2019/03/02 のログ
アマーリエ > 程なくすれば、頼んだ品物は直ぐに来る。
お値段相応の質よりも量がメインのものだ。否、もっと金を出せば他に飲み食いは出来るが、そこまで凝りたい程ではない。
美食も暴食も時と場合による。昔の気分を味わえる場所に足を運ぶとなれば、其れらしい食事の方が気分が良い。

「あれ。ねぇ、――ちょっと量が減っていない? 何かあったの?」

ただ、出てきた品の量を見ると少しばかり気になるものがある。
麦酒の質は特に落ちているようには思えない。麺麭はまだ良いが、野菜の量が昔の記憶と比べて少ないように見える。
先に代価を置いて、食器を取りながらカウンターの向こうから運んできた従業員に問おう。
最近不作であるという話は聞かないと思うなら、物流の問題であろうか。
この辺りは人を遣って調べさせるのも必要ではあるが、直に知っていそうな市井の声を聴く方が何よりいい。
背後にする冒険者達の飲食の声を聴くのもまた然り、だ。

アマーリエ > 「ご馳走様」

聞き耳を立てたり、従業員に最近の様相などを尋ねながら食を進めていれば程なく皿の上は綺麗になる。
程々に腹が満ちたと思えば、席を立つ。
元とは言え、今は冒険者ではない癖に長居が良すぎるのもよくないだろう。
取り出す懐中時計の文字盤を確かめ、そろそろ戻っておこうと決めてこの場を辞そう。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアマーリエさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/繁華街」にカインさんが現れました。
カイン > 騒々しい平民地区の繁華街の真っただ中、
露店で買ったらしい飲み物を片手に道行く人を眺めている男が一人、
誰も彼もが随分と忙しそうに立ち回っていく様子の合間を縫って歩いていく。

「いつ来ても騒々しいよなあ、この辺り。
 ま、だからこそ飯の種に事かかないわけだが…っと!」

言葉の合間にスリを働こうとしてして商店の間を行き来する子供の頭に一発げんこつくれてやりながら、
一旦壁際に寄って周りを見回して様子をうかがう。今は雑踏だけが支配している状況だが、
いつ何が起きるかわかったものじゃない。

カイン > 「ん。とりあえずまずは酒飲める場所を探しに行くか。」

何を飲むかなと居並ぶ酒場を一瞥してから雑踏に紛れていく。
軽い足取りを隠すことなく酒の勘定をしながら去っていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/繁華街」からカインさんが去りました。