2019/03/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にボブさんが現れました。
ボブ > (南北を貫く大通りと東西を貫く大通りが交わる所にある大広場へとやって来た褐色肌の男は近くの屋台で
焼き肉串と酒を買い、それを手にベンチへと腰掛けると昼間っから楽しげに飲み始めていて)

「ふぅ~~、いい感じに暖かくなってきて外飲みも出来るようになったな」

(それほど酒精の強くない酒を口に運びながら、その合間に焼き肉串を口にし、実に気楽そうに王都での時間を過ごしている男)

ボブ > (ベンチに腰掛けて、大広場を行き交う人たちの姿を見ながらちょっとした昼飲みをしていた男だったが、
焼き肉串も串だけに酒のカップも空になればベンチから立ち上がり、空になったカップを酒を買った屋台へと返していけば)

「さて……軽く日が傾いてきたな。 …となればこの後は大人な店に繰り出していくのが定番かな。
だからこそ酒も抑え気味に飲んでた訳だし、息子の方も元気で暴れまわれるだろうしな」

(軽く伸びをするような動きを見せていけば、男は足を歓楽街の方へと向けて、その姿を人ごみの中へと消していった)

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/広場」にスミデーさんが現れました。
スミデー > (早朝の広場、人のも疎らな中を旅装姿でゆっくりと歩き
噴水の縁に腰掛けて早朝から活動している街の人間達を観察し
て、小さく欠伸を零す)

「ふぁぁ……ん、珍しく朝早くに目が覚めたから散歩にでもって
想ったが、あんまり人もいないし出店もしてないし、面白くな
いな。まぁ、散歩なんだからそれくらいでちょうどいいかも知
れないけど。それにしても、師匠が来るとは思わなかったな」

(召喚術を学んだ師が自らの元を訪問し、無駄に人間を狩るのは
辞めるようにと忠告しに来るとは思わなかった。特段、証拠ら
しい証拠も残してないが、師匠には分かったらしい。そして
人間達を刺激するようなことはするなと、王国を敵に回すよう
なことをするなと言われ、渋々とそれに従うことにしていた。
ただ、苗床にしたり楽しんだりは構わないとも言われたので
そちらで楽しむかと)

スミデー > 「さて、不審者がいると衛兵に言われる前に
宿に戻ろうか……ああ、不審者って言うのはあながち間違えて
無い気がするな」

(朝から何もせず噴水に座って人間観察をするのも飽きてきた
ところで、そろそろ戻るかと立ち上がり、宿へと戻って行った)

ご案内:「王都マグメール 平民地区/広場」からスミデーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアンブレイラさんが現れました。
アンブレイラ > 【約束お相手様待ちです】
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にさんが現れました。
アンブレイラ > 彼がその、傷だらけの身体に忌々しさを覚えずただ
綺麗だと、好意をよせてくれたことに何の恐怖もすることはない。不快感もない。
ただそこらにいる普通の人間の常識の枠にはいないそれだけのことだろう。
しかし、胸を過ぎ、背中から腰へとそのなだらかな動きが通っていく感覚は暖かかったり
柔らかかったりするだけではなく、触れられるたびに傷口に、微かに刺激する。

「はぁ…ううっ、……すいません、自分でもあまり触れようとしなかった傷で…
いえ、大丈夫です…えと、し、した、下の方も…」

口がごもごもと躊躇するのは、殆ど恐れが理由ではなくなっただろう。青年の男に身体を
許す行為、恥じらいは一般的な女性にはある。

ぐいっと、二人の顔が間近に近づく。これまでになくアンブレイラは心臓の高鳴りを感じ、

「えっ、…は、は、はいいい」

しどろもどろに返答する。

これはいくら精神体が老いた妃の霊であれ、反射的にそう仕草を取ってしまうのは仕方なかった。

(な、なんじゃ…わちきにこんなにも近づきおって…。じゃが、悪くない気分じゃぞ…
いや、身体を任せることに何も悪いことはないじゃろ…、いや、これは無意識か、むむぅ…
この、感情は、なんだか、ぬぬ、なんだかのう…)

身体が彼に応ずることに精神の方が戸惑ってしまう。そうこうしている内に、
彼の手は下半身の股にまで届く。同性同士ならまだよい、今そこにいるのは、青年である。
しかしながらそれと同時に、主としたものである。

微かに全員を震わせながら、彼に向ける視線はとろみを帯びてきた―

> 「恥ずかしいんなら、見えない方が良いかな…?」

と、さらに顔を寄せて、額と額が、鼻先と鼻先が触れ合う距離に。
そして、静かに唇を寄せて、しどろもどろになる女の言葉や吐息をひととき封じるように唇が触れる。
そうすることで、彼女が自らのカラダの何処を拭かれ、触れられいるかは、肌の感触からのみ感じるようになる。
…羞恥がとても軽減されるわけではないはずだが…。

その間に、する、する、と衣擦れの音を立てて彼女の下肢から衣類が解き放たれ、春先の室温の暖かさに晒されていく。
暖かなタオルを絞り直して、細やかに温もりを保ちながら、両方の太腿を
、その内側の敏感な部分を布地が弄って、その暖かで繊細な心地が、女性の秘する割れ目に触れ、こしゅ、こしゅ、とくすぐり、優しく磨くような前後運動で摩擦する。

その後、その手探りは下腹や、裏側のお尻を左右の尻肉もこねまわすように拭いて、谷間や、菊座も綺麗にするように、
隅々まで丁寧に拭き上げていきながら、敏感な各所には布地越しに指先で弄り、その豊かな四肢の形やふくよかさや、反応を味わっていく。

「―――よし… これで、カラダも綺麗だ。
…んっ…っちゅ……ッ…」

すっかり全裸となった少女の身体が綺麗に磨き上げられて、
唇を開放しては、再び重ねるキスを繰り返すまま、
男の器用な指先が豊かな乳房を優しく捏ね上げて、股の割れ目を手のひらで再び摩擦し、指先で僅かに開閉するような動きで刺激していく。

ベッドに腰掛ける男の膝に抱きかかえるようにしていれば、
黒の衣装の、男の股間部分に逞しい膨らみが、彼女の柔らかなお尻を下から突きあげていて

「レイラ、俺のも…綺麗にしてくれ。」

と、蕩けた瞳に、ワイン色の視線を絡めて告げる

アンブレイラ > 「み、見えない、方がですか?…ん!……」

口封じ、別に女の発する声音が喧しいわけではなかっただろう。しかし、
女は少しでも外に出して発散したかったものがあっただろう。

彼の手付きはいよいよ露骨にアンブレイラの秘部へと迫っていく。刺激が徐々に強まっていく。
優しくとはいえど傷もあり、暖かさもあり、敏感になった部分を何度も何度もこすられていく。
視界が塞がれ、五感の一つが封じられれば、自然と残りの四感はより活発になってしまう。

ふくよかな尻肉、太腿を時に揉むように拭き上げられる。彼女の肉付きはまさに女として魅力的。
男の性欲をかきたてるには充分ないらやしいラインを描いているか

一瞬のつい唇が離され、息を小刻みに吸いながら訴える

「や、やや、やめてくださいませご主人様…っ、わ、わちきはそんな、準備、できて、ない…ですよ…ぉ…」

何の準備なのか、こうまで大胆に愛撫を重ねられれば明らかであろう。口づけられながら本格的に
女の部分をいじられていく。

くったりとし、断の膝に抱きかかえられていると、後背から感じる、ひときわ熱く、硬い感触。

「…ふえ、こ…これはー…
わ、わちきに、え、そ、その、あれ、それをき、綺麗に…!?そ、それはでも業務とは関係な…」

恥ずかしさのあまり断りを入れようと思ったところで、彼のワイン色の瞳に彼女の焦点が奪われ

「……、はいいい♥命令とあらば、仕方ありませんですー…ご主人様、ご奉仕を、させてくださいませ…♥」

恰も催眠に落ちたかのように、彼の熱い膨らみに顔、手を寄せていく。

> 女の発する言葉を悪戯めいたリズムで時々唇で塞ぎ、
時々唇を離して開放し…ときには、重ね合ったまま声や言葉を発させて、
声色と一緒に不規則になる言葉も、何処か興奮を盛り上げる。

「ああ、業務とは関係無いが、「命令」は「命令」だ」

と、言葉では拒むような、困惑する様子を可愛がるような薄い笑みを浮かべ、『命令とあれば、仕方ない』と、一転して嬉々とした様子の女を可愛がるように膝に抱きかかえなおす。

秘部や背を指が撫でたり、時々逞しい腕で持ち上げるようにしながら愛撫を繰り返し、
その合間に自身の衣類も肌蹴させ、飲食業のためか、既に綺麗な肌を顕にしていき…
膝に腰掛ける彼女の太腿をかすめて、高ぶって反り返る巨根が姿をあらわす。

「そうだな…じゃあ、手でも、口でも胸でも…レイラが一番、興奮するやり方で、そいつを悦ばせてもらおう」

と、抱き上げる腕の力を緩めて、自由に動けるようにする。

ベッドに腰掛ける男に跪いてでも、
女がベッドに寝転んで男に跨がらせることも、
男を仰向けに寝かせて上から奉仕することも、
どのような体制や行為で、奉仕をするのか楽しむように。

アンブレイラ > 長らく我慢していたものだろうか、そうでもないか
彼の巨根は彼女からすればひときわ大きく怒張しているようにみえた

「ですね、「命令」、「命令」でした、申し訳ありません♥
優しくして貰えるのですから、その分お返しをして差し上げないと」

そして、身体の自由を頂き、選べる奉仕のやり方。観察するように断は女の子座りで顔を蕩けさせている
アンブレイラを覗くだろうか。

(…これじゃな…、わちきの望んでいたことは。そうじゃ、ふふ、麗しき肌よのう。
天下の王にふさわしき妃として、礼法や内策を極めてきただけではないのぞ。
選ばれし女として、正室として男を悦ばせる作法も熟知しておる…、青年よ、主よ覚悟しておれ♥)

「ええ…、まずは、ベッドに上がりましょう。それで…わちきの方から貴方の方へ体を迫りますので…」

互いベッドで対面となり、その上で断の股を開き、天井へ仰ぐ彼の肉棒に、覆いかぶさるように彼女の
ぽってりとした唇と汗の滲む乳房が降り立つ。柔軟なアンブレイラの身体は、丸まって彼の視線より低い
ところに背を映し、両手は彼の腰深くに交差している。両足は嫌でも開き、既に露を垂らす秘所があるが
彼の視線からは見えないようにしてある。

「ん…んちゅ、わちきも、料理の心得がありますゆえ…、それとは違いますが、主様の味を…うむ、ちゅるる♥」

怒張の先に口づけをしたあと、ゆっくりとした前後運動からはじまり、艶かしく舌を絡ませながら彼の両股
には乳房が鎮座し、屹立した乳首を露わにしている。傷は多くあれど、今ではそれが彼の背徳心を
掻き立てるだろうか。

> その白く艷やかな女体が、好ましい奉仕のために傅き、動く様子をワイン色の視線が愉しむように追う。
その一つ一つの動きを愛でるように、頬や肩、背中に触れながら誘導されて、ベッドの上で向かい合う。

「ふふ、ああ、楽しみだ…」

命令として、従えている筈の女の言葉通りに主人が動く、不思議な行為。
股を開いて真上を向いて屹立する肉棒が、左右から柔らかな圧力に包まれて熱を交換し合う。
アンブレイラの身体が、猫のように器用な柔らかさで屈みこみ、
みずみずしい唇が肉棒を挟み、捏ね上げながら舌先で前後にこすられて、
彼女が味わうと述べた言葉のとおりに、一段と牡の香りが増していくようにビクン、と震えて反応する男根の先端から、トロ…と粘つく先走った蜜が垂れて、奉仕する舌先に徐々に牡の味を染み込ませていく。

「ん、っ…っふ、 へぇ、じゃあ今後のためにも…たっぷり味見して、味を覚えておいてくれ……ん…!」

見下ろす青年からは彼女の肩や背中や、遠い位置にお尻のシルエットが見えて、
その背筋や腰のラインをつつー…と指でなぞったり、その位置からでも太腿に乗り上げた巨大な乳房がまろび出ているのを見て、脇からそれを揉みしだいたり、太腿に擦り付けられる乳首の感触を楽しんで…

奉仕を受け続ける彼女の口元でさらに育っていく肉棒は、どんどんと昂ぶりと熱を増して、最初の爆発まで間もなくという気配が迫る。

「…!っく、ぅ、は、もう、出そう…だ…」

アンブレイラ > 主人が望む事を考え、動くのも従者として大事な素養
ただ言いなりの女では人形のごとく味気ない。特に彼女の心は王に尽くした者。王は政務に忙しく
内事を捌く余裕はそれほど持てなかったであろう。だが王にとっての答えはあり、それを見ぬき代わりに
担うのが妃の心得だっただろうか。

「どうでしょう…心地よいでしょうか…?ふふ…わちきは柔らかい身体で、かつ靭やかですから。
これは憶測ですが……だから、こんなに傷だらけでも耐えられるのでしょうねぇ…」

本当の事は取り憑いた彼女も調べた結果少し分かっているのである。永い薬物投与の末、
強化された肉体は時折昂ぶった実験員の慰み者にされた事もあった。その上、よく上等な快感をもたらせるよう、
媚薬の類も服用させられたために、先程までの傷に触れられた痛みは、今の情事を経て快楽に変化していくようだった。

「あむ、ふぅ…、んぷ…、ご主人様…、溢れています…♥濃厚な蜜が…
そうです…、わちきの身体も貴方のものに…、もっと、もっとわちきを弄ってください、扱って…♥」

傷の辺りを触られれば、びくんと身体を震えさせる。蘇る快感。身体が覚えている。
精神の方も、かの記憶を呼び醒まし、発情して止まらない。
身体にはこんな素質があったのだ、これは運がよかった、取り憑いてよかった、アンブレイラは断とのまぐわい
を総てで受け止めている

やがて肉棒の脈打ちが早くなる、射精の予兆だ。そう感じた彼女はきゅっと口を窄め

「出そうですね…吐き出してくださいませ、貴方の精を、レイラに注いで♥」

淫魔ともいうべき口淫で亀頭を吸い上げる

> 「んっ…ふぅ、く、良い子、だ…っ」

淫らな口使いに、漏れる吐息、発情しきった蕩けた言葉に、逞しい男の背も限界が近いゆえにゾクゾクと震えて、舌先や唇が的確に急所を突いて快感を与えるたびに、青年の身体もビクン、とわずかに跳ねて、女の口中でたっぷりと愛され、舐られる肉棒も女の頬の内側で悦んでいるのが、その活きの良さから伝わるだろう。

己の肉棒に抱き寄せるようにしつつ、丸見えの女の背中…その傷跡をなぞるように舐める。

女の言葉や傷跡から、女の過去や素性や体質に合点が言ったわけではないが、あきらかにこのように扱われることに興奮を覚えている女…明らかになっていく素質素養に、男も内心、心躍って

「ああ、出る、出すぞ…っ…レイラ…!
たっぷり、よく味わって…飲み干すんだ…。 全部飲めたら、ご褒美だ…っ…ッ…!!」

と、根本まで肉棒をねじ込むように腰を突き出し、アンブレイラの頭を掴んで引き寄せ、深く、深く…亀頭が喉奥まで届くほど突きこんで、
そして放たれる熱い熱い、ドロドロの白濁の放流。

その味わいは、並の男の其れよりも雄の味が濃く、濃密で粘度も高く、量も多い。
それを口中と喉に断続的に放っていく。

彼女の中にそれが染み渡れば、僅かに魔の血がまじる男の精液と、日頃から味見のように青年が摂取している、魔性の香草やスパイスが体液に溶け出していて、

過去、薬物に浸かりきり、その女肉を弄ばれきった女の体に、まぐわいの興奮に加えて、またもうひとつの快感の記憶を呼び覚ますかもしれない。
より深く、はしたなく乱れ痴態を晒す悦びと…主の好きなように肉体を弄られ、作り直され、それで遊ばれる、己の身体が玩具になっていく興奮を。

媚薬めいた男の精液に、女の肉体に眠る素養がもし反応したならば、
その豊かな乳肉と尻肉が、むくむくともう一回り豊かに育ち肥大化し、
興奮に応じて、口元や秘所から滴る蜜や唾液が、さらに止まらなくなるかもしれない。

アンブレイラ > 痛みが快感に変えられるようになった身体は、心で落ち着かせようとも
止めることは難しくなるだろう。それを理解できないほど子供の精神でもなく、熟れた女なら
うまく利用する術を知っている。

「うへええ、わちき、良い子、良い子…ぉ♥
断さまが良い子と仰せくださるならそれが真実でございますよね…♥そうですよぉ…お♥」

(ふふぅう、わちきに出来ることは、たかがこれくらい、王の女じゃからの…!
今では断、おぬしがわちきの王じゃ…♥それ以上でもそれ以下でもないのぞ…!
おのが覇業の為に、わちきをうまく利用し、愛するのじゃ…おおぉ♥…じゃがの、…)

精神的に奢り強がっていはいるかといわれるとそうでもない。生来から気の強い彼女の心は、一度決めたとした
彼の事を本当に愛するように自身に暗示をかけているようにもみえるか
ただ、断の本当の思惑はわからない。王が幾つもの仮面を被っていることはアンブレイラも承知である

「おぉお、ご褒美…ごほうびを…んぶ!」

その白濁を味わう、口内に充満し味覚と嗅覚がソレに支配される。
人間ではない、何かが彼女に注がれる、一度死に途絶えた彼女の身体を蝕むなにかが、目覚めようとしているが

彼から肉棒を放し、声を発する事ができるなら、一度惜しくもベッドにこぼれた残り汁をうつぶせ舌で
掬うようにしながら

「お疲れ様です…♥断様の精をこんなに頂けるなんて、光栄ですわ…
ですが…また汚れてしまいましたね…♥洗わないといけません…」

暗に、本番の行為の機会はまだ今ではない、なぜなら物事には順序があること、時間が必要なことは王との情事に
際してもそのとおりだからであろう。

「大丈夫ですよ、あなたはわちきの主ですから…♥焦らなくても逃げませんし、
色事だけが主従の関係ではありませんよね…?」

彼と彼女の関係の方向性を量りにのせれば、それは恋として正しく結ばれるか、性奴のように、堕ちた関係を築くか
精神的に大人のアンブレイアはその判断にもう少し時間が必要な事を説くだろう

> 「―――っくぅ、ぁ…!…―――――っ」

頭に添えた指の合間から、アンブレイラの空色の髪がこぼれて、
その奥で頬張った屹立からの熱を受け止めていく女を大事そうに掻き抱く。

その女の身体と思考の、青年の目には見えない部分での、
独白のような…語りかけるような想いが青年に直接伝わることはないが、紛れもなく彼の熱を昂ぶらせているのは、その時を超えた心が生み出す執着や欲望の発露で…

その内面を知る由もなく、今は、自身の放った熱と白濁を飲み、舐め、救うその背中を見て、荒ぶる息を整えながら

「っふ、ぅ…ああ、 は、は…
じゃあ、替えの湯か…温泉にでも、行くか?」

と、息を吐きながら味わい終えた彼女の身体を抱き起こして、
このベッドも、模様替えのときにでも綺麗にするのだろうなと、
僅かな汗や精の跡に、微笑を浮かべながら、
また汚れてしまったその身体をどうしようかと笑い合う。

本番の行為は未だ、と主従を口にしつつも一度高ぶった牡を制する手練手管は、
これまた、王を識る何者かが宿った賜物か。

「ああ、勿論。 …色々期待してるし、楽しみにしているよ、レイラ。」

ちゅ、と額にキスを落として、体が冷えぬよう乾いた大きめのシーツを彼女の肩にかけ、
汗を拭き落としながら、先程アンブレイラが気にかけた新品の店員服を傍らに置いて。


「―――と、そういえば、さっき料理もできるって言ってたよな、
どんなものが作れるか、見せてもらうことはできるか?」

と、衣服を整えながら、まさに色事のみではない主従の、もう一側面に、
オーナーとして思い立ったように尋ねて。

アンブレイラ > 勿論彼女が彼を許さない訳ではない
しかし、愛の色は様々、純真さからくる淡いピンク色のような愛もあれば、
欲望だけを互いにぶつけあうどす黒さをもった紅のような愛もある。
彼も彼女をオーナーとして観察していたが、彼女もまた、先代を生きた者として彼を観察しているのだ

「温泉ですか!いいですねー…ふふ、お外では至れませんからね?深呼吸して深呼吸…
ふふ、わちきも楽しみです、断さまと共に過ごせるこれからの日々を…」

はじめて身体を見せた時に、真摯として慈しみをくださった彼の部分ももちろん、
奉仕を求めた時の、精を吐き出す時の欲望にまみれた彼の部分ももちろん
どちらでも楽しみにしていくと、彼女の心は誓っただろう―

やがて汗は落ち着き、ようやく店員の服に手をかけられるところという時に持ち掛かる、
アンブレイラのできる料理のお話。

「わちきの料理ですね、そんなに豪華にはできませんよ?
ええ、素材をいただければ…あ、これも何かお返しが必要でございましょうか?
ならばこうしましょう。週に1,2度かはわちきも皿洗い等だけでなく厨房に立たせて頂いて、
お客様の注文を共に承りましょうか?その方がわちき自身の教訓にもなりますし…
ご主人様の仕事ぶりをもっとみたいですわ?」

その提案は、料理を担うオーナーとそれを補佐しようとするエンプロイーな関係そのものだろう。
とはいえ今の彼女にできる料理は、やはり古の知識からくるものがベースで現代への応用は
これからといったものである。

> 「ははっ、ああ、楽しみだ!
この街の色んな場所、案内するよ。」

と、ここに来てまだ間もない事を聞いていたので、温泉や平民地区の市場や…
立ち寄るかは定かではないが、危険な貧民地区や奴隷市の場所、天井の富裕地区や王城周辺など、
買い出しのついでや散歩などで案内するのだろう。

あるいは、場所だけを教えられて、アンブレイラが自由な時間をつかい、
きままに散策するのかもしれない。
そうして彼女は、時にこの店の手伝いをし、時にこのまれびとの国で様々な場所へ赴き、また不可思議な出会いと日々を重ねていくだろう。

その中で今は未だ互いの目に見えぬ処を、どのように見せあうことになるのか、
それすらも愉しみというように青年はベッドの上で彼女に手を差し伸ばして。

「…そうだな、じゃあこれからディナータイムだし、
そのまえにまかない…腹ごしらえとして何か作ってみてくれ。
それが美味しかったらそいつがお礼ってことで。

ああ、時々そうしてくれたら助かる。
ま、気張らずゆっくり覚えていってくれ」

にっと、彼女を店に迎えたときの笑顔で、あらためてよろしく、というように、
一回り大きな青年の手が、女の手のひらを包み込んだ。

アンブレイラ > 「はい!わちきをどうぞよろしくおねがいします!
しばらくは、おそばにいて案内してくださいね?慣れたら自分一人でも色んな所に回りますっ」

この新しい国で見つけられるものはまた、彼女の身体にも、精神にも刺激を与え、
新たな出会いと別れもあるだろう。

第二の魂を授かったこの身体は、果たしてどのような成り行きになるのか、全ては不可思議な
この世界が進めていくままであろう

「そうですね、お任せくださいませ!今は難しいかもしれませんが
舌も肥えてらっしゃいますでしょうご主人様も唸らせてみせたいです!まずは今日のディナーですねー!」

二人手を交わす、思いはそれぞれ違うかもしれないが、今はまださておき、
彼女のストーリーは始まったばかり―

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアンブレイラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にティエラさんが現れました。