2017/04/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/広場」にカインさんが現れました。
カイン > 夜の更け始めた頃合いであっても人の足が遠のかぬ町の広場の一つ。
中央に噴水を戴き、その目の前に配されたベンチに座り果樹酒らしき飲み物を片手に道行く人々を眺める男の姿があった。

「この時間でも人が居なくならないのは治安がいいか逆に治安が悪いかだろうが、
 こいつの場合はどっちなんだろうな。流石に芸人何かは殆ど切り上げちまってるようだが」

仕事を終え家路を急ぐもの、酒を新たな飲み所を探してさ迷い歩くもの、
あるいは芸を売るもの等。様々な人々が行き交う様を他人事のように見て宣う男もまた仕事帰りの酒場帰りという、
人様の事をとやかく言える物ではない有様なのだが。

カイン > 「この国は妙な国だが傍目に見ている分には面白い。
 仕事に事欠かんことも俺達みたいな人種にとっては良い事かねえ」

客引きに連れられて路地に消える物、絡まれて喧嘩を始める物など
様々な人の情勢を俯瞰しながら緩く喉を鳴らし、酒を煽る。
蚊帳の外だからこその発言ではあるがそれ故にか、なおの事気楽な調子。

「これだから人のいる所の方が面白い。たまに辟易することが無いでもないが」

カイン > 「――もう一軒酒を飲みに行くとしようかねえ。
 酒が無くなっちまったんじゃあ話にならん」

手元のジョッキから酒が無くなったのを見下ろし、ふらりと立ち上がると
そのままジョッキをベンチに置いて歓楽街の方へと足を向ける。
すぐに人の波にのまれてその姿は見えなくなっていった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/広場」からカインさんが去りました。