2017/07/08 のログ
レイラ > 「あ、ありがとうございます。この二種類の糸をあるだけ頂きたいのですけれど。」
カウンターの上に置かれた糸をうれしそうに見つめていると、背後にあいての体温を感じ。驚いたような目で背後にいるであろう相手に振り返って。
カウンターに置かれていたはずのディルドが自分の胸元まで来ていたので、小さく声を上げて。

「確かに少し気になりましたけどでも、そんな興味があるってわけではありませんわ。」

自分の胸にディルドを当てられ、ディルドを手に取ってとささやかれ.とても躊躇していたが、恐る恐るディルドに手を伸ばして。
「いいえ、そんな」

ピング > 「うんうん、そうかそうか。なら是非興味を持って貰いたいのぅ。
 こいつぁ自信作でなぁ…つーても、オイラのちんぽをそのまま型取りしただけなんだがな」

糸のお話は、あいよぉ、と軽い返事のみ。
それよりもとディルドに関しての話を続け。
相手の手を取ると、ディルドを握る様促し、その形を直に感じ取らせるべく緩やかに上下へと蠢かし、扱くような動きを取らせ。

「でもそいつ、少ぉしだけ、勃起の度合いが小さいやつなんだがの。どうかね、お嬢さんのお眼鏡にゃあ叶いそうかぇ?」

もっと立派なのもあるよぉ、と楽し気に囁きを落とし。それを示唆するようにお尻へと、ぐり、と腰を押し付け。
膨らんだ熱が布越しに伝わり、尻肉を柔らかく押し上げた。

レイラ > 「えっ、店主さんの、ですか?」
目の前にあるディルドが今背後にいる店主のものをかたどったものだときいてディルドと店主の顔を交互に眺めて。
そして、軽くディルドを握ると相手がディルドを上下に動かして、まるで自分が扱いているような感覚になって。

「そんな、おめがねだなんて。私そんなつもりで見ていたのでは。もっと立派なもの?」

おめがねに叶いそうかの問いかけに、少しほほを赤らめて答えたが、もっと立派なものがあるとささやかれたあと自分のお尻に、あいての腰が密着しピンク色だったほほが赤く染まって。

ピング > 「そうそう、オイラのバッキバキに勃起した ち ん ぽ ♡
 だから気に入ってくれると嬉しいんだがのぅ。ほれ、括れの段差とか中々すごかろ?」

相手の手を使ってディルドを幾度か扱くと、手を離し。
耳元で態々、言葉を区切って淫らな単語を口にする。
フリーになった手は相手の腹部を抱き、やわやわと撫でながら更に密着を深め。
明らかに勃起してきているペニスをぐりぐりと尻の谷間へと押し付けた。

「おうともさ。もうちょい反りが大きくなって、亀頭も膨らむでな。何ならそいつも見てみるかぇ?」

レイラ > 「店主さんの、このような形をしているのですね?括れで引っかかってしまいそう。」

店主のものだといわれたので手でしごきながらもその括れと果断さとかをしげしげと見つめて。そして、あいての体がさらに密着をしてきて。角度をましたあいてのペニスが自分の尻の間にはいってきて少し体を震わせ。

「実物を見てから、判断したいと思います見せて頂けるの?」

ピング > 「そらぁもう!ごりごり引っかかって女の子はひんひん鳴いて悦んでくれとるよぉ。夜のお供にどうだい、おひとつ」

ぬは、と笑いながら商品アピール。
更なるアピールを行うべく、相手の台詞に併せてズボンの留め具を寛げると、窮屈そうに硬くなったペニスが隙間から零れ。
相手のワンピースの裾を捲りあげると、後ろから股の間を通す様に腰を押し付けた。
まるで相手の股間からペニスが生える様に、雄汁に濡れ、びくびくと脈打つそれが飛び出した。
びくん、と脈打つ度にその竿が、相手の股をぺちりと叩く。

「はふぅ。ほい、見えるかぇ?
 まぁだちょっと勃ちが悪いでな。悪いんだが…えぇと、お嬢さん名前は?
 まぁ、兎に角。ちょいとそいつにしたみたいにシコシコ扱いてみてくれんかぇ」

レイラ > 「夜のお供にですか。かんがえてみますわ。」

夜のお供にと進められた後、あいてのペニスが表に現れて。自分の足の間に差し込まれるとぬるぬるとしたものが動いている感覚に、徐々に秘所が濡れていって。

「アア、見えますわ。とても頭が大きいのですね。私レイラともうします。仕立て屋を営んでおりますよろしくお願いします。廃、先ほどのようにしたらよろしいのですね?」

あいてのペニスをそっと握り、さっきのディルドにしたように上下にしごいていって。そしてそろそろ、店に帰らないといけないと告げて

ピング > 「レイラちゃんか。オイラぁピングってんだ。あぁ、仕立て屋だからぁ…ぉ…っ…糸が必要なんだなぁ」

扱かれると反応を返すペニス。鈴口からぷくりと我慢汁を浮き上がらせ、溢れる粘液が相手の指を濡らし。
にちゃ、くちゅ、と粘着質な音が店内へと響き渡る。

「ふひぃ…おぉ、そう、そう…上手いじゃあないか。ほら、おっきくなってきたなってきた♡」

刺激を受け、もう一回り程太く、大きくなるペニス。此方からも腰を揺らし、ずりゅずりゅと素股の要領で相手の股間を刺激し。

店に戻らなければ、という相手に対しては、まだえぇじゃあないかと引き止めつつ。
そのまま、満足いくまでペニスを扱くようお願いするのだ。
やがては相手の手の中で、たっぷりの射精まで見せつけて―――すっきりした後は、相手御所望の糸と、サービスでディルドを一本ご進呈。
使用した感想聞かせておくれなぁ、等とのたまって相手をお見送りしたんだろうと――――

レイラ > 「ピングさん、ペニスから何か出てきてますわよ?ちょうど先ほど頼んだ色の糸が切れてしまって。」

卑猥な音を立てあいてのペニスを扱いていると、鈴口からぷくりと知るが出始めて。

「ほんとう大きくなってきましたわ、私あまり扱いたことありませんの。」

相手のペニスが一回り大きくなり、その太くなったものが自分の股間を刺激してサラに秘所が濡れて。そして、店にもどるのを引き止められあいての射精を見届ければ。こうにゅうした糸と、おまけのディルドを受け取り店主の見送りを受けて自信の店にもどっていって。乾燥は後日和えたら相手に伝えるだろう。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」からレイラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」からピングさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 商店通り」にアシュトンさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 商店通り」にエインセルさんが現れました。
エインセル > 王都で行われている、大規模な祝祭――肇国節。
例年大勢の人が祝賀に湧くこの季節を前にすると、寡黙な少女も浮かれてしまう。
家の戸棚にこっそり置いておいたお祭用の貯金箱。その中から金貨を数枚持ち出して、初日の通りに繰り出した。
さぁ、たっぷり美味しい物を食べ歩きながら楽しむぞ、と意気込みよく来たのだが。

「……まぁ、これは仕方のないことでしたが……やっぱり、ですか」

ついぞ先程、泣いている子供を見かけてしまったのが運の尽き。
母親を探すついでに色々買い与えた結果、貯金の分はすっかりなくなって。
母親を見つけて引き渡したのはいいものの、残るのは空っぽになった財布と、お礼にもらったお肉の串が二本。
その串も普通の少女ならばそれ一本でも満足できたのだが、大男もかくやと言う位に健啖家な少女からすると、おやつの一本でしかない。
美味しかったからと夢中に食べてしまうと、夢の終わりはすぐにやってくるもの。
仕方なく、わずかに味の残る串をはしたなく舐めながら、広場のベンチに腰を下ろす。
くうぅ、と鳴る腹の音。人助けをしたはずなのに、なんかちょっぴり後悔していた。

アシュトン > (何やらお祭りを城の辺りでやっているようだが、今の所この男にはあまり関係も無いらしく。
何時も通りに商店で買い物を済ませ、扉を開けて広場へと出た時、だった
それなりに有る人の通りの隙間から、如何にもとお腹が空いてますよと鳴る虫の音が聞こえてくる
丁度、買い物をしていた店も、彼女がいるベンチと近い位置にあったらしい)

……ふむ

(その方向を眺めてみれば、実に古典的な魔法使い風恰好をした少女の姿。
何人かもチラチラと様子を伺っているようだが、どう接したモノかと迷っているらしい。
まぁ、放置してても何れ心優しい誰かが、助けてくれる、かもしれないのだが)

なんだいお嬢ちゃん、祭りの時期だってのに浮かれない顔して。
もしかして、腹減りかい? こんな場所にいたら、余計に辛くなるんじゃぁないか?

(口元に緩く笑みを浮かべて近づいてきたのは、周囲の一般人とはちがって傭兵か冒険者か、丈夫そうなロングコートを身に纏った男であった。
視線を合わすようにしゃがみ気味になると、買い物を突っ込んだ皮袋の中身をごそごそと漁り出し。
肉を挟んだパンを一つと、差し出すのであった
おやつには良さそうだが、食事という意味では物足りない大きさ)

生憎と手持ちがこれしかなくてね。
家にくれば、もう少し用意してやれるんだがな。

(なんともべたべたな誘い文句である。
引っかかるかどうかは、彼女の頭の回り次第、だろうか)

エインセル > しょんぼりとうなだれた少女は、ちびちびと串を舐める。
単純に今日遊ぶはずだったお金を全て食われてしまったため、しょんぼりしているだけ。
お金を恵んでくれ、などと言う訳にもいかず、こうして雰囲気を未練がましく楽しむだけになる。

やがて、少しの間手持無沙汰に足をぶらぶらさせていた所、かかる声に顔を上げる。
目の前、視線を合わせるようにしゃがんだ男を、不思議な物を見るように眺める。
しかしそれも一瞬。目の前に良い匂いのする肉パンを吊り下げられると、目を輝かせて羨ましそうに視線を向ける。

「……ん、お金、無くなっちゃったから。迷子、お母さんに会えたけど、ね。
 え、と……そう、なの?――分かった、着いてく。だけど、お金ないよ?」

無論、少女もバカではない。こうした誘いに下心があるのは見えている。
しかしそれ以上に、目の前の肉パンと、その後のご馳走は魅力的で。
だから、全て承知の上で立ち上がる。ついでに若干ずれた帽子を直して、準備完了だ。

アシュトン > 困ったときはお互い様ってな。
迷子?あぁ、迷子を助けようとして、お金を使っちゃったとかそんな感じか?
随分と人が良いみたいだな、君は。

(話の内容からどういう経緯があったかはっきりはしないのだが、おおよその予想である。
母親がいなくて泣いてる子供を落ち着かせるために、色々買い与えてしまったとか、そんな所だろう。
『人がいいみたいだな』なんてセリフと共に肩が揺れれば、喉から漏らす小さな笑い声。
立ち上がった少女の小さな手に肉パンを持たせてやると、続いて聞こえてきた言葉に、口の端が緩くと上がっていた)

金が無いのは見れば分かるし、無いヤツから金をとろうと思って声は掛けないさ。
それに……お金以外にも払う方法はあるだろ? 俺としちゃ、そっちでも構わないのさ。

(相手の口調からして、下心、というモノにはどうやら気づいているらしい。
なら、変に善人を演じるよりも、どういう目的があるのか知らせた方が、余計な警戒もされないだろう。
彼女が立ち上がるのを確かめれば、此方も曲げていた膝を伸ばし。
ちょいちょいと手招きをしてから、平民区の通りを歩き始めて。
やがてたどり着くのは、周囲の建物と外見もそう変わらない一軒の家。
鍵穴に鍵を入れて回せばガチャガチャと、妙に多くの動作音がしたようにも思えるのだが。
その扉を開くと、彼女を家の中へと迎え入れることとする)

ちょっとそこのソファーで座って待ってな。
余りモノが有った筈だからな、準備してくる。

(豪華という訳ではないのだが、外観の割に内装は十分と整っている。その辺の一般家庭に比べれば、随分と暮らしも良さそうだ。
普段くつろぐ用に設置しているのだろう。
それなりに値のしそうな革張りのソファーと背の低い机を指示した後。
小走り気味に、台所の方へと消えていった)

エインセル > 「ん、そんな感じ。親と別れて心細いのは、よくわかるからつい。
 甘いものを色々買ってあげたら、可愛いからつい、全部使っちゃった」

子供は無事、ならばこの位の不幸は仕方ないと片付ける。
ただ財布を落としたよりは、笑顔や無事の確認ができた分ましなのだ。
立ち上がった右手に持たされる肉パン。恐らくは塩味の、カリカリに焼けた肉が食欲をそそる。
迷わずかぷっと齧ると、芳醇な肉の旨味を堪能しながら。

「はむっ……ん、くっ……ん、それなら、それで。一飯の恩義は、ちゃんと払う。
 ――ん、それでも良いけど、あんまり女の子っぽくないよ?」

もふ、もふ、むぐ。道中をついて歩きながら、パンを胃に収める。
指についた肉汁の名残すら舐めとると、懐からハンカチを取り出して手をぬぐう。
そうしている間にやってきた家の前、何やらガチャガチャと色々な音が聞こえてくるが、少女からすればそういうものなのだろうという納得しかない。
やがて案内された家の中、今らしき場所のソファーに通されると、借りてきた猫のようにちょこんと小さく座って、横に古木の杖を立てかけた。

「ん、分かった。お肉、たくさんがいい」

リクエストだけ告げると、あとはただ御馳走を待つ。
体で払うなら、気兼ねなく食べられる。楽観的だが、損得は現実的なのである。

アシュトン > 助けてすっからかんにして、そう言えるってのは。
ヒトが良いと言うか、お人よしというか。
あんまり悪いヤツに騙されないようにしろよ、俺みたいな、ね。

(口元には緩くと笑みを浮かべたまま、肩を竦めて顔を横に振る。
随分と善人なのだろう。だからこそ、こんな悪人が声をかけてしまうのだが。
先に買ったばかりの肉パンは具も焼き立てで。
カリッとした焦げ目の食感と、程よくつけられた塩、滴ってくる肉汁。
お手軽なれど十分に舌を満足させてくれる味わいだ)

女の子っぽくない?
まぁ、娼館に居るようなお姉さま方みたいな、如何にもって感じではないが。
俺の目には、随分と可愛らしく映っているんだがな。
そうじゃなければ、ご飯を奢ってやるなんて、声を掛けはしないさ。

(相手もコチラの下心に気づきそれに納得したようなので、素直にと相手に対して思った事を口にする。
まさに少女といった体つきではあるのだが、あどけなさのある可愛さが、これはこれでとそそるモノが有る訳で。
歩きながらのやり取りの後、家へとたどり着き)

肉食系か、はは、ちょっと待ってろよ。

(金属製の調理道具が動く音、魔法使いなら感じられるであろう魔力式の調理装置が動く気配。
食器を棚から取り出す音が聞こえ始めれば、漂ってくるのは焼いた肉とスープの香)

待たせたな、お嬢ちゃんがどれぐらい食べるのか分からなかったが……コレぐらいあれば足りるよな。

(器用に両手で複数の食器を持った男が、リビングへと戻ってくる。
深めの皿には根菜やベーコンの入ったスープ、平皿には彼女のリクエスト通りに山盛りローストビーフと少し甘目のソース。
それと、保存を良くするために少し固い目に焼かれたパン。
一食分という意味では十分、むしろ大目と言ってもいいのだが。
それを手際良くと、背の低いテーブルにへと並べ行くのだった
男の料理っぽく見た目は無骨だが、匂いは十分とおいしそうなモノが漂っている
――もっとも、媚薬、というほど強いモノではないのだが。
全て食べ終える頃には、少しと頭がぼーっとして、感覚が敏感になるような、気持ちの良くなるクスリが仕込まれていたりする。
服装からして何かの術を使っても不思議ではないし、逃げられないようにする保険、のようなモノだ)

それじゃ、食べながらでいいんだが、名前聞かせてもらってもいいか。
俺はアシュトンだ、よろしくな。

(対面のソファーに腰を掛けると、肉を一つまみ己の口へと運んで。
咀嚼し、呑みこんだ後に問いかける)

エインセル > 「ん、お祭りに使うためのお小遣いだったから、全部使っちゃって良いのだけど。
 ただ、自分が楽しむ分までついうっかり使っちゃって……ん、気を付ける。
 でも多分、私を騙せるのは、私より狡賢い人だから、きっと気づけないけども」

小さく微笑み、後を行く。彼の忠言にも耳を貸しつつ、頷いて。
しかし少女を食い物にする輩は、大抵少女より頭が良くて悪知恵が働くもの。
あるいは金や権力であからさまにはしたなく迫ってくるもの。逃げようがない。
だから、美味しい思いの対価として体を差し出すくらいならば、それもありかと思ってしまうのだ。

「んぅ、そう言うのは、もっと可愛い人にとっておいたほうが、いい。
 私は、その……あんまり褒められる子じゃないし、小さいから、ね?」

顔を赤くしながら、褒め言葉の回避を試みる。
そもそも可愛いと言われるのには慣れておらず、勝手に頬が熱くなって。
結局家の中に入るまで、少女の頬は赤かった。

ところ変わって室内、リクエストに応えてくれたらしく、山盛りの肉が出てくる。
焼き具合はレアで、正しく少女の好み通り。口の中にじゅわりと涎が湧いてしまう。
目の前の、多めの料理は少女の一食を考えると、実を言えばやや少なめ。
しかし、招かれての食事でこれ以上を求めるのは流石にはしたなさが過ぎるから。

「ん、大丈夫、これくらいあれば、さっきもパン食べたし、串も食べたから」

完食出来る事は前提で、うずうずと身を前に乗り出す。
ローブの下でしっぽがぽふっぽふっとクッションを叩く音が聞こえて。
頂きます、と手を合わせると、少女はさっそく料理に手を伸ばした。
僅かに薬の匂いもするが、知っている匂い――所謂媚薬の類だと断じれば、気にせずに齧り付く。
どうせこの後、体で支払うことになるのだ。彼の趣向に付き合うのもやぶさかではない。

「んむっ……私は、エインセル。はむ、んぐっ……一応、冒険者、かな。
 ん、はむっ……アシュトン、よろしく――んむ、お料理、おいしいね」

もぐ、むぐ。夢中になって食べ進める少女は、今までで一番のご機嫌状態。
表情もすっかり柔らかく、年相応の笑みとともに、皿を綺麗にしていこう。

アシュトン > いやいや、可愛いって表現は相対的なモノじゃない、絶対的な評価だよ。
俺がそう思ってそう言うんだから、別に取っておくようなモノじゃぁないさ。俺が君の事を可愛らしいと思ったら、それでいいんだよ。
迷子を助けたって聞いて、随分良い子だと思ってたが――なんだ、もしかして、褒められるの苦手なタイプ?

(此方に向けて告げる言葉の様子が、なんだかさっきと違うような。
ちょいと考えた後に思い当る節に当たると、分かりやすく男の笑みが深くなっていた。
多分、褒められるのに弱いタイプだ)

(そんな会話をしつつ、食事の準備が終われば。
コチラは彼女が食べる様子を眺めながら、暫くはゆっくりとしている心算のようで。
ソファーに腰かけ、自分用にもってきた赤いワインをチビチビと口へと運んでいる)

女の子にどれぐらい出せばいいのか分からなくてな。
まぁ余ったら自分で食べればいいか位で用意してきたんだが……何の音がこれ?

(お互い別段動いていない筈なのに、ポフンポフンと何か柔らかいモノを叩くような音が聞こえてきて。
不思議そうに首をかしげた後に、周囲を見渡した後、音の出どころ。つまり彼女の方を見るのだった。
帽子とローブでかくれている関係で、ミレーとはまだ気が付いていないらしい。
クスリは……なるべく匂いと味に変化のないモノを選んだ心算だったのだが、その辺は流石に魔法使いか。
まぁ気にしている様子もないので、これから先の事に余り変わりはなさそう、であるが)

俺も冒険者をやっていてね、ならまた何処かで会うかもしれんな。
エインセル……あー、聞いた事があるような。
どっかの古い言葉で妖精って意味、だったかなぁ……記憶が曖昧だが。
なるほど、可憐さは名前負けしてないな。
しかし、味を褒めてもらえるのは有り難いが、食べるの早いな……どこに入ってるんだ。
もう少し大目に用意するべき、だったかな。

(妖精のような、なんて可愛さを表現する言い回しもある。
もっとも、実際の妖精は悪戯好きが多く、相手にすると大変な目を見ることが多いのだが――と、その辺は置いといて。
もりもりと減ってゆく、料理達。しかも肉パン食べた直後である。
なるほど、この調子では、串焼きなんかじゃおやつにもならないのだろう)

エインセル > 「……それなら、受け取ってはおくけど……うぅ、恥ずかしいから、あまり言わないでほしい。
 ん、褒められるのは、苦手。それと、偶々だから、別に良い子って程じゃない」

彼の予想は完全に当たっている。少女は褒められるのが苦手なタイプだ。
苦手、というよりは恥ずかしくなってもごもごとしてしまう雰囲気の。
一度奴隷に落ちた際に、自分の容姿や肢体に自信が持てなくなってから、ずっとこうなのだ。
たっぷりと肉を食らいながら、しかしやっぱり紅潮は収まらない。
媚薬のせいか、ほめ言葉のせいか、それは少女にもわからなかった。

「ん、私は、女の子、というよりはいっぱい食べるけど……うん。参考には、ならない。
 あ、えっと……これは、その……まぁ、後で見せるなら、隠しても一緒かな」

一度帽子に手を伸ばし、軽く浮かせる。その下にあるのは、髪の毛と同じ色のふわふわした毛におおわれた二つのとんがり。
狼の耳を軽くパタパタさせると、もう一度帽子を元に戻す。
薬品に気付いたのは、狼としての嗅覚だけでなく、魔法使いとしての調剤知識のおかげ。
それでも平然と食すのは、ある意味豪胆なのかもしれない。

「ん、そうだね。お母さんが、妖精みたいにかわいい子になるようにって。
 うぐ、だからほめるのは、味がわからなくなるから、今はやめて。
 後で、私が支払いをするときは、好きなだけして、いいから」

むぐ、んぐ、と食らいながら、少女は言葉を紡ぐ。
もりもりと食べてしまえば、徐々にペースがゆっくりに。
お肉の残りは味わいながら食べるつもりで。

「……ん、量は平気。このくらい食べれば落ち着く。
 それに、この後を考えると、おなかいっぱいはよろしくない」

ベッドの上で動くなら、と暗に告げながら、肉をまた一切れ。
もぐもぐと咀嚼しながら、少女はほんわりと恍惚だった。

アシュトン > (苦手、なんて口にする言葉を聞きながら、此方の表情はどこ吹く風と。
どんな風に褒めて照れさせてやろうか、なんて考えながら唇のは分かりやすく笑みが浮かんでいて。
頬を染めながらも食事を続ける様を眺めていたのだが。
帽子を取った後に見えるのは頭に生えてる耳二つ、数度瞬きをして眺めた後)

なるほど、ミレーだったか。
なら余計に気をつけないといけないな。
エインセルみたいな可愛らしい子は悪い大人によく目をつけられる事になるが、ミレーとバレたら尚更だ。
捕まって酷い目にあうかもしれないからな、誰に付いていくかはしっかりと考えてからの方がいい。
――しかし、可愛らしい顔も良く見えるから、ここにいるときは別に帽子を被りなおさなくてもよかったんだけど。

(などと、悪い大人代表の様な人物がのたまっている。まー、金と権力でゴリゴリ来る悪徳貴族と比べれば、まだマシかも知れないのだが。
そんな注意のセリフを何処か楽しげと口にしながら、ソファーから立ち上がり。
テーブルを迂回すると、食事を楽しむ彼女の隣にへと、腰を降ろす)

なるほど、お母さんの望んだとおりになった訳だ。
はは、そいつは失礼。
……してる時は、沢山言われた方が嬉しい?

(少し腰を浮かせると、肩が触れる程度に間近にまで近づいて。
囁きかけるのはそんな言葉と。そろりと後ろから伸びるのは、手。
先ほどパタパタ音がしていた辺り、ミレーならば恐らくは尻尾があるのだろう。
食事の隙を縫うようにローブとソファーの隙間に手を忍び込ませると、指先で軽くと尻尾をなでてみようとする)

ま、それもそうだな。
お腹がすいたら、また後で間食を用意してやるさ。
朝飯も、多めにしておくよ。

(なんかもうこの後の目的がバレバレであるが、話も早いとは言える。
もっとも、ベッドまで我慢できる状態かといえば、微妙ではあるのだけれども。
幸せそうに食べる姿を横眼にみながら、もう一方の手が、彼女の太もも辺りに伸びていくのであった)

エインセル > 何やら目の前の彼は、悪だくみをしている表情。
これでは、自分の行き先がなんとも不安になってくる。
身の危険を感じるというよりは、蕩けて無様を見せるような方向で。
耳を見せると、案外リアクションは平然としていて。
なんとなく残念な気がする。

「ん、この後、お料理の代金を払うなら、その時に尻尾みられちゃうから。
 視界からは隠せても、そこにあるから触れちゃうし、隠す意味がないもんね。
 ――ん、そうだけど、話しかけられた時点でもう術中だし、下手に足掻くと痛い目見るし。
 でも、アシュトンはそこらへん、ちょっと安心できるかなって。これも、私が騙されてる?」

どっち、とでも尋ねるかのように少女は首をかしげる。
隣に腰を下ろすなら、黙ってそれを受け入れて。
後ろに回される手も気づいてはいるが、敢えて止めることはしない。
対価なのだから、支払いを渋らないのは当然だ。

「んぅ、そう言われると嬉しいけど、むずがゆいね。
 ……好きな方で良いけど、多分、言われると、私が酷い事になる」

褒められれば褒められるほどに、少女は羞恥で蕩けてしまう。
感度も当然跳ね上がるし、何より本気で感じてしまうのが本能的に理解できる。
だから褒められるのは嫌いなのだが、そう示すほどに褒められてしまう。ままならないとはこのことだ。
尻尾へと伸びる手、その感覚を理解すると、手のひらに擦り付けるように動かして。

「ん、間食は、雰囲気が途切れちゃうからいいよ。代わりに朝が多いといい。
 それと、初めてじゃないけどそんなに経験多くないから、めんどくさかったらごめんね」

ぱくっと最後の一切れを食べ終えると、黙々と咀嚼。
ご馳走様と手を合わせ、ふと指を伸ばして皿の上の甘いソースを拭いとる。
はむ、とデザートのようにソースだけを味わいながら、柔らかな太腿で彼の手を挟む。
張りのある瑞々しい姿態は、程よく手のひらを圧迫し、ぬくもりを伝えることだろう。

アシュトン > (捕まえて売り飛ばす、なんて事は考えていない訳で――その心算なら、こんな回りくどい事はそもそもしないが。
彼女が見せる無様としては、後者になる可能性が高いと言えるのだろう。
耳に関しては、正直隠して暮らしているヤツもそれなりに居る上、知ってる奴もそこそこ多い。
結果、この男にとっては驚く理由は余りなかったのだ。素直に見せたのは、少々驚いたが)

隠蔽やらの解除は割と得意でね、そう言う意味でも俺に隠すのは殆どと意味が無いのは確かだな。
歳の割に随分と達観してるんだな。ま、ミレーなら色々と経験していても不思議ではないか。
安心?ふふ、悪いヤツ程、ヒトを安心させるのは得意なモンなんだよ。
もっとも、噛みついて来たり逃げたりしない限りは、酷い事をする気もないからね。間違ってはいないかな。

(彼女はお腹を満足し、此方は欲望を満足させる。
お互いに満ち足りれば良しとの事で誘い込んだ訳であり、彼女の安心感もそうと的外れなモノではない。
つまるところ、彼女が対価を払えば何の問題も起きないのだ。
指先を忍び込ませると、あちらからすり寄ってきた尻尾。
毛ざわりを確かめるように、先端から根本まで、ゆっくりと撫で上げていく)

酷い事か、はは、一体どんな感じになるんだろうな。
俺としちゃ凄く興味があるし、そうだな、好きなようにさせてもらおうかな。

(曖昧な言い方ではあるものの、今までの男の様子からして、どうなるかは火を見るよりも明らかである。
夜が明けるまでに、何度褒められるかは……実際になってからのお楽しみ、といった所だが。
尻尾を撫で上げお尻までたどり着くと、布地の上から形をなぞるような指使いを這わせていって)

それもそうか。沢山身体を動かした後になるからな、沢山用意してやらないとな。
初めてじゃないってのはまぁ分かってたが……なぁに、ひと手間掛かるのも、男としては楽しいモンさ。
その分たっぷりと、可愛らしい姿を見せてくれたら、嬉しいな。

(挟み込まれた太股から感じるのは、子供らしい体温と、張りのある柔らかさ。
その感触を楽しみスリスリと撫でながら、身を乗り出して。
ソースを舐めとったばかりの唇に顔を近づければ、そのまま唇同士を重ねあわせにゆく)

エインセル > 少女からすれば、この帽子こそが耳を隠す一番のもの。
お気に入りであると同時に、魔法の触媒でもあり、耳を隠してくれる優れものなのだ。
それとは別に耳を視界から消すことはできるが、引っ込む訳では無いから触れればわかる。
尻尾も同様だから、交わりの最中で気づかれて、好奇心から引っ張られるよりよっぽどましなのだ。

「ん、それならどっちにしろバレてたね――んぅ、こういう子は嫌いかな?
 私はお腹がいっぱいになって満足する、アシュトンは私で性欲を満たす。
 それだけだし、逃げる気もないし……それに、わざわざ忠告してくれるから。
 報酬先払いされちゃったし、少しだけ信用してるし、うん」

少女からすれば、これは信用取引の一環。先払いされたから後で返すだけのこと。
この世界は理不尽だが、同時に道理を通せば大体は丸く収まるものだ。
だから、こういう時は少しサービスするくらいの気持ちで、彼を満足させればいい。
根元から先まで、ゆっくり撫でる動きは背筋を甘く泡立たせるに十分で、ふるふると震えながら。

「んふっ、ん、ぅうっ♪は、ふぅ……多分、その、アシュトンを満足させる、とか考えられなく、なるかも。
 気持ちよくなると、色々と分からなくなっちゃうから。だから、その、奉仕とかするなら、先がいい」

散々褒め殺される未来しか見えないのだが、それは諦めることにして。
尻肉は小ぶりながらも、引き締まっていて柔らかく、少女特有の甘い香りも混ざる。
初めてじゃなくても問題なさそうな彼の様子に、少女はぽふ、と身を寄せる。
奴隷時代に培った、男をその気にさせる術。その一端を自然と見せながら。

「ん、ここでする?それとも、ベッドとかに、移る?
 ……できれば、お風呂で清めたかったけど、アシュトンが好みなら、このままでもいい」

ほんのりと汗を纏った、甘酸っぱい少女の肢体。
その弾力を教えながら、重なる唇に集中する。
啄むように、そして少しずつ深く――少女が覚えている、数少ない性技の一つを彼の為にと使って。