2018/08/14 のログ
■シュル > 静かに噴水を見つめたまま、時が流れ
深夜に誰も人がいないと分かればそのまま広場を後にした
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシュルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタマモさんが現れました。
■タマモ > どうやら、先日見付けた炊き出しやら施しが何かと思っていたのは、神餐節と言う催し物だったらしい。
知らぬまま王都を巡り、たまたま、それを目にしたようだ。
運が良いのか悪いのか、最終日だったらしく、すでに終わりを迎えたようだが…
「………まぁ、あんなものを見せ付けられたら、色々と悪戯の一つ二つもしたくなっておったところじゃ。
偽善行為を意気揚々と行うなんぞ、虫唾が走る」
呟き、ふん、と鼻を鳴らす少女。
そんな少女が佇んでいるのは、平民地区の…変わらず、建物の一つの屋根の上だった。
…何とかと煙は高い所が好き、とか言わないように。
少女にとって、屋根の上を伝うのは一番の移動手段なのだ。
まぁ、それに、上から見てると面白いものも見易い、と言うのもある。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエンデさんが現れました。
■エンデ > ちょうど、少女が立っていた建物の扉が開く。
耳を澄ませば、別れの挨拶を告げる言葉が聞こえるだろう。
家主のものらしい「ありがとうございます」という声に「いいえ」と答える落ち着いた声音。
急な往診――というものだろう。
そして、家主が扉を閉じれば、一歩、二歩、黒衣に身を包んだ男が通りに出て――
「おや――?」
と視線を上げるだろう。
正確には黒い仮面に包まれた顔の目に当たる部分の十字のスリットを上に向けた。
何かの気配を感じたという風情。
さて、屋根の上の少女を見つけることが適うかどうか。
■タマモ > さて、次の屋根にでも移動をするか…
そう考えた時、足元…今立っている建物の、どこかの扉が開いた。
その程度の距離ならば、簡単に足元からの会話は聞こえてくるだろう。
まぁ、会話の内容から、そう興味の引かれる内容でも無かったが…
「………うん?」
だが、そのまま何事も無くと考えていたのだが、こちらへと向けられる気配を感じ取った。
もしや、己に気付いたのか?
そう思えば、屋根の端まで進み寄り、よいせ、と上から身を乗り出し見下ろした。
言うまでもない、互いに気付いた気配の相手、それを互いに目にする事だろう。
■エンデ > 屋根の上と、地面の上。
赤みのかかった金色と、赤いスリットから零れる光が触れ合う。
見上げる此方は視線の行方と表情を隠すような黒い仮面。
見下ろすのは金色の少女。互いに存在を認識すれば
「こんばんは。金色のお嬢さん。
そこからは面白いものが見えるかい?」
――最初に口を開いたのは黒い男の方だろう。
仮面の奥から響く淡い色合い。
感情の色を乗せることはないが、落ち着いた声音だった。
■タマモ > 特に興味も無かったのだが…己に気付いた相手の姿を見れば、首を傾げる。
普通に考えれば、初見なら、その姿の怪しさがまず目立つ事だろう。
だが、少女がまず頭に浮かんだ事と言えば、それとは別のものだった。
「うむ、おばんじゃな。
面白いものは、まだ見付けておらんが…不思議なものは見えておるぞ?」
相手の言葉にそう答え、とん、と屋根を蹴る。
そのまま、ふわりと相手の立つ前へと柔らかに着地をした。
「お主、どうでも良いが…その格好、暑くないのか?」
仮面がどうとかは、そう気にしていない様子。
身丈の関係上、その奥を下から覗き込むような形になるだろうか。
■エンデ > 「不思議なもの、かい――?」
僅かに首を傾げる仕草。
重なるのは、軽やかな足取り。ふわりと柔らかく着地する様。
それを紅い光が追いかける。
そして、次いだ問いかけには――「なるほど」と一言告げてから。
「そうだね。
たまに暑苦しいとは言われるが、幸い、暑くはない。
ただ、見た目には暑苦しいかも知れないね。」
覗き込んでも奥の見えない黒い仮面。
それをはじめとして一部も肌を見せない恰好。
言葉通り暑い寒いという様子は見えないだろう。
下から覗き込むような金色の眼差し、それに合わせるよう少し姿勢を落して
「ところで、申し遅れたね。
私はエンデ。医者をやっている。」
そのまま、会釈する仕草に繋げよう。
そして紡ぎ出すのは自分の名前。
■タマモ > こうして身近に寄れば、少女は直感的に何かを感じ取る。
この相手は、少なくとも人間や妖の類ではない、と。
感覚が、匂いが、それを己に伝えてくれている。
…まぁ、とりあえず、それは気にせず会話を続けようか。
「ふむ…理解はしておるようじゃな。
理解しておるならば、どうにかして欲しいものじゃが…無理そうかのぅ?」
うん、正直、こんな暑い時期に、見た目まで暑いと堪らない。
上から下まで、この暑そうな相手を見遣りながら、問うた。
まぁ、無理だろうと内心思っているが。
と、そんな考えまで到ったところで、相手が視線を合わせる。
何とも、子供を相手にしているような仕草だが…気にしない。
己の見た目は、相手次第では確かに子供に見えなくも無いのだ。
…後で、突っ込んでやろうと思っているのは秘密である。
「おっと、名乗られてしまっては、名乗り返さぬ訳にもいかんのぅ…
妾はタマモじゃ、えーっと…まぁ、何とも言えぬが、適当にやっておる」
何とも答えに困る、ここでの己の職は何と答えたら良いのか、今だに迷うところだ。
とりあえず、そう答え、挨拶代わりに手を振っておいた。
■エンデ > 人であって人でない――彼女の感覚でどこまでわかるか。
ただ、喩えるのならばそれが一番近い感覚だろう。
此方はそういう感覚はほとんどない。
触れれば身体の構造はわかるかも知れないが、この距離でもわかりはしない。
金色の美しい狐――そんな程度だろう。わかることを述べるのならば。
「すまないね。生憎と、無理そうだ。
脱いでくれと言われたら構わないが、それはそれで別の問題が出るからね。」
冗談めかしたように仮面の奥で言葉が響く。
問題、というのが何を指しているのかは口にはしないまま首を振ってみせた。
僅かに低くした視線。子ども扱いしているのか、それとも癖なのか。
いずれにせよ、ずっと見上げさせるのも疲れるだろうから。
「ありがとう。タマモ。
なるほど。とても君に似合った名前だね。」
突っ込んでやろう、なんて内心は見える訳ではない。
だから、名乗られた名前に対して言葉を返す。
その響きは、狐の姿をして、卵色の髪の毛や毛並みの娘に似合っている。
だから、一言添えてから、振られる手にゆるりと
トランクケースを持っていない左手を振り返す代わりに、握手、というように手を伸ばした。
■タマモ > 少女がそこまで気にしないのは、はっきりと分からないから。
分からないものを、深く考えたところで、分かる訳ではない。
まぁ、実際にはその程度である。
ちなみに、少女の大元は獣だ、先のように無駄に直感は鋭い。
触れて知る事が出来るからと、それをしようとすれば…感覚的に少女に知られるだろう。
「うむ、脱げるならば脱いで欲しいものじゃがな?
脱いで、中身を見て、他の問題が起こるならば面倒じゃ…仕方あるまい、諦めよう」
はふん、とわざとらしく溜息を一つ。
まぁ、問題がどんなものであれ、面倒事はご免だ。
ぱたぱたと手を振って、そう返しておいた。
突っ込むかどうかは、相手の己に対する先の対応次第。
そこで本当に、そう扱うならば…だが、違うならば構わないか、とは考えていた。
それが相手の気遣いと、気付いてない訳ではない。
少女からすれば、その気遣いで逆に相手が疲れるのではいか?との考えもあるのだ。
お互い様である。
「ふむ…お主の姿が見られれば、似合うのだと言えるやもしれんが…これでは、そう言うのは難しいのぅ?
ともあれ、まぁ、良かろう」
こう、少し顔を右に左に動かし、仮面の奥を覗き込もうとするが…無理だろう。
名が体を現しているのか、いないのか、さすがに今の見た目では言えない。
やれやれ、と困ったように腕を組む。
と、そこで左手を差し出してくる相手に、軽く考える仕草。
その程度ならば良かろうと、手を握ろうとはするが…
もし、そこで何かをしようとするならば、次の言葉が先に掛かるだろう。
「余計な事は、するでないぞ?」と。
■エンデ > 互いの正体など探ることに黒衣の男は興味を示さないだろう。
己が何かということはとうに定義してある。
他者が何かは、その者が定義すればいい――口に出す必要もないから。
「そうだね。中身を見るならせめて部屋の中
できれば、ベッドの上にしてくれないかな?
流石にこの道端で衣服を脱ぐ気はないからね。」
と、次いでぱたぱたと手を振る仕草に、一度仮面の奥で小さく吐息を零す。
言葉は冗談めかしたように見えるだろうか。結局のところ落ち着いた柔らかな声音で。
「まあ、それはそれで面白いかもしれないが。」なんて言葉を添えた。
視線の高さは変わらない侭、彼から見れば中身はどうあれ相手は少女だ。
例えば仮に自分を一撃で殺せる相手――そんな相手は山のようにいるが――。
敵意なく会話を交わすのならば、そうしよう。
「タマモ――君は結構負けず嫌いなのかな?」
此方の言葉に返そうとする彼女には、そんな言葉を返しておいて。
覗き込もうとする眼差しに応えるのはやっぱり、赤くぼんやり光る十字のスリット。
その奥から零れた声。困ったように腕を組む仕草に、少しまた笑んだような吐息を零す。
と――求めた仕草に応える少女。
黒革に包まれた指先と、少女の小さい手指が触れる。
彼女の言葉が出たかどうか――いずれにせよそれはただの握手だ。
獣の直感に触れることもない無機質な、ただの挨拶にも似た仕草。
それが、終われば、ゆるりと指先を解くだろう。
薄い黒革越しだけれども、人の体温を持った指の感触だろう。
それを残せば――
「さて、名残惜しいが私はそろそろ失礼するとしようか。
ありがとう。楽しかったよ。」
そんな短い会話への礼を口にして。
■タマモ > 己も気にせず、相手も気にしない。
ならば面倒も無く、これ以上考える必要も無いだろう。
少女の中では、そう結論付けた。
「ふむ…まぁ、妾も場所は気にせず、と言うのは面白味はあると思うぞ?
とは言え、無理にする事も無い、残念じゃが諦めよう」
相手に合わせるように、少女はそう言いのける。
冗談?まぁ、半分は冗談ではあるが、半分は本気であった。
現に、その言葉は本当に残念そうだったのだから。
ちなみに、自分が脱ぐならお前も脱げ、と言ったらあっさりと承諾しただろう。
少女にとって、好奇を満たす事は何より最優先なのだ。
「うん?…勝負事であるならば、そう言えるじゃろう。
そう言うものは、勝って何ぼじゃからのぅ?」
ふふんっ、と胸を張って答える少女。
まぁ、何度見ても見えないならば、奥を覗くのは諦めよう。
…うん、なんだか諦めてばかりだが、気にしない。
さて、手を握る際に…相手は何もしなかったようだ。
それならば、大人しく握手を交わすだけである。
その感触は普通のもので、ゆっくりと、それは離れてゆく。
「そうじゃな、考えてみたら、こんな時間じゃ。
暇潰しにはなった、また、機会あればゆるりと語り合うでも良かろう。
…それでは、またのぅ」
と、そこで言葉を終えれば…とん、と地面を蹴る。
少女の身は、ふわり、と屋根の上まで舞い上がり、元居た屋根の上へと着地した。
そのまま、もう一度だけ挨拶代わりに手を振り…その場を後にするだろう。
■エンデ > 相手の中身を見ることは時には必要だが、今は必要ない。
例えば、こうして交わす言葉のどこまでが本気で、そうでないか確かめる必要がないように。
「流石に患者の家の前での奇行は問題だからね。
また、別の機会にゆっくりと、という風にさせてもらおう。」
穏やかで静かな声音が諦めてくれる彼女に返る。
残念ながら往来で脱ぎ合う事態には発展しそうもないから。
次いで、胸を張ってみせる彼女に。
「そういうものかも知れないね。
いつか君と勝負をすることがあれば、肝に銘じておくよ。」
奥を見せない十字。その中から響いた声。
やっぱり変わらない調子だけれども、好ましいと思っている響きは伝わるだろうか。
そうして、小さな手と黒い手が解ければ、ふわりと、屋根の上に上がる彼女を見送って。
「ああ、そうだね。楽しみにしていよう。タマモ。
怪我でもすることがあれば、思い出してくれ」
手を振る少女に、片手をあげて応える。
そんな言葉を最後に、ゆっくりと歩き出していくのだろう――。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエンデさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にキュリオさんが現れました。
■キュリオ > 平民地区の大通りには多種多様な店が存在する。
そんな店の中の一つである、とある青果店。
先代から店を受け継いだばかりの若い夫婦が切り盛りするその店は、繁盛店、と言う訳ではないが。
馴染みの客を相手に細々と日々の生活を成していた。
そう、成していた、だ。
「何、これは他の店でも実績のある遣り方だ。
たちまち繁盛する事、請け負いであるぞ?くぁっはっは!」
メイドを供にし、声高々に笑っているのは悪名高き税収官。
店は、果物や野菜が通りからも見える様にと外からも良く見える造りとなっており、無駄に豪奢なその姿は悪目立ちしている。
――今はそれよりも尚、目立つものが存在しているが。
瑞々しく並び立つ各種の青果を目で追えば、必ず目に留まってしまうだろうそれは。
椅子に全裸で括りつけられ、目隠しをされた女性であった。
”特価品”と腹部には落書きの様なお品書きが書きつけられ、拘束により閉じる事叶わぬ足は股を開き大通りへと晒す様。
膣と尻穴からは選定された長物類が複数伸び、女の体液でぬらぬらと濡れて妖しく太陽光を反射していた。
■キュリオ > 薬でも使われているのか、妻の口から零れるのは雌の甘い喘ぎ声。
両穴から飛び出している野菜がその声に合わせる様に、勝手に揺れて客を誘う。
だらしなく舌を垂らし、穴に野菜を追加される度に甘い鳴き声が響き渡り、道行く人々の視線を集めていた。
「おぉ、貴様の妻は中々に客引きが上手いものだな!
うん?どうした、店が繁盛するのだぞ?嬉しくは無いのか?
―――おい、勝手にひり出すんじゃあない!」
感情の行き場を無くし、何も言えず、できず、項垂れている青果店の店主。
それを見てニヤニヤと笑いながら、恩着せがましい台詞を向け愉しんでいたその時。
あひっ♥ と声が上がると共、腰を跳ねさせた妻の股間から、むりゅんっ、と野菜が半分程押し出された。
叱りつける様な声と共、股に平手をぶつけ。
無理矢理に押し込みなおすと妻は更に大きく仰け反り、舌を伸ばし絶頂に至る雌の声を押し出した。
■キュリオ > まるで見世物にするように店先にてその体に青果を飾り付けていく。
欲望に塗れた視線を向ける男たちが客としてやってくるのは、そう遠い時間ではなく――――
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からキュリオさんが去りました。