2017/08/06 のログ
■スヴェン > 「そうだな、腹の中から冷えてきそうだ」
凍っちゃう、という少し大袈裟な言い様にくつくつと喉を鳴らして笑う
この時期にしか食べることがないのだから貴重といえば貴重なのかもしれない
ゆっくりと少しずつ食べ進める彼女。視線が此方へと向けられると、ん?と小首を傾げてみたりする
ニコニコと食べ進める彼女の様子を眺めていれば、スプーンが差し出されて
差し出された氷と彼女を交互に見れば、あ、と口を開けてそのまま食べさせてもらった
「ん、冷たくて甘いな…お腹壊すなよ、シャル」
ありがとう、美味しい。と彼女に礼を告げればほんのりと苦味のあるハーブティーで口の中に残る甘さを流し
なんとなく、露店の並ぶ通りの方へ視線を向けた―――すると、少し待ってろ、と立ち上がって露天の方へ
消えたかと思えば、しばらくして戻ってきて再び椅子に腰を下ろした
■シャルレ > 最初よりも食べるスピードは落ちて、空気の温もりに氷は溶け出してくる。
差し出したスプーンの1口を食べてもらえたら、また自分へ、少しずつ食べたり飲んだり、
「うん、甘くて、おいしい」
たしかに、お腹冷やしそう、と半分くらいになったのは、溶けてるのもあるけど
ハーブティだけの彼を待たせてはいけないと、少し早く食べてみる。
果物はシャクシャクと凍りかけてるのを食べては、頬を温めてと食べてると…。
お向かいに座ってたはずの彼が席を立つ、
どこにいくのだろうと…スプーンを握ったまま見つめてたけど、もどってきたことに安心して、また1口と…。
■スヴェン > 「それならご馳走した甲斐もあったな」
彼女が食べるスピードを少しあげたのに気がつけば、ゆっくりで良いぞ?と苦笑気味に伝える
そうして、露天の方へ視線を向ければ小物何かを取り扱っていた露店が店じまいを初めたようで…
しめた、と思い彼女を残して立ち上がれば、その商人と何やらこそこそと話をする
商人と話がつけば、代金を手渡し此方は商品を受け取って彼女のもとに戻りテーブルに腰を下ろす
「…シャル、何時だかくれてやった革紐あるだろ?
あれちょっと貸してくれ…」
自分が髪を結ぶのに使っていた革紐を彼女にあげたことがある
彼女の手首にくるり、と巻かれたそれを貸してもらえば、商人から買い求めた小さな銀と金の鈴を通して
やっぱり最後はボタンをつけて鈴が落ちないようにしてやる…下積みも長かったから手先は割合、器用であった
「…前から思ってたんだが、やっぱり猫には鈴がないとなーって思ってな…」
ほら、と鈴を2つ括り付けた革紐を彼女に返してやり
■シャルレ > 氷は時間をかけると溶けていくばかり、ストローで吸い上げて飲むことも増えてきた、氷を食べて…時々頬を温めてと繰り返してた。
席に戻ってきた彼に言われて左手首の革紐を見つめ、手を伸ばして彼に解いてもらう。
なにをするのだろうと、チューと吸い上げながら見つめてると、手の中で音が鳴ってる。
金色と銀色の鈴の音と革紐。
返してくれると、手首にくるくる巻きつけて揺らす。鈴の音が鳴ると嬉しそうにして。
「鈴の音がする、綺麗、私の瞳の色と、スヴェンの髪の色みたい」
金色と銀色、鈴のキラキラした感じと音を気に入り、リンリン鳴らしてみる。
楽しく嬉しそう、今日はいいことばっかりと…満足してた。
残りの赤い氷をシャクっと食べて、にこーっと微笑み。
■スヴェン > 彼女が気に入っているのか手首にずっと巻いているのは知っていたからそれ程、大きくはない鈴2つ
猫といえば、何となく首輪に鈴をつけている、という貧困なイメージが自分の中にはあったから、
彼女にもつけておかないと、なんて思ったのかもしれない
「なるほど、そこまでは考えてなかったな…」
適当に2つ。とは言っても色は別々な方が良いだろうから、と選んだ二色の鈴は彼女が揺らせば
小さくチリチリ、と音を鳴らす
自分もハーブティーを飲み干し、彼女も動揺にかき氷を食べ終われば立ち上がって
「この辺グルッとしてから帰るか…」
そう言って彼女のそばまで近づいていけば彼女に手を伸ばして、また何となくわしゃ、と頭を撫でてやる
ほんの少しフードの中の耳が窮屈そうであったから、さわ、と軽くフード越しに撫でてから彼女の手を取り
ゆっくりと手を引いた
■シャルレ > 「スヴェンから、またもらっちゃった、うれしー」
小さく鈴の音がなるのを楽しそうに、左手を振る。
最後のかき氷の溶けたのを吸い上げて。
立ち上がる彼が回り込んで自分のそばに来てくれる、遅れて立ち上がり頭を撫でられたけど、
先ほどのようなワシャっとしたものでなく、撫でてくれる感じ、ふふっと嬉しそうに笑って、手を繋ぎ連れ立ち。
「うん、あ、タポンてした、
じゃもう少しして、それからお部屋戻ってー…スヴェンとこいく」
氷と水分おなかに溜まって、なんとなく水分たくさんになった感じ、そんな感覚さえも楽しく報告。
もう少し街を眺め、隊舎にもどり…今夜も彼のとこに潜り込む予定を伝える、先ほどよりは手をつないで距離を詰めて。
■スヴェン > 「そんなに喜ぶとは…ただ、猫には鈴が必須だと思っただけなんだが…」
思いの外、喜んでくれる彼女に少し驚く
なんにしろ、彼女は嬉しそうなので日頃よく隊舎の掃除やら洗濯やらなんやらと雑務を頑張っている彼女には
よいご褒美になったろう…金銭的にもそれ程、高いものでもなかったし
「それは報告しなくてもいいからな
んー…じゃあ、隊舎戻ったら先に風呂入ってこい」
お腹の具合を報告する彼女に少し笑ってしまう
そうしてふらふらと彼女と街を眺めて人熱れに汗ばめばそろそろ、帰るかと2人で隊舎に戻っていく
■シャルレ > 「スヴェンがくれるものは、全部うれしいよ?」
リンリンとまた手をふって音を鳴らす。
金銭の高い安いなどの感覚も少し、知識として気にしていなくて、
「じゃあお風呂したら、お部屋いくー」
ちょっと跳ねると、お腹のとこで水が動くような、そんな反応も面白くなってるのだけど、
笑われても気にせず、跳ねるように歩きながら、一緒に帰ることに。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場どおり」からスヴェンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場どおり」からシャルレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にカルニーツォさんが現れました。
■カルニーツォ > (住宅街の裏路地にある小さな薬店兼喫茶店。看板には明かりがともされ、開店を告げているが、店内には店の主人が一人きり。カウンターの中には天秤や乳鉢などが並べられ、薬品の調合の最中らしい。しかしボーッと空中に視線を向けながら乳鉢の中の薬草をすりつぶし、粉末にした薬草を薬匙で天秤に一杯載せる度に大あくびを一つとまったくやる気のない様子)
しかし、祭の反動というのはすごいですねぇ...ついこの間まで忙しかったのが夢幻のようです...
(ようやく一包分を調合すると、包みを畳みながら店内を見回し、溜息をつく)
まぁ、懐も温かいですし、しばらくはのんびり過ごしますかねぇ...せっかく揃えた道具や薬を使う相手がいないというのは残念ですが...
(ハァ、とまた溜息をつくと、ノロノロと再び薬をすりつぶしはじめる)
■カルニーツォ > ようやく終わりですか...
(大きく欠伸をひとつすると、肩を叩き道具を片付けはじめる)
...やはり誰も来ませんか...
片付け終えても誰も来ない店内を見回すと、看板の明かりを消し、ドアに鍵を掛ける)
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からカルニーツォさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区酒場」にサヨ・カシマさんが現れました。
■サヨ・カシマ > 人もまばらな日中の酒場。
壁に張られた依頼書の前に黒髪の異国装束の娘がぽーっと立っている。
最近は大道芸と寝台の上での仕事しかしていないなと気づいたのが朝起きた時。
とりあえず身なりを整えやって来た酒場であるが……すでに3時間はこうしてぽーっと依頼書を見上げていた。
「………。」
自分に出来る仕事……。
ぼーっとしてても大丈夫な闘う仕事が一番いい。
もちろんそんなものはない。
なら、討伐か護衛か……。
見た目はただぼーっと張り紙を見上げているように見えるが、色々と思考は巡っていた。
――常人の五分の一くらいの速度で。
ご案内:「王都マグメール 平民地区酒場」にエズラさんが現れました。
■エズラ > 不意に、入店を知らせるベルが鳴り――男が酒場に現れた。
店主と少し話し、金銭のやりとりをする――どうやら、店の外まで食材の詰まった荷を運んできたらしい。
これで今日の仕事は終わり――さてどうするか、と視線を向けた先に――
「よう、サヨじゃねぇか――」
壁に乱雑に貼られた依頼書を、ぼうっと見つめている女の姿を見つけた。
特徴的な出で立ちに艶やかな黒髪――まさか見まごうはずもなく。
その背に向かって声をかけた。
■サヨ・カシマ > 背後から声を掛けられてた。
「……。」
ぽーっと張り紙を見上げたまま微動だにしない異国の娘。
「………?」
そして、10秒ほど経過してようやく振り向く。
「…………。」
声を掛けてきたと思しき男をじっと10秒ほど見つめる。
「……おはようございます。」
ぺこりと頭を下げた。
変わらぬぽーっとした表情ながらも、ほんの少し瞳が潤んだ……ように見える。
■エズラ > 彼女の反応が、常人のそれよりかなり遅いということは既に理解しているので、挨拶が返ってくるまで気長に待つ。
その瞳が少しばかり潤いを帯び、ほんのわずかばかり笑みを形作ったのかという錯覚を覚えた。
「ああ、おはよう――仕事探してたのか?」
初めて彼女を見かけたのは、路上での「殴られ屋」――もっとも、皮一枚すらその身に触れることのできない――であった。
自分も挑戦者の一人であったが、結果は推して知るべし。
あの強さだ――挑戦者も随分と減ってしまったのだろうか。
「オレも今、暇になったとこなんだ――モンスター討伐にでも行くか?」
こちらも依頼書を眺めながら、提案してみる。
■サヨ・カシマ > 仕事、そう仕事を探していた。
一応雇われの身ではあるが、仕事がない時は好きに動くことが赦されている。
仲間たちの借金を何とかする為に少しでも足しになればとやって来ていたのだが。
「……。」
小さく頷く。
3時間かけてまだ何も成果を上げられていないのが少し恥ずかしい。
「……はい、どこにでも着いていきます。」
誘ってもらえたことが嬉しいのか、いつもより反応が早かった。
長い睫毛の奥の黒瞳をほんのり細め、口角がわずかに上がる。
■エズラ > 「ようし、そんならちょうどいいのを見つけた――」
相手の了承を得ると、壁から一枚の依頼書をはがす。
中々受諾者が居ないのか、高額報酬に比して古ぼけてしまった依頼書。
凶暴なモンスター退治の依頼である。
二名のパーティーで受けるには、少々辛い依頼であったが――男は迷わずそれを選択。
「さ、支度して早速行くとするか――サヨ」
緩く手を伸ばし、相手の手を取りながら、早速受付に向かって歩むのであった――
ご案内:「王都マグメール 平民地区酒場」からエズラさんが去りました。
■サヨ・カシマ > 男が壁へと手を伸ばし張り紙を一枚剥がす。
それを視線で追うも見えたのは張り紙が剥がされた後の少し変色した壁のみ。
「……はい。」
しかし、どんな依頼だったかを気にする様子もなく、差し出された手を取り、男に従って冒険に出るのだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区酒場」からサヨ・カシマさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 とある広場」にテネブレさんが現れました。
■テネブレ > 強い日差しが降り注ぐ、暑い日中。
そんな暑さの中だとて逞しく生きる人々は広場で思い思いの時間を過ごしている。
出店で日銭を稼ぐ人や、一時の憩いを求める人。喧騒あるその中で、特に噴水の周囲は涼を求める人々に囲まれている。
そんな噴水の中には、特に子供が大はしゃぎ。
きゃっきゃと騒がしく声を張り上げ、服が濡れるのも構わず水を掛け合ったりして遊ぶ様を微笑まし気に大人たちが見守っていた。
そんな中でぷかぷか浮かび、時にはぱしゃぱしゃと泳ぐような仕草を見せる白い物体が一つ。
被ってる帽子は不思議と流されることは無く――というか、それよりも不思議なのは誰もその物体を意に介していない事だろう。
以前もこうして水浴びを楽しんでいた精霊であるが、今日もこうしてくまーくまーと誰に聞かれるでもなく鳴きながら。
呑気に遊んでいるのだった。
■テネブレ > ぷかりぷかりと呑気な水遊びは続く。
時折、遊んでいる子供にぶつかっては不思議そうな顔をされるも気付かれることは無く。
今回は、波長がびびっと合う人は存在しなかったらしい。
――――自由気侭な精霊の一日が今日も過ぎていくのだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 とある広場」からテネブレさんが去りました。