2017/04/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」にディン・タウロスさんが現れました。
ディン・タウロス > (夜の大通り、もう暗くなっているが明かりが設置されていることで明るく人通りも多い。賑やかなそこを特に何の当てもなく、ぶらぶらと偶に露店を冷やかしながら散歩をしている)

「特にこれはってもんはないな…まぁ、掘り出し物なんてそうそうあるもんじゃないか。珍しいものを買おうと思ったら普段はいかないような店に行くとかするといいんだけどな」

(変わったもの、珍しい物、面白そうなもの、何かそう言ったものはないだろうかと店を覗きつつ、ふらふら歩く。懐が寒い訳でもないので、何かいい物があれば買うことも考えつつ、のんびり歩いて)

ディン・タウロス > (それから灯りの設置されていない、暗い路地へと入り姿を消していった)
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」からディン・タウロスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にカインさんが現れました。
カイン > 夜だというのに一切人の気配の消えない繁華街。その中にあって一層にぎやかな酒場の一つ。
喧噪に満ちた中、なぜかぽっかりと人の気配の失せたカウンターの周辺に一人陣取ってジョッキでエールを煽る男の姿があった。

「――マスター、エールをもう一杯貰えるか?
 全く、騒いでるバカの掃除くらいは自分でやってくれんか」

少し不機嫌そうにマスターに声をかけながら、ジョッキを流すと店主と思しき男がそれを手にとり、
笑いをかみ殺しながらお代わりを用意して投げ返してくる。
ほんの数分まで酔っ払いが女の子に絡んでいたトラブルを、店主に酔っ払い達をけしかけられ解決した直後だった。
あまり酒が美味しくなる事件ではなかった上に、周りから人が消えるおまけつき。
周囲からの奇異や好奇の目、ひそひそ声に鼻を鳴らしてエールを煽る。

カイン > 「怯えられる事自体は別に構わんがね、一応俺は傭兵なんだ。
 報酬無しで動くと色々と沽券に係わる事は解るだろう?」

逆に言えば何らかの報酬さえ約束すれば何かをするのを厭わない程度には顔なじみであるという事でもある。
エールをカウンターに置きながら差し出されたつまみのチーズを手に取り、
齧りながら改めて店内を見回せば先程不埒者を叩きだした影響か、
比較的静かな物ではあった。強いて何か問題があるとするならば。

「マスター、演奏する吟遊詩人くらいは雇った方がいいんじゃないか」

喧噪だけがBGMの店内の様子に思わず肩が竦められた。

カイン > 「そろそろ俺は退散するぞ。部屋は借りられるな?
 ――酒代?さっきのでチャラにしておけ」

結局最後の最後まで機嫌が直る事もなく、空のジョッキをマスターの方へ押し返す。
つっけんどんに酒代を付けにするよう要求し、カウンターの脇を抜けて2階へと去っていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からカインさんが去りました。