2018/07/05 のログ
ご案内:「王都マグメール・大通り」にハーティリアさんが現れました。
■ハーティリア > 甘い香りと流れる髪を引き連れて、夜の大通りをぶらりと歩く貫頭衣の男。目につく所といえば、美女と間違えそうな風貌と、背中に背負った箒の滑稽さか。まあしかし、口から出る言葉といえば。
「ふぁ、ぁ……暇だねぇ。」
軍隊が1師団、敗北を喫したとは聞いたものの、多少不安がる声はあれど、結局街中といえば生活が続けられれば呑気に構えているもの。
そんな空気に馴染むように、暇人は声をそう言葉を漏らせば、暇潰しになるものを探すように、ぶらりぶらりと歩き回る。
「できれば、良い男とか転がってねぇかなぁ。」
そんな、身も蓋もない願望を口にしながら。
■ハーティリア > 「しかし……砦攻略で100万ゴルド、ねぇ……。」
ふと、少し前に水袋にワインを補給しによった酒場で見た張り紙。思い出して微妙な顔をする。
まあ、確かに破格の値段ではある、が……砦一つ、そこに住むアンデットを薙ぎ払って得る価値があるかというと。
「うん、微妙。っていうか、アンデットとしか書いてないのが胡散臭い。」
いち冒険者としてはゾンビ100体とかならともかくアンデットナイト100体とか出たら俺も泣く。っていうか逃げる。
魔王としてなら……まあ、なんとかならなくもないが、正直そこまでして100万ゴルト欲しいかと言うと……錬金術の触媒を買いそろえると大半消し飛ぶ額だ。無理して欲しいわけでもない。
「まあ、面白そう、ではあるけどな。」
■ハーティリア > 「まあ、何かの気が向いたら……でいいか。そもそも勝てる保証もなし。」
まあ、友人知人に頼まれたら、手を貸す程度にとどめておこう。この世の全ては暇潰し……と言うほど達観してはいないが、そういう気分で生きているのは間違いない。
「ま、とりあえず先の事考えるより、今の暇を潰さにゃなぁ。」
良い遊び相手、いないかねぇ……と、夜もすっかり更けた大通り、暗い暗い夜道を、まるで見えているかのように、ぶらぶらと明りもなく歩いている。
■ハーティリア > (とにもかくにも、ぶらぶらと男は夜の闇に消えていく。)
ご案内:「王都マグメール・大通り」からハーティリアさんが去りました。