2017/09/09 のログ
■スゥル > 「で、デカパイって………ッ! 貴方っ!」
陳列された物品を眺め、渡されたディルドの形を堪能している間に、スゥルは知らず知らずのうちにより前かがみになっていた。
もともと大きく、夫が数年かけて立派に磨き上げてくれた大切な乳房を揶揄されれば、流石に彼女の語気は鋭くなる。
ディルドを半ば叩きつけるように卓に置き、姿勢を正して店主を睨みつけるが……しかしやはり、逃げる素振りはない。
一瞬は気を張ってみたものの、その顔から火照りが引くことはなく、呼吸は荒く。
眉間には脂汗が伝うのも見えるだろう。知らず知らずのうちに内股になり、時折切なげに腰がもじもじとうねる。
「……証拠。……そ、そうですね。証拠をみせて……もらわなくちゃ……ダメよね。ええ……。
店主さんみたいなおじさまが、みっともなく見栄張っている証拠を……フフッ……」
ピングの誘いに、スゥルは色情魔めいたいやらしい笑みを浮かべ、揶揄の言葉を返す。
……本当は、こんな言葉を返すべきじゃないのに。
変態、スケベ親父とでも罵って。あるいは悲鳴を上げて、すぐにでもこの怪しい店から退出すべきなのに。
喉が詰まるような思いをしながら、しかしスゥルの顔は色欲に染まり、腰つきも艶かしく。
店主の手招きに彼女は躊躇することなく、カウンターの内側へと歩み入っていく。
……しかし。
「………う、嘘……っ……」
目の前に曝け出されたのは、未だ半脱ぎの中年男性の下半身。未だ半勃起の男性器。
……しかしながら、この時点ですでに、スゥルの常識から逸脱したサイズを有していた。
スゥルは男の下腹部を視界に入れるや否や、まるで脱力するように脚を折り、彼の目の前にへたり込んでしまった。
四肢は産まれたての鹿のように震え、肩も背も丸まり、まるで未知の恐怖に触れた少女のよう。
しかしながら、濁った空色の瞳は男の股間に釘付けだ。
■ピング > 「おっとと、スマンスマン。オイラとしちゃあ褒め言葉のつもりだったんだって。
そんな強調する様な服を着てりゃ、なぁ?思わず言葉も漏れちまうってぇもんで」
いやはは、と笑いながら額を叩き、悪びれも無く謝る始末。
睨みつけてくる相手の態度だって、火照った顔で言うのでは迫力も半減どころか、まったく感じやしないのだから。
「うんうん、勿論嘘じゃあないとも。
嘘だったらそのディルド、タダで差し上げるよぅ」
果たしてそれは相手にとって益になることなのかどうなのか。
軽い調子の侭相手を煽り、迎え入れた途端に感じる、その視線。
へたりこむ相手の眼前へと突き付けるその姿勢は、大変興奮を煽ってくれて宜しいものだ。
「さぁさ、遠慮せんともっと近寄って近寄って。
うへへ、ちょいと勃起が足りんから、これじゃあまだ信じて貰えねぇかのぅ。
奥さんだって、フル勃起したの見ないとぉ、納得しれくれやせんよな?」
汗で蒸れ、僅かな興奮で漏れ出た我慢汁に濡れたその身はねとりと光り。
手で掴み、軽く扱くとにちゃりと粘着質な音が立つ。濃い雄の香りも漂い始めるそのペニスを、見せつける様にちゅこ、ちゅこと手で扱き。
僅かにその身の体積が増す様を見せつける。
「奥さぁん♡ オイラもこうしてちんぽ見せてるんだしよ。
奥さんのおまんこも見せとくれよぉ。オイラもただで品物上げる訳にゃあいかねぇからよ。助けると思って、の?」
―――そして此方が勝手に煽り、挑んだと言うのにこの言いぐさ。
■スゥル > 「はあっ…………ッ、く………んふぁ………」
もはや揶揄の言葉のひとつさえも紡げず、スゥルは床にへたりこみ、荒く苦しげな息を吐き続けるのみ。
しかし「近寄って」という男の声を浴びると、スゥルは肩を震わせながら、力の入らぬ四肢で懸命にその身を男に寄せようとする。
高まる興奮に急き立てられて湿った唇を閉じる余裕もなく、その間から朱色の舌先がきらりと覗いている。
理性を感じさせない詰まった喘ぎ声や、床を這いずるその仕草はまるで服を着た雌犬だ。
そして、ピングの陰茎から発せられる熱さえも感じ取れそうなほどに顔を近づけると。
己の鼻先で、扱かれたペニスがむくむくと充血し、さらに肥大化していく様を瞳孔に映し込むと。
「………あぁ……あっ! あああああ……はあああああああぁぁぁ………♥♥ あっ、ああ♥」
感極まったように、スゥルは喉の奥から艶の乗った嬌声を……いや、鳴き声を上げた。
そして、まるで飼い犬が飼い主の差し出す手にじゃれつくかのように、柔らかく丸い頬をその逸物に躊躇なくこすりつけた。
それと同時に、スゥルの背後からシュワシュワシュワ……と水音が響き始める。初めはかすかに、すぐに明瞭な音となって。
スゥルは失禁していた。いわゆる「嬉ション」というやつだ。
「はああぁぁ♥ んっ、あ……すごいっ……すごいぃぃっ……♥ こんなっ、こんな、おおきい、おおきいのっ……♥」
大の大人が、他人の家屋の中で失禁している。だというのに、スゥルはそれを止めようともしない。
劣情を誘う猫なで声でピングのペニスを賞賛しながら、だらしない水音を放ち続けている。
ピングが己に言い放っている「秘部を見せよ」という要求も、耳に入ってすらいないようだ……が。
十数秒に及んだ放尿が止み、スゥルが切なげにお尻をくねると……ビチャリ、と重たげな水音が鳴った。
スゥルの臀部を包んでいた下着が、尿や愛液を吸った重みで下がり、地についた膝までずり落ちたのだ。
そんな状況でもやはり、スゥルはペニスへの頬ずりをやめない。
舌を出したり食らいついたりしないのは、単に許可をまだ貰っていないためだ。まぁさすがに咥えるのは無理があるだろうが。
■ピング > 「お、おぉ?おぉ…♡」
見せつける様に目の前でペニスを扱いていると、誘われるように近づく相手。
それを楽し気に見やっていたが、嬌声と共に始まったその光景に頓狂な声を上げ――それはすぐに、喜悦めいた色を帯びる。
ペニスへと触れる相手の頬の感触も心地いいが、それよりもなによりも。
耳朶を打つ、粗相の音だ。
相手の後頭部へと手を添えて、ずりずりと確りとペニスを擦りつけてのマーキング行為。
女が、それをされて鳴きながら嬉ションをするという事態は実に実に、興奮する。
確かな脈打ちを頬肉へと伝え、見る見る内に硬く、反り返っていくペニス。
伴って腫れあがる亀頭の鈴口からはどぷりと濃厚な我慢汁が滲みだし、粘り気と共に顔を濡らしてゆき。
「ん、おぅ…♡ 随分協力的じゃあねぇかい。
ひ、ひひっ…♡ よぉしよし、良い子だぁ、奥さん。ほぉれ、ちんちん♡ ちんちんしたら舐めてえぇぞぉ」
相手の顔の長さはあろうかというサイズにまで怒張した、勃起ペニス。
べちり、と竿の根元から先端にかけてを顔にぶつけると、それこそわんこにでも命ずるように芸の指示を。
■スゥル > 「はひぁ……♥ あっ、ぷ、んぷ………んんんっ、あ、あああああああああ♥」
規格外の肉棒の砲口から放たれる先走り汁。濃度も量もまた規格外のそれを白い顔に塗られるスゥル。
しかしその表情は嫌悪どころか、過剰なまでの多幸感に満ちてにへらと歪む。
鼻がひくひくとせわしなく蠢き、唇の端もフレーメン反応めいて高く釣り上がる。中年男性のフェロモンを全神経で味わっているのだ。
失禁を終えたはずのスゥルの臀部から、ふたたび断続的に水音が奏でられる。潮吹きだ。
「はふっ、ふっ、ふううううう……ンっ……♥ む、無理です、無理ですぅ……スゥル、逆らえないれすぅっ♥
協力的だなんてっ……こんな、こんなチンポ、素敵なチンポにっ♥ 逆らえるわけっ……ありませぇん………っあ!!」
スゥルは、ピングのペニスをひと目見たときからすでに完全敗北していたのだ。
慈悲を乞うように必死な愛撫を続け、見返りに甘く雄臭い甘露を顔全体、髪にまでも授かりつつ。
しかし当然、そのペニスの持ち主である店主にも逆らえるはずはない。
色欲に曇る思考でしばし考え、やや経って彼の命令の意図を理解したスゥルは、ようやくペニスから顔を外した。
にぢゃぁ……と幾筋もの糸がねばっこく伸び、さらなる雄臭を撒き散らす。
「はいっ♥ スゥル、ちんちん、しますっ♥ しますからっ♥ く、ください、くだしゃいっっ……♥」
半脱げの下着を足首から抜き取り、ピングの足元に放る。厚手のクロッチから放射状に粘液が散る。
そしてスゥルは彼の目の前で躊躇なく、蹲踞の姿勢を取ってみせた。丸太のように太い太腿を盛大に、180度に開く。
丈の長いローブを掴み、胸の上まで大きく捲し上げる。股間からおへそ、下乳までもが初対面の男性の眼前に曝け出された。
むっちりと半球状に膨れた大陰唇は、手入れの跡さえ見られない陰毛に包まれ、会陰部までもが覆われている。
小陰唇は使い込まれた様相で、色素は沈着し、花弁のごとく開ききっている。その内部には桃色の粘膜がヌラついている。
スゥルが大股開きの体勢になると、その陰唇の合間からボタボタボタッと音を立てて大量の本気汁が溢れ、床に溢れた。
まさしく、男を悦ばせるための性器。
「んっ♥ ふっ、ふーーーーっ、ふうぅぅーーーーっ……♥」
過度の興奮に鼻息を鳴らすスゥル、その唇からも、陰唇に負けない量の唾液が溢れてローブに溢れている。
どちらにペニスを受け入れても構わないという様子。
■ピング > 「おぉ、おぉ♡ そうか、そうかぁ。そんなにオイラのちんぽ気に入ってくれて嬉しいぞぉ♡
こんなエロい格好してるだけあって欲求不満だったんかぇ?可哀想にのぅ。ひ、ひひ♡ ちんぽでちゃあんと可愛がってやるでなぁ」
見せただけでこの変わり様は聊か疑問を感じないでもないが。
据え膳食わぬは何とやらで遠慮など微塵も無い。
此方の指示通りの、ポーズを取り、その雄を誘うだらしなくも扇情的な雌の肢体を見せつける相手を褒める様、鼻息を荒くする相手の鼻先へとペニスを突き付け。
にちゅ、にちゅ、ぴゅぷ、と次々と濃い雄汁を溢れさせる亀頭の先端を鼻孔へと擦り付ける。
粘膜へと直接雄の匂いを擦り付けるその行為を堪能し、擦り付ける位置を変えると次は唇。
「ひっひ。すっかり発情した可愛い雌犬ちゃんだのぅ、スゥルぅ♡
ほぉれ、ぬるぬるべっとべとのおいちぃおちんぽだぞぅ。舐め舐めして可愛いおちんぽ顔見せなちゃい♡」
幼子か、或いはペットにでも語り掛ける様な、甘ぁい喜悦交じりの声色。
カリ首の段差を知らしめるように、唇をこりゅ、こりゅ、と段差で引っ掻き。
その度にびゅぷと音を立てて飛沫を上げる我慢汁が、相手の顔を淫らにてらてらと染め上げ。
カウンターの隅っこに常備している撮影用の魔導具を手に取ると、許可も得ずにその姿を一枚、写真へと収め。
■スゥル > 「はひっ! は、はいっ、私っ、よ……欲求不満なんですっ! 夫に置き去りにされて、もう1年以上っ……。
……ああ、ああっ♥ ダメっ、私、まだ夫の行方を探してる途中なのにっ……♥ こんなことっ♥ 知らない人なのに…っ!」
夫のことを思い出し、束の間その口調に戸惑いの影を滲ませるスゥル。しかしそれは口だけ。
下腹部を見せつける体勢からさらに腰を突き出し、艶かしくくねらせる。親指の先端ほどもある大きさの陰核が陰毛の森から顔を覗かせる。
「……んがっ! ぐっ……ぬ゜っ……ふううううう……ンッ♥ っあ……臭いっ……臭いのぉ……♥」
鼻に亀頭を押し付けられても、頭を逃がすような様子はない。それどころか、積極的に鼻を膨らませて雄の臭気を呑み込もうとしている。
粘膜を犯し、副鼻腔から脳まで突き抜ける強烈なフェロモンを味わい、スゥルはだらしなく白目を剥いた。
そして唇にその怒張が触れれば、いよいよ我慢の限界といった様子でスゥルは蹲踞の姿勢を解き、ピングの腰へと抱きついた。
中年男性の下腹部に頭を埋めるような体勢で、スゥルは首の動きだけで彼の巨根のあちこちに舌を這わせる。
男の腰に回した手をさらに尻の下に差し入れ、股間を通して会陰部や陰嚢への愛撫も欠かさない。
「れるっ……んぢゅっ♥ ぢゅっ、ふ、ふううううンっ……♥ ずじゅるるるっ♥ っはあぁぁ……ああああ……っ♥」
髪を振り乱し、巨大なお尻も激しく前後させ、情熱的なキスを男性器に与え続けるスゥル。
無理やり引き剥がさないかぎり、いつまでもこうしてピングのペニスを味わい続けそうな様相だ。
■ピング > 「おっほ♡ そんなデカクリ見せつけながら言うこっちゃねぇぞぉ♡
へぇっへっへ。そう言うなよぉ、もうちんぽの匂いまで知ってる仲じゃあねっかい。ほれぇ、旦那と比べてどうだぇ?んん?」
見せつける様なその姿勢も撮影すると、直ぐに現像された写真が床へと舞い落ちる。
ペニスを顔に擦り付ける様や、股間をだらしなく開き陰部すらも見せつけるその写真は客観的に見ても不貞を気にしている素振りには見えやしないだろう。
良い写真が撮れた、と満足げ。
ぐりぐりとたっぷりと雄の匂いを染みつけて、上書きでもしてくれようかと楽しむ始末。
許可を出した途端に擦りつき、しゃぶりつくその動きに喉を鳴らすと、同時に腰がびくびくと跳ね動いた。
「んぉっ、ふ…♡ はぇ、は…あー…こりゃあ、ふぅ…♡ お、ぉ、そこ、そこそこ…っ…えぇぞぉ…っ♡」
ねっとりとした舌の感触に、ツボを心得た指の愛撫。
悦ぶ様に跳ね動くペニスがぬちぬちと相手の顔に擦りついて、刺激を受ける度にびちびちと音を立てて粘液を吐き出す。
密閉された様な密着具合は、雄の香りを助長させ。
顔中にねばりつく銀糸が付着している事だろう。
一際甲高く喉を鳴らすと、相手に何の通告も無く、射精を成し。
酷く粘りついた音を立て、崩した豆腐の様に濃く重たい精液がびちびちと飛び散り、顔や胸や髪までも濡らし、汚していく。
むありと熱気が漂う程に獣染みた匂いに満ち、尚も脈打ち、硬い侭のペニスが暴れて精液を滴らせている。
■スゥル > 「はっ、はひっ♥ し、知っちゃいましたっ! おじさまの、ち、ちんぽの匂いっ、染み付いちゃいましたぁ……♥
……旦那と……トゥーマ様と比べたらっ……その……あの……おっ、大きさはっ、おじさまのほうが上ですっ!!」
失踪した旦那、トゥーマのペニスと比べてしまうと、どうしても甲乙つけがたいというのが本音。
しかし、1年以上ご無沙汰の夫のペニスと、いま目の前に突きつけられた立派なペニス。選べと言われたら是非はない。
それを態度で示すかのように、スゥル惜しみない愛情のこもった動きでさかんに愛撫を続ける。
ピングの目論見通り、人妻の顔に濃いカウパーがひとつ塗られるたびに、スゥルの中で夫のペニスの面影は薄れ遠のいて行っていた。
大きすぎるゆえに口で咥え込めないのが残念なほど。顎を外してでも頬張りたい欲求に駆られるが、そこまでする度胸もない。
「…はぷっ、ふ、んちゅうううっ♥ ん、んんんんっ……んっ!? あっ、や、やだ、出っ……出てりゅっ♥♥」
大きさも、先走りの量も規格外のペニス。熟練の淫婦であるスゥルでも、射精のタイミングを掴み損ねてしまった。
大量の白濁のシャワーを全身に浴びると、その熱さと臭気だけで強烈なオーガズムに上り詰め、全身の脂肪が波打つ。
目が眩みそうなほどの多幸感に包まれながら、額から鼻先へと垂れてくる精液の流れを感じると。
スゥルはみっともなく舌を伸ばし、雄蜜を掬っては口に運んだ。
そして、お尻を大きく上下に揺さぶり、まるで産卵するかのように大量の潮と愛液をドポンと噴出させた。
長く膨大な射精を終えた亀頭に、愛おしげに唇を重ね、チュッと音を立てて残滓を吸い取る。
その吸気が最後の力であったかのように、スゥルは全身を弛緩させ、気絶するように床に仰向けに倒れ込んだ。
尿、愛液、潮、汗、そして精液で沼のようになった床が、バシャリと音を立てる。
「………はぁ……っ♥ はぁっ……♥ おっ、おじさま……っ。おじさまぁ………っ♥」
まともな語彙も紡げなくなって惚けきった表情を浮かべながら、スゥルは床に寝そべり、大きく脚を拡げた。
小陰唇が蠢き、巨陰核がひくつき、膣口はおろか尿道口までも弛緩させ、雄を誘う。
■ピング > 「ひっひ♡ そうかそうかぁ。じゃあ次は味と、形と硬さも確りと覚えないとなぁ。
オイラも男だ、旦那さんとどっちが凄いか気になるからよ、ちゃあんと比べとくれよ」
言いよどむ相手の態度から、まだ実感が足りぬのだろうと。
今、目の前に居る利点を最大限活かそうと、実体験を伴って刷り込むつもり。
そして今は性欲処理の如く、刺激を受け、競り上がる射精感をそのまま解き放ち、存分に吐き出す。
律動し、その度にぷくりと垂れ落ちぬ程に濃く重い精液が溢れ出ると、それが勝手に啜られるのだから極楽な事この上ない。
「……♡ へぇっへ。よぉしよし、おまんこに浮気させちゃるからのぅ♡
ちゃあんと、旦那のちんぽ思い浮かべるんだぁぞ。ひっひ、こんな格好してる癖して、無防備なまんこしやがって♡」
陰毛の手入れも少なく、けれども雄を良く知る形をした相手の陰部。
蕩け、何か言いたげに此方を呼ぶ声に応える様に椅子から降りると相手に覆い被さった。
ぬちり、と先端で割れ目に触れるとその肉ビラを押しのけて、亀頭がみちりみちりと嵌まり込み。
伸ばした両手は相手の手を握り込み、指を絡めて床へと押し付け間近で顔を覗き込む。
「お、ぉ、入る♡ 入るぞぉ…♡」
むりゅ、むりゅんっ、と肉を広げどんどんと嵌まり込んでいくペニス。
張り出した亀頭が肉壁を削り、雄の形を刻み込み。
挿入されている最中の相手の表情を楽しそうに見下ろしながら―――ズンッ♡ と重たい腹を押し付ける様に、体重を乗せて腰を打ち込んだ。
■スゥル > 「はあっ………はあっ………。う、浮気っ……おまんこ、浮気………そっ、そんな……後生ですぅ……っ♥」
ピングが口にする「浮気」という言葉。そうだ、初対面の中年男性といきなり交合を行うなど、不貞の極みのはず。
スゥルは今更ながらに否定の言葉を吐くも、声色は上ずり、その行為を待ち望むかのよう。
開ききった太腿も陰唇も閉じることはできず、ピングにのしかかられて手を握られれば、弱々しい力ながらもぎゅっと握り返す。
彼の眼前でうっとりと恍惚の笑みを浮かべるスゥル。髪を覆うおびただしい量の精液は、まるで花嫁のヴェールのようだ。
「っ……は、はいっ……夫のペニス、思い浮かべますっ……そうよっ……私にはトゥーマがいます……。
おじさまのペニスも素敵ですが……トゥーマには絶対に、敵わな……っひ!!? ひぐ、ぐうううううんっ……♥
……………っぉおおおおおおおおおお゛お゛お゛!!? ほおおおおおおおおお゛お゛っ!!?♥」
言われたとおりに、愛しい夫のペニスを思い出そうとする。しかし台詞とは裏腹に、その想像は曖昧なままで終わった。
鼻を焼く精臭に、舌に残る肉感に、眼前に迫る中年男性のニヤけ顔に……そして、へその下に感じるすさまじい熱気に。
それを肉の鞘に収められるまえから、すでにスゥルの脳内はピングのペニスで充満していた。
……そして、その刀身が陰唇を割り、陰核を削り、みりみりと胎内に侵入してくると。
スゥルははじめ詰まったような嬌声を、そしてすぐに、咆哮めいて野太い悲鳴を上げ始めた。
「お゛っ♥ ひ♥ い゛いいいいいいい゛っっっ!! っほおおおおおおおお゛お゛お゛ぉぉぉぉ♥ だめっ、だべぇぇっ!!」
男の体重の大半がペニスを通して骨盤に伝わり、恥骨結合をみしみしと軋ませ、内臓を掻き分けながら膣が拡がる。
スゥルは半狂乱の悲鳴を上げ続けるが、そんな様子をよそに、彼女の膣は確実に規格外の逸物を呑み込んでいく。
確かにきついのだが、裂ける様子はない。水を含んだスポンジのように、伸び切った膣からとめどなく潤滑液が滲み出す。
めりめりと胎内を掻き分け、10cm、20cmと着実に刀身が鞘に収められていく。溢れた愛液が失禁めいて四散する。
埋められるべき空間が埋まっていく悦びに、体験したことのない太さと硬さを味わった驚きに、膣全体が乱雑に痙攣する。
さすがにピングの30cm超の剛直をすべては呑み込みきれず、切っ先は行き止まりに当たる。しかし……。
「っは!! はあああああああっ♥ あっ、は、入ってる、入ってりゅううううぅ♥ あっ、あはははははっ♥
……ああ、おじさま、おじさまっ♥ どうか、どうかもう少しのお力をっ♥ 根元、根元までええっ……♥」
ようやく落ち着きを取り戻した様子のスゥルは、今度は蕩けきった声でピングにおねだりをする。
熱く煮えきった胎内で、彼の鈴口に触れる子宮口が、柔らかな唇めいてヒクつく。うまくねじ込めばさらに奥へと入れそうだ。
■ピング > 相手の台詞は、その全てがもう建前にしか聞こえない。
けれどもその建前こそが、興奮を煽る要素にもなる。
駄目で、いけないことで、背徳的な事だからこそ酷く興奮するのだから。
指をしっかりと絡めあい、握り込み。至近から見つめ合う様は台詞とは裏腹に愛情たっぷりの情事の様で。
けれども、そんな甘さは一切孕まない、獣染みた嬌声が上がる。
きつさはあるが、確りと解れた雌孔はそれを受け入れるだけの度量があった。
隙間なく、みちりみちりとそれでも広げる肉の音を立てながら肉槍をめり込ませ。
征服感を感じる程の、挿入行為は何時だって興奮してしまう。
くぅふ、と口の端を緩め、唾液を滴り落としながら打ち込んだ腰は衝撃となって子宮を揺さぶり。
ぐりょ、と亀頭が子宮口を押し潰し、更に奥を穿るべく穴を探してぬちぬちと滑る。
「はへぇ…♡ 人妻のねっとりまんこぉ…♡
んぇ、ろ…♡ ふ…ふぇ、へ…♡ これ以上はぁ、浮気せっくしゅになっちまぁ、ぞぅ?」
胸板で乳房を押し潰し、顔を更に近づけ唇を舐り合間に喋るその内容は、既に今更の台詞だった。
自らの精液の味が残るその口を、ちゅぷ、ちゅぷ、としゃぶりながら腰をゆっくりと揺らす。
――ごりゅ、ぬたんっ、ごりゅ、ぬたんっ♡
引きずり、奥を叩くゆっくりとした動きで膣を掘削し――ごっちゅん♡
不意に床へと縫い付ける様に、全体重を腰に乗せ、子宮を穿るか、或いはひしゃげるほどに押し潰し。
完全に密着する位置にまで腰を押し込むその動きは、相手の返事がどうであろうと行う行為。
■スゥル > 腕めいた肉棒を深々と穿たれ、気を失いそうなほどの圧迫感が骨盤内を支配する。
さりとて、膣の媚神経を焼くようなペニスの熱気が、のしかかる雄の体重が、中年男性の下卑た笑みが、失神を許さない。
罪深くも甘美な浮気セックス。男の発したその言葉に、スゥルの理性はぐずぐずに溶け去ってしまった。
「いいっ…♥ いい、いいのぉ! 浮気でも、セックスでも、交尾でもっ! さっき会ったばかりのおじさまとでも、いいのぉ♥
こんなっ、こんなぁ♥ こんなペニス、こんなすごいの見せられてっ、刺されてっ♥ やめられるわけ、ないいぃぃぃっ……♥」
スゥルは唾液を散らしながら半狂乱で叫ぶ。握りあった手に力がこもり、重力で潰れた巨乳がプリンのように震える。
ピングが彼女の口を舐めれば、スゥルも男の口を舐め返す。接吻をねだるように。彼の体臭を余すこと無く味見するように。
そして、ねっとりとした抽送が始まれば、スゥルはその腰使いに合わせて楽器のように嬌声を上げ始めた。
骨盤を震わせながらペニスが抜かれていくと、減った腹圧を補うように息を吸いながら、唸るような鳴き声を上げ。
勢い良くペニスが腹の中に戻れば、内臓全体がごぽりと揺さぶられる快感に、歯を食いしばって詰まった呻きを漏らす。
1ストロークごとに、良く解された膣襞の1枚1枚が舌めいてピングの亀頭に絡みつき、舐め、湿らせる。
ストロークの具合によっては子宮口が難なく開門され、巨大な亀頭を熱々の子宮内壁で包み込む。
卓上のオナホにも決して負けないであろう、極上のトロトロの内部構造で、ピングの巨根全体を褒め称える。
「くっ、ん、んうううううううぅぅぅ………♥ …んお゛っ♥ ほ、ぉおおおおお♥ っふううううう! ふううううっ!!
おっ、おじさまっ、おじさまあああっ♥ スゥルは、スゥルはああっ……もう、もうっ♥ あっ、はああああ♥」
覗き込めばハートが見えそうなほどに、空色の瞳を色情で濁らせながら、スゥルは感極まった声を上げる。
常時絶頂状態で痙攣する膣を、さらなる波が襲う。子宮までもがぐにぐにと引きつり、これまでにない熱を発する。
最高の雄のペニスを受け入れた喜びに、熟れた女性器全体が長く深い絶頂に包まれつつあった。
■ピング > 「ひっひひ♡ オイラのちんぽに一目ぼれだったもんなぁ?
はあぁ…♡ ほらっ、どうだっ、旦那のちんぽとっ確り比べてみろっ…!」
深く、密着する位置にまで嵌まり込むペニス。
熱く脈打ち、ごぷりと溢れる粘液が胎内の蜜と混じり合いながら酷く粘着質な音を互いの体の中に響かせる。
荒々しさは無く、けれども、最奥を捏ね、掻き混ぜる様な暴力的な腰使い。
子宮を好き勝手に犯す様に、極小のストロークで子宮口を幾度も亀頭が行き来する。
重たく乗っかる体重が腰が震わせ、痙攣する腰を幾度も床へと縫い付けた。
「んぅっふ…♡ ふぅ、ふぅ♡ 駄目だ、イクな、イクなよぉっ…!
我慢だ、我慢、ほら、頑張れぇ♡ 頑張れぇっ♡ イッてるまんこにっ、種付けすんだからぁ、よ。お、おぉ、ほ…っ♡」
ぺちゃべちゃ、と粘性の高い唾液を滴らせながら口を舐り、むちゅむちゅと淫らな口付けを繰り返す。
勝手に絶頂するなと無体な事を楽し気に告げながらも腰の動きは一向に軟化せず、熱い粘膜を穿る粘着質な音が店内へと響き続ける。
やがて漏れ出る相手の嬌声を塞ぐように唇に吸い付きなおし、もちゅりと舌同士を絡めながら言葉少なく腰を打ち込むペースが上がり。
――――っっっ♡♡
びちゅんっ、と弾けた。
ぐっぽりと子宮口を抉じ開けた亀頭から飛び散る精液が、圧高く吐き出されて子宮の中をびちゃびちゃと叩き。
重たく熱い粘液が暴れ、堪っていく間違い様の無い種付け行為。
ふぅぅ♡ と鼻から熱を逃がす様に息を吐き出し、尚もねっとりと舌を絡めながら、たっぷりと時間をかけて精を注ぎ込み。
火の付いた情欲は、それだけでは終わらない。
尚も硬い侭のペニスが精液塗れの胎内を蹂躙し、雄の形と味を刻み込む行為はまだまだ、続くのだろう。
熱が冷めるまでにさて幾度の交わりがあったのかは、2人のみが知る事と―――
■スゥル > 「お゛♥ ほ♥ ほひっ、ひっ♥ だめっ、だめ゛ぇっ♥ そんな奥、そんな奥はあぁぁぁぁっ!!♥
無理っ♥ 無理いいいいいっ♥ 比べらんないっ♥ いい、いいのおおおっ!! 夫のちんぽよりずっといいのおっ♥♥」
深いストロークから、子宮のみを責め立てる浅いストロークに変われば、いよいよ感極まったように喘ぐスゥル。
普段は臍の下付近にあるはずの子宮が、今は肉槍に押し上げられ、肋骨に触れようとさえしている。
横隔膜と亀頭との間に挟まれ、心臓の鼓動さえも愛撫に加担し、経産婦の子宮はこれまでに無いほどに蕩けきっていた。
絶え間なく口づけを続けながら最奥を犯し続けるこの腰使いはまさしく、種付けそのもの。孕ませる行為。
スゥルは夫への明らかな背信行為を、性器だけでなく身体全体で、魂全体で許容し、受け入れ、身を委ねていた。
30cm越えのちんぽに負けてしまったのだ、勝てるはずがない、仕方がない……と心中でかすかに言い訳を紡ぎながら。
「んぷっ……ぐ、ん、んんんんんんんっ……我慢、ガマンしますっ♥ おじさまがイクまでっ、種を注いでくれるまでっ♥
おっ、ほ♥ ほおおおっ♥ おじ、おじさまっ、お願いしますっ♥ お願いします♥ どうか、たくさん、たくさんっ!!
精液っ、せーえきっ♥ せーえき♥ せっ…………っあ゛♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥」
限界まで押し上げられた子宮口に深々と肉塊が刺さり、先端が爆ぜた。その瞬間、スゥルはこれまでにない力で背を反らした。
恥骨結合が締まり、ピングの極太の根元をぎゅっと締め付け、抜けないようにホールドする。
夫を超える男の最強最悪の種付けを、スゥルの下半身は内臓のみならず骨格までも総動員して受け入れていた。
大量射精を子宮を膨らませながら受け付け、それでも溢れた白濁は2本の卵管をもこじ開けながら卵巣に殺到する。
骨盤内全体に熱された酸を注がれたかのように、スゥルは声にならない声を上げ、ピングの巨体の下でのたうち回る。
ギチギチに開ききった接合部からは精液どころか愛液1滴さえも漏れ出て来ず、かわりに尿道口からは濁流のように潮が溢れる。
目に見えて下腹部が膨らみきり、ピングの子種汁と数兆匹の精子をすべて受け入れ終えても、スゥルの絶頂痙攣はしばらく止まなかった。
まるで獣のごとき交尾と絶頂。スゥルが回復するまでは時間がかかっただろう。
しかし、その後数時間に渡って、スゥルがピングの店舗から退出する様子は見られなかった。
……これほど苛烈なセックスを経ても、人妻スゥルの欲求不満は満たされることはなかったのだから。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」からピングさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」からスゥルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシャルレさんが現れました。
■シャルレ > 過ごしやすくなった夜、いつの間にか虫の声が聞こえるくらいの季節。
屋根の上も昼間の熱が冷えて、歩くにも丁度いい。
白い猫が塀伝いに歩いてきて、町並みの屋根の上を移動してた。
得意げに尻尾を立てて歩いてるから、ご機嫌。
いつもの酒場の酔っ払いを眺めるのも久々の人間観察。
賑やかなのは眼下の通り、金色の瞳で見つめながら屋根のとこに座る、後ろでゆらゆらと尻尾を揺らしていて。
■シャルレ > 座ったまま尻尾だけが揺れて、他は動かない。
じーっと見つめる先には、賑わう店内が覗けてる、ふと…くぁぁぁと欠伸を落とす。
前足を持ち上げかるく舐めて終われば、スっと立ち上がり、屋根、塀、物置と軽い足取りで地上まで降りてきた。
そのまま、賑やかな明るい飲み屋の通りを白い猫が歩いていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシャルレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 夕暮れすぎの大通り、買い物客はだいぶまばらになって、帰路を急ぐお父さんとか、そういうのが増えてくる頃合い。
その大通りを見下ろすように、数ある店のうちの一軒――その屋根の上に男はいた。
のし、っと屋根に胡坐をかいて腰かけて、眼下の光景をぼんやりと眺めている。
「ふ、……っく、ぁー………。」
くあー、と大あくびを一つ。
もっと身軽そうな外見ならともかくとして、そののっしりとした巨体がのっかってるのはやや、目立つか。
時々向けられる視線に、手を振ってみたり、無視してみたり。だいぶ自由に過ごして、いた。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアラミルさんが現れました。
■アラミル > 男が見下ろす平民地区の雑踏の中、明らかに場違いな格好の少女が見えるだろうか
屋根の上の男には当然気づいておらず…。何か、不思議な輝きを放つ球を手のひらで弄んでいて
「…………。」
ちょうど、男が見れば、平民地区では珍しい部類に入る、女たらしのチンピラ数人に声をかけられていて
少女は口説かれていることがわからず、素っ頓狂な答えを返しているようで
観察していれば、だんだんと男たちの間に戸惑いが広がっていくのもわかるだろうか
■イグナス > 「……おん?」
すぐにその姿には気付いた。
見知った、何度か声を掛け合った仲であるからだ。
見知った姿を見つけるのは、なかなかに楽しい。にやりと口元笑みにして、眺めていれば。
――少しの間ののち、くつくつ、と喉を震わせる。
言葉は聞こえずとも、あれらがどうしてああなっているか――会話含め、だ。
それがわかってしまう。ひとしきり眺めて楽しんだのちに、
「おい、なあ、悪いけどそいつは、俺のツレなんだ。」
上から声をかけて…どん。そのまま飛び降りる。
2階分以上の高さをものともせずに降りたって、大きな音をさせて。
チンピラ数人にじろりと笑みと、にらみを利かせた。
■アラミル > どん、と地響きのような音がする。
戸惑いながらもとりあえずどこかに連れ込んでしまおうと考えていたチンピラは、まず音に驚き、そして
「!?、!!」
上からまさしく降ってきた大男に、ずり、と後じさる
ツレ、と言われればもう少女にかける言葉はなく
ただよくわからない悪態をつきながら逃げていく
「…。あ、イグナス。」
そんな一連の流れの中、特に動じもしない少女が、ゆっくりと振り向き、名前をぼそぼそと呼ぶ
一見、いつもと変わらない表情を男に向けて
■イグナス > ――思った何倍かの速度で、チンピラが散っていく。
ぱちくりと瞬きをした、そうはいったってあんまりにもあっけない。
やれやれ、と苦笑いして頬をかいて、チンピラが逃げてく先を少し長め。
後、ようやく、いつも通りの表情に乏しい顔へと視線を向ける。
「よう。」
こちらとしては実にいつも通り。片手をあげてあいさつして。
――ふと、彼女の手にある球に気付いた。はて、と首を傾けて。
「なんだそれ。」
■アラミル > 特にチンピラに対して何を思うわけでもなく体ごと男のほうに向いて
真似をしたのか、よ、と彼女には似合わないしぐさで片手をあげる
男に球について指摘されれば、はい、と差し出して
「ちょうど、探してた。これ、あげる」
差し出したのは、男からすれば小さなボールくらいの大きさのもの
どこか不思議な光を放つそれは…冒険者の目から見れば、いい値のする宝石と判断できるだろうか
「たぶん、いいもの?……私の中から、出てきた。」
自分で言いながら首をかしげつつ。どうやら直感でいいもの、とはわかっているものの何かはわからないようで
■イグナス > 彼女の少し、珍しいしぐさにぱちくりと瞬き。
後すぐに、くくく、と楽しそうに笑って。よう、よう、って何度か手を上げる仕草。
けれど後に、探していた、そしてついでに例のその球をくれるというならば、へ、とまた首を傾けて。
「……めずらしーことも、あるもんだな?」
もちろん、くれるというものならば貰おう。受け取り。
なかなか良い価値のするであろう、宝石。彼女が使っても良かろうに。
やっぱり不思議そうに、うーん、と掌の中のそれを眺めて。
「……イイモノ、だけじゃよくわかンねえ。
けどまあ、ありがた、く?」
お互い?マーク出しつつのやりとり。結局これなんなんだ、って手の中でそれを弄り。
■アラミル > 少女にとっては本当になんとなく、だろう。
あるいは人間に混じろうとする化け物の努力かもしれない
「なんとなく、あげたくなった」
それだけである。特に自分が使おう、売ろうという気にもならないようで
宝石は男の大きな手の上で妖し気に明滅を繰り返している
「…多分、だけど。私の力が、籠ってるから。詳しい人に、売ればいいと思う?」
なんとも要領を得ないが、確かにその球…宝石からは、アラミルと同じような力を感じることができるだろうか
その手の商人に売れば、驚きとと共に良い値の商談が返ってくるだろう
「イグナス、何してた、の?」
もう興味を無くしたのか、今度は上から降ってきた男に、疑問を示して