2018/05/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 噴水広場」にラファルさんが現れました。
ラファル > マグメールの大通りは賑やかの一言である、いろいろな種族……人間が特に多いが、行き来して、馬車や郵便配達の人も走り回っている。
 仕事に疲れた人とか、恋人たちが憩いの場として噴水の周りのベンチで腰をかけていたりする。
 たまーにその前で公開処刑とか喧嘩とかサーカスとか、そういったものが開催されるけれど、今はそういう気配はなくて。
 そんな中に一人の少女が楽しげにツインテールを揺らしてベンチに座っている。
 手には、買ったばかりなのであろう、出来立てほやほやのクレープ、生クリームとかチョコレートとかたっぷりこんもりこれでもかと乗せられた上に、アイスクリームまで。
 それを嬉しそうに両手で掴んでハグハグ食べていたり。

「んま~!」

 甘いものを食べてご機嫌の少女は、目が嬉しそうにキラキラキラキラ輝いてます。

ラファル > 「んー。こう、甘いものっていいよねー!」

 誰に言っている訳でもなさそうだけど少女の声は大きくて、誰かが聞いて振り向くかもしれないけれど、本人は全く気にした様子はない。
 自分の手の中にあるクレープの消耗に忙しいからである。
 顔中にべったりと生クリームを付けて、それでも気にすることなく少女は自分の手の中のクレープを大きく口を開けて食べていく。
 もしゃぁ、と口の中で広がる甘い味に、全身を震わせる。

「ボク、幸せぇ~」

 ああもう、美味しいよぅ。もぐもぐごくんと、クレープを食べ尽くしてから少女の視線は動く。
 次はなにを食べようかなぁ、と獲物を見定める目であった。
 じゅるり、と舌なめずりして今さっき顔についた生クリームを舐めとる。
 肉の串焼きも美味しそうだし、あっちのふかし芋もいいなぁ。
 目の前の屋台がすごく誘惑してくる。

ラファル > 「よーし、決めたー!」

 きらん、と少女の瞳が輝く、獲物は決まったようだ。
 にひ、と笑いながら音もなく、人の間をくぐり抜けるように店に突撃する。
 その手には何処から取り出したのかゴルト金貨。

「これくださいなー!」

 そんな風に買い物をして、食べ物を貰って。
 店を離れると、そこに少女の姿はなかった。
 店員は後に語る、少女の幽霊がお金を持って買い物して消えた、と――――

ご案内:「王都マグメール 平民地区 噴水広場」からラファルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリアさんが現れました。
リア > 「…はぁ」
(今日の仕事を終えてベンチに座るリア。いつも通りに疲れており、ここで休息を取ろうとしている最中であった。)

「今日も忙しかった…。でも、もう慣れたかも…?」
(数日働いたため、だんだんと体が鳴れており、いつもよりかは体が楽になっている方だ。しかし、そんな中でも、悩みはもちろんあった。それは、自分がインキュバスである事。インキュバスである以上、まず自分の童貞を捨てなければいけないが、恥ずかしがり屋の為、女性を襲う気もなく。また、誘う勇気さえない。父の様に、偉大な悪魔になるため、日々隠れながらも考えているのであった)

リア > 「・・・。」
(考えがまとまらず、逆に一人前になった自分を思い浮かべては赤面になり、顔を隠しながら走って居なくなっていく)

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からリアさんが去りました。