2017/11/15 のログ
■アイザック > 「少なくとも修理ができなくなるまでは買い替えるつもりはないんだ。
だから修理ができると聞いてほっとしてる」
大事なものだからこそ長く使いたい。
そうなので修理ができると聞いた時は本当に安堵したと。
簡単に買い替えを進めずに修理を請け負ってくれた娘には感謝しかなく。
「それには及ばないがいい剣も手に入ったからな、少しぐらい伸びても大丈夫だ。
知り合い…でいいんだろうな。一族総出で何かの職人をやっているところでな。
俺の家でだと裁縫用の布を下ろしててな…冒険者になると言ったときに選別で貰ってな」
剣を手に入れた経緯を簡単に説明し。
そうして話している間に思い出していき…元気にしているだろうかと思えば、その思い出した面影と娘が一瞬重なって。
■ノーラ > 「大事にされてるんですね…きっとこの子も喜んでますよ。
絶対に、綺麗にしてお返ししますから」
おまかせください、とにっこりと笑いかけて。
折れた剣でも時間と材料があれば直るのだ、折れていない剣が直せないことなど無い。
「気に入って頂けて良かったです。
あら…うちの工房もそんな感じですよ。
布屋さん……………」
一気に記憶がフラッシュバックしてくる。
幼いころ懐いていた、近所のお兄さんがいなくなると聞いて店にはまだ出せないと言われた自作の剣を半ば押し付けたときのことが。
「……もしかして……アイザック、お兄ちゃん…ですか…?」
■アイザック > 「まあ物は大事にする質なんだ。ころころ買い替えはしょうに合わなくてな。
それは楽しみにしておくよ」
ここまで言うのならば本当に綺麗に直してくれるだろうと期待をして。
直れば次からはもっと丁寧に扱おうと決めて。
「初めて持った割にはしっくり馴染むんだよ。
ここもそうなのか。案外同じようなのが多いのか…?
布屋っていうかあれだ、作ってたって方か」
懐かしいなと兄弟の多かった田舎を思い出し。
そうすれば剣を渡されたというよりも押しつけられたんだったなと思い出し。
「……なんで名前をって……もしかしてノーラちゃんか?」
告げていないはずの名前を言われ、その呼び名にふと剣をくれた子の名前を口にして。
■ノーラ > 「そうです、ノーラです…!
どれ位ぶりですっけ…全然わからなかったです…」
嬉しそうに笑えばカウンターから身を乗り出した。
「まだお金を取れるものじゃないって言われてたのに…こんなに使い込んでくれたんですね…。
役に立ちましたか…?」
矢継ぎ早に口にしながら、ただただ嬉しそうにして。
冒険者になったとあとから聞いて、心配していただけに余計にだ。
■アイザック > 「まさかここがそうだっとは思わなったな。元気そうで何よりだ。
何年ぶりだろうな……」
娘が知り合いだったと解れば笑みを浮かべて久しぶりだと笑い。
「折角もらった最初の剣なんだ、これには何度も命を救われた。
もちろんだ、役に立ってるからこそそうして生きてる」
冒険者になってからは全く里帰りはしていなく、せいぜい手紙を送るぐらい。
お互いどうしているか知るすべもなかっただけにこうして元気な姿に嬉しそうにして。
■ノーラ > 「良かった…。
冒険者になったって後で聞いて…心配したんですよ?」
特に懐いていたから、余計に。
ふと気がついたようにぱん、と手を合わせればカウンターを出て店の奥へと続く扉の前に立ち
「立ち話も何ですし、上がって行かれませんか?
父さんたちもきっと喜ぶと思いますし…」
■アイザック > 「よその国に行ったり戻ったりで色々と拠点を移しててな。
全く連絡できなくて悪かった」
つい冒険者としての仕事が楽しく西に東にと飛び回っていてすっかり里帰りもおろそか。
そのために連絡も出来ずに悪いと手を合わせて頭を下げて。
手を合わせる事に何か?と奥へと続いていると思う扉の前に立った彼女に目を向け。
「それは嬉しいが店は良いのか?」
■ノーラ > 「お忙しかったんですね…。
知らせがないのは元気な印と言いますし」
結果無事でいればそれでいいのだ。
生きてさえいれば、こうしていずれ会えるのだから。
「はい、少しだけ離席札を出しておいて…誰かに変わってもらいますよ」
ニコニコしながらそう言って、居住スペースへの扉を開けて見せた。
奥からは彼女の祖父が鉄を打つ音や、何かを煮ているのだろう匂いが漂ってくる。
■アイザック > 「忙しいっていうか…なんていうかな?
まあこの通り元気でやってるよ。
ノーラちゃんこそ元気そうで安心した」
主に受けていた仕事が荷運びや国にない薬草の採取で移動していたとも言えず。
彼女の方こそ元気そうでよかったと告げて。
「それで大丈夫ならいいんだが…それじゃ少しお邪魔するかな」
笑顔でそういうのならば大丈夫だろうとお邪魔することに決め。
扉があけられればてつを打つ音や料理をしているような匂いにほほを緩ませて。
■ノーラ > 「はい、どうぞ。
ご存知かと思いますけど、相変わらずちょっと散らかってますので……」
足元気をつけてくださいね、と一言添えて。
男が扉をくぐれば、一つ大きく息を吸い込んで。
「皆ー!アイザックお兄ちゃんですよー!!」
皆喜ぶだろうと、大きな声で久しぶりの来客を告げようか。
程なくそれぞれの作業場から、顔を見ようと家人たちが姿を表すはずで。
■アイザック > 「記憶よりも散らかっていないと信じてるよ。
それじゃ失礼する」
カウンターの内側にと入れば言われたとおりに足元に気を付けて。
続いて扉をくぐれば家族に来客を告げる元気な声で。
「久しぶりです、お邪魔しますよ」
何年かぶりに合う幼馴染の家族たち。
きっと今は自分は照れているだろうなと思いながらも挨拶をしていくはずで。
■ノーラ > 家人たちは久しぶりの来客を歓迎しつつ、娘の様子に互いに目配せをした。
仕事ばかりで、この年になっても恋人の一人も連れてこない娘を親は心配していたのだ。
幼いころとはいえ、懐いていた彼ならばあるいは…と思われても仕方が無いのかもしれない。
ひとしきり挨拶が済めば、さり気なく家人たちは散っていき残った母はといえばもうすぐ食事ができるから出来るまで部屋で話しているといいと誘導していく。
そんなことには気づかず、それじゃあそうしようと自室に彼を招き入れ。
食事の支度は、もしかしたらわざとゆっくりにされたかもしれない。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/ワークショップ『アルムスター』」からアイザックさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/ワークショップ『アルムスター』」からノーラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にトルルさんが現れました。
■トルル > 王都。比較的治安のいい地区の、とある商店街。時刻は昼下がり。
広い通りには商店だけでなく、あちこちに露天が構えられ、青果や甘味、そう高そうでもない装飾品などを並べている。
人通りもそこそこあるが、昼食時ほどの喧騒はない。
陽はまだ高いが、時候は晩秋、風は冷たい。往来する人々の多くは長袖長ズボンに衣替え済みだ。
そんな中を、ひとりの少女が軽やかな足取りで歩いて行く。歩みのリズムに乗って、短いツインテールがぴょこぴょこ揺れる。
装いは丈の短い薄手のノースリーブワンピースに、ブーツのみ。寒々しく覗く二の腕や太腿は雪のように白い。
手には洋梨1つ。皮も剥かずに食らいついたのか、歯型がくっきりと残っている。
よく見れば彼女の唇の周囲も果汁でべっとりと濡れている。
「んーっ♪ ちょっと酸っぱいけど、おいしー!」
果肉を下品に撒き散らしながら、甲高い嬌声を上げる。ひとりごとだ。
■トルル > 廉価な装飾品を並べたショウウィンドウの前で立ち止まり、洋梨を一口がぶり。
すぐに興味をなくしたようで、軽やかに踵を返し、また別の陳列棚の前で一口がぶり。
店舗と店舗の間に伸びる、ガラクタが散らばる細い裏路地を覗き込み、目をまばたきながらまた一口。
何かを探しているような、単に冷やかしているような、掴みどころのない足取り。
やがて、手に持っていた洋梨はすべて彼女の腹の中に収まってしまった。掌に付いた果汁をべろべろと舐め取る。大変はしたない。
「ふぅー、美味しかったぁ。次は何を食べようかなー?」
口ずさみながら、少女はリズミカルに靴を鳴らし通りを往く。やがて、色鮮やかな果物を木箱に満載した露天の前を通りかかる。
トルルはその品揃えを目の端に捉えながらも、露店の前を素通り。
冷やかしですらなく眼の前を通過する少女に、店主は椅子に座ったまま、目配せもしない。
……しかし、トルルが露天の数歩先まで行ったところで突然、果物の山の中からザクロが一玉、音もなく零れ落ちる。
重力に引かれて地に落ち砕け散る……かと思いきや、ザクロはその軌道をカクッと曲げ、トルルに向けて飛行する。
そして、彼女の右手の平にパシッと収まった。
「ふふっ、いただきっ!」
露店の前を通過する際に果物にひそかに自分の体の一部をくっつけ、離れたところで引き戻したのだ。
死角になる位置から引き抜かれたため、座ったままの店主はこの窃盗に気づけない。
しかし、彼女のその素早いムーブや、手から一時伸びていた桃色半透明の粘体の糸に気付く通行人はいるかもしれない。
だがトルルは何ら緊張の色も警戒の様子も見せず、手に収まったザクロを眺めてニヘラと笑う。
■トルル > 熟れきってすでに割れていたザクロの実に指を入れ、真っ二つに割り開く。ルビーめいた真紅の果肉がきらきら光る。
甘酸っぱい果汁に満ちた1粒1粒を取り出して味わうのが正しい食べ方。
しかしトルルは大口を開き、その断面に無造作にかぶりついた。
口の中で赤い果肉がプチプチと音を立てて弾け、汁を散らす。頬が、地面が、純白のワンピースさえもが赤く汚れる。
ジュッジュッと音を立てて果汁を吸い立てたのちに口を離すと、まるで食事後の吸血鬼の如く、口の周りが真紅に染まっている。
「んふ♪ ちょっと酸っぱすぎる気はするけど、いい香り♪ 種もプチプチでいい感じ!」
そうやって下品にザクロ(盗品)を貪りながら、トルルは再びウィンドウショッピングをはじめる。
装飾やアパレル系の店の前では、わずか足を休める程度。薬品や魔法道具を扱う店の前では、より長く。
しかし店の戸を叩く様子はまったくない。当然である。お金なんてほとんど持ち歩いていないのだから。
そして、1つ1つの路地裏をきょろきょろと覗き込むことも欠かさない。
「……んー、いないなー。この辺にはいないのかなー?」
首を傾げつつ路地裏の隅から隅まで目配せし、もう一度見回してから散策を再開するトルル。
まるで誰かを探しているかのような振る舞い。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリンさんが現れました。
■リン > たまたま通りすがった藍髪の提琴弾きの少年がその窃盗の瞬間を目撃していたのは偶然に過ぎなかった。
魔法か何かの技術、異能なのかまでは、少年には判別がつかない。
しかしそれぐらいの腕前があるなら白昼堂々ケチな盗みなんてしなくても
いくらでも金を稼ぐ術はあるように見えた。
服装も振る舞いも何もかもが異質だ。
こういうのは関わらないのが最も無難なのだが、
その日はよせばいいのについつい無頓着な彼女のその背中を追いかけてしまった。
多分顔が気に入ったからだろう。
「……何か探しもの?
手伝ってやってもいいよ。なにか駄賃でもくれたら」
路地裏を覗き込んではきょろきょろと探しているピンクい少女にそう声をかける。
■トルル > 「ひゃっ!?」
石畳の街路から砂利の裏路地へ、半身を差し込んで観察の視線を送っていたトルル。
背後からいきなり声を掛けられるとさすがにびっくりしたのか、詰まった声を上げて肩を竦ませる。
そして機敏にくるりと身を翻らせ、振り向いた。薄いワンピースの裾が百合の花めいて拡がり、すぐにしぼむ。
「……え、えっとぉー……。う、うん。さがしもの!
あのねー、この街ってこういう狭い道にも人がいるじゃない? けっこういい遊び相手になってくれるから、今日も遊びたいなって」
話しかけてきた少年の姿を桃色の瞳に捉え、少なくとも官憲のような「怖い人」ではなさそうなことに安堵の表情を見せる。
そして、にっこりと目を細めて笑顔を作り、屈託のない声で行動の意図を説明する。
「そーだ、キミ、遊んでくれるー? お駄賃はぁ……あんまりないけど」
言いつつ少女は、シャリッと靴を擦りながら路地裏の奥に歩みを進めようとする。誘っているのだ。
■リン > 「あー、そういう。
昼間っから遊び相手を求めるとは思いもよらなかった。
やけに薄着なのもそういうこと?」
しかし娼婦だってこんな格好はしないだろう。なんだか色々チグハグに感じた。
なんというか邪気がなさすぎる。
「まあ、そういう相手なら歓迎だよ。駄賃はむしろあげたいぐらいだ」
さほど迷うこともなく、提琴のケースを担いだ少年は少女の後に続いて
ひとめにつかぬ路地裏へと入っていく。
■トルル > 「やったぁ♪ ふふっ、すてきな出会い、うれしーな!
おいしいものも、めずらしいものもあるし、これだからやっぱり街はだいすき!」
肯定の言葉に、桃色の少女はあどけない満面の笑みを浮かべ、鐘の鳴るような声で喚く。
とてもこれから売春めいた行為に至ろうとは思えないような無邪気さだ。
「んー、薄着なのはまぁそうねー、やっぱり脱ぎやすいように? ご主人様がくれた服だし、普段からこれしか着ないの。
それにボクってあったかいから、みんなみたいに厚着しなくてもだいじょーぶなの。ほら!」
後に続くリンの手を無造作に握り、人目につかない奥まで引き込もうとせっついてくる。
その掌は、普通の人間よりも少しだけ暖かく、しっとりと湿っている。
2つほど角を曲がり、やがて路地の奥で立ち止まる少女。陽は届かず、ピュウピュウと風が鳴り、なんとも寒々しいロケーション。
「あ、忘れてた。ボク、トルルっていうの。よろしくね!
えへへー……キミみたいなきれいな子、はじめて遊ぶかもー? よく覚えてないけど。おいしいかなー? どんな味かなー?」
トルルと名乗る少女は相変わらず甘く可憐な声で鳴きながら、リンの目の前でおもむろにワンピースの裾をめくりあげる。
布一枚纏っていない真っ白な下腹部が晒される。産毛さえも生えておらず、薄く紅の差した恥丘にくっきりと一本筋が刻まれている。
いきなり恥部を見せつけながら、トルルは少年の反応をうかがう。
■リン > 「ぼくは楽器弾きのリン。まあ、別に覚えなくてもいいけど」
掴まれ引かれる手は不思議な暖かさと湿り気を怯えている。
魔物の擬態かもしれない、という疑惑が膨らんできた。
まあもしこの少女の目的が食欲的なアレだったとしてもその時はその時かなぁと
どこか危機意識に欠けた考えをぼーっと巡らせながら、路地の奥へ。
あっさりと服の裾をめくる仕草に、興奮よりも先に苦笑いを浮かべてしまう。
「わぁ。もうちょっともったいぶるとかしたほうがいいんじゃない?
女の子は恥じらいがあったほうがぼくは好きだなぁ~」
などと好き勝手にダメ出しをしながら、遠慮なく手を伸ばし、
中指の先で膨らんだ大陰唇のあたりを戯れにぐにと押そうとしてみた。
■トルル > 「リン君! えへへ、おいしかったら覚えるし、おいしくなかったら忘れちゃうかも」
名乗り返してくれた、自分より少しだけ背が高い少年。
トルルはわずか背を屈めて上目遣いになり、くりっと桃色の瞳で彼を見上げ、白い歯を見せて微笑んだ。
そんな彼女の秘部に少年の手が伸びると、ヌチ、と扇情的な水音が路地に響き、色素の薄い四肢が震えた。
「ん……ぁ、う……ンっ♥ ……ふふっ、『はじらい』ってなにかなぁー? ボク、わかんない。
ボクは早くリン君と遊びたいし、リン君も早く遊びたいからついてきてくれたんでしょ? もったいぶるとか、もったいないよー?
ボクと遊んでくれた人、すぐ服脱いでくれたもん。ねーねー、リン君も早く脱いで? ボクもリン君に同じことしたーい!」
大陰唇を割り開く指遣いに切なく腰を揺らしながらも、トルルは甘さと幼さが入り混じった声で誘惑する。
リンの指先に触れる少女の粘膜の感触は、すでにしとどに湿り、しかも粘膜自体がどこか粘っこく張り付く質感を持っている。
トルルは自ずからリンへと身体を寄せ、白い手を無遠慮に彼の股間に伸ばす。そしてズボン越しにさわさわと撫でてくる。
ときおりその細い指がベルトや裾に掛かるが、すぐに離れる。他人のズボンを下ろすのは慣れていないのかもしれない。
■リン > 「まあ手っ取り早いのはいいことだけどね~」
けだるげにそう応える。
ダメ出しこそしたが別に本気で辟易しているわけではないというのは、声色でわかるだろう。
「やらしい身体だね……。
手慣れてるんだかそうじゃないんだか……」
擦り寄ってきてねだる様子を見せるトルルに、恥部を撫でる手を一度止めて
ベルトを緩め、ズボンを下ろす。
下着まで取り払われれば、硬くなりつつあるリンの男性自身が姿を現すだろう。