2017/11/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にグラスシエルさんが現れました。
グラスシエル > 平民地区の小さな公園
石畳とベンチぐらいの過疎の公園のベンチに、少年が一人猫が一匹
少年の方は、紺色の軍服に身を包んだ、目付きの悪い少年。
ガツガツ、とホットドッグにかぶりついてる
猫の方は黒い野良。こちらも、干し肉をかじってご機嫌そう

「なーんでてめぇの飯までやらんといかんのですかねえ?」

と嫌味を言う少年には目もくれず、干し肉をかじる野良猫
猫なんてそんなものである。まあ、返事をしてほしいと思ったわけでもない。ホットドックをかじって、葡萄ジュースで流し込む。
ジャンキーな昼食は非常に美味だ

グラスシエル > 野良猫がにゃあとなく。
膝に飛び乗ると、前足を胸に乗っけるような仕草
少年はうっとおしそうな顔しながら

「あーはいはい、寝ますよ寝りゃ良いんでしょ」

ごろりとベンチに寝転ぶ、フッフッと野良猫は胸と腹の上で収まりが良いところに、くるりと尻尾を丸めて丸くなる。舌打ちしながら

「テメエはなんでオレから飯をたかってその上ベッドにするかな、ぶん投げるぞ」

と、毒を吐く。野良猫はもう、気分良さげに目をつむってる
舌打ちをもう一回、寝転びながら空を見上げて

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にホルンさんが現れました。
ホルン > 「あ……。こ、こんにちは。あの、かわいい猫、ですね。あなたの、ですか……?」

猫と一緒に寝転がるグラスシエルの傍らに、おどおどとした態度の少女がやってくる。
見た目だけなら非常に無害そうなただの少女だ。
少女の視線は猫とグラスシエルの顔との間で行ったり来たりしている。
引っ込み思案で何か言いたいけど、最初に声をかけて以降言いあぐねていて、そして猫を触りたそうな雰囲気を醸し出している。

グラスシエル > 「…あ?」

ギロ、と目だけ動く少年の瞳。
非常に目つきが悪い。少女を睨みつけるような顔、別に悪意はない、普段は社交的だが、本来の目つきは悪いのだ。
目が、足元から頭までを見る。小さめの少女
視線を野良猫にやる。野良猫は丸まったまま、少女に耳を向けてるだけ
その猫に向かって

「おい、お前が目当てだってよ、ほら返事」

ちらり、と野良猫が少女を見た、にゃあ、と小さくなく。じぃと、少女をみあげたまま
少年は手をひらひらふって

「見ての通りの野良だよ。人には多分慣れてるから触れるンじゃね?」

と、身体をワンスペース開けるようにずらす。少女がベンチに座れるだけのスペース。なんだかんだで、悪気はないし、そもそも甘いのである

ホルン > 少年は目つきが悪い。
一瞬何か失敗して怒らせたのかと思ったが、様子からして別に怒ってる訳ではなさそうだ。
単にそういう顔というだけだろう。
場所を作ってくれたので会釈しながら隣に座り、猫に手を伸ばす。

「んっ、しょ……。ふあ、可愛い……。ふふっ……」

猫を膝に乗せそっと背中を撫でる。
少女は満足気だ。

「あの、猫、お好き、なんですか……?」

猫を撫でながら少年に問いかける。
控えめというよりか細い声だ。

グラスシエル > 隣りに座る少女、少年の腹の上に居座る猫
猫を睨んで『そっちいけ』と一言言う程度
野良猫は持ち上げても大人しい、だらーんと伸びるように持ち上がって静かに膝の上に。くぁ、とあくびしながら、膝の上で丸まって

「重いんだよそいつ、腹が痛くなる」

悪態をつく少年、目線を、撫でる手に向けてから

「あー、違う違う。背中じゃなくて、おしりの方をぽんぽんするんだよ、初めての猫は。ソッチのほうが喜ぶ」

尻尾の付け根がどうとか聞いたことがある。まあ、なんでもいいのだが、実際猫というのはお尻をぽんぽんされるのが好きなのだ
それを言うと、空を睨むように視線を戻して

「んー?猫…別にー…そいつはいつもオレの腹にいるけど、うざい」

腐れ縁、というやつである。別にお互い不干渉、そんなもの
少年は、寝転んだまま視線だけ向けて、細い首を、髪を見る。
長い髪が印象的だった、エプロンドレスは豪華ではないが、みすぼらしい雰囲気でもない。華奢な少女には似合ってると思う。
まあ、自分のような硬い軍服よりは柔らかい膝の上で撫でられてる方が良さそうだというような顔で、猫を見る

ホルン > 「お、お尻……」

お尻と言われて何やら言いよどんでいたが、促されるまま猫のお尻の方を叩いてみる。
確かに背中を撫でていたときとは反応が違った。

「仲良しさん、なんですね」

気持ちよさそうに悶える猫を膝に乗せながら、少年に柔らかく微笑みかける。
少年は口は悪いが根はそうでもなさそう。
むしろ口と目つきが悪いだけで優しい部類なのではと思った。

グラスシエル > 「おしりぺんぺんじゃなくて、上から尻尾の付け根をぽんぽんすんだよ」

猫はおしりの方を叩かれると、尻尾の付け根を立てて、微妙な顔をする。
嫌がってる様子ではないのでまんざらではないみたいで、ゴロロロと喉を鳴らす。

「なつかれてうんざりなんですが?」

柔らかい微笑みに、微妙な顔をする。
うざいといってるのに、見透かしたようにえむ少女
こういうひだまりみたいな空気は、あまり得意ではないのだ

「なかよし、かねえ…うーん…」

頭を掻く、なんて答えようか迷うように
猫がにゃあと鳴く。少年は猫を睨みつつも

「で、お前さんは散歩かなにかか?ここらであまり見ないけど」

ホルン > 「は、はい。普段は、貧民地区でお店をしてて……。今日は、お休み、です」

平民地区では夜に酒場に行くぐらいで案外縁がなかった。
あまり見かけないというのも道理であろう。
他に色々と手を回すところがあったため後回し後回しとしていて土地勘もそんなにない。
幾つかいかがわしい店は多少縁があるが、その辺りは基本的に秘密なので黙っていた。

「あ、あの、そうだ……。えと……、ホルン、です。薬屋の。自己紹介、まだだったので……」

腰を下ろして話し込んでいるがお互い名乗りもしていなかった。
ここに来て唐突に自己紹介を始めるホルン。
いかにも会話慣れしていないという風情だ。

グラスシエル > 「ふーん…貧民区かぁ。オレも行くぞー、娼婦街とか」

別に娼婦を買うわけではなく、人探しである。興味が湧いたのか少女の方に目を向ける。じぃ、と見つめて。厳しい表情は変えず

「綺麗なエメラルドだな、お前の目」

と、おだてるでもなく褒めるわけでもなく、言う。その色の瞳は珍しいといわんばかりに。そして、視線をまっすぐ向けたまま

「お前の店、どんなん?…食い物屋の匂いはしないけど」

猫は眠るように目を閉じてる。少女の自己紹介に、ああ、と納得いったみたいに

「ああ、これ薬の匂いか、なるほどなるほど
で、俺はグラスシエル。天界の使いっ走り。そいつは名前知らね」

天界、と言いながら空を指差す。勿論何もない空。
目を細めてちょっとだけ懐かしむように

「まあ、すーぐさぼってこうやって昼寝してるけどなー」

ホルン > 「娼婦街ですか……」

偽装の都合上そういった話しは対応に困るが、取り立てて騒がず合間にしておく。
そして目を褒められれば悪い気はしないものの、特別な感慨はない。
時折言われるので目立ちすぎないように気をつけないとと思うぐらいか。

「天界……。それは、珍しい、ですね……?」

またも対応に困る単語。
冗談かとも思ったが都会に根付く森の精霊だっているのだから、そういう存在がここにいてもおかしくはない。
とはいえどう反応したものか、今の対応が適切だったのかは分からない。
思案しながら猫を撫でる。

「それなら……。お暇、でしたら、少しこの辺りを案内してもらえますか?一人だと、まだよく分からないので……」

ボロが出ない内に話しを打ち切る。

グラスシエル > 「あー、買わないぞ?ちょっと人探しててな。娼婦外に出てるらしいの」

と、安心させるように言う。流石に、貧民街の住民に持ち出す話ではなかったと反省しつつも、表情はあまり変わらない。
表情の全く変わらない少女を真っ直ぐ見る。
人形みたいだな―こいつ、笑えばいいのに、とか思うが、別に笑ったからって自分が何かするわけでもなく、何か思うわけでもないので言わない。

「そ、天のてっぺん、えらーい神様がいてクソみたいな場所。」

そこがオレの居場所、と冗談めかして言って。
猫はゴロロロロと喉を鳴らす。もっと撫でろと顔を押し付けて
少女の提案に、ちょっと困った顔をする

「あー、悪い。オレこの公園しかしらないんだわ。
ここに昼寝しにきてるだけで」

まあ、実際はこの猫のベッドになりに、だが
話はそこでおしまい、というように空を見る。
猫は撫でられ幸せ、自分は腹が重くなくてオーケー
この少女は…んー、と考え

「なんか悪いな、つまらない話で」

と、謝る。おしゃべりが苦手なので冷たかっただろうか、と考えつつ

ホルン > 「そうですか……。でしたら、折角のご縁ですし……。これから、どこか、ご一緒しませんか?」

屈強な男が好みだが、こういった可愛らしい少年もまた好物だ。
案内させてその間に誘惑か拉致でもしようと思っていたが、案内出来ないとなれば仕方がない。
少し強引になるがこちらから遊びに誘ってみた。

「一人よりも、心強いですし……。楽しいと、思いますから……」

天界がどうとかいうのは気になるが、そのぐらいで見逃すには少々惜しい獲物。

グラスシエル > 「んー?…つまらないぞ、俺なんか」

首をちょっと撚る。悪気があるわけではない、が、悪気がない分自分と一緒に居てもつまらない思いをさせるのが、申し訳ないと思ってしまう。
だが、華奢で、線が細い少女の願いを無視するほどには冷たくなれないのも事実。よっこら、せ、と身体を起こす。

「どこか、ねえ。どこがいい?俺ココらへんわからんから――なんなら、お前の店でも良いし。エスコートしようがねえから…悪いな、こんなんで」

真面目に、申し訳ないと思う。
少女ならもっとマシな男でも捕まえられたろうに、と
まあ、それも少女の運なのだろう。
実際は、自分が蜘蛛の巣に入り込んでるとはまだ気づかずに

「んじゃ、今日はお姫様を守る騎士でもやりますかね」

と、冗談を言って見せて

ホルン > 「それじゃあ、少しお買い物に……。一応、知っているところなんですけれど」

昼間に訪ねるのは初めてではあるが、ある意味馴染みの場所ともいえるところへグラスシエルを伴って歩いて行く。

「よ、よろしく、おねがいしますね」

流石に手を繋いだり腕を組んだりはしないが、肩が触れるかどうかというぐらいに寄り添う。
そして僅かに先を行き先導しながら目的地へ。
ついた場所は、一見すると小綺麗な雑貨屋。
店内に入ると小物や衣類、日用品を中心に雑多な品物が置かれている。
それらの商品には目もくれず、グラスシエルに少し待ってもらって店員と話しをするホルン。
そのやり取りの後、更に奥の部屋へと招かれる。

「お待たせ、しました。ここは少し顔が利くんです」

待たせたグラスシエルに微笑みかけながら、手を引いて奥の部屋へと向かう。

グラスシエル > 「買い物かー、なんかデートっぽいスね。」

ゆっくりと立ち上がり、少女と並ぶ。自分のほうが少し背が高い
小柄な少年にとってはちょっと珍しい体験である。
歩幅を合わせ、ゆっくりと歩く。普段が早足なのでこういう時は気をつけるのだ
肩が触れるほどの距離、あー、触れるとなんかスケベっぽいなーときをつけつつ、ついたのは雑貨店
小さなオルゴールを手にとって眺める
視線は少女に向けたままだが、また奥の部屋に行く様子
素直についていく

「雑貨屋なのに奥の部屋が――っておっと」

さっきと違って積極的というか、能動的に手を取られてびっくりしたような顔になる。恥ずかしさとかはないが、意外なものをみたかおをしつつ、腕を惹かれて奥の部屋へと

ホルン > これからの事を想像するとつい表情が緩んでしまう。
しかし手を引いて乗り込んだのは少し焦りすぎだっただろうか。
ともかく案内された先の部屋に踏み込むと、雑貨屋の様子は一変していた。
扱っている物は主に淫具。
違法性のある物は置いていないものの、おおっぴらに売るのは憚られる品々だ。

「いくつか買い足そうと思っていたんですけど、選ぶのを手伝ってもらおうかと思って」

控えめでおどおどとしていた足取りや口調は影を潜め、足取りも軽く楽しそうにしている。
そして陳列されている淫具をごく自然に手に取り、尻尾つきのディルドを見せて。

「見てくださいこれ。お尻用ですよ。猫の尻尾もついて、可愛いと思いません?」

そのままもっとよく見てみるようにと、手渡そうとした。

グラスシエル > 急かすように、引っ張られて部屋に入る。
無感情的な態度出会った少女にしては大胆、というかなんというか
まあ、意外だなと思いながら部屋を見渡し、表情が引きつる。
並ぶ淫具、こんなんはいるのか的なものから何に使うのか理解不能な触手もどき、くらっとするほどに、まあ自分とは無関係というかなんというか、意外すぎて目眩がした
え、なんでこの部屋あるの? なんで俺がこの部屋いるの?
なんか少女は嬉しそうなのなんで?
混乱したように表情は硬い

「え、あ? 選ぶって…ナニヲデスカ?」

言葉が固い、カタコトと言うのはこのことか
自分でやるとは思わなかったがカタコトとはこんな感じなんだと納得する。
そして手渡される猫のしっぽ、尻尾だ、その根本は見ないことにしよう

「あ、うん、可愛いっすね・・・んじゃ俺はこれで」

と、回れ右しようと

ホルン > 逃げないようにグラスシエルの腕を捕まえる。

「いいんですよ恥ずかしがらないで。ここはこういうお店なんですから。
男の人なんですから、こういうのに全然興味ないなんて事ありませんよね?」

大人しい少女のフリはもう辞めて、妖しく微笑みながら迫るホルン。

「どういう用事か知りませんけど、娼婦街に行くぐらいなんですから、ここの道具の使い方ぐらいは分かってますよね?」

尚も逃げないように捕まえ続けるホルン。
見た目よりもかなり力強い。

グラスシエル > 腕に絡まる手、やっば、これやばい
とびのこうとする。力はともかく、俊敏さなら――
だが、動揺してたせいか一歩遅い。身体がくっつくような距離に、ドキっとする。あれ?こいつこんなだっけ!?みたいな目で少女を見る

「恥ずかしいんじゃないんです興味ないんですボクコドモだからわかんないなー!」

おどけてみせるが逃げられない。力が強い――なんというか、どっしりした樹木を引きずってる感じだ。相手はか細い少女のはずなのに
焦りを表面に出した表情、戦場では強気だが、ウブではなくこっち方面は苦手なのだ

「いや娼婦街には買いに行ってないって言ってますよね?
というか、使い方わかっても、女を痛めつけたりする趣味ないんで!」

まだ勘違いしてるのは、獲物は自分ということに気づいてないことか

ホルン > さっきまで猫を抱いていたせいで目についた尻尾をつい手に取ってしまったが、最初にいきなり飛ばしすぎたか。

「やっぱり分かってるんじゃないですか。
でも大丈夫ですよ今日買いたいのは本当はこっちですから」

捕まえたまま、更に取り出したのは一見すると黒い紐。
広げると辛うじて下着の形をしている事が分かる。

「どういうのがいいか、感想を聞かせて貰うだけでもいいですから、ね?」

辺りを見てみれば、他にも際どい露出の衣装や下着は色々ある。
際どいどころか隠れていない物も少なくないのだが。

グラスシエル > 帰りたい!なんで俺この空間にいるんだっけ?
ピンク空間と言うかここ紫っぽいなんかやばい空間なんですけど!?
こういうとこは年相応の少年というか、もっと幼いようにも見える
表情も口調も固い
というか、相手に敵意とか殺意があればいいのだ、その瞬間少年の戦闘本能が働いて、相手のこめかみあたりを蹴り飛ばしてることだろう
最悪なのは、この少女に悪意と言うか、敵意がないのだ
流石にそういう相手に暴力を振るうのはためらわれるのである

「いや、詳しくもないし分かってないんで、大丈夫ってここにあるもので大丈夫なものないッスよね?」

ふと、紐を見せられる。首をかしげるが、下着とわかると顔を赤らめて

「い、いや俺みたいなガキの感想意味ないんじゃないかなーっておもうんだけど」

と、その少女の肢体に目がいってしまう
発育はよろしくない。髪はきれいで清潔感があって…

「う、うん、そのままのキミが可愛いかなーっておもうんデスよオレハ」

ホルン > 恥ずかしがる少年の姿は実にそそる。
ついつい調子に乗って、更に迫っていき。

「そういう意見の方が、かえって貴重なんですよ……」

淫具や紐下着の陳列された店内で顔を近づけ合う。
熱に浮かされたような瞳でグラスシエルを見上げている。
邪な欲望まみれであるが、ホルンも色々と本気だ。

グラスシエル > じり、じり、と後ずさるが、ゆっくりと迫る少女に、顔を赤くする
ついには壁に追いやられる。やっべ、これ逃げられねえどうしよう
退路は、少女の背中
でも、少女の顔が近づく。ゆっくりと、ゆっくりと
どこか、色っぽさのあるそんな瞳で、ゴクリ、と唾を飲み込んだおとが聞こえるだろうか
少年は強い、が、色には弱い、というか、興味が薄かった
故に、こういう駆け引きは苦手で――されるままに、力が抜けてしまう

ホルン > 無理やり、という手もあるがそれでは面白くないので最後の手段としたい。
直接的な誘惑だけでなく今度は情に訴えてみる。

「公園で、結構好みだったから声かけちゃいましたけど、こんなお店に通ってる女の子は嫌ですか?」

壁際に追い込み、吐息がかかるほど顔が間近に迫っているがそれ以上の接触はしていない。
尚も欲情した瞳で真剣に見つめる。

「ついこんなところに連れてきちゃいましたけど、どうしても我慢できなかったんです……。
やっぱり、エッチな女の子は、嫌いですよね……」

迫っても靡かないグラスシエルを前に、少し悲しそうに振る舞う。

グラスシエル > 視線を泳がせてる。というか泳ぐしか無い
とは言え、周囲はいわゆる大人の玩具ばかりで、目に行き場に困る。
視線は少女の方に自然に向くのだ。でも、やはり落ち着かない
背を反らすように立ったまま、フルフルと首を振る

「いや、別に嫌とかじゃないし、お前はお前で可愛いと思うようん。
そうじゃなくてその――」

欲情した瞳が、柔らかく刺さる。甘い痛み
二人きりだからか、それとも、この空気に毒されたか…
少年は呼吸を飲んでから、呟く

「あー、その、だ。俺はお前みたいなのを襲う根性ない、っつーか、お前を性的に見れないわけじゃなくて…その、だ…が、好きなんだ」

ボソボソと、細くなる声、小さく、呟く

「その、だ、サれるのが…好きなんだ。」

ホルン > ここまでしたんだからそろそろ絆されて欲しい。
だがグラスシエルの口からは意外な言葉が。

「だされる、って……。何を、どこに……?」

聞き返すが、見当がつかないという訳ではない。
話しの流れから大体は察せる。
単に、あえて本人の口から言わせたいだけである。

グラスシエル > 赤い顔が更に赤くなる
顔のほてりが自分でも分かるほどに熱い。恥ずかしい
正直、泣きそうになってる。泣き方がわかってるなら涙を流してたかもしれない

「ソコを繋げないでください、お願いですから俺ホモじゃないんで…
あーもう! 俺は自分から犯したり襲うより、犯されたり襲割れるのが好きなの!スるよりサれるのが好きなの!痛いのやだけど!」

開き直って、強めの口調でまくし立てる。その後はもう絶望的な表情である。初対面の女の子に言うセリフじゃないですよねこれ…的なあれである。
まあこんなとこに連れてきた相手も悪いのだ。

「だから、お前のことは嫌いじゃないけどエッチしてあげられないのごめんね?オレネコなんでね?」

ここまで言えば引き下がるだろうと

ホルン > へぇ、っと笑って一旦身を離すホルン。

「それなら、やっぱりこの状況は好都合なんじゃないですか?」

どちらかといえば迫って襲っているのはこちらの方だ。
誘惑して襲わせる手口などとまどろっこしい事をする必要はなかったようだ。
今度は壁際に追い詰めるのではなく、首に腕を絡めて体を密着させていく。
そして耳元に口を寄せて。

「ふふふ……。そういう趣味なら、余計気に入っちゃいましたよ?」

グラスシエル > 身体が離れた
助かった…助かった…その単語が50回ぐらい頭を回っただろう
カミサマっているんだなー、懺悔ってだいじだなーとか思ってしまう
珍しく信心深い少年。色々と失ったものは大きいが前を向いて歩こう
泣かない、泣いちゃいけない気がした
でも、なんか幻滅した様子はない。むしろ深まる笑み、ゾ、と何かが走った。

「あの、ホルンさん、オレの趣味嗜好は好都合ってどういう――ん」

密着する身体、絡まる腕、艶かしく見える唇が、耳に甘い

「ひゃう!?そ、それってどういう意味――」

と、少年と言うよりはソプラノボイスの少女のような声で喘いで

ホルン > 「分かってるくせにぃ……」

ふっ、と耳に軽く吐息を送る。
美少年が怯えるような姿は実にそそる。
絡めていた腕を下に移動し、グラスシエルのお尻を撫でて。

「いじめる方が好きって事ですよ。
大丈夫、痛くはしませんから。素直になったら、もっといい声で鳴かせてあげます……」

更に密着して、薄い胸も押し付ける。
薄いなりに一応は女体。
ほんのりと、お互いの服越しに柔らかさが伝わっていく。

グラスシエル > 「ちょ、待て――ひゃ、耳、駄目――」

耳に息を吹きかけられるだけで、見て分かるほどにゾクゾクと身体が震えてる。瞳が、わずかに潤む。快感に、濁る
逃げないと、と思ってるけど、ぎゅと、両手で少女の方に手をかけ、掴むのが精一杯。力が入らない、つかんでないと、うまく立ってられないのだ

「ちょっと、マテ、お前さっきまでいかにも虐めて欲しいみたいな――んぅ」

密着する身体、冷たい壁と柔らかい身体のサンドイッチ。
鼓動が早く、強くなる。鼓動まで聞かれそうで恥ずかしい
ちからが、入らない――
密着する柔らかさに、どこか心地よさすら感じちゃう
とろんと、表情が蕩けて――

ホルン > 「あんなの油断させる演技ですよ?演技の必要は、なかったみたいですけど」

息を吹きかけるだけだった耳を唇で甘噛し、お尻をまさぐる手も臀部を揉んでいるだけだったのが尾てい骨、更にその下の割れ目の方まで伸びていく。

「んふぅぅぅ……。いい匂い……」

グラスシエルの匂いと感触を楽しみながら、ゆるやかな愛撫は続く。
その間に問いかける事はなく、彼が自発的にどう動くか誘って待っているのだ。

グラスシエル > 「や、耳やめ、ろ――あんっ、ひぅっ!?」

漏れる、というか、声は喘ぎに変わる。
ゆっくりと柔らかく、お尻を撫でられながら耳を甘噛されると、理性がトびそうになる。口をあけ、顎を上に向け、声にならない喘ぎを漏らしながら、割れ目に這う指に震えて

「あん、や、だめ、変になっちゃぅ、あんっ」

甘い甘い緩やかな愛撫
ぎゅ、と掴んでた手が離れる。
とうとう、その場にへたり込んでしまう、たったこれだけの愛撫で、顔を上気させ、ハァハァと、潤んだ瞳で、見上げる

ホルン > 潤んだ瞳で見上げられるとゾクゾクとした興奮が駆け上がっていく。
しかし愛撫にへたり込むグラスシエルに、ホルンは見下ろすだけで何もしない。

「だめなら、ここまでにしておきます?」

無論ここですんなり逃がすつもりはない。
ここまで来たらどう動こうと絡め取っていくだけ。
だができれば、無理やりよりも相手から求めさせたい。
そのために寸止めのような愛撫で一旦手を止めたのだ。

グラスシエル > 「あ、ぅ――」

へたり込んだまま、見上げる。
逃げなきゃ――やばい
そう思ってるのに、視線は少女を見上げてる
期待して、る――身体が、心が
少年は酷く脆い、それは年相応の性欲にも近い欲求
二人きりの部屋、淀んだ空気
それは、現を忘れさせるには十分で

「あぅ…その、あの…し、シて…」

モジモジと消え入るような声で、見上げて

「もっと、シて、気持ちいい、事――」

ホルン > 少年の言葉に満足気に微笑むホルン。

「いいんですか?そんなこと言ったら、無理やりされたって言い訳もできなくなっちゃいますよ?」

今更突っぱねる気もないが、もう少しだけ焦らす。

「それに、そんな言い方じゃ、ちょっと考えてしまいますねえ……」

言外にもっと上手におねだりしろと匂わせる。
別にこのぐらいでも十分なのだが、つい意地悪になってしまうのはやはりサディストの性。
しかし微笑みは酷薄さはなく、優しそうというか楽しげだ。

グラスシエル > 少女を見上げる、消え入るような声で、絞り出した言葉
でも、少女は焦らすように、楽しむように見下ろすだけ

「…っ」

小さく、何か言おうとする。言ってはいけない、と理性が警鐘を鳴らす
少女の顔と、少女の後ろ――出入り口の扉を、見る。
今なら――引き返せる。少女の後ろの扉を見る
被虐性癖は余り無いがゆえに戻った理性
少女を見上げて、扉を見て…迷う、その迷いはしてはいけないのに
理性と、情欲とで揺れる。そんな表情だ

ホルン > 次の言葉が中々出てこないグラスシエルに対し、尚も見下ろしたままのホルン。
あとひと押しすれば落ちそうだが、自発的に落ちて欲しいので少し我慢だ。

「あら?今、何か言いましたか?」

何か言いかけたように見えたが、具体的な音にはならず飲み込まれていた。
あと少し、ほんのひと押しをここですべきだろうか。

「嫌なら、何もしません。このままにしましょうか」

表情を殺し、突き放すような一言。
これで追いすがるか、そのまま立ち去るか。
果たしてグラスシエルの選択は。

グラスシエル > 立ち上がる、ゆっくりと力をいれるように。
理性が押し勝つように、首を振りながら、立ち上がろうと
目は、扉を向いている。いまなら、逃げれる
そう、思ってるのに――崩れるように、少女に抱きついた
え、なんで――どうして
混乱する、頭を振る
立ち去ろうとしたのに、身体はまるで真逆のように、すがるように抱きついた
甘い、女性特有の匂い。発情しちゃう、柔らかさに、縋りたくなる

「や、意地悪しちゃ、やだぁ…」

少年はそう口走っていた。泣きそうな顔になる。望む、快楽を

ホルン > 【中断】
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からホルンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグラスシエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にオルティニアさんが現れました。
オルティニア > 仕事を終えた、もしくは昼過ぎから飲んだくれ続けた男達でごった返す冒険者ギルド1階。
乱暴に打ち合わされる木杯から溢れた濃厚な酒精、耳障りながなり声を張り上げるむくつけき酔いどれ共の体臭、そして爛れた笑声を響かせる肌も露わな娼婦達の香水の匂いが人いきれの温度と混ざり合い、頭に響く喧騒とじっとりと汗ばむ不快な熱で酒場を満たす。

そんな暴力的で退廃的な空気の中、「ここでいい?」「ここでいいのよね?」「本当に貼っちゃっても大丈夫なのね?」なんて感じでちらりちらりと振り返り、巌の如きマスターのうんざり顔とアイコンタクトを交わしていたエルフ娘が、小さな手に持っていた紙片を冒険依頼用の掲示板に貼り付け、手近なカウンター席にちょこんと腰を下ろした。

小柄なれどもそこらの娼婦など相手にもならぬ大迫力の豊乳と、小生意気ではあってもエルフの名に恥じぬ整った容貌を持つ美少女からの依頼である。
多くの冒険者達が我先にとその張り紙の内容をチェックしにくるのも当然と言えた。

そして、貼り付けられたばかりの然程大きくもない羊皮紙に、丸っちい女文字にてデカデカと書かれた依頼の内容は――――『オーガ退治の相棒募集!』というなんとも物騒な代物である。
野生の大猿か熊の如き体躯を誇る冒険者の多くが、その内容に『うへぁ…』と顔をしかめ、依頼主たるエルフに目を向ける。
黒茶の艶髪を今宵も品の良い夜会巻きに纏めたエルフ娘は、気恥ずかしさをごまかすためか可憐な顔立ちをむすりと膨らませ、しかしどうにも気になるのか、ちらちらそわそわ掲示板に切れ長の翠瞳を向けている。
そんな愛らしくも能天気な様子に冒険者達の表情はますます痛ましげに歪み、『あぁ…勿体無ぇなぁ…。』なんて呟きだけを残して立ち去っていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にマヌエラさんが現れました。
オルティニア > オーガ退治。
それは新人冒険者と中堅冒険者を隔てる登竜門。
ゴブリン・コボルト・オークにノールにリザードマン。
そんな風に段階を経てモンスター退治の腕前を認められた冒険者が、大抵の場合始めて挑む事になる大物がオーガという名の化物なのだ。

武器や鎧を身に着けている事は少なく、精々が獣の毛皮やらブラジオンといった原始的な装備を携えているだけであり、群れることもほとんどなく、大抵の場合は単体を相手にするだけで良いのだが―――これがまた事の他強い。
身の丈は2.5~4m。
筋肉の塊といった外見イメージを裏切らぬ膂力と、クマにも劣らぬ分厚い表皮。
そして、桁外れのタフネスぶりを誇る巨人の末裔。

ベテラン冒険者ともなれば早々負ける事もないのだが、それでもベテラン6人でパーティを組み、一人二人の犠牲を払った上で辛くも勝利を収めるなんて結果も少なくはない。
竜退治に乗り出すような凄腕ならばともかく、並の冒険者にとって決して油断出来る相手ではないのだ。

にも関わらず、そんな依頼を張り出したエルフと言えば―――。

「うん、やっぱり女の子がいいわね。男と一緒に仕事すると、四六時中いやらしい目で見てくるし、夜中にテントに入り込もうとしてきたりするもの。うん、やっぱり女の子、それも可愛い感じの子がいいわ。」

などと、悲壮感の欠片もない独り言を漏らしては、にふふと微笑んでいるのである。
あっさりと返り討ちにあって前菜のサラダの如く頬張られるか、孕み袋として苛烈な肉便器生活を強いられる事となるか、冒険者の多くがそんな哀れな未来を夢想するのも無理からぬ事と言えた。

マヌエラ > 「まあ――、オーガ退治、ですか」

むくつけき大男どもが居並ぶ中に、たおやかな声が涼やかに響く。

「あの怪物に蹂躙された人々も、葬られた戦士も、とても多いものです。それに挑むだなんて――なんて、なんて誇り高い行いでしょう!」

その言葉の内容は、激賞と言ってよい。声は感動に打ち震えている。

「巨鬼を下すほどの技前への自負と闘志。御見それしました、オルティニア様!」

その声の主とオルティニアとの間にいた巨漢がちょうど退けると、金髪の魔術師然とした女が振り向き、感動に潤んだ瞳を微笑むエルフに向けていた。

オルティニア > オルティニアとてバカではない。
自信過剰のきらいはあるが、ここしばらくのモンスター退治で己の実力が思っていた程では無かったと気付きつつある。
特に先日のオーク討伐。
相手は8体も居て、しかもほぼ奇襲を受けての唐突なる戦闘であったとはいえ、自分一人であったなら負けていた可能性の方が高かったと分析している。
此度の相手はそんなオークの斥候よりも更にレベルの高い巨人族。
さすがのオルティニアも『わたし一人で十分よっ!』なんて啖呵を切ることも出来ず、こうして始めての依頼板利用に踏み切ったのである、が……。

「――――っ!」

粗雑な酒場に似つかわしくない淑やかな声音に、ぴくくっとエルフ耳が動いた。
まるで吟遊詩人の如き大仰な褒め言葉は、まともな精神の持ち主であれば何かしらの罠を警戒する類の物だったかも知れない。
しかし、生来調子に乗りやすいエルフの小娘は、形の良い小鼻をぴすぴすと膨らませ、おちょぼ口の端を我慢し難い喜色にピク付かせつつ、多少もったいぶった所作にてカウンター席から飛び降りた。
背が低いので、カウンター席に座ると足が付かないのである。

「――――ふ、ふふっ、んふふふふふふっ、褒めすぎ。貴女、いくらなんでも褒め過ぎだわ。あの程度の野蛮なデカブツ、この高貴なるエルフ様にかかればちょちょいのちょい………って、お前かこの変態魔女ぉぉぉおぉおぉおっっ!!?」

豊乳に優雅に手を添え、芝居掛かって斜め上に顎を突き上げた決めポーズが、得意気に見下す翠瞳で捉えた相手は、あろうことか、しばらく前にふざけた呪いで己の排泄孔を作り変えた魔女である。
たわわな乳房をたゆんたゆんっと激しく揺らし、足音も荒々しく彼女に迫る小柄なエルフ。

マヌエラ > 「人々に害為す悪しき巨人を下す…本物の巨人殺しを為そうというのですね、オルティニア様! その高貴な志、尊敬の至りです!」

とまあ、オルティニアが気づくまでは本心からの美辞麗句が続く。彼女が調子に乗る幼い表情を見れば、「前にも増して可愛らしい」などと思ったことだろう。
が、目が合って開口一番飛ばされたのは、「変態魔女」という罵倒だった。

「? オルティニア様、私です、マヌエラです。ヘンタイマジョではありません。
 御無沙汰しておりますが、お元気そうで何よりです。こんばんは」

おっとりした所作で掌を合わせ、ごくごく常識的な挨拶と表情を返す。ともすると周りから見たオルティニアは「知り合いらしいまっとうそうな魔術師に突然キレている小娘(エルフ)」といった様子。困惑のクエスチョンマークが場の空気を支配する。
もっとも、それを気にする性格ではないのは、マヌエラも同じことだ。

「あれから、どうですか? 心地よい時間が増えるのはとてもよいものですから。私も、また美しいひとに善を為せたことを悦んでいます」

にっこりと笑ってこちらからも歩み寄り、詰め寄る彼女を、彼女同様豊満な胸に顔を埋めるように抱きしめてしまわんとする。

オルティニア > 「―――――っ??」

きょとん、といった悪意も諧謔も見られない素の表情。
変態魔女などという呼び方をされる覚えなどないといった返事に、思わずエルフ少女の勢いが削がれる。
あれ? 似た顔立ちの別人……? なんて常識的な考えが浮かんで小首を傾げ、記憶を探るもやはり勘違いでも何でもない。
ぶっとい触手でテントの中を異界の如く埋め尽くし、注ぐ体液にて己の身体を作り変えたのは眼前の魔女に他ならない。
改めて柳眉を逆立て、その豊乳を彼女の乳房にばゆんっと押し付ける様に小躯を迫らせきゃふんきゃふんと小型犬の如く吠え立てる。

大人気なく怒声を張り上げる己に対し、しれっと善人面した魔女は久しぶりに姪に出会ったお姉さんといった風情でぎゅっと抱きしめてきたりもして、彼女の柔肉に埋もれた小顔が吸い込んだ女の香りに思わずくらっとしてしまう。
しかし、彼女に与えられた苦難はその程度で有耶無耶にされるような代物ではないのだ。
彼女の豊かな乳肉の中でじたばたし、どうにかこうにか柔らかな抱擁から脱しようとしつつ

「あああああああんたねぇっ、あ、あんたの舐めた呪いのせいで、最近のわたしはうんちの度に変な声を………ハッ!?」

身体は小さくとも、通りの良い声音を持つオルティニアである。
野太い男達の声音を喧騒の主とするこの場にあって、トーンの高い少女の声はそれはもう見事なまでに衆目の耳に響くのだ。
『え、今、あの子、うんちとか言った……?』『なんだよ、糞する度に変な声って……一体どういう事だよ……?』下劣な興味を隠しもしない、酔っぱらい集団の視姦の視線を一身に集め、怒りに震えるエルフ娘の白頬がかぁぁぁぁぁっと真っ赤に染め上げられていく。

「マ、マスタァ!! ちょっと部屋借りるからっ! ちょっと個室借りるからねっ!!?」

言うが早いか細腕を伸ばし、小さな手指で魔女の二の腕をむんずと掴んで上階にある宿の個室へと引きずり込もうとするエルフ娘。
とはいえ、町娘と腕相撲しても負ける可能性があるエルフの膂力である。
小柄な体躯は相応に体重も軽く、たおやかな気配を纏う魔女であっても強引な場所移動に耐える事は難しくないだろう。

マヌエラ > お互いの豊かな乳房がつぶれて絡み合うくすぐったさにくすくす笑う。周囲はありえざる光景におお…と思わず立ち尽くしてしまう者も。
女の香りは、あのときの媚毒にも通ずる甘いもの。

「呪いだなんて。気持ちいいときが増えたでしょう?」

女は普通に言葉を続けるが、周囲はある一言に当然ながら反応した。囁かれる疑問と、激昂する少女。

「ああ、オルティニア様は、お尻をものが通るたびに絶ちょ――あら?」

説明がほぼ完了しかけたところで引っ張られる。最初はびくともしなかったが、上に行きたがってることに気づくと微笑み、付き合うようにして上に上る。下で「マジかよ!!」と盛り上がる荒くれどもを残して。

「その御様子なら、ちゃあんと気持ちよくなってくれていますね。とっても嬉しいです、オルティニア様」

階段を上りながら唄うように告げる。堂々と言っておきながら二人の秘め事のような囁き。
個室へそのまま引きずりこまれれば。

「ご招待に預かり光栄です! 部屋で2人なんて、あの夜を思い出しますね」

オルティニア > 階下から聞こえてくる冒険者連中の興奮の声音に羞恥と怒りの色を広げ、軋む階段を踏み抜かんばかりの歩調で2階へと登ったエルフ少女は、手近な個室に魔女の尻肉を押し込むと勢い良く木扉を締めてがっちりと鍵を掛けた。
シングルサイズの安っぽいベッドだけがぽつんと存在する、しかし、たったそれだけの家具で部屋面積のほとんどを占有した手狭なそこは、娼婦達が一夜の恋人を饗すために用意された休憩室。
扉と壁にて最低限のプライバシーは保たれているものの、安っぽい作りの個室は相応に壁も薄く、室内でのあれこれはあっさりと下階にまで届くであろうそんな部屋。

「あ、あんた……あんたってば本当にズレまくってるわ……。」

怒りにぷるぷると震えるこちらとは裏腹に、魔女然とした外見の淫魔は己の善行を疑いもしていない様子で、心底嬉しそうに言葉を紡いでいる。
その様子に思わず脱力するも、今はこの変態魔女をとっちめて、己の尻孔に掛けられた呪いをなんとかせねばならないのだという使命を思い出して顔を上げた。
ふと脳裏に浮かぶのは今朝の光景。
トイレの個室にて野太い黄土蛇を産み落とした際の、淫靡で甘やかな記憶。
排泄の渇望を満たされた本能的な快美感が、濃厚な種付けセックスの際に感じる様な肉悦と絡み合い、起き抜けの脳みそをぐずぐずに蕩けさせる圧倒的な快楽。
おかげで近頃では酷く健康的な排泄状況であり、腸内は汚物など全くないつるつるぴかぴかの便秘知らず。

「お、思い出さなくていいのっ! そ、そんなのはいいから、ほらっ、さっさとあたしの身体、元に戻しなさいよっ! 今すぐ戻してくれれば、軽いお仕置きするだけで許してあげるからっ!」

マヌエラ > チープな部屋も楽しそうに見詰めていたが、血相を変えた言葉には。

「まあ。元に戻りたいのですか? どうしてでしょう? 健康にもいいですし、気持ちよかったでしょう?」

小首を傾げると、前髪がさらりと揺れる。

「それに、戻そうとしたらおしおきをする、ということは……本当は戻したくないのではないでしょうか? そう考える方が自然ですよね」

のほほんとした顔で言葉を継いで行き。

「恥ずかしがることでもありませんし、気持ちいいことはいいことですから!」

にっこりと微笑むと、あのとき同様、何の詠唱も動作も、魔力の起こる気配すらなく、床の、オルティニアの踵がついたポイントから細い触手が最初から生えていたかのように伸び上がり、脚を螺旋状に這い上がって、尻肉に食い込まんとしていく。

この異常事態と、平常な表情が同居しているのがこの魔女だった。

オルティニア > 本来ならば、再びこうして見える事があれば問答無用で精霊魔法をぶっ放し、それはもうけちょんけちょんに叩きのめしてやるつもりだったのだ。
しかし、こうして改めて出会って見れば、その風貌は記憶通りに美しく、その体躯はドキドキするくらい女らしく、そして何より悪意など欠片もない、いっそ無邪気なまでの気配を見せているのだ。
苛烈な復讐心がへにょりと萎えるのも仕方がない。
まぁ、実際に色々と苦労はしたけど、確かに気持ちよくもあったのだ。
多少寛大な措置をしてやっても問題はあるまい。

「ち、違うわよっ! あんたのしたことは本当にもう絶対的に許し難い事なんだけど、わたしは寛大だから軽いお仕置きだけで許してあげるっていうそういう話でしょっ!? ま、まぁ……確かに、その……ちょ、ちょっとくらいは気持ちよかったし……け、健康にもいいのかもだけど――――って、に゛ゃぁあぁああああああっ!?」

自信満々、得意気に言い放つ彼女に対し、こちらは切れ味も悪いつぶやきをごにょりごにょりと言い返していたエルフ娘だったが、唐突に地面から這い上がって来た触手に細足を捉えられ、純白の下帯ごと不浄の窄まりを押し上げられれば、思わず素っ頓狂な悲鳴を上げて華奢な体躯を強張らせてしまう。

マヌエラ > 「よくわかりませんが、オルティニア様が寛大であること、ゆえに私を何かから許してくださることは理解しました!ありがとうございます、オルティニア様!」

通じていない。何ひとつ。一切。全く。あれだけのことがあって磊落に許しを呉れようとしていた善意だけは受け取っていた。

「でしたら私もますます、励みます。オルティニア様のように素敵な方には、奉仕したいのです」

下着の上から、細触手が、こわばる体もきゅっと力が入ってすぼまった尻も気にせずににゅるにゅると這いずり、全体から分泌した例の媚毒を擦り込んで下着をたちまちぬるぬるにしてしまう――だけでなく。

「前は、お尻だけでしたものね!」

ぽん、と掌を合わせると、極細の触手がオルティニアの眼前に持ち上がると、その全体から毛のように微細な針がくしゅっ、と生えて、また一瞬で収納された。

「お小水の孔の方も、ちゃんと気持ちよくしてさしあげなければ仕事が半端というものです!」

もちろんそれは。この触手を突っ込んで、という意味で。

オルティニア > 「そ、そう、わかってくれたならそれでいいわ。う、うん、奉仕、奉仕ね。って、奉仕ってそういう……あっ、ちょ、やめぇ……ぅうんぅッ!?」

いや、こいつ、絶対わかってない。
ていうか、さっき自分でもよくわかりませんがとか言ってたし、なんて心中でツッコミつつも、彼女の殊勝な言葉にウンウンとうなずきを返すオルティニア。
許してあげるからさっさと呪いを解くようにと続くはずだった言葉は、しかし、唐突に床から生え出た触手の暴虐によって遮られた。

小さな脚先が床から浮く程、野太い触手に尻穴を押し上げられたエルフ少女は、内股に閉ざした柔脚にてぎぅぅうっと挟み込み、背後に回した細腕にてうねる肉胴を握りしめてそれ以上の侵攻を阻止しようと身を捩る。
真っ赤に染まった愛らしい容貌はひとたまりもなく慌てふためき、不安定に捻った細身がたわわな乳肉を悩ましく揺らす。
気持ちの悪い生暖かさがじんわりと下着を濡らし、にゅるりとした卑猥な粘液の感触で恥部を舐め回す。

「――――は、はぁっ!? あ、あんた何を言って……ひぃうッ!?」

いっそ快活なまでの声音と手合わせの音。
それに反応したかの様に、切れ長の翠瞳の前に伸び上がった細触手が、脅すかの様に微細な針の出し入れを見せ、更に続いた言葉が赤く染まったエルフの頬をさぁぁっと青褪めさせた。

「ちょ、お、おぉおおしっこの孔もって、や、やだっ……や、やめっ、だ、だだだめだってばっ、そん、そんなの……や、やめっ、やめなさいってばぁっ!?」

ますます激しく身を捩るも、細足に巻き付き尻孔を抉る太触手の拘束は揺るぎもしない。
恥肉を舐めあげる卑猥な刺激を強めるだけの抵抗は、粘膜から染み込む媚毒の侵食を早めるばかり。
細身が火照り、若草色のチュニックの内側に汗が滲み、柑橘を思わせる甘い体臭が狭い室内にふわりと香る。

マヌエラ > 力強い触手は、彼女の肉体にダメージは与えずに、しかしぐりぐり、ずりゅずりゅと尻穴を責め立てる。ぐちょぐちょになりつつある布地の感触すら利用するかのように、布地ごと尻穴に押し入ろうとしながら。
 一方、女自身の瞳は、じー、とオルティニアの胸に注がれていた。

「本当に楽しそうに、気持ちよさそうに踊りますね。オルティニア様のお胸……可愛らしくて、とても好きです!」

言うが早いか、細腕と繊手、非力に見える指先が、暴れる乳房を沈めるように、正面からぎゅうっ、とわしづかみにした。魔族であるその力は強く、指先が食い込んで行き。

「まあ、まあ。やっぱり素敵な感触ですね」

乳房を握りつぶすかのようにぐにゅぐにゅと揉みしだいた。

だが、ここまでは前戯ですらないのだ。

「さあ、それでは私の奉仕、受け取ってくださいね」

脚に絡みついた太い触手が、空中に華奢な体を吊り上げながら、脚を180度以上に開脚させて、秘部も露な姿勢を取らせて。
細い触手が下着の中へ入り込んでいくのを見せ付ける。
そして入った触手がすべきこと。

尿道を探し当て、進入し。針を付きたて。媚毒を直接注入するべく、這い回った。

オルティニア > 「んふぁあぁああ……ッ!? や、やぁっ、ンッ、ふぅうう……あっ、だめ、ぇ……おっぱい、そん、な……あっ、んあぁ……んぅうう……っ。」

背後に回した両手で尻穴に潜り込もうとする触手を押しとどめるという姿勢のために、まるで強調するかの様に張り詰めさせた豊乳が、魔女の手指にぎゅむりと揉み潰された。
圧倒的なボリューム感を備えつつも、感度も良好という淫らな乳肉は、どこまでも指先を飲み込む柔らかさを陵辱者に与え、ぞくんっと腰砕けになりそうな擽ったさを伴う肉悦でエルフ娘を苛んだ。

思わず緩む両手の力をすり抜けて、太触手がずぐりと排泄孔に埋まりそうになる。
慌てて締め付ける細脚は、しかし、新たな動きによって抵抗の術をあっさりと奪われてしまう。

「きゃぁぅうぅッ!? ちょ、や、やめっ、やめなさいってばっ、あ、脚っ、そんなに広げたら、痛っ、痛いわよっ、あっ、あぁうッ!!」

幸いにして十分な柔軟性を持ち合わせていたエルフの下肢は、強引な開脚にもある程度の余裕を持って応える事が出来た。
しかし、その様に割り広げられてしまえば、括約筋も、それに連動する恥肉の締め付けも抵抗力を大きく削がれてしまう。
もしも今、排泄孔に押し付けられている肉蛇がさらなる強引さで侵攻すれば、その頭部はあっさりと体内に潜り込んでいただろう。

そんな状況で敏感極まる排泄孔を狙う太触手から手を離す事も出来ず、結果、過剰なまでの羞恥開脚を強要されたエルフ娘は、粘液にまみれて秘唇に張り付く下帯の内側に入り込む細触手の動きを黙って見送る結果となり

「――――ーんひぃぃぃいんぅうッ!?」

あっさりと尿道口を見つけ出した触手に媚毒滴る細針を突き立てられる事となるのだった。

マヌエラ > 「オルティニア様は、おっぱい、という言い方の方がお好きなのですね。では……オルティニア様の大きなおっぱい、本当に気持ちよい感触です」

身を乗り出してオルティニアの耳元に吐息がかかるほどの距離で、彼女の言葉尻を捉えわざわざ言い方を変えて囁く。当然、その間にも乳房を苛む掌は止まることはない。極上の柔らかさと弾力を味わいながら、触手は別の生き物のように蠢いて。

「ふふ、見やすくなったでしょう。ほら……見つけちゃいましたよ」

つぷ、り。
容赦なく入り込んだ極細触手。

「あら、初めてではないようですね?流石、経験豊富なオルティニア様です」

褒め称えながら、耕すように極細触手はじゅくっ、じゅくっ、と何度も前後していたが、その動きが止まり。

――とすすすすすすと

内部で、繊毛状の針が無数に飛び出した。

――とくっ とくっ とくっ

注がれる。異物が、熱が入り込んでくる感触。
直後遅いくる圧倒的な――熱。
媚毒は、尿道を灼熱に叩き込んだ。

オルティニア > 不意打ちじみた乳揉みに、思わず漏らした声音の端を耳聡く捕らえられて指摘され、悦楽に緩み始めていたエルフ娘の相貌に改めて羞恥の赤が染み広がる。
しかし、何かを言い返そうにもむにゅりむにゅりと柔乳を弄ぶ指戯は止まらず、甘い愉悦を送り込み続ける。

「はぁ…っ、んっ、んぅう……っ、ふ、ぁあっ、あっ、んっ、ぅあっ、あ……あぁ……っ。」

弾む吐息はますます熱を帯び、くねる細身が悩ましげな色合いを強めていく。

エロフエロフとバカにされつつ、しかしてきっちり守り通してきた純潔が散らされてまだ一年も経ってはいない。
にも関わらず、迂闊なエルフは王国までの旅路の中で、何度も何度も様々な種の陵辱に晒されて、望まぬ行為で淫らな体躯を開発されてきたのである。
排尿のための小孔をしつこくほじり続けて来たのは忘れもしない、植物型のモンスターだった。
妙な体液を分泌しつつ、蔓状触手で延々と尿道口を弄ばれて、エルフ娘は何度も何度もおもらししながら絶頂に細身を戦慄かせた物だ。
その小孔が、今また新たな陵辱に犯される。

「んぅあッ、や、んんっ、らめっ、らめぇぅうッ、そこ、お、おしっこのあにゃっ、ちゅぷ、ちゅぷしちゃ……あんっ、あんんぅうう……ッ、ぅあッ!? んぃぃいいッッ!!?」

シェルピンクの色合いも初々しい媚肉に突き立つ針の痛みは一瞬。
錯覚かとも思えるそれは、しかし、じわじわと広がる不穏な熱に塗りつぶされる。
そして、一気に熱量を増した小孔が

「きゃひぃぃいぃいぃいいぃいッッ!!」

ブシャッと潮じみた勢いで、少量の小水をしぶかせた。

マヌエラ > 「オルティニア様のお声は妙なる調べ……まるで完成された楽器のようです。もっともっと、聞いてしまいたくなります」

それこそ楽器を操る楽人のように、指先が縦横無尽に蠢き、生理的反応で突き出される形になる柔肉を蕩けるように時に押しつぶすように揉みしだいて。

同時に、下の極細触手は、大量の小水を導いていた。

「まあ、おもらしをしてしまいましたね。ふふ、大丈夫ですよ。心配しないでくださいね」

母親が幼子に言うように優しく紡ぐと、失禁するほどの媚熱に支配された小さな穴の中を、繊毛が生えた状態で、ごっしゅっ、ごっしゅっ、と穿り始めた。

「これが好きになってくださる方もいるんです!」

説明しながら、乳首を摘んで、乳房そのものを伸ばすようにぎゅうう、と引っ張った。