2018/02/07 のログ
ヤシュタ > 「わかる、 …… の、かしら。」

足輪と足輪の間にあるのは目に見えず、音を立てず、
それでいて跨げばぞろりと感触を残すようなもの。
魔力を練って固めたような、其処に在ると感じるモノ、だ。
男の足先が其の存在に気付いた事に… 娘の足首が囚われて、気付く。
少しだけ、双眸がまた、…僅かばかりに細まって琥珀の蕩みを増した。
湿り気を塗された軽く肉の薄い尻肉が男の腿に密着し、肉の槍を秘裂が呑み込む。
圧迫感に、…… 息が詰まる。呼吸が乱れれば呼応するかに肉襞が雄に吸い付いて。

「……  っ、 わす、れるわ。 お互い。きっと。――……、 っ。ぁ」

女の最奥、子宮を隠す肉の扉に雄の切っ先が接吻ける感覚。
息苦しく、下腹の芯が甘く悶えるような痺れを、更に伝播させる腰のふるえに
娘の喉が、音を僅かに喘がせる。喘ぎ、というにはささやかに。
己が奥で脈打つ逞しく不貞不貞しい雄の威容に、蹂躙される予感に、
全身がふるえあがって蜜を湧き零す。
引き締まった尻肉を掴み、上下に弾ませ抽挿に揺らす動きに、
柔肉が拉げる感覚が、娘の背筋におぞけをうむ。
ぐちゅん、ちゅぐん、と響く淫らかな音に、かぶさるように。

「…ァ、 …  っ、――――…ッ 、 ふ、    」

先程迄の薄い発声から、徐々に湧きいずる色艶の声。
確かに悦を得た、いやらしい声が、ひらかれたくちびるから零れ出す。
まるで反応を測るよう、快楽を教え込むかのよう、執拗に、時に繊細にすら
繰り返される擦過の肉槍に、娘の裡側がひくりひくりと… 波立つ気配。
襞を捲き込み、拡げては粘液を塗り込めるような、巧妙な繰り返しに、
次第に蝋燭のゆらめき程度の甘やぎが、火勢を強めて、細めた琥珀を糖蜜に蕩かしてゆく。

「…   っ、 ぁ、  …   ぁっ、 ……   。」

グライド > なるさ、俺はそうだった。 んでもって、気付いたら踏み出してた。
其れが、傭兵なんてことをして生きてる、今の俺に繫がってるってぇワケだ。

(其れが、女を奴隷たらしめている証なのだろう。
魔術を扱う才だけは、からっきしだった己でも、知識として推測は出来る。
けれど、少なくともこの一晩、己が買い上げたこの一晩だけは
彼女を戒めるのは、己だ。 彼女の主と為るのは、この、俺だ。
快楽が強まるに連れて、一層次第に蕩けだす琥珀色と共に
徐々に毀れ始める淫蕩な音色の喘ぎが、部屋の中へと鈴の様に鳴り出せば
持ち上げ、落とす、尻肉を掴む掌の齎す上下動が
今度は、下から突き上げる腰が、女の腰を跳ね上げるような、そんな勢いに寄る反動と成り代わり
ゆっくりと、けれど、徐々に強く、力強く、子宮の戸口を押し潰すように抉り、奥を圧して。)

どうだかな? 幸いながら、俺ぁ物覚えだけは良くてな。 特に、良い女の顔と名前は忘れねぇ。

(先刻よりも、女の胎へと余っていた熱塊の根元が、飲み込まれ始めている。
子宮を押し上げ、拉げさせるほどにまで強さを増した抽挿が
此処から、漸く本格的に、女を突き崩しに掛かる頃合と変わるのだろう。
掘削めいて、けれど十分に蕩けた娘の中で、其の律動が痛みを生む事は無い筈だ
只管に奥底を目指し、其の上で奥底こそを屈服させんとする愛で方は
奴隷ではなく、ひとりの女を抱き、そして堕とさんとする為の。
寝台が微かに軋みだすのは、教え込む段階は過ぎるのだという
そんな、予兆にも似て。)

―――……イキたくなったら、好きにイキな。 其の代わり…奥、抉じ開けるぜ。

(――それは、何かしらの宣言、だろう。
その意味に、女が気付くかは判らない、が。
熱塊の先端が、初めよりもずっと、子宮孔へと深く嵌り込み始める、か)。

ヤシュタ > 見えない鎖の戒めに縛られた奴隷の、失われた表情の、声の抑揚を塗り替えるように、
傭兵の、逞しい体躯の中心に聳える杙に、囚われ、穿たれるたびに
娘の声に…… 隠しきれない悦が喘ぎとなって零れだす。
女の吐息が熱と哀切を帯びて、男の与える快楽に――染まってゆく気配。
尻を鷲掴む大きな掌が娘の重みを支え乍らに高みから落とし、棹で貫き、
子宮の入口を潰して教える。きつく眼差し、細め乍ら

「……  っ、 ッ、… ――… いい、おんな、は、でしょう?
 それなら、 …――、 っ、 。」

其れなら。自分の事ではない、と思う。
一介の奴隷に介入の場を与えるのは大それた話だと、其処まで帰結する……前に、
また更に、抽挿の具合が深く、女を穿ち潰してゆく。
一段と増す激しさに、声が浮き、閉じることを忘れた唇が、甘く啼く。

子宮口を押し上げ、捏ねてはまた媚肉を擦って強烈な性感を送り込む
其の縦横無尽の律動に、いっそ逃げ出したい程の焦燥感がうまれる。
奥から湧き、膨れ上がる、…… 悦の、波。
雑に犯すでも無く、使うでも無く。女を女知らしめるかのような
男として屈服を迫る激しさに、… 娘の双眸が甘さと苦しさを湛えて… 艶に潤み。

「ぁ、  ……  っ、  ぁ、ふ――…、  ぁ、 っ、」

男の宣言めいた言葉が無くとも、みるみると奥を狭め、悦びに蜜を跳び散らして、
淫蕩に濡れた、掠れた呼気をまろばせて、上り詰める。
奥を蹂躙する肉槍を娘の肉が、咥えて離さないまま、締め付ける。
びくびくと震える襞がまるで、 子宮へと誘い込むかに搾られた。

男の言葉の意味合いなんぞ、掴めぬ侭に。 ――… 身を撓らせて。

「 …      ッ、 、 ァ――…  !」

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からヤシュタさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグライドさんが去りました。
ご案内:「平民地区内の酒場」にフォーコさんが現れました。
フォーコ > 酒場の扉を開き、真っ直ぐにカウンターへと向かう。

「親父、いつものな。」

俺は椅子に腰を下ろすなりいつも頼んでいるビールを頼んだ。

すぐにギンギンに冷えたビールの入ったグラスとピスタチオが出される。

俺はグラスを手にすると、あっと言う間に飲み干してしまう。

「くぅ~~、もう一杯だ。 早くしろよ親父。」

空になったグラスをカウンターに置くと、親父は何も言わずにそれをしまい、次のもう一杯が運ばれる。

「最近どうだ親父、困ったことは起きてねえか?」

俺は豆をボリボリとほうばりながら親父に尋ねる。

寡黙なこの親父は首を横に振るだけだ。

つまり、何も困ったことはないと言うことだ。

フォーコ > いい加減、酒も回ってきたところで会計を済ませる。

「じゃあな、また来るぜ。」

左右にふらつく身体で立ち上がると、右手を振って店を出る。

ご案内:「平民地区内の酒場」からフォーコさんが去りました。