2018/09/13 のログ
■エシル・アルトワーズ > 「きゃ・・・!」
身をつつむものをすべて剥ぎ取られ、身体が視線と隙間風に晒される。
高潮した顔は燃えるどころか今にも焦げ付きそうなほどに熱い。
胸の脇をなぞる感覚にこそばゆさを覚え、身を捩る。
『胸はちっとばかし小さいが――』
この野郎、人が気にしていることを――!
何か言い返してやろうと口を開く瞬間、傷口を擦られるような、乾いた痛みに思わず呻く
「ぐ・・・っ」
内側へ潜り込む異物に痛みの篭った声が漏れた。
まだ準備の出来ていない身体が悲鳴をあげている。
相手が何か言っているが、今はそれどころじゃあない。
全身を侵すように広がる不快感を歯を食いしばり堪える。
耐えろ、耐えろ――
ぜつぼう
――微かに、自身の最奥が湿る感覚を憶えた。
■ダグラス > 「戦いで強気でもこっちはまだ少女ってわけか?」
相手の反応が鈍ってくれば慣れた指使いで相手の中を徐々にほぐしていく。
今まで年増から少女までいろんな女を抱いてきた経験から紡がれる技はまだ初心な相手にどこまで抵抗できるだろうか。
「といってもさすがに処女ってわけじゃないんだろ?
せっかくなんだからおとなしく楽しもうじゃないか」
徐々に相手の奥深くまで指を食い込ませていけばくちゅりと卑猥な水音をわざと響かせ。
相手のGスポットを見つければそこをコリコリとマッサージするようにせめて。
■エシル・アルトワーズ > 「やか・・・ましいわ」
緩急をつけて襲い来る感覚に上ずったような声で悪態をつく。
肉体のペースは奪われても、せめて心だけは負けられないと精一杯の発破をかける。
粘るような水音につい顔を背ければ、重い衝撃のような快感に意図せず腰が跳ねる。
「あっ――、くぅ・・・っ」
いい加減に顔から火が噴きそうだ。
必死に奥歯を締め、抵抗してみせる。
■ダグラス > 「ふむ……そうか」
まだ心はおれていないようだ。
むしろ自分としてはそのほうが面白い。
相手の反応と膣内の濡れ具合から敏感な場所を読み解き終え。
一度相手の逝かせてやろうと指の動きを速め。
「どちらにせよ俺はお前を抱く。
ついでにお前にも快感を教えてやるよ」
相手の反応をチェックしながら敏感な場所を攻め立て。
一気に相手の逝かせるために指を柔軟に動かしていき。
■エシル・アルトワーズ > 「や、あ――!」
激しさを増す刺激に身体が跳ね、腰が浮く。
自身でも制御できない感覚に、絶望に。眦から涙が頬を伝い髪を濡らす。
「だ、だめ・・・ぁっ!」
いつの間にか出ていた素の口調にも気付かず、翻弄されるように揺れるこの身はまるで風に運ばれる枯葉のようだ。
快楽の波が近づいてくる。
自分でも秘孔が収縮するのがわかる。限界だ。
もうわたしは――
「あ、あっ・・・だめ・・・っ・・・いや・・・んーーっ!!」
――意識が、攫われる。
一気にホワイトアウトした世界でわたしは少しだけ全てを忘れた。
身体をこれでもかと弓なりにしならせ、衝き立てられた指を食い千切らんばかりに締め付ける。痙攣するように震えるつま先がぴん、と伸ばされる。
「はぁ・・・っ、はぁ・・・っ」
胸で大きく喘ぐように息を吸いながら。わたしはぐったりとベッドに身体を預けて――奪われていた。
こんな筈ではなかったのに・・・!
■ダグラス > 「ふふふ、普段は男らしい口調の癖に、可愛い声で鳴くじゃないか」
指を締め付けるような相手の絶頂に満足そうに笑みを浮かべ。
ゆっくりと相手の中から指を抜けば愛液にまみれたそれを軽くなめ。
ズボンを脱ぎ指とはくらべものにならないほど太く怒張した男根を取り出し。
ぐったりとする相手の両足を持ち上げて股を広がせれば割れ目に亀頭をあてがい。
「じゃ、お待ちかねのここをいただくとするか」
そういえばわざとゆっくりに、相手に対し自分が女を占領していることを示すように押し込んでいき。
相手の膣内の感覚が亀頭から伝わってくれば興奮のあまり身震いし。
■エシル・アルトワーズ > 「う、うる・・・さい・・・」
ふるふる、と頭を振る。何を否定しているのか自分でもあんまりわかっていない。
指を引き抜かれた感覚に思わず腰が浮く。
浅ましい反応に少しだけ自分に苛つけば、足をつかみ広げられる感覚。
「ちょ・・・っ」
何をされるのかわからないほど初心でもない。
ちらと見えた棍棒に目を見開く。
恥ずかしい、などという感覚などいまはどうでもいい!
やめろ、やめ――
「う――あぁぁぁぁぁっ!!」
からだ
膣内を埋められるような重圧感と絶望に断末魔のような悲鳴が漏れる。
内臓が押し出されそうなほど圧迫されているのに不思議と痛みを覚えないのは男の技量か、わたしの体質か。
「ぅ・・・ぐぅ・・・ゆる、さない・・・ゆるさない・・・!」
とめどなく溢れる涙が顔を、髪を、布団を濡らすが気にする余裕もなく。
振り絞るように呪詛を漏らす。
■ダグラス > 「許しなど不要だ、ただ」
十分にほぐれた相手の膣内は自身の男根も確実に飲み干していき。
やがて根元まで押し込めば相手の体内の感覚を確かめるように一度動きを止め。
そっと相手の涙を指で拭い。
「お前の中は最高の雌だってことは揺るぎない事実だな」
低く落ち着いた声で諭すように言えば今度はゆっくりと腰を動かし。
挿入を繰り返すたびに卑猥な水音を部屋中に響かせ。
「強く雌としてもよい肉体。
俺の子を孕ませるにはうってつけというわけだ」
いつ死ぬかわからない自分にとって一つの目標である女を孕ませること。
それを無慈悲に相手に告げればまるで貪るように腰の動きを速めていき。
■エシル・アルトワーズ > 「は――おまえ、何を言って――あぁ!」
突然告げられた賞賛に目を丸くすれば直後に引き出される快感に思わず嬌声が上がる。
引き抜き、押し込み、引き抜き、突き刺す――
絶妙な加減で繰り出される攻めに身体をはじかせながら悲鳴をあげる。
「や、あっ、んっ、くぁ、あっ、あっ、あっ――」
押し寄せる感覚にイヤイヤと首を振る。
徐々に大きくなる淫音がさらにわたしの精神を蝕む。
だめだ、まけるな、こころまでおれては・・・!
『――孕ませるにはうってつけというわけだ』
「え――いっ、嫌!やめてッ!いやぁっ!」
残酷な宣告に半狂乱で首を振り、押しのけようと胸板に手を押し当てるけど力が入らない・・・!
一瞬だけ取り戻された理性が、逆にわたしに絶望を持ってきた。
更に速められるストロークが再びわたしの意識を攫おうと、終わりを告げようと押し寄せる。
「や、やだ!やだぁ!やめろ、やめてぇ!」
嗜虐心を煽るとは露知らず、わたしは“殺したいほどに憎い”相手に懇願する。
■ダグラス > 「断る。あとは自分の身体をあてにするんだな」
孕むか孕まないかは自分次第だと無慈悲に言い放ち。
限界が近づいてくればさらに相手の中で太さをまして。
強く張ったカリ首と太い亀頭がゴリゴリと相手の中をかき回し。
「行くぞ!この国に来て一発目の雄の種を受けろ!」
激しく亀頭で相手の子宮口をたたき込み。
限界が来ればぐっと腰を密着させて最奥の子宮口に亀頭を密着させ。
そのまま勢いよく熱く粘っこい精液を相手の子宮内に注ぎ込み。
■エシル・アルトワーズ > 「ひっ、やだ、太く――んあぁっ!」
先ほどよりも太さをました怒張が、わたしの膣を擦り上げる。
圧着感がより深い快楽をもたらし気力と体力を奪う。
最奥を叩く感覚が脳を痺らせる。
「や、いや、いや――いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
限界をつきぬけ、女芯を打ち据えた亀頭から熱い精が放たれる。
絶頂と、絶望にわたしは慟哭する。
子宮を灼かれるような快楽に一度だけでは飽き足らず二度、三度と視界が白転する。
限界まで伸ばされた足が震えながら天井を指す。
わたしは視線がどこを向いているか判らないまままとまらない頭で終わりを予感し、祈願した。
■ダグラス > 「はぁ、最近忙しくてたまってたからな。
たっぷり注いでやったぜ」
相手の悲鳴と嬌声の混じった声は非常に心地よく。
ブルっと背中を震わせながら最後の一滴まで絞り出し。
「おかげでいい運動もできたし楽しませてもらったぜ」
満足そうな表情で相手の中からずるりと太い男根を引き抜き。
相手の引き締まった太ももで愛液まみれの男根をぬぐってからズボンをはき。
「この場所は約束通り好きに使っていいぜ。
また抱かれたくなったら海賊ダグラスを探せ、貧困地区で聞けばわかるだろうよ」
拾い物だったが思った以上に相手の身体が良かったことに満足したのか。
ポケットの中から数日分の食事代に使えそうな程度のゴルドを取り出して相手の頭もとにおいて。
「じゃ、死なねぇようにこの国を楽しめや」
そういって後は相手に好きにさせようと伸びたごろつきを外に蹴飛ばして立ち去っていき。
■エシル・アルトワーズ > おつかれさまです。
こちらこそセッションありがとうございました。
初めてのロールが結構濃いので驚きましたが楽しかったです。
また会いましたらどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、お休みなさいませ。
■エシル・アルトワーズ > 「は・・・あ・・・っ」
びくん、びくん、と身体が痙攣する。
真白になった頭に男の声が入ってくる。
どうやら、ここを寝床にしてもいい、という内容のようだ。
「う・・・く・・・」
何か返そうにも、呻きのような声しか出なかった。
バタン、とドアの閉まる音が聞こえた。気配から、ごろつき共は摘み出されたようだ。
人気のなくなった、夜の箱で身体の熱が引いた頃、わたしは。自分の状況に改めて心を砕かれる。
「あ、あぁ・・・うわぁぁぁぁぁぁっ」
独特の臭いを放つ枕に顔をうずめ、声の限り泣き叫ぶ。
汚された身体の代わりにせめて心だけでも洗い流そうと涙を流す。
どれくらい泣いただろうか。
ふと壁の隙間から覗けば、空は黒に染まり、星がいくつか見えていた。
枕元には少なくない金貨が積まれている。
「ふざけやがって・・・これが俺の代金だとでも言うつもりかよ・・・」
毟るように金貨をつかむと乱暴に袋へ詰め込み。
脱ぎ散らかされた衣服を身に着けなおし、小屋を出て――とりあえず水浴みと寝具の調達をするべく、走り出した。
ご案内:「王都マグメール 平民地区:大通り」からダグラスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区:大通り」からエシル・アルトワーズさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > ――しん、と朝靄のかかる大通り。
人通りはほとんどなくて、視界の悪さがそれを手伝っていた。
「んん、――……久々、だな。」
この街を少し出ていて、戻ってきたのは久しい感じがする。
が、それはそれとして視界が悪い。
んんむ、と目を細めながら歩いていたんだけれど――
…ドンっ、とぶつかる音。誰かにぶつかってしまった、らしい。
体格差と筋肉量によってこっちが倒れるようなことはなったけれど。
「う、ぉ…っ、悪、いな…っ、見えなかった…!」
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエシル・アルトワーズさんが現れました。
■エシル・アルトワーズ > 「――よし、これで大体揃ったな」
朝霧立ち込める中、俺は両手から溢れそうなほどの木材を抱えて歩いていた。
色々な意味で視界は塞がってはいたが、幸いなことに人気はなさそうだ。
あの屈辱から数日。不本意ながらも得ることに成功した小屋はとてもそのまま使う気にはなれなかった。
とはいえ使わないのであれば自分の尊厳に何の価値もないことになる。
それだけは許せなかった。
俺は色々な商店を巡り、足りないものは狩りで物資を集め。
ついに予定の物資が全て揃った。あとは小屋を改造して――
どん、と何かに跳ね飛ばされた。
派手な音を立てて、ぶちまけられた木材。
■イグナス > 「Oh。」
変な声が漏れた。思ったより大惨事、ぶちまけられた角材とか。
ああ、ああ、と頭を振りながら彼女の方に近寄った。
自分に比べりゃかなりちっちゃいその女性の方に。あっさりと吹っ飛ばされたのにかがみこんで、手を伸ばしながら。
「おう、いや、悪いな、お嬢ちゃん。
よく前見てなかったというか、霧のせいでみえねえというか――。」
苦笑いと言い訳をしながら、おっきな手を伸ばした。
ほれ、と彼女の手を掴んで、立ち上がらせようとして。
■エシル・アルトワーズ > 「ああ、大丈夫だ。こんな霧じゃ見えなくてしかたな――」
差し出された手を留め、自力で立ち上がる。怪我はしていないようだ。
わびる相手に無事を告げようとして、その巨躯に思わず言葉が止まる。
「随分でかいな、あんた・・・ああいや、俺も前を見てなかったしお互い様だ。詫びる必要はないさ」
思わず率直な感想が漏れ、少し焦ってこちらも先ほどの非を詫びる。
とりあえずこの散らばった木材を放っておけばいずれ人の邪魔になるだろう。手近なところから拾い上げつつ、世間話程度の話題を振ってみる。
「こんな時間にうろついて、仕事帰りか散歩か?」
■イグナス > 「おう、いや、そういってくれりゃあ、――おう?
おお、でかいだろ。ま、そう言ってくれンなら、ありがてえ。」
自力で立ち上がるならば、今度は木材を拾い集める。よいしょ、といくらかを取り上げて。
彼女の方に差し出しつつ。
「んあ?あー…仕事帰り、かね?
しばらく街を離れてたンだが、久々に戻ってきたトコだよ。
まあ、徒歩の分、だいぶ変な時間についたが。」
お陰で汗まみれの埃まみれ。ゴキゴキと首を鳴らすしぐさして。
後、改めて彼女の方、と木材に目を向ける。それをひょいと持ち上げて。
「…そっちは?これ、なに、家具でも作ンの。」
■エシル・アルトワーズ > 「済まねぇな、助かる・・・ああ、ちょっとリフォームをな。
手に入れた寝床がボロやだからさ、おちおち安心して寝れやしねぇ」
木材を受け取りつつ、使い道を答える。
嘘は言っていない。真実でもないが。
首を鳴らす大男を見上げる。
「仕事?遠くまで行っていたのか。お疲れさんだな
・・・よし、これで全部かっ、と
サンキューな、助かったぜ」
最後の木材を受け取り、立ち上がる。
もう一度礼を言いつつ振り返り、小屋へ歩き出す。途中バランスを崩して木材が零れそうになり――
「うぉ、危ね――うわっ!?」
足をひねり、派手に転ぶ。木材は散らばることはなかったが不運なことに足首を痛めたようだ。
■イグナス > 「はあ、そりゃいけねえな。
リフォーム用ね、自前でやるた、なかなかだ、が…っうお。」
ちょっとだけびっくりする。
今度はおれは悪くない、あっさりと木材が散らばる様子に、目をまん丸にして。
「あぁ、あぁ、あっぶないし、ひでェなおい。
……大丈夫か、立てるか?…あー、名前も聞いてない、お嬢ちゃん。」
幸いこっちにいろいろ転がってくることはなかったが。
また自力で立ち上がるだろうか、いくらか木材を拾い上げながら聞いて。
■エシル・アルトワーズ > 「チッ、ついてねぇ。足首をやったみたいだが、まだ歩ける――な」
よろよろ。と力の入らない右足に喝を入れ立ち上がる。
抗議のように痛みが走るが、やせ我慢で堪えつつ。
「あんまりお嬢ちゃん呼びは好きじゃねぇな。俺はエシルだ。あんたは?」
てってこ、てってこと不恰好ながら拾ってもらった木材を受け取りに近づき。
■イグナス > 「おい、…あぁ、ったく、なんとかって感じだな。」
とてもこの角材たちを持って歩けるとは思えない。
少しだけ思案の合間を置いて。
「エシル? おう、そりゃ悪い。俺はイグナスだ、冒険者のイグナス。
で、だ。エシル。……ったく、しゃあねえなァ。
おら、来い。そのまんまじゃ、家がどこかは知らんが、たどり着けん。」
ちょっと呆れたように言えば手を伸ばして、彼女の手を取ろうとする。
抗議もあろうが、あるいはたどり着けるようになる場所…医者のとことか。に連れていこうとする様子。
少々の抵抗があろうが、お構いなし。
■エシル・アルトワーズ > 「イグナスか、悪いな――うわっ何しやがる!」
いきなり腕をつかまれ、思わず乱暴な抗議が口を衝く。
体格差もあり、魔力の切れたこの身体では振り払うことは難しい。
「俺のことはいいから、気にしなくていいって!」
腕を引き抜こうと、あるいは散歩を嫌がる飼い犬のように足を踏ん張る。
■イグナス > 「うるせい。いくぞ。
気にすんなって方が無理だろうが。―――ほれ、こいこい。」
ぐい、ぐいって何度も何度もひっぱって、嫌がるお犬をひっぱっていこうとする。
そりゃあ、これだけ力の差があれば、おまけに足もひねっているならば抵抗もできまいが。
「どうしたってその状態じゃ無理だから。
おとなしく、たぁ言わんが、あんま暴れンなよう。」
そういうわけでずりずりと
それこそほんとに無理にでも逃げない限り、どこぞへと引っ張っていくつもりで――
■エシル・アルトワーズ > 「だーかーらーはーなーせー!」
ずるずると連行されていく。
行き先も告げられぬまま連れて行かれるのはどこだろうか。
ぎゃいぎゃい喚きながら引き摺られて行けば観念したように後ろを歩き。
「わーかった、わかった。取り敢えずどこ連れて行く気だよ。俺持ち前そんなにねぇんだからな!?」
やや速いペースに不恰好な足取りで喰らいついて行く。
足首の痛みが増してきたのだろうか、顔には薄らと汗が滲む。
■イグナス > 「観念――ったく、ようやくしたか。」
見れば、額に汗も滲んでるようだ。そんな状態でどこにいいこうというのか。
ペースを少々落としつつ、じ、っと彼女の方を振り向いて。
「あー……まずは医者だ。
わぁってるよ、明らかに貧乏人だろお前。」
だから気にすんなときっぱり言い放てば、そのまま彼女を連れて行く。
その先は町医者――ちょっこし裏側の医者ではあるが。
■エシル・アルトワーズ > 「はぁ!?医者だぁ!?そんな金があったら俺は魔法で回復してるわ!」
医者、この世で五指に入るくらいに嫌いな言葉だ。
思わず喚く支離滅裂な言葉はそのまま質問の答えになり。
「やーめーろーおーれーはーいーしゃーにーいーきーたーくーなーいー!」
駄々をこねるように腕を引っ張り、せめてもの抵抗を試みる。
■イグナス > 「じゃかましい、いくぞ。っていうかやかましい、やかましい。近所迷惑だ。」
大事なことなので二回言った。
これじゃ、駄々をこねる子供である。お構いなしにぐいぐいと引っ張ってく。
せめてもの抵抗は、この頑強な雄の前には完璧に無意味。
むしろ。
「医者は医者で悪くねンだぞ、あれは頭がいいやつのやることだ。」
だからいくぞ、とさらに引っ張る。余計やかましいようならば、てい、と軽くほっぺ引っ張って、黙らしてやってもいい。
■エシル・アルトワーズ > 「頭がいいのは判ってンだよ、でもイヤなものはイヤなんだ!」
体制を崩しながら、なお引き連れられる。
無理な抵抗を続けたからか、そろそろ足首の痛みが限界に近づいてきた。
「なぁ、わかったよ・・・ついて行くからさ、あとどれくらいかかるんだよ。いい加減足痛くなって来たんだぞ」
観念したように大人しくなり、ついでにそろそろ歩きが辛いことも申告する。
「昼までに戻れるかなぁ・・・」
ぼやくように木材のことを思い出し。
■イグナス > やかましい、ときっぱり言えば医者の方へ。
それでも少し歩いた場所で、彼女の言葉に、おう、と頷いた。
「もうすぐつく。辛抱しろ。
それとも、抱きかかえてやろうか。」
もちろん、絶対いやと言い張るだろう。だからちょっとからかうようににやりと笑いながら、告げて。
彼女が木材のこと、というかおうちのリフォーム、口にするなら。
「なんだ、気になってンのか。
まあ、足だからなあ、そう時間かかるこたないだろうが。
ちっとくらいなら手伝ってやるぞ?」
■エシル・アルトワーズ > 「要らん、歩いてく」
むすっとしたように即答し。
あと少しというのならばもう少し歩こうと意を決する。
不意に、手伝いの申し出をされ思わず声が上擦る。
「はぁ?・・・・・んまぁ、手伝ってくれるなら、助かる」
少し迷った結果、少し気恥ずかしそうにぼそりと答える。
そういった益体もないやり取りをしているうちにいくつかの建物が見える。医者のところだろうか、少なくとも知っている医療所と比べて随分薄汚れているが。
■イグナス > 「っくくく、ああ、そうだろうよ。
――おう、ま、俺にも全く責任がないわけじゃねえからな。」
手伝いくらいはしてやるさ、と。
――で、連れて行く医者なんだけども。
それはだいぶ辺鄙な場所だった。こう、まともな医療施設があるんだろうかってとこ。
そのうちの一つの建物の前、看板もついてないそこにたどり着くならば。
「こん中だ、入るぞ。」
告げて、さっさとドアを開けて中の方へと入っていった。
■エシル・アルトワーズ > 「どうも胡散臭い建物だな、ここ」
胡乱げな視線で辺りを見回す。
全く以って辺鄙な場所だ。平民地区にこんな場所もあったのだろうか。
下手をすれば区外の可能性すらあるだろう。
目の前の大男――イグナス、と名乗った男はその中、看板のない建物を見つけると、慣れた様子で扉を開き中へ入っていく。
もちろん、繋がれた状態では逆らうことも出来ず。
「なんだぁ、ここ・・・ほんとに医者なんだろうな・・・?」
腕を引かれながら扉の中へ消えていく――
■イグナス > 胡散臭い、といいながらも。ついてくる彼女。
その様子に、くく、と男は少し、楽しそうに笑った。
――さて、その建物の中、奥は、本当に医者なのかどうか――。
■エシル・アルトワーズ >
■エシル・アルトワーズ > ・・・気が向いたらでw
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエシル・アルトワーズさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエシル・アルトワーズさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエシル・アルトワーズさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエシル・アルトワーズさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエシル・アルトワーズさんが去りました。