2017/12/08 のログ
レイラ > 「我慢したらよいのでしょうけど、もうさすがに我慢し切れなくなってまいりましたもの」

相手の手が自分の肩に回った北野を別に気にする様子もなく返答を返して。

「あら、地味ですか?自分では、地味な色のほうが似合うと思っていますけれど。若いころは、少し派手なものも着ましたけれど。」

相手の言葉をきいて、不思議そうな顔をしつつ、厚手の生地を眺めて。

エレイ > 「いいんじゃないかなむやみに我慢して身体を壊しては元も子もないからな。
レイラちゃんが倒れたら俺が悲しむぞ?」

そう言ってよよよ、とワザとらしい泣き真似などしたりして。
肩に回した手は、さすさすと彼女の肩を撫で回しているが。

「うーん、レイラちゃん自身が結構派手なのでまあ地味なのでも何着ても似合うんだけどよ。
派手にしろとは言わないがもうちっとオサレをしてもいいと思うけど? まあ俺論でね」

不思議そうにしている彼女の顔を見つめて、ふむむ、と唸ってからそんな返答を。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 仕立て屋」からレイラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 仕立て屋」にレイラさんが現れました。
レイラ > 「あら、悲しんでくれますの?お世辞でもうれしいですわ?」

相手の少し大げさな泣きまねを見つつ、笑いながら礼をいって。
相手の手が、自分の肩を撫でてくれてるので少しほっとしたようなオーラを出して。

「あら、私そんなに派手な外見をしています?おしゃれですか、お店のことにかかりきりで、おしゃれというものを忘れてしまいましたの。」

人のおしゃれのことは気が回るのだが、自分のことについてはまったく気が回らなくなっていて。

エレイ > 「これは俺の潔い本心であってお世辞とは無関係」

お世辞と言われてむん、と軽く不満げな顔を作って抗議して。
ホッとしたような雰囲気を感じれば目を細め、そのままゆるゆると撫で続け。

「そっかー。まあなんだ、その質素な服にもワンポイント程度でもいいから
なんかオサレを添えてみるだけでもだいぶ違うと思うので、気が向いたら考えてみてもいいんじゃないかな」

勿体無いが、無理強いをするつもりもないのでそう言うに留めておく。
まあそもそも釈迦に説法かもしれない。そう思って軽く肩をすくめ。

「──まああそれはそれとして。レイラちゃん、よければ今晩泊めてもらえるかね? いや何、いつも行ってる宿が今日は残念な事に部屋を取れなかったのでな」

それから彼女の顔を覗き込むと、眉下げて笑いながら唐突にそんな事を言い出した。

レイラ > 「あら、ありがとうございます。お礼はなにがよろしいかしら?」

自分がお世辞といった事で、相手の表情が少し不満げなものに変わって本心だといってもらえたのでとてもうれしそうに笑い。

「ワンポイントですねそれならいいですわね、刺繍でもしてみようかしら。出来上がりましたら、真っ先にお見せいたしますね?」

昔もっていたドレスの刺繍を思い起こし、それをぬってみようかと思っていて。

「あら、お部屋取れませんでしたの?ここでよろしかったら、何日でも大丈夫ですわ?」

相手の言葉を聴いて、少し同情的な表情を浮かべとめて欲しいの言葉に何度もうなづいて

エレイ > 「お礼をもらうほどのことでもないが……まあそのうち何か考えておくます」

嬉しそうな笑みを見れば、こちらも満足げに笑いつつ。
お礼は、と言われれば少し思案した後そう告げた。

「ウム、良いんじゃないかな。おう呼んでくれたらカカッと駆けつけるので楽しみにしてるべ」

刺繍、と口にするのを耳にするとほう、と声を漏らし、ウンウンと頷いて。

「ウヘヘ、そんなこと言うとホントに何日も泊まっちゃうぞよ? んじゃ、早速お部屋を見せて貰ってもエエかな」

何度も頷かれれば笑みを深め、悪戯っぽい台詞を。
それから、肩の手を腰にするすると移して撫でながら、彼女の部屋まで案内してもらおうと歩き出し。

レイラ > 「私が用意できるくらいのものにしてくださいね?」

そのうち何か考えておくとの言葉に笑ってそんなことをいってみて。

「でも、数日はかかるとおもいますわ?かなり細かい刺繍でしたから。」

カカっと駆けつけてくれるという言葉を聴いて、なるべく早く刺繍を終えられるようにしようとかんがえて。

「あら、かまいませんわよ?一人でいるよりどなたかいて下さったほうがたのしいですもの。私のお部屋ですか?ほとんど何も有りませんけど」

お部屋を見せてくれとの言葉に、うなづき厚手の生地を棚にもどすと仕事場の奥にある自分の部屋へと相手を案内しようか。その部屋は、かなり質素で女性らしくない部屋で。

エレイ > 「ワハハ、そんな無茶なことは言わないから安心すろ。
──ほう細かいのか。まああ別に急かしはしないのでレイラちゃんの満足行くまで時間かけて丁寧に仕上げてくれればいいのよ?」

考え込む彼女の様子を見れば、とりあえず急がなくてもいい、と言い添えておいて。

「ンフフ、じゃあお言葉に甘えてしまおうかのぅ。……ふむ、確かにこれは質素な感」

案内してもらった部屋の内装を眺めつつ、後ろ手に扉をぱたりと閉じる。
その後の出来事は、閉じられた扉の奥に秘されて───

レイラ > 「それなら安心して専念できそうですわ。納得がいくものが出来ましたら、おしらせいたしますね?」

急がなくてもいいといってもらえたので、細部も思い出しい忠実に再現しようと思い。

「ほとんど寝るだけの部屋ですわよ?」

相手を部屋に案内して、少し女性らしい小物でも置いたらよかったと思い。

エレイ > 「むぅ。これは服だけじゃなく部屋ももうちょっとオサレをだな……」

なんて会話をしつつ、今宵は彼女と同じ部屋で過ごしてゆくことに──。

レイラ > 「男性はどのようなものがお好きなのです?」

相手と、一夜を過ごしていって。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 仕立て屋」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 仕立て屋」からレイラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にクウさんが現れました。
クウ > 夕刻の食事時という時間帯のへ民地区の一角の酒場。
人の混雑し始める酒場の隅っこでチマチマと軽食を食べる小柄な影。

なるべくに酒の匂いのしない場所と選んだ隅っこで本当に目立たないようにと食事をしている。

時折に気が付かれたりとするが店主の気使いで今の所は絡まれずに食事を美味しく頂いて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > カランとドアベルを鳴らして、わりと混雑している店内にはいる。
できればカウンター席が良かったが、結構な人の入りだ。
空いてる席を探す。

クウ > 小量の軽食ではあるが本当にゆっくりと食べているので一向に減った様子はなく。
どちらかと言えば食べきるのにも苦労をしている様子すら見せている。

そんな時に扉の開くベルの音を聞くと思わずにそちらに視線を向けて。
そこに見えたのは先日に街道の店で会い王都にまで一緒に来た少年の姿。

その姿を見れば向こうがこちらに気が付いているかは判らないが小さく手を振ってみせる。

ブレイド > 「ん?」

視界の端に、顔を上げる人影。
こちらに手を振っている黒髪の少女。
確か街道で出会った…クウ…と言ったか。
手を振り返してから歩み寄る。

「席あいてるか?」

せっかくなので同席を申し出てみる。

クウ > 気が付くかどうかわからないが手を振って見せ。
こちらに気が付いた少年が手を振り返し近づくのを見れば気が付いたと少しの安堵。

「久しぶり、空いてるよ」

どうせなら知らない人よりは知った人がいいと考え。
相席を申し出る少年に良いと頷いて。

ブレイド > 「ああ、わりい。ありがとな」

彼女と席をともにするのは二度目か。
対面するように座り、適当な軽食を注文する。
ちょっと味付けの濃いサラダと、肉。酒は頼まず、温かいミルクを注文する。

クウ > 「私も相席がブレイドで助かった。変な人より安心できるし」

少年との二度目の相席に笑みを浮かべ。
正面に座った少年が注文をするのを眺めて。

「…小食?」

頼んだメニューの少なさに小食なのかと思わず聞いてしまい。

ブレイド > 「なんだ?絡まれるようなことでもあったのかよ
まぁ、そのナリじゃ仕方ねぇかもしれねぇが」

好色な男どもが絡みたくなる気持ちも何となく分かる。
やってきたミルクを一口の見つつ、少女の問に笑って答える

「いや、少食ってわけじゃねぇけど
野菜とか最近あまり食ってねぇからな。
それにあんまり外食ってしねぇからな。まぁ、様子見だ。
うまかったら他のもんも食う」

やってきたミルクに息を吹きかけて

クウ > 「街だと絡まれてない、今の所は。
私の姿…絡みやすい?」

以前に会った時にはなかった修繕後のある着物。
そんなに変かなと見てしまい、ミルクを口にする少年を見て。

「野菜は取らないと駄目だよ。
お肉ばかりだと太っちゃうから。
外食しない……?もしかして家があるの?
私は外食ばかり」

ミルクに息を吹きかけている少年が家持ちな様子に驚きを見せ。
自分も宿暮らしでなければ自炊できるのにと残念そうにする。

ブレイド > 「ま、そうだな。
っていうか、この街では見た目のいい女ってのはそれだけで絡まれやすいもんだ」

修繕後に少し視線を送るも、ジロジロと見るものでもない。
一旦目を伏せて、一端ミルクから口を離して。

「すまねぇ、はちみつくれ」

店員がもってきたはちみつを受け取り、ミルクに注ぎつつ

「肉ばかりってわけでも…いや、最近はそうか。
野菜も嫌いじゃねーんだけど機会がなくてな。
家…というか、そうだな。一応住処的なところはある。
その服の修繕も大変だったろうし、旅人って言っても拠点くらいはあるといいかもな。」

甘くなったミルクを飲んでいると、厚焼きのベーコンとサラダが運ばれてきた。

クウ > 「外だと魔物に襲われたけど…。
それはそれで嫌……ブレイドみたいにしようかな」

少年のフードを見てそれで隠すのはどうかと思い付き。
着物に向く視線になんだろうと首をかしげる。

「甘い方がいい?」

届けられたはちみつをミルクに注ぐ姿にそれが美味しいのかと気になり。
同じものを早速注文をする。

「お肉ばかりだと身体によくないよ。
野菜はサラダがお勧め…これとか。
そうなんだ…やっぱり地元だとそう言うのあるよね。
ん……少し苦労したよ、同じ布って中々ないから。
拠点はあるよ」

少年の注文が届くと同じようにはちみつとミルクが届き。
ミルクにはちみつを注ぎながら上を軽く差し、酒場の二階の宿を借りていると。

ブレイド > 「それがいいかもな。
女の一人旅なんて、それこそ付け込まれやすいしな
その痕は、魔物にやられたやつか。
気をつけろよ?オレも人のことは言えねぇけど」

心配ではある。
得物を見る限り、それなりにはできるだろうが
それでもどうにもならないことも多い、

「そうだな。甘党…ってわけでもねぇとはおもうけど」

さくりと、サラダに手を伸ばす。
酸味がきいていて、美味しい。

「そうだな、考えとく。
流石に肉だけっていうのも飽きるしな。
オレも地元ってわけでもねぇけど、いいやつがいてよ。
そこで世話になってんだ。
まぁ、拠点があるっていうならいいんだけどよ。
頼れる人間がいねぇってのは辛いな」

同じミルクを注文したクウに、乾杯を求めるようにカップを差し出し

クウ > 「それだと外套…買いなおさないと。
外で大きな牛鬼に襲われた。凄く強かった」

着物の修繕痕だけでなく袖をめくれば切り傷の様な痕もあり。
強い魔物だったと小さく呟く。
そして倒したではなく逃げたので気を付けてと少年を心配して。

「私は甘いのが好きだから。いい飲み方今覚えたよ」

少年の真似をしてみたはちみつ入りミルク。
口を付ければ甘くておいしく、次もこれにしようと決めて。

「お肉と野菜を一緒にすると飽きない。
……あ、そうなんだ。でもそんな良い人にあえて良かったね。
私もそんな人に会えたら…いいな。
うん、ここの二階で部屋を借りてるから。
旅の身だから…ね」

旅をして長く滞在しないだけにそう言う知り合いは出来なくて。
それが残念だと肩を落として見せて。
少年の差し出すカップを最初は不思議そうに見るが…直ぐにそれが何かと判り、
カップをあげて乾杯と軽く少年のカップに触れさせる。

ブレイド > 「牛鬼?そんなのも出んのかよ…街道も安全じゃねぇな
まぁ、寒さも厳しいから厚めのやつがいいかもな」

少し渋い顔をする。
少女の言葉通りなら、それこそ夜に街を出るのは得策ではないと思う。

「アンタも無茶なすんなよ?逃げたのは正解だ
傷で済む程度なら…よかったって言えばよかったんだけどよ」

心配そうな表情を向ける。

「そりゃよかった。冬にはもってこいな飲み方だと思うぜ?
温まるし、美味い」

笑いかけつつ、自分ももう一口。

「まぁ、オレも人の世話になってる身だから一緒にとはいかねぇけど
遠くにいくときゃ声をかけてくれりゃとは思うぜ?
仕事がねーときゃどうせ暇なんだ」

まぁ、旅人である性質上、誰かとともに生活するというわけにも行くまい。
少女が意図を理解してくれれば、笑顔を深め

「ま、こうして生きて会えたんだ。お互いヒデェ目にはあったが…」

クウ > 「私を飼うとか…言ってた。
持ってたけど…その時に無くした」

その時を思い出せば眉間に皺が寄り。
その反省で暗くなる前に王都に戻るかどこかで宿を取ろうと決めたと。

「逃げたかったけど…逃がしてくれなかった。
だから戦って切り抜けた。心配してくれてありがとう」

本当に運が良かったという様に息を吐いて。

「ブレイドは物知り。今までは寒いときは白湯だったから。
これからはもっと美味しいので温まれる」

甘味が好きなだけに甘いミルクは本当にいい発見と頬を綻ばせて。

「押し掛けたりしないから安心して。
うん、その時は見つけれたら声をかける。」

仕事がなければ暇という少年に同行を頼んでもいいとも考え。
何時かは旅立つ身であるだけに一緒の生活は難しいと。

「うん、生きて会えてよかった。でもその酷い目は生き残ったら教訓になる」

次はそう言う目に逢わないように出来ると前向きに笑って。

ブレイド > 「…胸糞ワリィ野郎だ」

心の底からそう思う。吐き捨てるように呟く。
自分では…おそらくは勝てないだろう。
もどかしいが、誰かが退治するのを待つべきか?

「無事でよかった、ほんとにな。
知り合いがそんなことになったら
冷静じゃいられねぇところだ」

「物知りってか、たまたまだけどな
甘いの好きだからよ、いれて飲んだらうまかったってだけだ」

せっかくだし、何か菓子でもあればいいのだけど…
この店にはそういうものもあるのだろうか?

「押しかけ…とは思わねぇけど、その…普通の宿とかじゃなくて、改装した廃屋だからよ
泊まれるなら、宿のほうが環境は良いと思うぜ?」

自分は迷惑ではないが、同居人の少女は驚くだろう。
友人であればいいとは思うが、さすがに見ず知らずの女性を連れ噛めば、いい顔はされないだろう。

「ああ、そうだな。次はもうちょっと明るい話ができるといいけどな」

少女と笑い合うように。

クウ > 「出来れば二度と会いたくない。
多分次は逃げれない」

あの一戦で手持ちの札は使い切ったと言ってもいい。
恐らくは前回に通じた方法がもう通用しない筈。
ギルドには話は持ち込んだが討伐されるかまでは判らずで。

「大丈夫…そうなる前に自害する。
そんなになってまで生きたくはない」

見聞を広めいつかは国に帰る心算ではある。
だがそんな辱めを受けてまでは生きるつもりはないと小さく呟き。

「それでも私よりは物知りだから。
そうなんだ、そう言う発見は貴重だよ」

少年の言葉に自分もいろいろと試してみようと考え。
菓子屋ならばあるだろうが酒場に甘いものは果たしてあるのかと考えて。

「……そうなの?それだと風邪に気を付けないと・・・ね。
住めば都って…いうよ」

少年が世話になっているのなら同居人もきっと良い人だろう。
でもそこに押し掛けるのは悪いだろうと首を軽く振り。

「明るい話…そうだね。何かいい話が出来るといいね」

もし何か楽しい事、いい事があったら話し合いたいへと笑い返して。

ブレイド > 自害するという少女に言葉に、眉間にしわを寄せる。
見たくはない、そうは言ったものの…
この優しげな少女が自ら命を立つような…そんなことはあってはならないのだから。

「しばらくは街でおとなしくしてるのがいいかもな
そういう手合は獲物にこだわるからよ。
それでも安全とはいいがてぇけど…」

それこそ誰かが傍にいれば、襲ってくるようなことはないだろうが…

「はは、知的…ってわけではねぇけどよ
むしろ学はさっぱりなほうだぜ。
それでも、なんか教えることができたなら、オレの馬鹿な行動も意味はあるか」

とりあえず店主に菓子というか、デザートというかを頼む。
何かしらあるらしく、店主は厨房へと戻っていくだろう。

「そうだな。オレにはもったいねぇくらいの都ではあるけどよ
でも、あんま遠慮はなしだぜ?
そりゃ一緒に住んでるのもいいやつだけど、アンタだっていいやつだ。
ちゃんと話せば仲良くなれると思うぜ?」

場所くらいはおしえても問題はないだろうか?
今度、少女に聞いてみようとおもう

「ま、こういう状況だしな。今日のところはアンタと再会できただけでもよしとするか」

クウ > 少年の眉間に皺が寄る事に何か?と不思議そうに見つめ。

「しばらくは街の中で仕事を探すつもり。
討伐された話を聞かないと…次の国にも行けないし。
でも出るよりは安全のはず」

こんなに大きかったと示すように手を伸ばし。
自分や少年よりも大きかった姿なだけにもし街に入れば目立つだろうと。

「私も学は殆どない。
それよりも役になる知識の方が大事。
うん、教われた私も助かる」

少年が何かを頼み、店主が厨房へ入るのを見送り。

「そう思えるほどいい所なんだ。
うん、そうするよ?でも節度は守るから。
私は……いい子なのかな…。
もし機会があったら…会ってみたいかも」

少年がそこまで言うのならきっと良い人なのだろうと思い。
もし機会があれば話してみたいと考えて。

「そうだね。今日は…再会できたことに感謝…だね」

ブレイド > 「ん、ああ…死ぬな、とは言えねぇけど
なんていうのか、そういうやつにいいようにされるのを見るのも嫌だけどよ
アンタが死ぬなんてのも考えたくねぇ」

誇張がないならだいぶ大きいようだ。
だが、今まで話を聞かなかったことを考えると
その姿を隠すすべがあるのだろう。おそらく。

「話してて悪い気はしねぇなら
学なんてなどうでもいいぜ。
オレは聞いてのとおりこんな感じだしな」

口の悪さは自覚していても、直す気はないようだ。
しばらくすれば、店主がもってきたマドレーヌ。
思った以上に洒落たものがあったようだ。

「そうだな、そんなら場所は教えとく。
まぁ、急に行っても驚くだろうし、そんときはオレと一緒に、かな
ヤキモチ妬かれちゃアンタも居づらくなっちまうだろうし、ちゃんと話しときゃ大丈夫だろう」

たぶん。
まぁ、あの少女であれば理解してくれるだろう。

クウ > 「私もそう言う目にはあいたくない…でもそうなったら。
それで生きるよりは死を選ぶ」

生き恥を晒すよりは、少なくとも今はそう考えて。
そう思うほどにその魔物の強さを身に染みていて。

「学よりこうして話して共有する方が大事だと思う。
私も……こんなだよ?」

そうは言うが自分はしっかりとしている心算ではあるが人によっては抜けているように見えるかもしれず。
少年と話をしていれば注文をしたもの、確かマドレーヌというお菓子がやってくる。

「いいの?それなら教えて。
行くときはちゃんと先に言う様にするから。
……やきもち?女の子??」

もしかして一緒に住んでるのは女の子?と思わず問い。
それならお邪魔するのは悪いと考えてしまって。

ブレイド > 「なら、そういう目にあわねぇようにしてくれ
オレが言うのも何だが、忠告っていうか、お願いっていうか…」

少しこういうのも厚かましいというか気恥ずかしいというか
それでも、こう言わずにはいられない。

「かしこまられるより、オレはそっちのほうが気楽だ
気負わずう喋れる中って大事だろ。
ま、友人っていうのかね?旅人のアンタにゃ旅先であったガキでしかねぇかもしれねぇけどな」

マドレーヌを一口。
しっとりとした味わいで、ミルクにもよく合う。
美味い。

「まぁ、女の子…だけどよ
そこんとこは気にすんな。邪魔になるかもーなんて顔してたぜ?」

指摘しつつもマドレーヌを差し出し