2017/11/16 のログ
トルル > 「そうそう! それに、街で遊んでるとなぜか怒る人もたまにいるからねー。
 街で遊ぶのはとってもたのしいけど、そういう人に見つかるのはめんどーだから、てばやく、おいしく、きもちよく♪」

目の前で着衣を取り去っていく少年の挙動を、トルルは鼻を膨らましながらまじまじと眺めている。
下着が降りて少年の男性器が瞳孔に映れば、少女は「あはぁ…♥」と感嘆のため息を漏らし、より一層濃く頬を染めた。

「でた、でたぁ♪ ちんぽ♥ ちんぽっ♥ リン君のちんぽだぁ! ここがリン君の一番味の濃いところなんだぁ…♪
 ねーねー、舐めていい? 舐めるよ? 舐めちゃうもんね! ……あー…むっ♪ ふっ♪」

トルルは素早く屈み、膨らみつつある陰茎に鼻を寄せてスンスンとかぎながら、下品な淫語をおしげもなく連発する。
そして、口先では彼にフェラの許可を請いつつも、待ちきれないと言わんばかりに頭を振り、半ば飛びかかるように喰らいついた。
肉棒を一気に喉奥まで導き、鼻や額をリンの下腹部に埋め、両腕を回してしっかりと彼のお尻にしがみ付く。

「っほ♥ ぉ……ぉむっ、ん、じゅ、じゅぶ……んるっ……おいひっ……おいひぃ……♥
 ちんぽっ、お゛……ちんぽぉぉ……んぐっ、ぐ、ふ、ふうううん……♪ んじゅるるるるるるるるるっ!」

狂ったように頭を振り乱し、接合部から唾液を垂らし、貪り食うようなフェラを御見舞するトルル。
口腔内では柔らかな舌が踊り、竿をあらゆる角度から突き回す。上顎も下顎もキュッと密着し、すさまじいバキューム感をもたらす。
先程まで果実を齧ってた歯さえもが、まるでザクロの実の粒のごとく柔らかな弾力を帯びて、竿の根元を甘噛みしている。
ただのフェラではない。

リン > 「え、いいけ……わっ、わ――ッ」

そうされるというのは予想していたものの、稀に見る性急さに流石におののく。
下腹部に埋め込まれる少女の顔、肉鞘を包む口腔の感覚に腰が揺れ、官能を昂ぶらせる。
温く湿った指が尻肉に食い込めば、ひぃ、と喘ぎ声が漏れる。

「ちょ、ちょまっ、あっ、ああああ……!」

たちまちのうちに若勃起はめいいっぱいに膨らみ、柔らかな頬肉や舌、そして歯にぶつかる。
紛れもなく少女の口に沈めているのはずなのだが、何かがおかしい。
そのことについて深く考えることはリンはできなかった。

「なにこれっ、ひっ、ふぅぅぅぅぅぁ……っ!!」

自分のペニスを、暴れ狂うトルルの頭ごと両手で押さえつける。
そう長く耐えきれるはずもなかった。
膝を砕けそうに震わせて、濃い精汁を少女の喉奥に注ぎ込むだろう。

トルル > すさまじい快感に慌てたリンがトルルの頭を鷲掴みにしても、トルルはそれを振り払うような仕草は見せない。
先程握りあった手と同じく……いや、秘部の粘膜にも似たような、じっとりと湿った触感と暖かい体温が髪から発せられる。
嗜虐心を煽るようなリンの悲鳴と、絶頂を懇願するような乱暴な手つきに、トルルは「んふ♥」とかすかに喉を鳴らした。
そして一層激しく口腔を蠕動させた。

歯はさらに柔らかくなり、もはや歯茎と同等の感触。舌はまるで圧し伸ばされるように扁平になり、表面積を増して亀頭を包む。
息継ぎすら行わず、間断なき吸引を行っていたトルルの喉から、「るるる~…」と聖歌でも唱和するような声が響く。
その音に同調して、舌が、歯が、唇が……いやトルルの頭蓋全体がぶるぶると激しく波打ち、絶頂間際の膣めいて弛緩する。
前戯たるフェラから本気で精液を抜きにかかる、容赦のない口淫。

当然とめどなく放たれる少年の精液を、トルルは喉を蠢かせ、躊躇なく胸の中へと嚥下していく。
ごく、ごく、と細い喉が音を立てながら大きく収縮し、リンの劣情の証を飲み干していく。その間も吸引の力は収まらない。
やがて彼の鈴口から最後の1滴まで絞り出されたのを舌の腹で確認すれば、ずる、と無数の糸を引きながら口を離す。

「……はぁ……♥ リン君のちんぽとせーえき、やっぱりおいしかったぁ♪ しかもいっぱいでたねっ!
 リン君、気持ちよかった? リン君が気持ちよかったなら、ボクもうれしいよ!」

さっきまで娼婦も一目置くであろう激しいフェラをしていた少女が、ふたたび無垢な笑顔を浮かべ、少年を見上げる。
……見下ろせばすぐに気付くだろう。先程まで綺麗な一本筋のみが刻まれていたトルルの股間に、つややかな肉棒が屹立しているのを。
少女の華奢な体躯にそぐわない、おそらくはリンのそれよりも一回り大きい男性器。それが、砲口をリンに向け、雫を浮かべている。
トルルはふたなりだったのだ。

「……あ、出ちゃった」

リン > 上気した肌。頬がほんのりと朱に染まる。
射精の快感の余韻に荒く息をつく。
実際何が行われていたのか、少女の正体がなんなのかというのは
さっぱり理解できていない。

「あ、ど、どーも…………
 うん、気持ちよかったよ。
 ……なんか、女の子の口に突っ込んでるって感じしなかったけど」

文句なしに気持ちよかったが驚きが大きく、無垢な笑顔と喜びの声も
どこか上の空で受け取っていた。
あの柔らかい感覚。……あれは位置から考えるに、歯だった。
密やかなる少女の異形が、胸のうちに名状しがたい感覚をわだかまらせていた。

だが、相手の股間に視線をやれば、ぎょっとした表情になる。

「あ、出ちゃった、じゃないでしょ。
 なんていうか……いい加減だよねキミ~!
 本物なのこれ」

いい加減なんて表現なんて済ませていいものだろうか。
リンという少年はこういう異常なシチュエーションにも慣れてしまったところがあった。
身をかがめ、恐る恐る手を伸ばし、ご立派なそれをしっかり握りしめ、揉もうとする。

トルル > 「気持ちよかったなら、よかったよー♪ うんうん。
 ボクは男の子でも女の子でもないからねー。『ふぇらちお』も一味違うってよく言われるの!」

リンが紡ぐ口淫の感想に、トルルはニコニコと笑顔で応える。
射精の余韻に酔いしれるリンがトルルのいかなる点に違和感を覚えているのか、彼女自身はまったく察していない様子。
ひとつ舌なめずりをして淫行の残滓を舐め取ると、トルルはそっと立ち上がった。
持ち上げていたワンピースの裾は下ろしているが、すでに肉棒は20cm弱まで硬くそそり、布地に優雅な襞を作ってめくり上げている。

「んー、ボクのちんぽは本物だよっ! 服で隠しきれないからお腹の中にしまってたけど、油断したら出ちゃったんだ。
 にぎにぎすればキモチイイし、ずぽずぽすればせーえきもでるし、まぎれもなく本物っ!
 ……っ、あ♥ そ、そうっ♪ にぎにぎ、してぇ……♥ きもちいいからぁ……」

リンがトルルの肉棒を握ると、ぞわり、と彼女の全身が快感にわななく。両脚からは震えが抜けず、切なく腰をゆらす。
彼女の肉棒は血管や裏筋の刻みも薄く艷やかで、雁首付近までは下腹部と同じ白だが、亀頭は鮮やかな桜色。
手や頭と同じかそれ以上に熱く火照り、強く握れば意外なほど柔らかく弾力があり、ブニブニと心地よいスクイーズ感を返す。
そんな手指の動きに同調して、トルルの鈴口からは透明な先走りが溢れ、上の口からもだらしなく唾液が漏れる。

「リン、君っ……♥ ボクのちんぽっ、もっとにぎにぎ、してぇ……♥
 あっそうだ……リン君のちんぽとくっつけよ……? 一緒ににぎにぎムニムニして、一緒にきもちよく、ぅ……♥」

唾液に濡れるリンのペニスにおもむろに手を伸ばし、指をかけ、引き寄せるような仕草を見せる。

リン > そういえば動物のペニスは普段は収納することが出来るらしい。
彼女(と言うべきなのか)もそういうものなのだろうかもしれない。

……あまり深く考えないようにしたようだ。
裾をめくり上げる、立派なものを前にして、物事に因果について思索している場合ではない。

「あ、なんか揉み心地いいなこれ……。熱いし……。」

女陰もそうだったが、触った感触だけで自分まで快楽の熱が上ってきて、目つきがとろけてくる。
そういうふうに最適化された、淫魔の肉体なのだろうとリンは解釈した。
トルルの誘いに従って身体を、肉棒同士をくっつける。
欲望の熱が直に伝わり、再び漲りを取り戻すが……

「うわ……こうしてみると、僕の倍近くある……。」

自然、口端に笑みが浮かぶ。
上半身もくっつけ、涎を垂らす相手の唇を奪う。
股ぐらの手の中では唾液と先走りが混じり合い、ぬちぬちといやらしい水音を響かせる……

トルル > 「えへへー♪ ボクのちんぽはフツーの男の人より柔らかめなのっ。
 だからぁ……もう少し強めににぎっても大丈夫だよ♪ あ、でもうっかり自分のちんぽをキズつけないよーにねー♪
 ……っあ…♥ はぁン……っ、あ、ちんぽとちんぽ、ぶつかってるぅ……リン君の、やっぱ、硬いのっ……!」

腰だけでなく互いの身体を寄せ合い、男性器同士を触れ合わせる。
じんわりと腰を満たすような快感に甘い声が漏れ、腰がくねる。
確かにリンのそれと比べればトルルの肉棒は大きさも質量も凌駕している。
しかし、硬く張り直したリンの肉棒との鍔迫り合いには負けがちで、2人の臀部の間で大きな肉棒が振り子のように暴れる。
びちびちと音を立てて先走りが左右に飛び散り、淫臭を路地に満たす。

唇を重ねられればまったく躊躇せずに受け入れる。見開かれた桃色の瞳は、ディープキスに及んでも閉じることはなかった。
触れ合った胸板の間で、トルルの慎ましやかな乳房がムニュリと柔らかく歪む。
トルルの口腔に舌を差し込めば、先程フェラの間に柔らかく感じた歯は元通りの硬さを取り戻していることに気付くだろう。
残念ながら彼女の吐息はリンの精液の匂いで強く上書きされてしまっている。

「ん♥ ふ♥ ふうう、ん♥ んちゅ、ち、ちんぽっ、ちんぽっ♥ リン君のビキビキちんぽっ♥
 もっともっと、くっつけるっ♪ あついちんぽ、くっつけるのぉ……っ♪」

抱き合うように片手を回し密着度を高めながら、トルルは積極的に腰をゆすり、陰茎同士を打ち付け合う。
そして、もう片手の指を駆使して2人の肉棒を纏めて絡め取り、ぎゅっと強く握りしめると……。
……なんと、トルルの巨大な肉棒の裏筋に、リンの竿の先がずぷりと潜り込んでしまった。
穴などまったくなかった白い表皮に突き刺さるように、粘土に飲み込まれるように、肉棒と肉棒が融合していく。
そして体表で感じてた温度が今度はリンの肉棒全体を包み込み、さらにトルルの肉棒の質量さえも圧しかかってくる。

「……っあ♥ ほら、ほらぁ♥ ボクとリンのちんぽ、くっついたよぉ♥ これでしこしこしやすくなったよね!」

『人』の字を描くように、トルルのペニスに埋没してしまったリンのペニス。
いまトルルの肉棒を扱けば、その圧迫感は柔肉に包まれたリンの性感帯にも届くであろう。

リン > 「んっ……ちゅ、はぁ……っく、このぉ……」

舌を差し入れ、唇や歯の味を愉しむ。自身の出したものの残り香も気にならない様子だ。
深く唇を重ねながら、下半身を押し合い、その大きなものの感触を味わう。
乱暴に揺れ、汁を飛び散らせるその有様は、野生の獣を連想させられる。

「……えっ!? ちょっ、何!? 何が起こっ……!?」

少女の変異を受け容れ、夢中で肉欲を貪っていたリンだったが
さすがに相手のペニスに自分のそれが飲み込まれるという異常事態には、
思わず顔を離し、トルルに詰問しようとした、が――

「あっ、これ、すごい、ねっ、これ、
 おかしてるの? おかされてるの? うっ、ひいっ。
 と、トルルにっ、食べられ、てるっ」

肉竿全体を包む温かい肉の温度。そして、巨大な圧迫感。
未知の感覚に、がくがくと腰が揺れる。
全身にうまく力が入らなくなり、片腕でトルルの身体にすがりつきながら、
もう片方の手で、合体した肉槍を、ごしごしと扱き上げる。

「は――っ、はぁぁぁっ……!」

全身を汗で滲ませ、だらしなく開いた口から涎を垂らす。
すっかりとトルルの肉体の虜となってしまっていた。

トルル > 熱く脈打つペニス……いや、ペニス状の肉塊が、リンのペニスを横道から咥え込み、呑み込んでしまう。
内部は膣ほどに繊細な襞はなく、尿道を模した隘道でリンの肉棒を咥え込む形。
しかしのしかかる重量と熱く脈打つ体組織、そしてその上から扱き立てるリン自身の手管が、互いの媚神経を苛む。

「あっ! お゛♥ ほ♥ っああああああああ♥ いいっ、いいのっ、リンくんっ、その手、すきいいっ♥
 もっともっともっとっ♥ ごしごし、ぐにぐに、ぐちゅぐちゅ、しこしこ、にぎにぎ……もうめいっぱいめちゃくちゃしてぇ!!」

滅茶苦茶な状況をもたらしたのはトルルの方だが、自らの肉棒を激しく手淫されれば、半狂乱になって喘ぎ散らす。
みき、と2人の間の空気を震わせて、トルルの肉棒がさらに一回り大きく腫れる。
硬さと質量が増し、内部に飲み込んだリンのペニスにさらに負荷をかける。
それでもまだリンのペニスのほうが硬く、少しでも腰を揺らせばトルルのペニスのほうがつられて変形するほど。
トルルも自らの片手を竿の根元にあてがい、ぐちぐちと水音を鳴らすほどに激しく擦過しはじめる。
すぐ下に開花する大陰唇から、おびただしい量の愛液が滴り落ちる。雌臭と雄臭が混ざり合い、湿度が上がる。

「ひっ、ひ♥ ふふふっ……♥ たべちゃってる、たべちゃってるのっ♥ リンくんのちんぽ♥ ボクのちんぽでっ♥
 2回めなのにっ、さっきより、もっと味が濃いのっ♥ ボクのちんぽにっ、リンくんのちんぽの味、移っちゃってるのっ♥
 扱かれるとっ……っ! あああああ!! 外と中っ、かたいのに挟まれ、てぇ……ごりごり、ぶちゅぶちゅしちゃうのおおおっ!
 ……も、もう、ボクっ……びゅーしちゃうっ♥ せーえきびゅーしちゃうからあああっ!! 止めないでっ!!
 リンくんもいっしょに、びゅー、びゅー……おいしいせーえきびゅーって………っはあああああ♥ あああああああ!!」

半狂乱の悲鳴と手つきで踊り狂うトルルが、ひときわ大きい嬌声を張り上げ、リンの身体を抱き寄せた。
そして腰を大きく上下に揺らすと、尿道を大量の精液が遡り……大きく開いた鈴口と、互いのペニスの接合部の両方から噴出する。
トルルの尿道内に侵入したリンのペニスを根元から切先へ、すさまじい量と熱さの濁流が遡り、舐めあげる。

リン > 「はー、おっ……言われなくてもっ、してやるよっ……」

一心不乱に強く握りしめ扱き上げたかと思ったら、
指の一本でぐりぐりと柔らかい肉塊を押しつぶしたり、
マッサージをするように指を波打たせ、吸い付かせたりする。
お互い腕を回して抱き合い、普通にまぐわるような遠慮のなさで、
腰を揺り動かし、ペニスをがしがしと突く。
トルルとリンの快楽神経が重なり、二重にリンを責め立てる。

「あっ、あーっ、やばい、やばいこれっ」

ひっつきあってぶつかる胸も、下半身のそれに加えればささやかながら快楽を産み。

「あっ、あっ、なんか上ってくる。
 ちんちんが、トルルのせーえきにっ、ぁうぅうぅ…ぃ…!」

まるで強制的にペニスを操られ、射精させられるような快楽。
トルルが達するのと同時、リンも絶頂し、壊れたように精液をぶちまける。
やがて出し切れば、糸の切れた人形のように、
さまざまな体液で汚れることも厭わず、膝を負ってその場に崩れ落ちるだろう……

トルル > 「ん、ぎ♥ い、いいよぉ、いいよぉぉ!! 指、ずぶって、ボクのちんぽ、入ってきて、あ、つよい、強いのっ♥」

1本の指に力を込めて、潰すような勢いでトルルの肉棒に突き立てれば、まるで粘土のように組織を掻き分けて呑み込んでしまう。
そんな乱暴な責めにもトルルは苦痛の色などまったく見せず、一層声色に艶を帯びて悦んだ。
射精の勢いも増し、突き立てた指先にもどくどくと生々しく伝わるだろう。

そして、そんな激しい絶頂の中でも、リンが射精を始めれば敏感に察知し、さらに扱きに力が篭もる。

「あっ、あ、ああああーーーーー!! リンくんもイッてる、びゅ、びゅーーー、びゅうううってしてるの、わかるよおおっ♥
 ボクとリンくん、おなじちんぽで、おなじイキかたしてるのっ! せーえきまざってるのおおおっ♥
 これ、すき、すきいいいいっ♥ リンくん、すきっ♥ だいすきっ♥」

ぼぴゅぼぴゅと下品な粘液音を放ちながら、長い射精を続ける二人の肉棒。
やがて波が引けば、トルルはリンと同時に崩れ落ちてしまう。

「……あー……はぁ……♥ リンくん、リンくぅん……すごかったよぉ。せーえきをちんぽのなかでまぜまぜ、だいすき……。
 じゃあ、まぜまぜしたやつ、もらって帰るね。リンくんのせーえき、おいしいのに量もあるから、だいまんぞく……♥
 ……また、遊ぼうね♪」

息も絶え絶えのリンに寄り添うように顔を寄せ、甘い声で囁く。そして、ぶるりと身体を震わせると。
……リンの目の前で、トルルの人型の輪郭が弾ける。裏通りに、おびただしい量の桃色の粘体が爆ぜ、飛び散った。
ベトベトして熱いジェルがリンにも覆いかぶさってくるが、しかしそれは数秒蠢いたのち、唐突に離れる。

……トルルはまるで風のように消え去ってしまった。
不思議なことに、あれほど大量に撒き散らした2人の精液さえも、1滴も残っていない。
絶頂の余韻に苛まれるリンに、トルルの唐突な変容、精液を残らず粘体に吸収する様、去っていった先を確認する余裕はあっただろうか…?

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からトルルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からリンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノーラさんが現れました。
ノーラ > それぞれに専門の職人が手がけることで知られる工房。
今日もカウンターにはその集大成とも言える娘が座っていた。
在庫表を確認してみたり、かと思えば特殊な拡大鏡をかけて細工を作り始めたりする。
ただカウンターに座って客を待つだけというのは、自らも職人である娘には手持ち無沙汰なのだ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にワルセイ・イダーヤさんが現れました。
ワルセイ・イダーヤ > (平民地区にある職人の集まる一角、そこの人混みの中に、目立つ男がいた
 服こそ平民だが、首から下げたネックレスは異様で、
平民なのに高級そうなカバンというアンバランスさ)
はぁ…ふぅ…まったく、人ごみというのは苦手だな…
(そう呟きながら、しかめっ面をして人ごみの中をかき分ける男。
着慣れない平民の服を着て、人混みをかき分けていく)
ここか。やれやれ、年寄りにはこたえるよ…
(そう言いながら、カウンターに座る女性に声をかけて)
すまぬが…此処に腕のいいクラフトマンがいると聞いたのだが…どなたなのだろうか?
(そう聞いて…)

ノーラ > 「いらっしゃいませ。
当店の職人は皆お店に出して恥ずかしくない腕の職人ですが…何をお求めでしょうか?」

眼鏡型の拡大鏡を持ち上げて手を止めれば、来客の声にそう答えた。
実際娘はオールマイティという点で優れているが、それぞれの仕事を教えたのは親族達だ。
得意なことも違うので、物によっては親族達を呼んだほうが確実だと判断してまずは目当ての物を聞いていく。

ワルセイ・イダーヤ > うむ、それは頼もしいな
(皆腕がいいと言われれば、期待が高まるという物)
二つの注文がある。まずは…ぬいぐるみを作ってほしいのだ。
(しかめっ面の男がぬいぐるみというのはいささか滑稽かもしれないが、男は大まじめで…)
実は…娘がもうすぐ誕生日としている日でな…娘のために、ネコのぬいぐるみを作ってほしいのだ。そうしてもう一つは…
(そう言えば、紙を取り出して…)
手術用のメスだ。こちらは時間がかかるのは承知の上だが…俺の鍛冶のお得意先が引退したのでな、代わりを探しているのだ…
(紙には、メスの形などが細かに書かれていて…)
できるか?

ノーラ > 「猫のぬいぐるみ…サイズや、素材ですとか色のご指定はお有りですか?
メスは…そうですね、出来ると思いますよ。
ただお時間は少し見ていただかないといけないと思いますが…」

修理に新調と、予約はまだまだ溜まっている。
ましてメスの注文を受けるのは流石に初めて。
図面を見る限り不可能ではなさそうだが、何度か試作をしなければならないだろう。

ワルセイ・イダーヤ > そうだな、ネコのぬいぐるみは赤毛のネコで、これくらいの少女が抱きかかえられるくらいの大きさが望ましい。
(そう言えば、腰当りに手をやって、娘の背を示し、ネコの人形の大きさと色の注文を…)
素材は…そうだな、ぬいぐるみの材料には詳しくはないが、値段が張っても構わぬ。
(そう言って。メスについては)
うむ、難しい注文なのはわかっている。時間については問題はない。命を扱う刃物だからな…自信のある物を期待しいている。
(そう言って……)
金は先払いのほうがいいか?

ノーラ > 「ちょっとだけそのままで……」

男の身振り手振りから、ぬいぐるみのサイズをメモしていく。
そこへ赤毛と書き足して。

「ありがとうございます。
試作も含めて…そうですね……1週間は最低でも見ていただかないといけないかと…。
お代はまだ、素材も決まっていませんのでお渡しする際で結構ですよ」

にっこりと笑うと、今日は注文だけ聞く旨を伝えた。

ワルセイ・イダーヤ > うむ、確かに素材もわからないのに値段のつけようもないな…分かった。
(そう言えば、金の入っているカバンを引っ込めて…)
では一週間後、楽しみにしているぞ…
(そう言えば、しかめっ面を少し緩めて…そして店を後にした。
 一週間後、娘という少女を連れて、店を訪れるだろうか……)

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からワルセイ・イダーヤさんが去りました。
ノーラ > 「はい、絶対に良い物をご用意してみせます」

にっこりと笑いながら言い切ると、深々と頭を下げて男を見送り。
次に店に来た時には、注文通りのふわふわした手触りの良い猫のぬいぐるみと何度も試作をして用意したメスが準備されているはずだ。
ちなみに料金に試作分は含まれていないが、それは男が知ることではないだろう。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からノーラさんが去りました。