2017/05/23 のログ
カタナ > 「ふわぁ……んーむ、このまま寝るのもアリかのぉ」

追い剥ぎとかそういう可能性もあるが、意識が無くても自動的に体が動くレベルなので問題は無し。
そのまま、盛大にあくびを噛み殺してからゴロンとベンチに横になる。

そのまま、小一時間くらいはベンチで爆睡していたかもしれない。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/広場」からカタナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にティエンファさんが現れました。
ティエンファ > 安い酒場のテーブル席で、本を読みながら酒を飲む少年が居た。
ふむぅ、と難しそうに眉根を寄せつつ、図解入りのその本に目を通す。

「…何だって、貴族と王族に対する礼義ってのはこう、面倒な手順が必要なのかねえ…
 『よう貴族様』『なんだ平民』くらいの気楽な付き合いでいいじゃねえのさ…」

読みふけるのは礼儀作法についての書物。
王国式の礼儀礼節は、山奥育ちの少年には理解しがたい物も多く、
こんなの全部覚えてるのか、お貴族様たちってのは…とかブツブツ言いながらページをめくる。

ティエンファ > 「目上の男性には…女性には…同輩であれば…目下だけど位が上の男性には…
 え、何、パーティーの初期位置にも理由とかあるの!?
 …いやいや、…ええー…? …あー、うん… …ううん…?」

かなり詳しく描かれた本らしく、考えもしなかった仕草の一つまで細かく決められている。
納得できるものから、なんでこんな事まで決めてるの?と首を傾げる作法まで。
それを読みふけりながら、酒を傾ける。 

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエルティさんが現れました。
ティエンファ > 「こればっかりは、読んでるだけじゃあわからんなあ…誰かに教えてもらうか…
 金が無い訳じゃあないが、いきなりよそ者が行って礼儀作法とか教えてくれるもんなのかな?
 こういうのに詳しそうなのはー…うーん」

腕組み、眉を寄せて首を傾げる少年。
無作法ではないが、あくまで平民のレベルでの作法の自分だ。
さて困った、と一回テーブルに本を置き、酒を呷った。

エルティ > 最近はどうにも調子がよくない、しかも太った?などという悩みを持ちながらも仕事を終え。
宿に戻る前に一杯で一息言えようととにかく安さを求めて適当な酒場へと足を踏み入れる。

「空いてる店があってよかったわ。適当に席を使うわよ」

入ってすぐにあるカウンターでグラスに入ったエールを取り代金を置き何処に座ろうかと店内を眺め…。
ふと一角に知った顔を見つけてそこにしようと近づいていく。

「ここいいかしらティエンファ?今日は勉強してるのね」

勝手にテーブルの向かいに腰を下ろして笑いかけて。
本を読む姿を珍しいと言う様に揶揄うような口調で見つめる。

ティエンファ > 椅子の脚後ろ2本でぎこぎこと安楽椅子のように揺れてバランスを取る少年。
そんな様子はまるで勉強で難問に詰まった学生のようで、うーむ、と悩む声がエルティにも聞こえた。
しかし、そんな困った様子も、エルティが向かいに座れば、嬉しそうな笑顔に変わった。

「エルティ姉さんじゃん、こんばんは! おうよ、どうぞー…」

言いかけ、んー、と首を傾げてから。

「ご機嫌よう、ミス・エルティ またお会い出来た事をワタクシ心からお喜びー…うーん、なんか違う」

逆側に首を傾げる。 舌に馴染まない言葉回しに違和感。
誤魔化すように笑って見せてから、本の表紙を指で叩いた。

「礼儀作法をね 知り合いから、お貴族さんの護衛の話を貰ったんで、慌てて勉強中
 …しっかし、思ったよりも大変そうでさあ どうしようかってなってんだよー…」

頬杖をついて溜息をついた。

エルティ > ここまで悩むのなら余程に難しい勉強でもしているのね。
そう考えれば弟のように思っている少年の成長を嬉しく思い。
前にと座れば困った様子が笑顔に変わる事に笑みを零して。

「こんばんわ、ティエンファ。遠慮なく座らせてもらってるわよ」

言葉が切れ首を傾げる様子に何かあったのかと見返し。
続いたあまりにも少年らしくない言葉使いに、壊れた?などと失礼な事が頭に浮かび動きが止まり。
これはどうすればと頭の中でがパニックになりかけ、本を少年が叩くことに気が付く。

「そうだったの…。それなら安心したわ。壊れたのかと思って心配したのよ。
でもそんな仕事も受けれるようになったのね、でも礼儀作法の勉強…」

大変そうと頬杖を突く少年に同情を持ちながらエールに口をつけて。

ティエンファ > 「俺が丁寧にしゃべったら壊れたと思うって、エルティ姉さん結構ひどいね!?
 うん、色々縁があってさ…でも、こりゃあちょっと大変だぞってなってんだぁ…」

深く溜息を吐いて、自分も一口酒を飲む。
濡れた唇を親指で軽く拭ってから、

「王族の知り合いに頼むのも手かなって思うけど、ちょいと悪いしなあ…
 エルティ姉さんはどう、こういうの詳しい?」

エルティ > 「そう言われても仕方ないと思うわよ。だってね……?
その色々を真面目に取り組むのは本当に良い事だと思うわよ」

普段からじゃれ合うような中の少年が丁寧に話すだけでも自分には違和感がすごく。
普段通りの言葉使いに戻れば安心したようにエールに口をつける。

「王族に知り合いがいるだけでも驚きよ。
……私がエルフのお姫様に見えたりする?専門外も良い所よ」

全くと言う様に肩を竦めて見せて。

ティエンファ > 「だってね…の後を聞きたいような聞きたくないような…
 むぅ、良いじゃんさ、折角王都に来たんだ、出来る事は何でもやった方が良いだろ?
 …うん、だよな、良い事だよな! …でもなんで姐さん俺の目を見て話さないのかな?」

エルティの様子を見れば、絶対作法を身に着けてやる、とかモチベーションを上げる。
それから、驚き、と口にするエルティに軽く笑って、ちょっと縁があってさ、と。

「うん? ああ、エルティ姉さんならお姫様でもおかしくないと思うけど
 姐さんめっちゃ可愛いし、綺麗だし ドレス姿とか見てみたい」

肩を竦めるエルティに真顔で頷いて返し、まじまじと眺め…。
うん、やっぱり似合うと思う、と重ねて言う。

エルティ > 「聞かないほうがティエンファの為ね。
その考えは良い事だしやることは応援するわよ勿論。
向上心は良い事ね本当に。ちゃんと見てるわよ、失礼ね」

続きを言えばきっと少年のやる気をそいでしまうと言葉を濁して聞かないように告げて。
視線を合わせているようで僅かに逸らせている事を見破られてドキリとする。

「縁でも凄い事よ、その内に騎士になってたりしないわよね?
私がお姫様なんてないわよ、ドレスを着て森を走り回らせるの?
可愛いや綺麗なんてティエンファ以外言わないわよ」

真顔で頷く少年に内々と言う様に首を振り。
まじまじと眺められると僅かに胸元や腰回りがふくやかになったように見るかもしれず。

ティエンファ > 「逆に聞きたくなるけど、確実に俺の心がくじける言葉だから我慢する…!
 ん、ありがと、エルティ姉さんならそう言ってくれると思った …けど、うん、見てるなら良いけどー…?」

ジト目でエルティを眺めてから、まあいいけど、と苦笑して。
それから、騎士と言う言葉に思わず吹き出した。

「俺が騎士なんてガラかよ、無理だし向いてないよ!
 うーん、ドレスは似合うけど、エルティ姉さんは元気だからなあ
 そうか? へへ、じゃあ、皆が言わない分俺が言っておこうかな エルティ姉さんは可愛いと思うぜ

 …うん? エルティ姉さん、ちょっと育った?
 前より胸がー… …お尻も」

まじまじと眺め、眺め、見つめ、ふむむ。

エルティ > 「たぶん言ったら鳴くかもしれないわね。
だって最初のあの右左もって子がこんなに立派になって嬉しいわよ。
ティエンファ、私が嘘ついた事ある?」

ジト目に冷や汗が流れそうになるのを耐え、苦笑しての言葉に安堵して。

「それなら安心したわ、もしそうなったら気軽に飲みに行ったりできなくなっちゃうから。
それにドレスなんて持ってないから見せる事はないわね。
そ、そう言う事は言わなくていいの、恥ずかしいんだから……。

……誰かさんが育ててくれてるわよね?」

その視線と言葉に誰のせい?と呆れた視線を向けて。

ティエンファ > 「聞かなくてももう泣きそうなんだけど!?
 くそう、俺だってこう、きりっとシュッとしたスマートな男に… 男に…
 …いや、嘘言った事ないけどさ」

スマートになれるかなあ、と自信が持てずに眉を下げて情けない笑み。

「そうなの? 結構騎士は見かけるけど、なんか色々面倒臭いんだなぁ…
 うん? そっか、ドレス持ってないのか…そうかそうか、ふむふむ」

エルティを眺めながらなんとか頷き、何か思いついたような笑顔。
そして、少し小声になってのエルティの言葉にちょっと目を瞬かせて、
それからちょっと顔を近づけ、目を見てちょっと笑う。

「育ったことは否定しないんだな、姐さん
 …俺以外の誰かが育てるのはその、悔しいかな」

言えば、エルティの手をすくうように持ち、
貴婦人への礼のように、指の先に軽く口づけを落とせば、
照れ笑いを浮かべて、やっぱり似合わないかな、なんて言いつつ。

「エスコートの練習、今夜付き合って貰おうかな」

エルティ > 「その時は少しだけ優しく慰めてあげても良いわよ?
ティエンファにきりっとスマートは無理よ、だって好奇心旺盛な熱血漢じゃない」

スマートとは逆だと思っている少年の様子を楽しそうに見て微笑み。

「見かけるじゃなくて私が声を掛けにくいの。その…ああいう堅苦しいのは苦手なのよ。
そもそも…着ていく場所がないわよ」

自分を見て頷き笑顔を見せる姿に何かを企んでいるなと勘づき。
目を輝かせて顔を近づけつ少年と目があえば頬に赤みが差し。

「服がきつくなったんだから否定のしようがないわよ。
まだ…ティエンファ以外知らないわ…恥ずかしいんだから言わせないの」

この子は…と少しだけ怒ったように目を背けて。
手を持ち上げられて何?不思議そうにするが指先に口づけが落とされて何?と慌ててしまい。

「れ、練習の相手が欲しいの?それぐらいなら付き合ってあげるわよ」

ティエンファ > 「うぐぐ、エルティ姉さんに優しく慰められてみたいって言う甘美な誘惑も…
 って、うーん、それって褒められてる? でもこう、スマートな男にもなってみたいけどなあ…
 …はは、そう言うもんかねえ? 騎士も色々いるけど、話しやすい奴もいるぜ?

 着ていく場所ねえ…普通に街を歩くだけでも、可愛い格好はして良いとも思うよ
 絶対、エルティ姉さんには似合う」

頬を染めるエルティに笑って見せ、それから、慌てるエルティの手を引き、本を片手に立ち上がる。

「男は言わせたいのさ エルティ姉さんはもう少しふくよかになっても良いと思うけどな
 …俺が育てたなら、経過を確かめてみてもいいだろう?」

目を細め、エスコートする動きはまだぎこちないけれど。

「じゃあ、お付き合いしてもらうぜ、エルティ
 さ、俺の部屋で呑み直そう」

エスコートの中で一番大事な、女性に優しく。 それは合格点だったろう。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からティエンファさんが去りました。
エルティ > 「そこを耐えないと勉強が続かないのよ。
褒めてるつもりだけどそう聞こえないかしら?
騎士って聞くだけで私はそうなの。

ドレス姿で街を歩くなんてどこのお嬢様なのよ…全く」

似合うと言われても買うつもりはかけらもなく、少年の笑顔に敵わないと笑みを返す。
本を片手に立つ少年に惹かれて立ち上がって。

「次にそんな事を考えたらお仕置きをするから。私は前でバランスがよかったのよ。
もう……馬鹿」

ぎこちない動きにエスコートされ、細める目を見返し。

「とことん付き合ってあげるわ。お酒はティエンファ持ちよ」

ぎこちなくはあるは優しさは満点。
その優しいエスコートに連れられて少年の部屋へと…

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエルティさんが去りました。