2018/10/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアーシェさんが現れました。
アーシェ > 今日は月に一度のバザールの日
この王都平民地区が賑わう日でもある。
王都から離れた土地に暮らす彼女も、この日の為に
自分の牧場で取れた物を持って参加する。

「今回も良質なチーズやバター、手作りのパンもありますよー
 もちろん羊毛も沢山ご用意がありますから、順番に並んでくださいねー」

今日一日、この屋台の店主となる女性の声が聞こえる。
いつも店を出せば、賑わいを見せるこの店。
一人で切り盛りするのは、なかなか苦労する。

「ふぅ....これは毎回の事で....大変ですね」

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にフォールさんが現れました。
フォール > 貴族の地方領主ではあるが、家宰に任せているため王都で無為の時間を過ごしているため、平気で平民地区へも足を向ける男。
平民地区で開かれるバザール。
時には美味しい物や珍しい物も並ぶその時を男も楽しみにしているイベント。
とりあえず安くも味わい深いワインを見つけ、それを購入し小脇に抱えながら大きな体で店を見て回る。


その時聞こえてきたチーズやバター、良質なパンと聞けばワインに合うものがあるだろうかと、気まぐれに足を進める。

簡素な屋台の前に現れるのは鍛え抜かれた筋肉をスーツの中に押し込める男。
本人には一切の害意も無いが猛禽の様な眼が店先を眺め始める。

アーシェ > 手慣れた手つきで羊毛やチーズなどを購入者へ手渡していく。
いつも利用してくれている客とは明らかに違う客層の男性
その男性を見ると、人のよさそうな笑顔でパンにバターを乗せて渡す。

「宜しければ、お味見如何ですか?
 お口に合えば是非お土産に買って行ってくださいませ」

小さく微笑むと男性にパンを手渡した。
相手が受け取るのを見れば、他の客にも同様に手渡していく。

フォール > 「ふむ。 頂こう。」

手慣れた手つきで購入者へと商品を渡してくる店主。
そのパンを受け取り、さくりと一口。

しっとりとした生地に小麦の味、それと程よいバターの味と香りに小さく頷く。
高級品とはまた異なる素朴な味。


「中々良い味だ…。 できればワインの共になるチーズが欲しいのだが味見をしてもいいかな?」

男は穏やかな笑みを浮かべ、店主に問いかける。
武人の様な佇まいながらも粗野さは無くどこか悠然としている男は羊毛やチーズを買っていく平民たちをどこか楽しそうに眺めている。

アーシェ > 大分客足も落ち着いてきた頃
随分と大柄な男性がお客さんで来た
パンを美味しいと言ってくれただけで彼女は微笑むだろう。

「有難うございます、チーズでしたら此方は如何ですか?
 ヤギのチーズなんですが、少し癖があるかもしれません
 でもこのクセが良いと言う人も多いんですよ?」

そう言うと試食用のチーズをスライスし
再びパンに乗せ目の前の男性へと手渡す。
その間にもちらほらと来るお客の対応をしながら
相手の返答をのんびり待つ事にした。

フォール > 客足もだいぶ落ち着きを見せ始めたおり、現れた男。
提供されたパンを美味いと言えば笑みを向ける相手が進めてくるのはヤギのチーズ。

「ありがとう。」

短くお礼の言葉を呟きながらチーズの乗せられたパンを受け取り、再びパンごと一口。
ヤギのミルクから作られたチーズは確かに、癖も強いが、ワインによく合いそうな味であり。
満足しながら店の中で一番大きなチーズを指差し、

「こちらも美味いな。その一番大きなものを貰おう。
ところでここには毎回店を開くのかな?」

それは次のバザールでも相手が店を出すつもりがあるのかの問いも含んでいた。

アーシェ > 「お口にあったようで何よりです」

美味しいと再び、口にだして言われると
何とも嬉しい物がある
これは毎回美味しいと購入してくれるお客にも言える事だが
少し照れくさく感じる所もある。

「一番大きいチーズ..ですか?
 こう見えて凄く重いんですが...お荷物大丈夫ですか?
 もし宜しければ、このバザールが終わったらお届けしますよ?」

何気ない提案だった、男の腕ならば持っていけるだろう重さのチーズだったが、既に荷物をいくつか持っているその腕に
このチーズは重いだろうと思い提案した。

「このバザールには2.3か月に一度、店を出すんです
 お得意さんは、その間我慢できなくて私の家まで来たりする人も居るんですよ?」

苦笑いを浮かべながら大きなチーズを包んでいく
オマケを何時も付けるのが彼女の売り方で
今回のオマケは小売り用のバターだった。

フォール > 「うむ。これとワインを味わうのが楽しみだ。」

照れながらも微笑む相手にはやはり好感が持てるのか、男も穏やかな微笑みを向ける。

「ははは。鍛え方が違うからな。この荷物をもっていてもお嬢さんぐらいは軽く一緒に持ち上げられる。」

どう見ても鍛えていますという程の太い腕に太い体、太い足を持つ男は相手いる手で軽く腕を曲げ、筋肉に力を入れれば服の生地の下で、ギチギチと力こぶが浮かびあげ、相手の言葉にわずかに茶目っ気を見せ応えて。

「ほう。それは良い事を聞いた。では袋の中にどこに行けば良いのか分かるものを入れておいてくれ。」

そんな会話をのんびりとしながら相手が小売り用のバターを付ける様子を見れば、男は少し多めにお金を払う。

「しかし、バザールが終わった後に届けてくれるとのことだが…、お嬢さんが一人で運ぶのか?」

治安が良いとはいえ、やはり不心得者も多くいる街、どこか相手の事を心配そうに眺めながら問いかけた。

アーシェ > 「ワインお好きなんですね
 飲める方が羨ましいです」

ふふっと笑いながら、差し出された男の腕に
一瞬身体を強張らせはしたものの、直ぐに今まで通りの笑顔に戻り。

「確かに、このお身体でしたら軽々と持ち上げられてしまいそうです

 簡単なメモ書きになりますが、あそこら辺で家は私の家しかありませんから
 直ぐに見つかると思いますよ」

簡単なメモを書き袋に仕舞い相手に手渡す
そろそろ店仕舞いをする時間が近づいてきた時、男性の問いかけに首を傾げた。

「えぇ...私が運びます.....あ、正確に言えば
 連れてきているお馬さんが運んでくれるんですけどね?
 あと..こんなに多く頂けません、お気持ちだけで十分です...」

多めに貰ってしまった御金を握りしめながら申し訳なさそうに相手を見上げる。
連れて来た馬と言うのが少し離れた馬舎に繋がれている馬の事を言っているみたいだった。

フォール > 「まぁ ワインに限らず酒ならばな。
あまり飲めない口か?」

等と言葉を返しながら、相手が一瞬身をこわばらせれば、男は少し悪戯な笑みを浮かべていた。

「ありがとう。
なに、気にするな。
それで何かご褒美を買って経済を回すといい。
それに、お嬢さんが入れてくれたおまけの様な物だ。
ふむ…一人で馬と運ぶか…。」

申し訳なさそうな表情を浮かべる相手には掌を向け受け取る様に促す。
ちらりと相手の視線を追えば厩舎があり、納得する様に小さく頷くも…。

「治安も悪くは無いが、荒くれ者も多いし危ないだろう。
買い物客ではあるが…
私の荷物を運んでもらう序に送らせてもらえるかな?」

今まで無事でなによりだと考えながら小さく考える男相手にそんな提案をしてみる。

アーシェ > 「お酒全般.....殆ど飲めなくて....」

以前試しに飲んだ時は、一日丸ッと寝てたうえに翌日は酷い二日酔いが
彼女を襲った、それだけは二度としてはいけないと思い
それからお酒を口にしなくなったそうな。

「経済...を...ですか?
 そう...ですねぇ....では今回はお言葉に甘えて
 そうさせて頂きます」

照れくさそうに微笑むと小さい革袋にお金をしまいながら
店終いの準備を始めた。

「ついで...ですか...?
 でも悪いです、お客さんにそこまでして頂いたら...
 荷を運ぶのは慣れてますし、あの子をここまで連れて来れば...
大丈夫...だと思います....」

彼女の中に一番大きくある感情は【申し訳ない】と言う気持ち
確かにこの人の言う通りではある
人々が往来するこの場所では、荒くれ者が管を巻いている事が
多々ある、その被害に奇跡的に合わなかったにしろ
今回どうなるかは定かではない。
この人の申し出を受けるべきかどうか。

「うぅん...どうしましょう.....」

フォール > 「折角美味しいものが作れるのに残念だな…。」

相手の言葉になぜか男も残念そうに呟き。
相手がお金を皮袋にしまい込めば、小さく満足そうにうなずく。

「あぁ、馬に荷物を運んでもらえば私も手ぶらになるしな。
俺も荷物が遅いとお嬢さんが心配にもなるし、
こんな外見の男であれば、そういった輩も近づいては来ないだろう。
何よりもお嬢さんの様な良い人を守るのも私の仕事の内だ。」

そして、相手を守るだけではなく自分の為でもあると相手の精神的な負荷を少し軽くするような言葉を紡ぎ、
悩む相手の様子を男は静かに見守り待ちながら優しく微笑みかける。

アーシェ > 「ふふっ私の分まで誰かが飲んでくだされば、それで充分ですよ」

ふふっと、またいつも通りの笑顔を相手に見せながら
相手の申し出に少し悩んでから緩やかに頷いた。

「わかりました、それではお言葉に甘える事にします
 お手数をおかけしますが...宜しくお願いします」

ぺこっと頭を下げ小さく微笑むと手際よく荷物を纏める。

「少しお待ち頂けますか?馬を連れてきますので」

そういうと足早に厩舎に向かい自分の馬を連れて来る
毛艶の良い黒馬が飼い主と共にご機嫌な様子で店の前までやってきた。

「ちゃんとご挨拶してね?
 後荷物を積むから少しだけ、お利巧にしててね?」

まるで自分の子供に言い聞かせるような柔らかい口調で馬に問いかける。

フォール > 「そういう人たちのお陰で私もたくさんの酒を飲んでも平気なのかもしれないな。」

どこか楽しそうに笑いながらそんな言葉を返しながら頷き、相手の決断にほっとしたような笑みを向けたまま頷く。

「あぁ。 待っているとも。」

そして程なくして馬を連れ戻ってくる相手。 主人が戻り御機嫌な様子で有ればその馬を柔らかい目で男は見つめる。
そして、男は正面に立たずに少し脇へと移動し、馬の視界に入り、

「いい子だ。 主人には可愛がってもらえているようだな。しばしの間頼んだぞ。」

低く穏やかな声で男は馬に声をかけ、馬の首元のあたりを掌で柔らかく毛艶の良い馬体を撫でていく。

アーシェ > 「ふふっ勿論ですとも、そうやって上手く回っていくんですよ」

ふふっと笑えば彼が馬に優しくしてくれる
それだけで胸の奥が温かく感じられた。
馬は男の問いかけに撫でられたと言う行動に更に機嫌が良くなったように見えた。

「馬...お好きなんですか?
 あ...どちらかと言うと普段乗られているんですか?
 扱いがお上手ですね」

全ての荷を積み終えた所で首を傾げながら男に問いかけた。

フォール > 「あぁ そうだな。そう思うと、残念だと思うよりも感謝の気持ちが大きくなるな。」

楽し気に笑いながら馬の太い首を撫でながら頷き。

「ん? あぁ…まぁ両方だな。 どちらにしろ、俺が乗れる馬は限られるが。」

はははと、笑う大きすぎる男。
二を積み終えたところで、馬に地震の荷物を運んでもらう様に積み込み、相手が歩きはじめればゆっくりとその横に並ぶ。
「そういえば、今日売っていたのは全てお嬢さんが作っていたのかな?」

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からフォールさんが去りました。
アーシェ > 「ふふっそうやってお酒を飲んでくださる方がいるだけでも救われますよ
 両方...ですか?確かに貴方様のお身体に合うお馬さんは、そう居ませんでしょう」

クスクスっと笑うと馬に繋がれた手綱を握り
緩やかに歩き出した。

「えぇ、全て私が作りましたよ?
 あ...後..その...お嬢さんと言う歳でも無いので....
 なんだか恥ずかしいです」

苦笑いを浮かべながら
彼が案内する道をのんびりと歩いて行った。
それは大通りの奥へと向かい、その陰は何時しか見えなくなった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアーシェさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 冒険者ギルド」にさんが現れました。
> マグメールのどこにでもある冒険者ギルドの内一つ、冒険者達は英雄になるのを夢見ているのか、それとも日銭を稼ぐためにいっぱいいっぱいなのだろうか。
 ギルドの張り出している依頼のボードの前で屯し、それぞれあれやこれやと話し合ったりしている姿を、一歩離れたところで眺める女性がいる。
 女性自身も冒険者であり、革製で作られたベストにパンツとブーツ、若草色のローブという出で立ちなので、彼らの輪の中に入れば埋没するであろう。
 しかし、今は余りにも人が多く近くで依頼の紙を見たくても見れない、というところであろう、こういうのは早い者勝ちではあるが、女に焦りの様子はない。

「依頼がなければ……あそこの遺跡群もアリアリよね。」

 落ち着いた声音で女は囁くように言葉を放ち、依頼の紙がどんどん減っていくのを眺める。
 そもそも、パーティを組んでいないシーフだ、討伐とかそういった荒事には向いてもいないし、仕方がないわぁ、と欠伸を一つ。

> 「もう少し待ったら、人も減りそうだし……その時でいっかぁ。」

 冒険者ギルには待機するスペースもある。
 例えば依頼を持って駆け込んでくる人を待つパーティもいるし、冒険で手に入れた素材などを鑑定する間待つ人もいる。
 パーティがいない新人が、チームに誘ってもらうために待機している、というのもある。
 それに、女のように依頼の紙を見るために掲示板が空くのを待つという使い方をするのもあるのだ。
 女は、待機スペースの一角に腰を下ろして、ふい、と周囲を眺める。
 ほかの冒険者はだいたいチームを作っている、女のように一人で、というのは逆に珍しいだろう。
 戦士とかそういうのであれば、腕に自信があるのだとわかるだろう。
 しかし、どう見ても女は前衛で戦うようには見えない、当然ながらシーフなので前衛で戦うつもりもないし。
 あ、時間つぶしなら、どこかでご飯でも食べてくれば良かったかしら、と壁に掛かっている時計を眺めるも。
 今の時間だとあまり宜しくなさそうだ、出かけて帰ってきたら全ての依頼が履けてしまいそう。
 流石にそれは嫌よねぇ、と苦い笑いをこぼしてみせた。
 早く人が減らないかしら、と期待を込めながら掲示板を眺める。
 人だかりは、少しずつ減っている模様。

> 徐々に、徐々に人が減っていく。当然のことながら、依頼の数も減っている。
 見たところ、パーティが多いので、そういった多人数向けの依頼が先に消えて言っているのであろうと女は推測し、小さく笑いをこぼす。
 多分まだ、大丈夫だろうと思いながら、女はゆっくりと立ち上がり、依頼のある掲示板の方へと近づいていく。

「さて、さて、今日の依頼はなーにかなー?」

 鼻歌を歌ってしまいたくなるけれど今は我慢、そして、掲示板を見上げてみる。

 ・近くでゴブリンが大量発生しているので何とかしてください。
  これは、パーティ用の以来ね、新人さん御用達系の。
 ・薬草を取ってきて欲しいです。薬剤師ギルド。
  これは毎日貼られてる奴ね、薬草のとれ高で変わるし、あまりいいお金にはならないのよね。
 ・わしをピチピチギャルにしてください。じじいより。
  ナニコレ意味わかんない。
 ・タナール砦の戦況が思わしくない、戦力求む。
  あそこは激戦区みたいだし、傭兵でも足りないのかしら、戦士にお願いしたいわね。
 

 ……うーん、この掲示板で言えば強いて言えば、薬草、かしらねぇ。
 籠とかは、きっと薬剤師ギルドへ行けば借りれるだろうし。
 まだ、いくつか貼られてるみたいだし、そっちも目を通したほうがいいかも。
 そう思ったので、今目の前にある掲示板から、別の掲示板へと移動してみることにした。

> 「そういえば、こっちの掲示板って、あまり見たことはなかった気がするわね。」

 基本的には、大きな掲示板の方を見ていた、理由として単純に人が多いし、依頼も多いからそれで問題ないと思っていた。
 たまたま気分が向いたから、見に来てみたものの、さて、どんなものがあるのだろうかと、視線を動かしてみる。
 そして、あー。と軽くつぶやくのだ。

「こっちにあるのは、依頼されて放置されたもの、ね。」

 依頼の期限は決められていなくても、様々な要因で放置されている依頼。
 例えば、一人では不可能なもの、とか、パーティで挑むにしても何位度が高すぎるもの。
 他には、それこそ、本当にあるのかどうかわからないものの探索など。
 これは確かにあまり人が集まらないし見ないだろうなぁ、とつぶやいてしまう。

「うー……。」

 胸の谷間から財布を取り出して、中身を確認してみる。
 金貨の量はそんなに多くはないけれど、別に慌てて依頼を受けるほど少ないわけでもない。
 薬草取りよりは、最初のあれのほうがいいかしら、と考える。
 あれというのは当然……遺跡に入り、遺跡の探索である、いいもの見つけられれば売れるし、と。

ご案内:「王都マグメール 冒険者ギルド」にエレイさんが現れました。
> 一通り依頼は見回したし、特に目立つ依頼もなかった。
 駆け込んでくる依頼を待っていても、来るかどうかわからないしそろそろ潮時であろう。

「じゃあ、マスター。ちょっと遺跡の方に行くから、保存食お願い。」

 マスターに保存食を一週間分を頼むことにする。
 金貨を出して保存食を受け取り、それをバックパックに詰めて、じゃ、稼いでくるね。
 軽く声をかけて、女は去っていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 冒険者ギルド」からさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 冒険者ギルド」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノーガルトさんが現れました。
ノーガルト > 「……やれやれ、参ったな…。」

(まさか、こんなことになるとは思っていなかった。
公園で、ノーガルトはつかの間の休みを取っていた。
温かいコーヒーだけを手にして、少し空腹を覚えている腹を軽くさすり。

冒険者ギルドで報告して、さあ今から帰ろうかといった矢先だった。
緊急で、貴族の護衛をしてほしいという依頼が飛び込んできてしまった。
その場所で、動けるのがノーガルトだけだったということもあり…。

断ろうともしたが、無理を押し通されてしまって、今日は王都に泊まることに。
あと1時間もしたら、元の場所に戻らねばならない。)

「………帰って休むつもりだったんだがな。」

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシンシアさんが現れました。
シンシア > 郊外の家で一人過ごすのはさみしく、少しでも近くにと思ったから
急遽、元の家にいたものの、やっぱり寝付けない

少し外に出てみようと、ストールを肩にかけ
夜の散歩にふらっと出てきてた

ノーガルト > 「………腹減ったな…。」

(やはりどこかで飯でも調達するか。
別に買い食いをして恥に思うような、繊細な心は持ち合わせてはいない。
この時間でも、どこかで何かないだろうかとベンチから立ち上がった。

夜道を歩いていると、こんな時間にか。誰かが街を歩いているのを見かける。
普通ならスルーするところなのだが、まあそのストール姿がよく知っている相手だから。
少し遠いところから、声をかけた。)

「おーい、シンシア。」

(軽く手を振りながら、近づく。
まあ、警戒されないようにする必要はないだろう、何しろ月明りで視界はとてもいいから。)

シンシア > 夜に通りで声がかかるとは思ってなかったから
びくっとわかりやすいくらいに、肩が跳ねて驚き振り返る

「ぁ…」

なんでココに今いるんだろう、と不思議に思いながら
近づく彼を待つように足を止めて

「…どうしたの?こんなとこに…警備ってたしか」

そんな連絡だけは受けてたから、早く終わったのかと少しだけ期待して