2019/01/30 のログ
ご案内:「平民地区 路地裏」にチェシャ=ベルベットさんが現れました。
チェシャ=ベルベット > 昼間でも日が差さない路地裏、平民地区といえどそんな路地は結構ある。
人通りがまばらなそこで、二人の人影が壁に向かってもみ合っている。
いや、もみ合っているように見えてその実、お楽しみの最中らしい。
中年の男が少年を壁に押し付けて、柔らかな尻に自分のイチモツを突っ込んでは腰を振っている。
やがて呻くような声を上げて男は遠慮なく少年の中に精液を吐き出し、果てた。
だが少年の方は達することが出来ず、ピンと立ったこぶりな性器から我慢汁を滲ませたまま不満そうな表情で男を見た。
規定の料金を少年に握らせるとそそくさと男は身繕いをして、少年の肩を叩き悠々と去っていく。

「はぁ……、サイッテー……」

手のひらの中の硬貨を弄びながらズルズルと壁に背を預けて座り込む。
身繕いなど二の次で、しばらくそうやってぼんやりと座り込んでいた。
まだ昂ぶった熱が冷めてくれない。尻穴がひくひくと疼き、男の残滓が溢れだす。

ご案内:「平民地区 路地裏」にアルブムさんが現れました。
アルブム > 今日も今日とて、他人のちょっとした困りごとを解決するために王都を歩くアルブム。
今日は、この辺で『だいじな人形』とやらを落としてしまったという子供のために、路地裏まで分け入ってモノ探し。
片手に掲げるは身の丈を超す巨大な木の杖。先端には鈴がついていて、歩調に合わせてシャンシャンと清浄な音が鳴る。
……と。薄暗い道を辿り、角を1つ曲がったところで、妙な光景が目に入る。

「……ど、どうしたんですか?」

思わず声を掛け、早足で歩み寄ってしまう。
壁に背をもたれさせてぐったりと座り込む少年。普段は整っているだろうに、その着衣は着崩れている。
どうしても、不吉な想像をしてしまう。見た限りだと外傷などはなさそうだけれど、気を掛けずにはいられない。

チェシャ=ベルベット > しばらくぼんやりしていたのは、誰か行きずりの相手が盛って自分を犯してくれないかと思っていたから。
寒空の下、下半身の着衣を乱したままだと寒いことは寒いのだが、起き上がる気力がない。
と、なにやらこの路地にシャンシャンと鈴の音が響き渡る。
随分と場違いな音にだるそうにそちらへ首を巡らせた。

金髪の少年が心配そうに声をかけてくる。
馬鹿だなぁ、こんな男娼なんか放っておけばいいのに。
そう思ってしばらく下から睨むように黙っていたが

「別に。なんでもないよ……。見世物じゃないんだから、あっちいった」

シッシと手を振って、追い払おうとする。小奇麗な見た目に無知そうな顔をしているので
きっと貧民街にでも出向いたら体のいいカモにされるだろう。
それはここでも変わらない。

のろのろと壁伝いに立ち上がると、ズボンを元に戻そうとして、立ちっぱなしの自分の性器に手を焼いた。
こんな時に限ってズキズキと痛むほどに膨れている。

「ち……」

思い通りにいかないことに舌打ちした。

アルブム > 「で、でもっ……こんな薄暗いところで、そんなカッコしてるの見ると、さすがに気になりますよ……」

まるで獣にそうするかのように手を払われ、すげなく追い返されそうになる。
それでも少しは食い下がり、相手を気にする素振りを見せてくる金髪の少年だったが。

「………っ!!」

立ち上がろうとする青年の股間に視線を奪われ、アルブムは目を丸くし、ぽっと頬を赤らめてしまう。
なんだかんだでこのアルブム、他人の恥部をまざまざと眺めるという機会に出くわしたことがほとんどない。
同性とはいえ、そして年齢が近くサイズも常識的なモノであるとはいえ、勃起した男性器を目にするのも初めて。
珍しいモノを目にした幼子のように臆面なく視線を向けるが、同時に彼の現状について色々と考えてしまう。

しばらくはチェシャに対し近づきもせず離れもせず、まじまじと彼の挙動を見つめていたアルブムだった。
……表には出さないが、実はこのとき、とある『電波』を受信していて……。

「……あ、あのっ。その……えと……か、硬くなっちゃってるところ。そのまま仕舞っちゃうと、痛そう……です。
 ぼくも一応オトコなんで、その辺の感じ、わかりますから。
 ですから。ぼ、ぼくに癒せることがありましたら、やらせてくださいっ!」

意を決したようにひとつ唾を飲み込むと、アルブムは青年へと一歩踏み込み、ハキハキとした声でそう宣言する。
声変わりの気配すらない、性徴を感じさせない声だ。

チェシャ=ベルベット > まだ勃起もしたことがないのだろう。性的な反応に目を丸くしてマジマジと見てくる少年にチェシャはバツの悪い思いをする。

「ジロジロ見んなよ、変態」

下品な中年オヤジならいざしらず、無垢そうな子供に自分の下半身を見られて
喜ぶような性癖はないので、体を背けて相手の視線から性器をそらした。
早いところさっさとどこかへ行ってくれないかと思っていたところに少年から思いがけぬ言葉がかけられる。
胡散臭そうにじろりと少年を見下ろすと、言葉の意味もわかっていなさそうな相手に

「ふーん……」

値踏みするように顔を近づけて今度はこっちがジロジロと相手の身なりを見つめ返した。

「僕の、鎮めてくれるっていうの? お前が?」

ハッ、と鼻で笑うが、まぁそこまで言うなら手を借りようかな。いや実際は尻かな。
などと考えながら金髪のしっぽ頭を掴んで逃げられないようにしようとする。

「じゃあ、今すぐ尻出して。そいで、壁に手をついて尻をこっちに向けて」

高圧的な命令口調で幼子に言いつける。無論、逃げたければ逃げればいいし、
騒ぐなら口をふさいでからこっちが逃げればいいと思って。

アルブム > 遭遇したばかりの2人である。
人を疑うことを知らないアルブムはともかく、蒼髪の青年がこちらを未だ疑ってかかっていることは明白。
実際のところ、関わっても危険なメにしか合わないことはアルブムにも予見できてはいたのだが。
そうさせない、なんとかして彼を助けるべきという強迫観念めいた意識も働いて、アルブムはちょっとした板挟み状態。
まぁそういう場合、《かみさま》の言うことのほうが正しいのだから。だから、すげなく対応されても逃げちゃいけない。
チェシャの警戒心を解けなくとも、アルブムは毅然とした表情で食い下がる。もっとも、他人の性器に対する興味もなくはないが。

……するといきなり、今度は相手の方から顔を寄せてきて。一瞬足を下げそうになるが、こらえて。
そうすると今度はポニーテールをぐいと掴まれれば、さすがに「ひっ…!」と詰まった悲鳴もあげてしまう。

「……ふぁ? あっ、は、はいっ。《かみさま》がそうしろって……い、いや、なんでもないですっ。
 ぼく、人のためになる行動をこころがけていますので……だから、お兄さんのためにもなりたいです。
 ……お尻を? わ、わかりました……」

高圧的に迫ってくる声と様子に、さすがにアルブムも恐怖を感じずにいられない。声色にも身体にも震えが見える。
尻を見せて壁に手をつくということは相手に背を向けること。そのまま次に何をされるかもわからない。
でも……もし最悪の事態に繋がるとしても、きっと《かみさま》がなんとかしてくれるから。
そう思えば、アルブムは根が弱気なのにどうしてか危険へと足を突っ込んでしまう性分。

「……こ、こうでしょうか?」

壁に向かい、ローブをたくし上げて下半身を露出し、裾を腰に乗せて壁に手を付き、お尻を突き出す。
とりあえずはチェシャの指示に従った形だ……が、残念、お尻はまだ空色のタイツに覆われたままだ。
幼い臀部はきゅっと細く締まり、丸い輪郭を帯びているが肉付きは少ない。太腿もしかり。
だが伸縮性高く薄手のタイツには、尻肉が作る双丘も谷間もくっきりと浮き出ている。その下には、睾丸の膨らみも。
……このままでも『使える』かもしれない。

チェシャ=ベルベット > 「《かみさま》? 何? お前、宗教でもやってんの?」

金髪のポニーテールをひっつかんだまま耳ざとくアルブムの言葉を聞き返す。
とはいえ、そこまで興味をひかれる単語ではない。
ただ、こんな少年にすら信心深くさせる宗教ってのも罪深いもんだと内心思いながら
こちらの言うことを疑いもせず素直にきく少年に呆れ顔をした。

大人しく壁に手を付き、ローブをたくし上げて尻を向けるアルブムを見下ろす。
どうやら下着代わりは全身タイツ……?のようだ。
まろやかで細身の尻をジロジロと見下ろし、その奥の睾丸も膨らみも見て取ると
どうにも扇情的な衣装に見えなくもない。
出来れば尻穴を晒してくれたほうが手っ取り早いが、そうも行かないらしい。
少し考えてから、やっぱり衣服を裂いたりしたら、泣くだろうかと思うが、自分の欲望をスッキリさせたいチェシャとしては
少年を気遣う余裕はなかった。
懐から小さなナイフを取り出して、タイツをつまむと相手の肌に傷をつけぬようにタイツにだけ尻孔がみえるような小さな穴を開けてしまう。
ナイフを仕舞い、入れ違いにローションの入った小瓶を取り出して、片手で蓋をあけると中身を自分の指と相手の尻穴に塗りたくる。
多少冷たいかもしれないが、すぐに体温で温まるだろう。

「力抜いて、尻穴、いきむようにして」

それだけ後ろからアルブムの耳元に囁くと人差し指をゆっくりと彼の中に埋めていく。

アルブム > 「…………っ!!」

背後の気配が、己の臀部に触れるほどの位置に迫ってくる。そして、手元で何かを扱うような仕草も感じる。
壁に向かい、あえて後ろを見ないようにはしていたが、それでも青年が刃物を手に取ったことはわかる。
思わず目を瞑り、声には出さず(《かみさま》…っ!)と懸命な祈りを唱えてしまう。しかし《かみさま》は特に何も返してこない。
それは、背後の青年が少なくとも自分を傷つける意図がないことを暗に示していて、であればアルブムもじっと恐怖を噛み殺すのみ。
布地が小さく切られたときはさすがにビクリと全身を震わせてしまうが、そこまでされても逃げ出す気配はない。

「あ、う……ううっ……お、お尻っ……な、何をするのです……?」

半泣きめいて震えの混じる声でそう問う。しかしそのニュアンスには拒否はなく、単純に青年が何をするつもりか気になっている様子。
疑問を拭えず頭の中では混乱しながらも、身体のほうは言われたとおりに動く。
2つほど深呼吸をして全身を走る恐怖感を和らげたのち、全身からすっと力が抜ける。
空色の布地に穿たれた穴から、白色の尻肌と、その谷間に咲く花のごとくに桜色の花弁を広げた孔が見て取れる。
潤滑剤を帯びた指がそこに触れれば、ざわ……と1つ不安げにひくついた後、儚い力がその孔の周囲に満ちる。
くぱ、と微かな水音とともに、孔が径を増し、指を深く導く準備を見せた。

「う、うううう……も、もしかしてっ。お尻の穴、なにかに使うんですか……」

指示には従いつつも、この後自分がどうされるのか全く想像が至らない様子の幼子。
耳元で語りかける蒼髪の少年のほうを軽く振り向きながら、泣きそうな声で問いかける。
顔同士を近づければ、アルブムの身体からは香水めいて白檀の香りが漂っていることに気付くだろう。

チェシャ=ベルベット > 刃物を取り出し、自分の衣服を切り刻まれても逃げようともしない少年にさすがにお人好しを通り越してちょっと妙なものを感じる。
と、いうかこんな絶好のカモを手にかけている自分も悪人なのだろうけれど。
小さく震える少年の項に軽いキスを落としてやり安心させるように行為を続ける。

「ん、上手じょうず。そのまま力抜いてな。変な抵抗すると痛いから」

自分の指を食い占める幼い肉輪に、ゆっくり痛みを与えぬようにほぐしていく。
時折、人差し指が奥に抜き差ししながら幼い前立腺を探るように第一関節を曲げて内側をひっかく。
柔らかなしこりが見つかればそこをコツコツと叩いて快感を促してやった。

「お前、初めて? にしてはやらしー尻穴だよな。
 そーだよ。ケツ穴に、僕のちんぽを入れるんだよ。
 最初は痛いかもしれないけど、だんだん気持ちよくなってくるから」

耳元で囁いて教えてやると強く白檀の香りが鼻につく。どっかのお貴族様だったりするのかな、いやそれはないか。
金髪のしっぽを手繰り寄せて、後ろ頭に鼻を突っ込んでくんくんと香りを嗅ぐ。獣めいた仕草。やがて、ローションの潤みも手伝ってアルブムの穴がしっかりほぐれたのを確認したら人差し指に追加して中指を滑り込ませた。
くちり、とぬかるむような穴をそっと優しく広げて自分のものを受け入れられそうだと思うと、すでに固くなった性器を尻穴に充てがった。

「さっきみたいに力を抜いて、息を吸って、はいて―――」

アルブムの頭を撫でながら力の抜けたタイミングでぐっと腰を突き出して性器を小さな穴へとねじ込ませた。

アルブム > 「い、痛いのは嫌です……けど。お兄さんが辛いままでいるよりは、良いですから」

確かに、見ず知らずの他人にここまで献身的な少年というのは珍しかろう。退廃しきったこの国の中ではなおさら。
アルブムとしては内に居る《かみさま》の声に従っているだけなのだが……いやむしろ、それこそが彼を不憫な境遇に貶めているのだが。
まぁとりあえずこの少年の境遇についてはどうでも良いだろう。結果的に、良いように手篭めにできているのだから。

「……ん、あ♥ あう……お、おしりっ……そんな深く……き、汚いかも、です……。
 …そ、そこに、お兄さんの、ちんぽ……おちんちん、を? は、はい、たぶん大丈夫です……けど」

ビー玉のように小さな前立腺を小突かれると、まるで小鳥のように儚いさえずりを奏でながら背を反らすアルブム。
そしてその孔にペニスを突っ込むという宣言には、幾ばくか疑問のニュアンスを含みながらも、受け容れる言葉を紡ぐ。
背後に、他人の気配がずっしりと乗り掛かってくる。腰と腰が近づき、互いの熱気を生々しく感じる。
冬の屋外に居るにもかかわらず、全身からじっとりと汗がにじむ。きっとその半分は、興奮からくる脂汗だ。
硬く張った棒状の肉がお尻に触れると、はっはっ、とアルブムの吐息が荒くなる。とても呼吸を整えてはいられない。

「……んっ、く………うぅぅぅ……ふううっ………♥ は、入って、ぇ……♥」

それでも、徐々に雄の猛りが己の胎内を掻き分ければ、その質量に圧されて大きく息を吐かざるを得ない。
感極まったように甲高い嬌声が漏れる。正真正銘、はじめてのアナルセックス。それなのに、彼の声から苦痛の色は感じられない。
年相応のサイズであろうチェシャのペニスにも、アルブムの括約筋の喰らい付きはキツく、奥を掘り進んでも狭い。
しかし中はぐつぐつと煮え立つように熱く湿り、鼓動にあわせて乱雑に脈打ち、粘膜が粘膜へと絡みついてくる。
タイツの中ではチェシャよりもさらに一回り小さい肉突起がピンと立ち、抽送に合わせて澄んだ先走りをにじませる。

「ふ、う、ううっ、んっ、くっ……お、お兄さんっ、お兄さんっ……。
 い、痛くないですっ……というか、なんか……ぼくまで、おちんちん、変に硬く……なってきてますっ……」

頭を撫でてきたり、自分の苦痛を気遣ってくれたり、背後の男性の態度も軟化していることを感じれば。
アルブムも素直に、自分がいま感じていることを言葉にする。そして次いで、軽く背後を振り返りながら問いかける。

「ご、ごめんなさい、今こんなこと聞くの、変かもですけど……っ、くんっ♥
 ……お兄さんって、いや、オトコの人って……みんな、こういうことするんですか……?」

チェシャ=ベルベット > 「……なーんかお前、やけに献身的だな? 何? 美人局?
 後で料金とか支払えって言われても知らないからな」

ここまで好意的に性行為を受け入れようとする少年を見たことがないのでちょっと空恐ろしいものを感じずにはいられない。
とはいえ、もう肉棒を突っ込んでしまったのだから、あとは据え膳食わぬは男の恥。
意外なことに初心な少年も甘い色っぽい声を上げて、気持ちよさそうにしているものだからつい、甘やかしてやりたくなる。

流石に初物ということでよく解した幼い穴でもチェシャの性器を受け入れるには多少キツく、
しかしその分食い占めるような狭さに心地が良くなる。
煮えたぎるような熱い湿り、粘膜が絡みつく様に思わず吐息が溢れた。

「はっ……、なんだよ、初めてだと思ったのにすげー気持ちよさそうじゃん。
 お前、素質あるのかもな……淫乱の素質だけど」

見れば少年の前のタイツも性器の高ぶりでパツパツになっている。透明なよだれを垂らして布に染み込んでいるさまに
せっかくだからと、腰に腕を回してアルブムの性器を手指でタイツごとしごいてやる。
アナルの良さだけでなく、男としての快感もしっかり教え込んでやろうとヤワヤワと幼い茎を握って上下に擦った。

「ん、……そーだよ。男は皆、こーゆーことするんだよ。
 興奮したり気持ちよくなると、ちんこが硬くなってこーやって扱いて
 白い精液をぴゅっぴゅしないと収まんないの。
 気持ちよくなるのは自然なことだから、このまま素直に体預けてな」

アルブムの性器を扱いてやれば彼の尻穴も連動してしまるだろうか。
最初は慣らす意味で動かなかったチェシャだが、そろそろいいかと腰を前後に揺らしてアルブムの体内をかき分け、抜き差しする。
自分が楽しむだけでなく、相手の前立腺もこすり付け、喜ばせるのも忘れない。

アルブム > 「ツツモタセ? よ、よく分からないです。ぼく、田舎から都会に来たばっかりで、そういう難しいコトバは……。
 ……んっ……ふっ、ふぅ……お、お金なんて取りませんよぉ……元はぼくから話しかけたんですし……っ!」

献身という面ではアルブムに迷いはなく、よほどに疑い深くなければ彼の言葉に裏があるようには聞こえないだろう。
他方で、いまやっているこの行為については戸惑いの色が未だに濃い。
結局のところ、この幼い少年は単純に無知なのだ。無知なのににわか仕込みの献身を振りまいているだけなのだ。
その姿はやはり、危ういものにも見えるだろう。

しかし、チェシャの男性器を食むアルブムの尻穴の好感触は確かなもの。
丹念に小突けば、徐々に緊張も抜けていき、内部から接合部へと潤いも満ちてくる。それでもキツいことにはキツいだろうが。
無垢だった少年の嬌声にも明確に色香が混じりはじめ、それと共にどこか安らぎを感じている甘い声も混じり始める。

「ふぅ、ん、う、んっ……き、気持ちいい、れすっ……♥ おにーさんは、どうですか……?
 ……ああ、うんっ……みんな普通にしてたのですね。ぼく、はじめて知りました……っ、ふぁ……っ。
 白いせーえき出すのは、自分でもたまにしてましたけど……あ、でも最近は《かみさま》に止められてますけど。
 ん、気持ちいいのは知ってますし……でもっ、お尻でこうするやり方があるのは、知りませんでした……っ。
 おにーさんがぼくで気持ちよくなってるなら、ぼく、嬉しいですっ……!」

腰に手が回され、アルブムの小さな肉突起が青年の指で爪弾かれれば、いよいよアルブムも感極まり始める。
戸惑いの色が薄れ、快感を素直に言葉と嬌声で表現し始める。その様子はむしろ娼婦めいている。
若い前立腺が踊り、熱を持って膨れはじめ、チェシャの肉槍の先端にあたってコリコリと鳴る。
先走りの量も多く、タイツの布地に大きく滲んでチェシャの手指さえも湿らせ始めるだろう。

「……ん♥ あ♥ あああ……ぼく、ぼくっ、アルブムっていいますっ……!
 おにーさんの名前、知りたいですっ……ぼくに、都会のじょーしきを教えてくれた、大切な人っ……!」

ぴゅ、ぴゅっ。未だ快感に不慣れなせいか、特段大きい喘ぎも上げることなく、名乗りながら軽い射精を放つ。
熱く粘った雫がタイツを通り、チェシャの指に垂れる。若草めいた性臭と、より強くなった白檀の香気が漂う。
しかし、アルブムはむしろそれで火が付いたようにお尻を後ろの青年に突き出し、軽くくねらせたりしてみせる。

チェシャ=ベルベット > アルブムの言葉を信じるならば田舎から出てきたお上りさんらしい。
しかしこの無知さと乱れ具合でお上りさんとは、本当に絶好のカモにしかならない。
特に何を言うでもなく、アルブムの両腕を後ろに取ってぱつんぱつんと腰をしたたかに打ち付ける。
きつかったアナルも潤いを伴って滑りが増せば、抽送も次第にスムーズになっていく。

「ん……きもちいいかって……まぁまぁかな……
 ったく、変なこと言うやつ……っ」

初心な相手に素直に気持ちいいとかいいたくない反骨精神で適当なことを言いながら時折まろやかな幼い尻をぴしゃんと手のひらで軽く叩く。
衝撃で更にキツくしまれば、容赦なく幼い性腺をゴリゴリと肉棒で擦った。
前に回した手でしごく、アルブムの小さな性器もタイツ越しにわかるほど熱く硬くなっている。
人差し指で先端、特に尿口あたりをぐりぐりと擦ってやれば先走りがじわっと布地を、チェシャの指を湿らせた。

「ん……っ、そろそろいきそ……っ♥
 名前ぇ? そんなのどーでもいいでしょ。
 おら、中出しされてイけっ♥」

名前を問われても特に応える義理はなかった。
幼い肉棒がタイツ越しに白濁を吐き出すのと同時、がつんと奥へ肉棒を押し込んだチェシャがアルブムの胎内へ種を吐きかける。
二度三度、ぶるぶると震えるように最奥へ腰を突き出して、しつこいぐらいに種付した。

「っ~~~~♥ふーっ……♥ふぅ……♥」

くねる幼い尻を御するように、強く腰を押し付け少年の小さな体を抱え込む。
やがてたっぷりと精液を注ぎ終えた後、肉棒をアルブムの尻から抜いた。
ごぷりと幼い花のような菊座から白い精子が溢れるだろう。

アルブム > 「まぁまぁ……ですか…。うう……それじゃまるで、ぼくだけが気持ちよくなってるみたいで……。
 ……はずかしい、です…」

背後で腰を打ち付ける青年の息遣いや体温、そしてリズムからは、確かに快楽を感じているような気配がする。
しかし当人の口から『まぁまぁ』と言われてしまえば、それを鵜呑みにしてしまうのがアルブムの性分。
不甲斐なさよりも先に、自分だけ乱れてしまっていることへの恥ずかしさのほうが先に来てしまう。

「……ん、ぁ♥ は、はげし、い、れすっ、おにーさんっ……♥ ぼく、なんか、ふわっ、ふわふわ、してきますっ…!
 なかに? なかに、白いの出ちゃうんですっ? だいじょぶれすっ、いっぱい、くださいっ!」

まぁまぁと言いつつ腰使いを強める背後の青年に、アルブムも感極まったように仰け反り、頭を振り始める。
よだれを壁に散らしながら、それでも震える腰は相手から逃さず、貪欲に押し付けて相手の抽送を受け止める。
すでに長く続いていた絶頂感から括約筋が弛緩し、逆に奥側はきゅっと粘膜が引き締まり、子宮口めいて鈴口に食らいつく。
トクトクと垂れ流すように白濁を吐いていたが、その勢いも徐々に強まっていく。

「はっ、はっ、あ、はっ、はふっ、ふっ、ふうううっ、ふうううっ……♥
 はひっ、はいっ、イク、イキましゅっ……中におにーさんの出されてっ……っ♥ あーーーーー!!」

ぐっと腰を抱えられ、逃れようのない姿勢のまま、体内に熱い迸りが注がれる。
その熱気に魂を焼かれる心地を覚えながら、アルブムもまた、同様の勢いで純白の精液を吹いた。
他者の肉体を、他者の精をはじめて己の身の内に招くその甘美な体験に、しばらくそのまま痙攣し続ける。
……はじめて受け入れた他者の名を知れなかったのは、ちょっとだけ心残りだけど。

「……あ、う……あああ……おにーさんっ……おにーさんっ……♥」

やがて、精を放ち終えた肉棒が己の臀部から抜かれると、どこか寂しげな喘ぎが1つ漏れる。
汚れ1つ帯びていない白濁が数滴雫となってこぼれ落ちるが、すぐにキュッと菊門に力がこもり、逆流は防がれる。
その間もアルブムは、まるで初めて色を知った生娘のごとくナヨナヨとした声を奏で、名も知らぬ青年のことを呼ぶ。
まるで言語野を破壊されたかのように、しばらくはそうして同じ単語のみを呟き続けたが……。

「……はっ! ご、ごめんなさい。ぼく……あまりの気持ちよさに、なんか変なこと言ってたかも。
 ………お、お兄さん……その、おちんちん、収まりました? まぁまぁって言われたから、やっぱりぼく、不安で……」

身体を襲い来る脱力感に、未だ振り返ること叶わず壁にもたれかかりながら。
会った時と同じ弱々しい少年の声で、不安げに問う。

チェシャ=ベルベット > 初めてだと言うのにまるで娼婦のように乱れた少年がぐったりと壁に体を預けて
自分のことを舌っ足らずな甘えた声で呼び続ける。
その状況に情欲を煽られないわけでは無かったが、一旦吐き出し終えた性器は満足げに収まって力を失っている。
射精の虚脱感から一足先に抜け出したチェシャは、さっさと身繕いをして着衣を整え直した。
これではさっきの男のようで、自分も人のことは言えないなと嫌悪感が湧いたがあえて無視した。

「初めてで中出し決められてところてん射精したんだ。
 へぇ……すっごいいやらしいじゃん。まぁあんだけ乱れたら恥ずかしいのもわかるけど」

地面に滴るアルブムの精液の跡をしげしげと眺め、あえて恥ずかしさを煽るような言葉を投げかける。
もう普通のオナニーじゃあ抜けないよな、癖になって自分と同じ、汚い所まで落ちてくればいいのに。

「おかげでちんちんは収まったよ。
 それじゃあ僕は行くから。じゃあね」

昏い感情を、努めて表には出さず、礼も言わずに乱れたままのアルブムを放ってそのまま去っていこうとする。
この後、彼が悪い大人に捕まって更にひどい目にあったところでチェシャの知ったところではない。
まぁ、本当に彼に《かみさま》がついているならば、この後も無事に過ごせるだろうけれど。

ご案内:「平民地区 路地裏」からチェシャ=ベルベットさんが去りました。