。 ・治癒の奇跡。「時間が経てば自然に治る」ような傷や病気に限るが、きわめて迅速に治癒を施すことができる。 ・食糧作成の奇跡。何もない空間に果物や料理、水や酒を創り出すことができる。 ・硬化の奇跡。肌や服、手にした杖などを瞬間的に硬くし、攻撃力や防御力を増すことができる。 ・飛行の奇跡。翼もなく、まるで泳ぐ魚のごとく宙を舞うことができる。 ・結界の奇跡。悪しきモノがアルブムに近づくことを禁じる。 ・浄化の奇跡。汚れた衣類や家具等を清めたり乾かしたりする。 その他にもさまざま。 いずれも《かみさま》の力であり、行使の際は彼女に頼みこむ形となるため、《かみさま》の気まぐれ次第で使えなかったり、勝手に発動したり、歪んだ形で発現することもある。傾向として、他者を助けたり《かみさま》の威光を見せつける時には効果は強くなり、逆にアルブム自身が楽をするために奇跡を請うと酷い結果になる(例えば自分で食べる為の食糧を乞うと、すさまじいゲテモノが生まれる)。
◆《幸運》 《奇跡》の一側面、パッシブ効果。「生存」の方向性に限り、アルブムはとてつもなく運が良い。 素寒貧になって野を彷徨えば金貨袋の落とし物を見つけ、崖から落ちても木に引っかかって軽傷で済む、手強い魔物に囲まれると見計らったように助太刀が現れる、などなど。 これもやはり《かみさま》の力なので、歪んだ形で発現することがある。
◆《清浄》 《奇跡》の一側面、パッシブ効果。アルブムは病気や毒といった「健康を害する穢れ」に強い抵抗力を持つ。《かみさま》はアルブムの生命と健康に気を遣うため、この効果は基本的に歪まず発現する。 ただし媚薬などの「健康に害がない」薬物等にはこの抵抗力は働かない。また完全に無敵というわけでもない。 他者に直接この抵抗力をもたらすことはできないが、他者の「穢れ」を何らかの方法で引き受けたうえで無害化することはできる。
◆成長停止 彼の身体的成長は基本的に10歳の時点で止まっている。 試練を越えることで賢くなったり力が強くなったりはするが、外見は大きく変わることはないようだ。
【装備】 ◆コーキのタイツ ウールを主とする複合繊維で造られた全身タイツ。手足の指先から首筋までをぴっちりと覆う。 気候の厳しい辺境の地で培われた特殊な織布技術により、薄手ながらもきわめて暖かく、保湿性に富むが汗をかいた時には適度に蒸散させて体温を下げることもできる。しかもよく伸び、肌触りはシルクの如し、濡れてもすぐ乾く。 数枚常備し、汚れたり破損しても《奇跡》で直しながら愛用している。 (RP時には気軽に破いてもらって大丈夫です)
◆白檀の杖 長さ150cmに達する白檀製の杖。大きな鈴付き。先端にはランタン等を吊るす金具もついている。 特別な力はなく、白檀の香気もほとんど飛んでしまっているが、彼の生まれ落ちた故郷の木から作られているため、愛着はひとしお。
【ロール】 通常時10分、気合いが入ると20分前後。なるべく短く収まるよう心がけます 改行、記号等、下品な表現も使います。 展開をスムーズにする程度の確定、ささやきによる挨拶や展開の相談、合わなかったときのFOも大丈夫です。ただロールの展開についてはあまり示し合わさず流れに任せるほうが好みです。 既知設定は一応可ですが「噂で知っていた」程度で。
グロはあまりにも描写が悲痛で過酷なものは避けたいですが、たいていは可です。 後に残る身体的・精神的影響を与えたい場合は事前に相談してくださるとありがたいです。 可能な限り公開チャットでのRPに挑みたいですが、ROM禁への移動も承ります。
【Appendix/《かみさま》メモ】 《かみさま》は実のところ、上位存在を詐称する者である。 遠き場所よりアルブムの運命を出生時から観察し、翻弄し、念話を通じて難題を課し、ささいな失敗もあげつらって責め立て、偽りの信仰に四苦八苦する少年をあざ笑う者。クソ野郎。 《奇跡》とされる力も遠隔地からアルブムを通じて発現される一種の魔術である。《かみさま》自身の力は強大だが神格の域ではなく、上位魔族なら可能な程度の芸当である。
当然、ヤルダバオートなどの主神クラスの存在ではない。どれだけ権能を高めてもそれらの脚元にも及ばない。 このことは《かみさま》は自覚していてアルブムにも仄めかしている。 それでいて一端の神格であることを自称しているが、先述のとおり真っ赤な嘘である。
曰く、《かみさま》は『世界を清める』権能と責務を負っているとのこと。 当然その責務はアルブムにも課せられ、汚れを清める行為によって《かみさま》をより深く理解できるという。そのため最近は、奉仕活動として街路や宿の水回りなどの清掃を主に行っている。 しかし『世界を清める』ことの具体的な内容は不明。 |