2018/07/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」にアシュトンさんが現れました。
アシュトン > (早い安い多い、味はそこそこ。と、仕事上がりもただの飲んだくれも、如何にもむさくるしい野郎共で割かし繁盛している酒場、そのテーブルの一つ。
グラスに注いだ琥珀色の液体を一口と胃へと流し込むと、息を吐いた後)

誰が受けるんだこんな依頼

(なんとも言えない怪訝な表情で、小さくつぶやく。
100万ゴルドというアホみたいに高額な依頼の話は、それなりにと話題にはなっていた。
おおよそ平民が200ゴルドで一日を十分に過ごす事が出来る。単純に割って5000日分、つまり普通の生活をしていれば13年以上は何もしないでも暮らせる。
半分を商売の元手に使っても十分と言える。
が、当然)

普通はやらんわな

(頬杖をつき、双眸を細めた。
そもそも、砦攻略なんてのは軍隊の仕事である。最低でも傭兵団規模が必要だ。
となれば、どこかの師団長が動くか、或いは報奨金をアテに有力な傭兵団の団長へと直接掛け合うのが普通。
とどのつまり、依頼として全力で怪しい訳である)

アシュトン > 内容から察するに、暗殺を期待してのモノ、なのかも知れないが……

(それならば、個人レベルの依頼方法になるのは、理解は出来る。
しかしコレも矛盾が生じ、遺品全てを持ち帰るなんて、砦攻略でもしない限りは難しいだろう。
証拠品程度ならまだしも、来た時よりも荷物増し増しで逃げるなんてのは、無理な話である)

つまるところ、特にアテもなく、どこかの英雄様がたまたま見つけてカチコミかけるのを期待しての依頼、って事なのかねぇ

(つまみの干し肉を奥歯で噛み千切ると、唾液と混ぜあうように咀嚼して。
やや強めの味付けと、肉の風味が広がってゆく。
実際、人にして人の範疇を超えた輩というのは存在する。そいつらが人間側についているのなら、英雄や勇者、なんて呼んだりもするのだが。
なるほど、気まぐれな彼らであれば、可能性は十分にあるのかもしれない)

何にせよ、俺には関係のない話だな。

(肩を竦めると、顔を緩く左右へと振った)

アシュトン > さてと、管巻いてるのも程々にするか。
明日も仕事だし、準備しないとなぁ。

(グラスに残った酒を煽るように飲み干せば、ため息混ざりに吐き出して。
両腕を使って体を持ち上げるように席を立てば、のろのろとカウンターの方へと歩いていって。
代金払い終わると、喧噪の場を後にしてゆく事だろう)

ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」からアシュトンさんが去りました。