2019/02/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 とある酒場」にタマモさんが現れました。
タマモ > 陽の沈んだばかり、そんな一般的には夕食時である一時。
平民地区にある、とある酒場に少女は居た。
ただ、その姿はいつもの着物姿ではなく、酒場の従業員が着用している衣裳だ。
ひらひらしたフリルがあしらわれ、裾の短めなエプロン付きのワンピースと言った感じか。
…なぜ、そんな格好をしているかって?
新商品を含むデザート数品に釣られ、ウェイトレスを引き受けたのだ。

ちなみに、少女が居る時に限り、看板が一つ追加される。
このウェイトレスとの賭け事が可能、とのもの。
ダイスを使い、負けるたびに一枚ずつ脱ぐ。
全部脱がせば勝ち、相手を好きに出来るのだと、そんな内容。
ただし、賭けるべき金額は結構なもので。
それが無理な場合、自分もその条件で行うならば可能である。

そして今まさに、一勝負が終わったところであった。
結果は、少女の圧勝。

「ふむ…まぁ、そんなものじゃろう。
ふふんっ、また機会があれば、妾に挑むが良かろう」

お金の詰まった袋を手に、自慢気に胸を張る少女。
勝負に負けたであろう、一人の男が脱いだ服を手に肩を落とし席に戻って行った。

タマモ > 「さて、挑む相手も居らんなら、仕事に戻るがのぅ?
どうじゃ?もう一勝負ぐらい、してやっても良いぞ?ん?」

くすくすと笑いながら、少女は客の数人へと視線を向ける。
もう無理だと言わんばかりに、手を振り首を振り答える男達。
その者達が、本日の犠牲者であると分かるだろう。

「妾としては、その方が楽しめるのじゃが…
まぁ、相手も居らんならば、仕方あるまいな」

よいせ、と席を立つ少女。
ゆらゆらと機嫌良さ気に、数本の尻尾が揺れる。
尻尾のせいで裾が捲れてる?これくらい、さーびす、と言うものだ。
手にしていた袋を店主へと預け、ウェイトレスの仕事へと戻ろうと。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 とある酒場」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にソウレンさんが現れました。
ソウレン > 「ありがとう。またのお越しを。」

引き戸を開け、客を見送る。
若人と中年、二人の商人姿は声を掛け合って去って行った。
若人の方はやけに照れて、中年の男にいじられていた様子にも見えた。
はて、何かあったかな、と思いながら引き戸を閉める。

雨後の霧がうっすらと立ち込める夜はなかなか風情がある。
そんな風に思いながら、店を閉めて晩酌を始めるか悩む。
先ほどのが今の所最後の客だ。
とは言え仕込んだ分はまだ少し残っている。
少し程度なら自家消費するか、魚だったら最近店の周りに居ついている野良猫に分けてやってもいいかもしれない。

カウンターに腰を落ち着け、ぼんやりと残り少ない今日の夜に思いを馳せる。
さて、この時間からの来店はあるのか、どうか…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエアさんが現れました。
エア > 「こーんばーんはー。やってますかー?」

なぜだか居酒屋に子供来店。
というのも、この子供は「酒場」と「飲食店」の見分けは付いても
「大人メインの店」と「一般的な食堂」のメインはついていない。
物心ついたときから酒の出る大規模な場についてれいかれ、今もそうした場を活動の領域にしているからか。

そんな子供は、色々お仕事も終えて、お腹をすかせてそのへんをフラフラしていたら、良さそうなお店を見つけたというわけだ。

ソウレン > 「いらっしゃい。…ん?」

やけに甲高い声が聞こえたと思った。
引き戸を開けて来店したのは貫頭衣を纏った子供である。
珍しいというか、一見はあまりこの店には寄り付かない。
店構えからして王都の風景としては異質だからだ。

「やってはいるが、こんな時間に出歩いて大丈夫かい?」

カウンターから立ち上がり、見下ろす形で男の子の前に立つ。
ここは酒を飲む所だよ、と簡単に説明をする。
尤も、別に飲まなくても食事くらいは出してやれるのだが。