2018/03/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 商店通り」にタマモさんが現れました。
エイブラ > 「ふう、やはりこちらの方が空気がいいですね。
あちらはどこか澱んでいるような、濁った空気がしますから。
まぁ、ああいう空気も面白いと言えば面白いでしょうか。
さて、私の知っているところ全部、となると…どこに行きましょ
うか」

(薄暗い貧民地区の裏通りを抜けて。様々な商店、露天の立ち並
ぶ人通りも多く、賑やかな通りに出てきたところで少し息を深
く吸い吐き出して。案内するように手を握った隣の女性へと視
線を向ける)

「…そうですね。タマモさんの御召し物に合った装飾品を売って
いそうなお店に行ってみましょうか。
シェンヤンの方から来たと言う商人が開いている商店で、あち
らからの輸入品を多く扱っているということですから物珍しい
ものも多く売っていると思いますし。きっと良い装飾品が見つ
かると思いますよ?
ああ、はぐれたり迷子になったらいけないですので、手は離さ
ないように気を付けて下さいね?」

(シェンヤンの衣装とはまた一味異なる衣装ではあるものの
似通ったところもあるので、装飾品も良い物があるかも知れ
ないと手をしっかりと握ったままに商店に向かい歩きだす。
不用意に手を離してしまうと、一瞬でも目を離せばその間に
あっという間に迷子になりそうな相手の手はしっかりと握っ
ていて)

タマモ > 「ふむ…場所が違えば空気も変わるのは当然じゃろう。
まぁ、妾としては澱んでいようが澄んでいようが、面白味のある場所でさえあれば良いんじゃがな?」

任せているのだから、問われてもどうしようもない。
そう言いたさ気に、男の方を見遣る。
こう、平民地区へは来たが、面白くさえあれば、貧民地区のままでも良かった、そんな感じだ。

「正確には、微妙な違いがある気がしない事もないんじゃが…
ここと比べたら、確かに近い物はあるやもしれんか、うむ。
………エイブラ、いくら何でもそれは酷いと思わんか?ん?」

相手もそうと考えてはいるようだが、こちらからもそれは伝えておいて。
ふと、近い物でなく、意外性で考えてみるのも楽しいやもしれない、そんな考えも。
どんな物があるかは知らないが、探してみれば、案外何か見付かるかもしれない。
と、続く言葉に、向けていた瞳がじと目になった。

実際にどうかと問われれば…まぁ、うん、あれだ、気にしない方向で。

エイブラ > 「まぁ、多少、澱んでいた方が面白いという
のは分かります。綺麗過ぎる川には魚も住めないですから
ね。濁っていても田沼の方が恋しいでしょうし。
トラブル的な面白みなら、あちらの方が多いくらいですし。
ただ、買い物をしようというときには非合法な物を買うので
なければこちらの方がいいですよ?」

(手を握り歩きながら裏の面白みは貧民街が、表の楽しみなら
こちらが、と役割分担でもないもののそういうものですね、と。
そしてジト目で見られればどこか楽しげに笑って手を繋いで
いない方の手で相手の頭を撫でようとする)

「なんででしょうね、放っておけない感じがするんですよ。
手と目を離したらいなくなってしまいそうでして。
いけませんね、なんでか偶にタマモさんを見た目より幼い扱い
をしたくなるときがあります…と、着きましたよ。
店主、こちらの方に合う装飾品を見繕ってくれませんか?
タマモさんも、気に入ったものがあったら遠慮なく言って下
さいね?…この辺りの商品が合いそうですね」

(幼い少女の姿が時々だぶるような気がして、何故か放って
おけないと感じるのに不思議そうに首を傾げて。
そして暫く歩いていれば最初の目的地のシェンヤンから来たと
言う商人の店に到着して中に入る。そして出てきた店主に品
を見繕って貰いながら、艶やかな反物、簪、櫛、飾り紐、と
言った装飾品のコーナーに案内する)

タマモ > 「うむ、そうじゃろうそうじゃろう。
何事であろうと、程々が一番なのじゃ。
…して、非合法な物と言うと、何があるんじゃろうか?」

どちらもどちら、どんなものであろうと、楽しめるに限る。
まぁ、この少女の場合、そう言った意味では貧民地区の方に少々分があるかもしれないが。
そして、なぜか非合法云々に興味が惹かれたか、問う。
ちなみに、別に頭を撫でられるのに抵抗はない。

「な、なん…じゃと…!?」

その言葉は、行為も伴って明らかに幼女扱い。
どこかショックを受けたような、そんな反応を見せてみた。

「む、むむむ…ま、まぁ、良かろう…
とりあえず、これに関しては色々とあって、このままで良い。
何かあれば良いとなれば、他の物となるじゃろうな」

どこか納得の言ってない様子のまま、店内へと男と共に。
並ぶ品を眺めながらも、ちょいちょいと己の着物を指差した。
妖力を通し易い特殊な物である為、これに代わる代物は無いだろうと。
肌触りとか、他にも色々とあるが、面倒なので説明は省いた。
と言う訳で、反物以外で、何が良いじゃろうか?と、男の意見を仰ぐ。

エイブラ > 「表に出せないような商品、密売品でしょうか。
購入する予定もないので余り内容には詳しくないのですが。
まぁ、薬、奴隷、兵器とかでしょうか」

(頭を撫でても嫌がられないのをいい事に、手触りが良い
髪を撫でていて。そしてショックを受ける様子には楽しげ
にくすくすと笑ってしまう)

「ふふっ…おっと、失礼しました。御召し物はそのお着物の
ままがいいのですね?
それでしたら、こういう簪や櫛はどうでしょうか。髪の色に
合わせると赤…緋色系が映えそうですが。後は化粧品もタマモ
さんは素がいいですからいらないと言えばいらないですね。
こういう装飾品と…ああ、この扇子とかどうでしょう。これ
を持っていると軍略家の様に見えるかもしれません」

(緋色のトンボ玉のようなもののついた簪、髪を縛る紅色の
飾り紐。それから髪を梳くのに使えそうな鼈甲細工の櫛。
そしてどこぞの軍師がもっていそうな白い羽扇とを出して。
そこに何故か目の細かいブラシを持った店主がこれはどう
だろうかと。梳くととても尻尾の毛並みが良くなる高級ブラ
シ)

タマモ > 「うん?…薬や奴隷は、何と無く予想は付いておったが…兵器?
それはそれで、ちと気になるところではあるのぅ」

兵器と聞いて、ふっと頭に浮かんだのは…この世界ではありえない、映像で見た様々な物で。
と言う訳で、それでないのは当然とすれば、何をもって兵器となるのか、気になるものだろう。
聞こうとして聞いている風ではないが、知りたいとは思っている雰囲気は感じ取れるか。

「着物としては、これが一番気に入っておるからのぅ。
ここでの一般的な衣類やらは、以前、知人の女子に見繕って貰った事はあるがな?
装飾品はなかなかのものじゃ、まぁ、着ける癖を付けねば宝の持ち腐れになってしまうが…
化粧品は………妾は止めておけと、以前に言われてしまっておるのじゃ…不思議じゃのぅ?」

正直、着飾るのはどちらかと言えば不得意な方だ。
なので、そう言うものが必要になる機会には、どうしても他人に頼る形になっていた。
今現在の場合は式の一体だが、その前はどうするか困っていたものである。
ちなみに、化粧品は純粋にそういったものに関するセンスが壊滅的なだけだったりした。
一人で塗らせると、こう、子供が泣かせられるくらいの破壊力?みたいな?
もちろん、本人に自覚はない。

店主からは、どうやら質の良さそうなブラシを勧められたのだが、断りを入れる。
一本を除く他の尻尾は、力の象徴として存在しているもの。
ゆえに、外的要素で何か変化があったりはしない為で。

エイブラ > 「一度に複数の矢を放つことの出来る弩…連弩の
設計図ですとか、火薬を詰めた玉、投石器…大砲もで
しょうか。流石にここで直に、ではなくここで下話をして
という感じで。現物は郊外で組み立てたりですね」

(余り自分も詳しくはないものの、以前に聞いたことのある
兵器群を思い出しながら指折り上げていって。着物はこれが
一番のお気に入りと言われればなるほど、と着物を眺めて)

「こちらにあるのは普通の装飾品ですが…マジックアイテム
な装飾品も着ける癖がないと持ち腐れになるのは同じでしょう
か。
化粧品は…まぁ、なんとなく分かる気がしますね。
では、こちらの…御菓子類はどうですか?
中に甘い餡の入ったこの御餅は美味しかったですよ?それから
こちらは素朴な味がして飽きない豆を焼いたものですとか。
ああ、それと香辛料…は料理をしないと意味がないですか…
ちなみに料理はされますか?」

(服、装飾品、化粧品、は余り食指が動かない様子、と次は
食べ物コーナーへ向かう。料理だけでなく食べる前にふりかけ
て味を変えるものも幾つか並んでいて。
ブラシを勧めた店主は残念そうに、9本の尻尾を眺めて梳き甲斐
がありそうな尻尾だったのにとため息を零しながら尻尾を戻
す)

タマモ > 「ほほぅ…なるほど、兵器とはそう言った物なのじゃな?
機会があれば、見てみたいものじゃが…さてはて」

とは言いながらも、王城にでも忍び込めば、そういった物の一つくらいは見付かるだろうか?
とかどうとか、考えたりしてしまっていた。
そこまで強い興味は抱いていないが、気になるものは気になるのだ。

「うむ、そうじゃな。実のところ、扇子も手持ちがあったりするのじゃ」

一つ賛同するように頷きながら、言葉と共に、ごそごそと袖に手を突っ込んで漁り出す。
取り出したのは一本の扇子、まぁ、これは普通の扇子だが、それを見せるように。

「エイブラ、そこらので決定じゃ」

次に向かったのが、食べ物のコーナーらしいスペース。
そして、男の説明がすべて終わる前に、即答した。

「妾は食べるのも好きじゃが、料理もするぞ?
…ちゃんと出来るからな?変に疑うでないぞ?」

最後の言葉に、胸を張りながら答える少女。
こう言うと大概疑われるので、念を押して言うのだが…まぁ、それが逆により疑わせるのかもしれない。
世の中そんなものである。

エイブラ > 「まぁ、魔法の方が強力ですが、魔法を使えない兵士
もいますしね。船に付いてるようなバリスタやラムなら
私も幾つかあるんですが…あと、海に沈んだせいで動かない
大砲とか、それで良ければお見せしますよ?」

(兵器と言うには少しスケールが小さいものの、兵器と言えな
くもないと思えば住処に戻れば幾つかあって。扇子も持ってい
ると聞けばなるほどと頷いて)

「早いですね…ですがタマモさんらしいと言えばタマモさんらし
くも感じますね。それではいつか、タマモさんの手料理を食べ
てみたいものですね」

(疑う心算はないものの、念を押してくる様子についつい笑っ
てしまう。取りあえず店主には菓子類を全て包むように伝え
て)

「香辛料も一緒に買っておきましょう。料理の幅が広がるか
も知れないですしね。さて、この店のめぼしいものはこれく
らいでしょうか…次は富裕地区の魔術書を売っているところ
やマジックアイテムの変わり種を売っているところに行って
みましょう」

(平民地区ではなかなかお目に掛かれないものが売っている
場所で相手が興味を持つかも知れないもの、となるとその
2店をまず候補に挙げる)

タマモ > 「魔法か…まぁ、妾も魔法は使えん訳じゃがのぅ?
む…そういえば、ここの船は乗った事が無かった気がするが…記憶違いじゃろうか?
しかし、船に付いている兵器…ふむ、また機会があれば見せて貰おう」

船の話があがれば、そう言えば…みたいな感じに、思い出したように。
それはそれで興味はあったので、そう答えておいた。

「何を人事のように言うておるんじゃ?
美味しいものならば食べたい、そう思うのは、誰であろうと同じじゃろう?」

早い、との言葉に、逆に不思議そうに首を傾げた。
それが当然の事だと思っているし、実際にそんなものだと、自信を持っているからだ。
と、手料理の話に関しては…こう、明らかに面倒そうな表情を浮かべた。
余程気が乗ってなければ、作る気も起きなさそうな感じである。

「まじゅつしょ?………あぁ、魔法じゃったか?
使える気はまったく無い感じじゃが、見るだけでも損はないじゃろう。
何か面白うそうな物があったら、手に入れるも良さそうじゃ」

香辛料の話に関しては、触れようともしない。
少女をよく知るならば、当たり前だと思うところなのだ。
少女は、辛い物は大の苦手なのである。
と、魔法やら何やらの話があがれば、多少の興味は向けられて。
もしかしたら、実際に掘り出し物も見るかるのかもしれない、そう期待もあって。

エイブラ > 「そうなのですか?私も余り得意ではないですが
多少は使えるのですが…以外ですね。
船はいいですよ?見かけたら昔の癖でついつい沈めたくなって
しまうのが困りものなのですが。
ええ、少し手入れをしてお待ちしております。
ふふ、確かに美味しい物を食べたいと思うのは当たり前のこと
ですね。私もマズイものよりは美味しいものを食べる方がいい
ですし…と、これは望み薄ですかね」

(手料理、に面倒そうな表情を浮かべたのを見て苦笑いをし
つつ自分用にと香辛料をいくらか購入し、こっそりとある物
を購入して。それからまたエスコートするように相手へと手
を差し出す)

「はい、その魔術書です。希少な魔術書はそれそのものが魔力
を持っていて、魔法名を言うだけで魔法が発動するものもある
そうですよ?魔物を召喚する為の魔法陣が描かれていて、そこ
から出てくる魔物と契約出来れば使役できるようになるとか。
まぁ、それは本当に見つかりにくい希少な本なのですが。
後はそうですね、まれに見つかる見ただけで呪われる本とかも
ありますね。これもそうそうは見つからないものですが…と
では参りましょう」

(強力なもの、特殊なものはなかなか見つからないものですと
どこか残念そうに言って。案内予定の店で興味の引かれるもの
があればいいのですが、と)

タマモ > 「うむ、妖だけに妖術や呪術は当たり前に使えるが、魔法はよぅ分からん。
いやいやいや、船は乗るものじゃろう?それはおかしくないか?
それはともかく、妾の作れる料理の材料や道具があるかどうかも疑問じゃからな…まぁ、色々とあるものなのじゃ」

さすがに、細かくは説明しない。むしろ、説明なんて面倒でしたくない。
とりあえず、料理が作れると理解してくれれば良い、それだけであった。

「魔法名を言うだけで、魔法が使えるものがあるのか…
それならば、妾にも使えそうじゃな。
とは言うが、それを見付ける事自体がそう上手くはゆかんじゃろうに。
しかし、魔法にも色々とあるんじゃのぅ」

そんな話を男から聞けたのならば、その店に行った時、片っ端から本を開くと面白いかもしれない。
そんな事を、知られずに考えている少女であった。
何にしても、少しでも魔法に関して知る事が出来るかもしれない、それも悪くはなかった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 商店通り」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 商店通り」からエイブラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」にカインさんが現れました。
カイン > 平民地区の歓楽街にある酒場。外の寒さに比例してか、
いつもよりも人の少ない割に酒のみのせいで
騒々しい店内の中カウンターに腰掛けて、
自身も酒を煽っている男の姿があった。

「今日も今日とてこともなし、か。大口の仕事がある訳じゃないんだろ?
 こりゃまた用心棒家業を暫くやる事になるかねえ」

依頼の斡旋主の一人である酒場のマスターに視線を一瞥して聞いてみるも、
犬でも追い払うかのような仕草で邪険にされて肩を竦める。
自棄酒という程ではない物の飲まないとやってられない程度には世知辛い。

カイン > 「日銭稼ぐなら護衛の仕事は幾らでもあるにしろ、
 拘束時間が長いのがネックだな。移動する目的なら便利なんだが」

何せ物を運ぶ商人は絶えないし、食事と足は依頼主持ちだ。
歩かされることも多々あるとはいえ、
それでも本当に徒歩で歩くよりは大分楽には違いない。
軽くグラスを揺らしながら以来の張り出してあるボードの方を見れば、
その手の依頼が遠目にも複数の凝ってるのが目に見える。

「ま、行ったら行ったで帰ってくるのが面倒何だが」