2018/09/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 カフェ」にクレス・ローベルクさんが現れました。
■クレス・ローベルク > 「ふむう」
此処最近、仕事が忙しかった。ので、暫く振りに自分に休暇を与えようということで、仕事場から離れた王都のカフェでお茶をすることにした。
店内には人が少なく、雑談の声もあまり聞こえない。
店の経営大丈夫かな、と思いつつも、それならそれで静寂を楽しむのも悪くはない。
「ふぅ……。ああ、そういえば闘技場の広報官の人が、何か企画とか欲しいとか言ってたなあ……」
一応イベント案でも考えるべきかな、と結局仕事の事を考えつつ、クッションの効いた椅子に背中を預ける。
だらしない格好にはなるが、見た所店内には知り合いも居ない。個人的には問題はないとする。
■クレス・ローベルク > 「お、きたきた」
しばらくすると、店員がティーカップとケーキを持ってきた。
ミルクティーと苺のショートケーキ。二段重ねのケーキの間には、苺がたっぷり挟まっていて、
「お、この苺シロップ漬けだ」
上の苺だけだが、明らかに他の苺に比べて艶がある。
これは一番最後だな、とケーキの上から苺をどけて、まずは上のスポンジをフォークで掬って一口。
「ん、美味しい」
口の中でスポンジと生クリームがとろける。
甘さは控え目だが、それでいて物足りなさは感じない。良い牛乳を使ってるんだなあ、と思う。
「当たりの部類かなあ、此処は」
■クレス・ローベルク > 「……」
ケーキを食べ終わり、お茶も呑み終わった後、暫くの間ぼうっとしていた。それからしばらくした後、ふと貧乏ゆすりを始めた。
「……」
目を瞑り、腕を組み、暫くの間自分の身体を震わせていたが、ふとこう呟いた。
「肉が……食べたい……」
ケーキを食べたほぼ直後に言う台詞ではないが、しかし寧ろそういった本人こそが困惑していた。何故今なのか。甘味を食べ終わった満足感は確かにあり、ミルクティーでリセットしたとはいえ甘みはまだ口の中に残っている。
しかし、確かに心の中には肉を食べたいという欲があるのだ。
「……うーん」
どうしようかな、と暫く悩む。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 カフェ」にクレス・ローベルクさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 カフェ」にクレス・ローベルクさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 カフェ」にクレス・ローベルクさんが現れました。
■クレス・ローベルク > 「……仕方ない、か」
散々迷った挙げ句、結局鶏肉のサンドイッチを頼むことにした。但し、持ち帰り用の容器に入れてもらう形で。
サンドイッチは冷めても美味しいとの事だし、これならケーキを食べたという記憶が薄れてから食べればいい。
「折衷案って感じだけど、まあこれなら良いよね」
何が良いのか、は自分でも解ってないが、まあ甘いものを食べた後の謎の罪悪感というものは確かにあるのだ。
「じゃあもう暫く此処でゆっくりするかな」
ついでに頼んだ紅茶を啜りつつ、静かな雰囲気を楽しむことにした。
■クレス・ローベルク > そして暫くの間紅茶を楽しみ、クレスは出ていった。
有意義な休暇であった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 カフェ」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 久々のこの町、戻って早々だけども今日もたっぷり戦って、冒険して、お宝を見つけた。
――そういうわけでその後の酒場。
必要なのは大量の肉と飯と酒と女と法螺話と――…
挙げ始めりゃキリがない。
とりあえずテーブルに置かれたのはなみなみと酒の注がれたジョッキだ。
ひとまず、なにはともあれ。
「お酒じゃー、お酒様じゃー。」
騒いで、ぐび、ごく、ごくごく…ン。大量のそれを一気に、喉奥へと押し込んだ。
ぷはあ、と息を吐いて。
「んー………、安酒の味だァ。」
それもまた醍醐味とでもいうように。くくくと楽しそうに笑った。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にハールさんが現れました。
■ハール > ガランッ、新たな客である。旅疲れの冒険者の様相にしては、厚手の服装をして、
見える肌は顔の半分だろうか。ただ、その胸部の膨らみから女性であることは伝わるだろうか。
その女性のように見える者は一回り、辺りを見渡すと、ちょこんと座敷の席に座る、ただ何も
頼む事はなく、暇そうに身体を周囲に振るばかりである
「とりあえず酒場に来てみたはいいもののー…こんな所にいいニンゲンの情報はあるかなあ?」
どうやら誰かを探しているか、待っているかのそぶりには見えるだろうか。声色が聞こえるなら
、なんともこの酒臭い雰囲気には似合わない暢気な音である
■イグナス > 「…おう?」
音に自然と、首がそっちを向いた。
女だ。おそらくは、という言葉が前にくっついては来るが。
女が酒場に来て、座敷の方に座っている。
周りを警戒してる…ではなかろうが。明らかにどこか、奇異な空気。
うむ、はて、と首を傾げる。
どうもこの場に、そぐわない。――だから声を掛けたのは完全に完璧に、興味本位だった。
「よう、お姉ちゃん。
見ない顔だな、メシィ、食いにきたのか。」
なんて、へらりと笑いながら座敷の方に近づいて声を掛けた。
女の方もだいぶ大きいが、男の方はさらにでかい。
そんなのが、どこか軟派・軽い口調で笑って、近づいた
■ハール > 色んな人間の趣味嗜好を知りたい彼女だったので、
誰が彼女に声をかけてくれようとも構わなかった。その恐れのない呼びかけにくるりと顔を向ける
「んえ?おぉーおおきい。こんばんは?んー、ここでメシを食べるつもりはないけど、お兄ちゃんは
もうお腹いっぱいなの?ふぅーん…」
表情をそこまで変えず。関心はあるようでそれほど惹かれてはいない。見える男はとにかく大きい。
今の彼女の知識ではとりあえず”手応えがありそう”と思うだけだろう
「とりあえず横に座っていいよ、うんー。酒臭いのはなんともないし。」
■イグナス > 「おう、でかかろ。――ンむ?なんだ、そうか。
はっは、いやあ。まさか。俺はいくらでも食べるぞ。」
だいぶ、がっつりたっぷり食べたにも関わらずの大口だった。
実際、さっきまで座ってたテーブルには空の皿が山積みだったが、まだまだ食べれる、そんな様子で。
彼女が何事か考えている、そういうのにも気づかず、あるいは気にせぬままに。
「おン?おう、悪いな。」
許可がおりればどっかりと横に座った。
安酒をたっぷり飲み込んでいる割には、さほど酒臭くない。アルコールの分解が早いのかも。
座り込んだはいいが、はてと首を傾げて。
「で、メシじゃあねえなら、なんなんだ。
いや興味本位だがな。――メシを食うかほら話を吹くか女を誘うか、…情報集めるか、くらいだろ。酒場なんざ。」
■ハール > その巨躯の男が、彼女の思考を探ろうとしても、残念な事に彼女自身はそこまで理由あって
この酒場に来たわけでもなく…ただふらりと人間観察。これについでを求めるなら―
「んまー、ずっとここで誰と混ざらず見てるだけもつまらなかったし、お兄ちゃんが来てくれて
嬉しいなあー。…ねえ、じゃああたいもメシを食べに行きたいんけど、いい所いく…?」
メシの誘いに逆に男を誘う様子である。彼がまだお腹いっぱいではないことは見て分かったのでこの誘いには
充分乗るだろうか。どうせ暇そうにしてたから、予定もなければ断る理由があるだろうか
「よかったらキミが知るここらの人の事も知りたいし…ゆっくり話しに行こうよー」
ただ普通に語りかけているようなのに、どこか色っぽく、甘い声音に聞こえるだろうか。敏感な人なら分かる
かもしれない。
■イグナス > 「は、ン?喜んでもらえンなら、なによりだが。
――へえ、そりゃあいいな。
まだまだ食い足りない、って思ってたとこなンだ。」
誘いにあっさりと乗る。
上に、楽しげに相手を見定めるような色も混じった。
ちり、と混じる甘い声にすうと目を細める。
男の笑みもどこか、――いや、ストレートに下心満載といった具合。
隠そうともしていない。口元に楽し気な笑みを浮かべたかと思えば
「おおとも、ゆっくり美味いメシか食えンなら、どこでも歓迎だ。
ほれ、それじゃあ、案内してくれ。――…そう、そう。俺はイグナス、だ。」
話は決まれば後は早い。
座ったばかりだがすぐに立ち上がって、彼女を連れ立って店を出ようと。
その前に、名前だけは名乗っておいて。
■ハール > さて、その男は自分の法螺…誘惑に乗ったよう。そしてその表情…
自分の行動の意図を透かしたのか、いやただ勝手に妄想を膨らましているのか分からない。
ただこうもあからさまににやけた顔なら鈍感よりな彼女だって分かるだろう
「…そんなに楽しそうな話が聞けるのかなぁー?イグナス…さんね。あたいはハール。
早い人はすき、でもじっくりでもいいよぉ。ま……行こうかなあ。よろしくね?」
言葉の裏に深く…いやわかりやすいかもしれないがそんな影を落としながら、招く手。
賑やかな酒場を去り、こんな夜の中でも映えてしまう巨体の二人、どこへゆらり向かうか。
■イグナス > 「ハール、か。おう、よろしく。――おれァ、そうだなあ。
うーん、なんだかんだ、さくっとやっちまうのが好きなのかもなあ。」
最後は何の話やら。彼女の言葉に考えこむしぐさをして、くくくと喉を鳴らして笑った。
そうして立ち上がって、去っていく二人。
周りからしたならば、——さて、果たしてどう思って見守ったのやら。
少なくともこの二人は、消えて行って。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からハールさんが去りました。