2017/05/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタマモさんが現れました。
タマモ > 平民地区にある酒場の一つ、そこに少女の姿はあった。
カウンターの席に腰掛けながら、ぷらぷらと足を揺らす。
特に変わった事がある訳ではない、今日は普通に客として来て、注文を終えて待っているところ。

この待っている時間が、どうしても暇でならない。
べたーっとカウンター席に突っ伏し、ぺたりと垂れた耳、垂れたままゆらゆらと揺れる尻尾…見た目も本当に暇そうだ。
ちなみに、今回頼んだのはエールとパンとクリームシチュー、気分で頼んだ品々である。

タマモ > 「それにしても…あの馬鹿鴉め、もう少し加減というものをしても良いじゃろうに…」

突っ伏したまま、まず出されたエールの入ったグラスを見詰めながら呟く。
九頭龍山脈から戻るのに呼んだだけなのに、戻った途端に久々に手合わせをさせられたのだ。
理由も何も言わずに…まぁ、少し考えるような事があったのを気に掛けていたのだろう。
長い付き合いだけに、気付くのはそう難しくなかったのかもしれない。

結果は…惨敗。力の大半は封じてあり、尻尾しか使わずにやれば、それは当然の結果だろう。
あちらも加減はしていたのだろうが、能力を使わない純粋な戦闘では分が悪すぎた。

はふん、溜息をついて…と、ちょうど、そのタイミングでパンとクリームシチューが前に出された。
だがしかし、今すぐに食べる事は少女には出来ない。
なぜならば………熱くて食べれないのである。
何情け無い事を言ってるんだとか言わない、そこ。

タマモ > 少しの間を置いて、そろそろ大丈夫だろうか…?と、確かめるようにスプーンで一口分を掬う。
ぺろりと一舐め…まぁ…大丈夫、か?ちょっと熱いが、何とかいける。

それが確認出来れば、さっそく食事へと移った。
パンを指で小さく千切り、それをシチューに浸して、ぱくり。
…うん、美味しい。
そんな調子で、ゆっくりゆっくりと食べていく。
というか、早食いはあんまり得意ではない。むしろ遅い。

時折、軽く辺りを見回したりしながら、ぱくぱくと食べていって。

タマモ > 量としてはそこまでは無く、そう時間も掛けずに食べ終わる。
どちらかと言えば、小食なので仕方が無い。
ぺろりと指に付いた最後のシチューを舐め取り、満足気に。

「ふむ…馳走になった、美味かったぞ?」

支払いを終え、席を立つ。
さて、この後はどうしたものか…そんな事を考えながら、酒場を後にした。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にカインさんが現れました。
カイン > 平民地区の大通りに面した酒場の一つ。仕事帰りの男たちや、
その男相手に商売を行う人間で溢れる中カウンターに陣取る男の姿があった。
腰に履いた剣とその雰囲気からか男の付近の椅子には客最寄り付いていない。
その様子を迷惑そうに眺める店主に酒を注文する事で不満を背けながら、
カウンターの上に並べた書面――依頼書の類に目を落とす。

「湿気てるというよりも、あまり依頼を出す余裕がないのか。
 ロクな依頼が無いのは憂うべき事だが、ドンパチやってる訳だし仕方ないのかもな」

注文した酒を受け取り煽りながら嘆かわしい、と言わんばかりワザとらしくため息をつく。
自身がこの国と恒常的に小競り合いしている場所の出身であるという事など完全に棚に上げ、
喉を通り抜けていくアルコールの熱い感触に身を任せ。

カイン > 「依頼の仕事が無いのは平和の証拠、と言いたいがこの国の場合違うからな。
 常にドンパチやってるんだから良く飽きないものだ」

酒を傾けながら依頼書を改めてみてみればやはり多いのは魔物やら山賊やらの討伐である。
小競り合いが中心とはいえ国境を接した国と戦争しながら栄えているのは大したものだが、
こういう依頼が回ってくるのは治安が良いとは言えない証拠だろう。
思案するように顎に手を当てながら依頼書を横に並べ直し。

「砦にでも行ってみるかね、殊勲を上げればそれなりに貰えるだろうし――何より手ごわい相手はそっちの方が多いかね」

一応の同胞、というよりも同種であるだけ意図的に避けていた事を漏らし、
考え込みながらも追加で酒を注文する。その姿は依頼を吟味しているようにも見えるだろうが。

カイン > 「無い者は無いで仕方がない、とりあえずコレとこれを貰っていくぞ」

依頼書の中からいくつか引き抜いて立ち上がれば金をカウンターに置いて、
中身を見下ろしながら帰路に就く。明日からどう動くかそれを頭の中で考えながら。

カイン > 「無い者は無いで仕方がない、とりあえずコレとこれを貰っていくぞ」

依頼書の中からいくつか引き抜いて立ち上がれば金をカウンターに置いて、
中身を見下ろしながら帰路に就く。明日からどう動くかそれを頭の中で考えながら。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からカインさんが去りました。