2017/03/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノアさんが現れました。
ノア > 平民地区の住宅街。日付も変わり皆寝静まる頃、ドレスを纏いショールを羽織り一軒の小屋からそっと出て行く女が一人。

「 .....思ってたより しんどい.. 」

画家志望の男から絵のモデルを依頼され、楽そうだと引き受けたのはいいけれど.. 休憩を挟みながら十数時間、ほぼ同じポーズを保つというのは想像以上に辛かった。凝り固まった首や肩、腰を擦りつつ、家までの道をゆったりと歩いて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > ほろ酔い気分で街をぶらつく。
騎士の本分を謳っているわけではないが、街は平和だ。

「少なくとも女が一人で出歩ける程度には……な」

この街でドレス姿というのは少々目立つ。
興味を惹かれて、相手を窺えば知った顔だ。名前は何だったか?

「こんばんは、便利屋。珍しいな……今夜はお楽しみかい?」

なんとはなしに、そんなことを気安く話しかけてしまった。
酒が入っているからというほど、酔ってもいないのだが。

ノア > 「 .....ん、」

くたびれた足取りで項垂れ気味に歩いていたけれど、掛けられた声にふと顔を上げ

「 今晩は、今日は.. 脱がされて、動く事も許されなくて、ただじっと見詰められるお仕事。ふふ 」

視線の先にはいつか依頼を受けた事があっただろう相手、名前までは思い出せず。お楽しみかと問われれば、謎々みたいな返事を返してみたり。カツカツと華奢なヒールを鳴らしつつ貴方の元へ歩み寄り、懐っこい笑みを浮かべほんの冗談を。

「 羨ましいくらいお酒の香りを漂わせて.. 夜の見回り ? 」

グスタフ > 「ほう……そいつは、随分趣味的だな。お疲れさん」

女の肩を軽く叩いて、労ってやる。
彼女の顔を見て、疲労を看取った男は声を張って返した。

「勿論……一人歩きのお嬢さんに声を掛けるためにね。
 そうだな、飲みなおすか。行こうぜ」

冗談めかした彼女の軽口を掬い取る様に、触れられる距離までくれば、軽く引き寄せて胸元に招くように道を示して、片目をつむって見せる。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノアさんが現れました。
ノア > 「 ふふ、でしょ ? 」

労いの言葉にくすりと微笑み返すと、引き寄せられるまま ふらりと其の逞しい胸元へ凭れて

「 .....っ、素敵な提案。喜んで♡ 」

貴族である事や騎士である事は何となく覚えていたものの、気さくな雰囲気に流されついつい態度も弛んでしまって。貴方が歩き出すのなら、道中、今日の依頼が絵のモデルだったこと等を話したりしながら着いてゆこうと..

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からノアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノーガルトさんが現れました。
ノーガルト > (近頃、忙しい日々が続いていた。
家のこともそうだが、魔剣探しや冒険業など、激動ともいうべき日々だった。
ようやく、ひと段落もついたことだしということで立ち寄った教会。
平民地区にあるということで、そこまで小ぎれいという訳ではなかった。

しかし、厳かな雰囲気に響く神父の、神を称える聖書の朗読。
ノーガルトは、後ろのほうで腕を組み目を閉じながら、その一門一句を聞き逃すまいと傾けていた。)

「……………。」

(不思議と心が落ち着く。
昔、まだ子供のころに嫌というほど聞かされた聖書の文言。
時折口ずさむのは、聖人を尊ぶべき言葉の数々。
この文言を聞くと、高ぶっている気持ちすらも落ち着いていくようだった。)

ノーガルト > 「………。」

(ミサを聞きながら思い返すことがある。
まだ子供だった頃、世話になった人々のことだ。
今はもう何をしているのかはわからない、それに長く旅をしてきた。
おかげでという訳ではないのだが、その場所を今でははっきりと思い出せなくなっていた。
帰ろうと思うにも、その道すらわからず町の名前すらあいまい。

手紙を出すこともできず、ただただ考えるのはこうして、自分がミサに参加していた時の事だった。)

「…………?」

(ふと、視線を上げると若い男が一人、沈痛な面持ちで傍を通っていった。
その足が向かったさきは、壇上のすぐそばにある小部屋。
懺悔室、と銘打たれた場所だ。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシンシアさんが現れました。
シンシア > 頼まれごとの帰り道、教会の前を通りかかる
ふと、今日は教会にいくといってた彼のことを思いだしてた

中には入らず、教会外の門のところで待ってみる
もう帰ったかもしれないし、まだ中にいるかもしれない

どちらか確かめることもなく、垣根に寄りかかりながら、空を見上げるように息をついて

ノーガルト > 『ノル……そろそろ帰るぞ。もう長い間居座っている。』
「………。」

(ダインの言葉に、今日は口頭で答えることはなかった。
まだミサは続いているし、もう少し居たい気もする。
しかし、ダインにも…そしてハバキリにもあまり面白い場所ではないのは間違いない。
感情が欠落しているハバキリはともかく、ダインにとっては不機嫌な声を聴きとれた。
苦笑しながら、長椅子より立ち上がりすぐそばの入り口。
入ってきたところと同じところの扉をくぐり、教会から外に出た。

長い間座っていたからか、体が随分と硬くなってしまっている。
外の空気に触れ、その空気を目いっぱい吸い込んでから背中を逸らし、大きく背筋を伸ばした。
バキバキ、という関節の鳴る音が体の中から響く。

その視線の先に、よく見ているブロンド色の髪が見えた。
その姿、もうよく確認しなくてもだれかわかってしまう。
というか、同じ髪の色をした女を見かけると、おやっと思ってしまうこともしばしばだった。)

「……シンシア。」

シンシア > まだ明るい時間、空も晴れてて風が少し冷たいけど日差しは暖かい
静かな場所で、日向ぼっこ…をしてたら扉の開く音に振り返り

そこには彼がいて、つい嬉しそうに微笑みながら

「ノル、おかえり…ね?買い物つきあって」

彼の過去の話は少し前に聞いてた教会でのことも
いろいろ思い巡ることあってココに居たのだろうと

そのまま家に帰るのもいいけど、こんなに天気がいいからと
少し街のお買い物のお誘いをして手を伸ばしてみる

手をつなごうということ…大柄で硬派ちっくな所もある彼のこと
街なかで恥ずかしがるかもしれないけど、それならそれで腕に手を添えるようにしょうと

ノーガルト > (別に、日課にしているようなものだった。
信仰者であるノーガルトは、週に一度あるミサの日を頭に入れておいたのだ。
冒険者として宿で暮らしている時も、ミサの日だけは必ず何も予定を入れていなかった。
神に祈りを捧げる、無教徒である人からしてみたら何を無駄なことをと思うだろう。
だが、ノーガルトに限らず信仰者に言わせれば、それはとても大事なことなのだ。)

「ああ、ただいま。…買い物か?」

(日を見ればずいぶんと、まだ高い位置にある。
時折吹く風はまだ冷たく、お世辞にも春の陽気とはいいがたいだろう。
だが、その分日差しは暖かく、十分春が近いことを物語っていた。

買い物をするのは別に構わなかった。
シンシアと買い物をするのも、ずいぶんと久しぶりな気がしていた。
それに、いつももう一人の家族に荷物持ちをさせるのも気が引ける。

ただ……手を差し出されると少し照れたようにそっぽを向いた。
硬派である、ということよりもただ単に誰かと手を繋いで街を歩く。
そのことに、まだ羞恥心を覚えて積極的にできないでいた。
ので、シンシアにはただ腕に手を添えてもらうだけで我慢してもらおう。)

「……それで、何を買い出しに行くんだ?」

シンシア > ずっと死にたがりの自分が、何かに祈ることなど
ワガママに感じていたから
足が自然と遠のいてた場所
そこに足繁く通う彼が出てきたこと

そっぽを向かれたことに
差し出した手を下ろし
小さく笑いながら並ぶようにして手をつなぐ変わりに
彼の肘くらいに手を添えるようにかえて

「…そうね、お酒とかお願いしょうかな」

3人で買い物にいくと荷物運びの取り合いになるような様子を思い出しながら
男手のある買い物になるなら、1人では大変な重たいものをお願いしたくて

ノーガルト > (神はすべからく、信じる者に救いをもたらしてくれる。
そこに人間もミレー族も魔族も。
貴族だろうと平民だろうと貧民だろうと、信じるものを救ってくれる。
そんな、シスターからの言葉を信じているわけではない。
だが、そこに神様がいて見守ってくれているなら。
不思議と、恥じる行為をしてはいけないと思えてきてしまう。
何か、悪事を働いて神様に怒られたら、きっと大変だろうから。
そんな些細な理由だけれども、信じたいと思えてきてしまうのは…。

いや、理由は言わなくてもわかるだろう。)

「酒か……、もう切れかけていたか?」

(酒がない、それはノーガルトにとって死活問題になりえる大ごとだった。
酒がないと、ノーガルトは明日のやる気どころか生きる気力さえも失いかねない。
それだけ、たとえグラスに一杯だけでも、酒があるのとないのとでは雲泥の差があるのだ。
酒の買い出しを頼まれる、ということはもうすぐ酒がなくなってしまうということか。
それはいけない、と少し足を速くして商業地区へと向かう。)

シンシア > 「んー…もう少しはあるけど、なくなる前に補充しておかないとね」

体調も戻り、元気にお肉もお酒もとれるようになったほど
商店の並ぶとこまで、歩きながら

「そうそう、前に話してた古い鉱物探し、街の人たちにお願いしてきた」

ハバキリのこと、素材も職人もそう簡単にはいないだろうけど
情報のアンテナは広げて、集まるものは有るほうがいいだろうと思ってて
露店の並ぶ場所までくれば、いろんな食材や商品が並んでて

ノーガルト > 「……右に同じくだ。特に酒はあるに越したことはないからな。」

(ただ、この男は酒があると思えばあるだけ飲んでしまう。
食糧庫にある酒のほとんどを、この男だけで飲んでしまう。
その代わり、代金はちゃんと毎月、シンシアに決まった額を渡していた。
酒代、と言えば格好はいいがようは同居しているから生活費を入れているだけに過ぎない。
至極当然の事であった。)

「ああ、あの件か…。」

(以前、自宅でいるときに話していたこと。
ハバキリの強化、修復をするために必要な古い鉱石の話。
見つかるかどうかは眉唾ではあるが…まあ、情報があればというところか。

商業地区は、日が高い時間帯ならばとてもにぎわっている。
食材や商品を買い求める庶民の波を眺めながら、ノーガルトはその間を縫うように歩いていく。
さて、買うものは酒と…あとは何かあるだろうか。)

シンシア > 「うん、わたしも少しは飲めるしね、甘いのだけど」

彼につき合い1杯くらいなら毎晩のように晩酌につきあってた
自分で考えると、以前より明らかにお酒の回数は増えてて

「私とノルで探すより、探しものは人手があると助かるでしょ」

情報探しは1人2人ではほとんど集まるはずもない
それでも街の人付き合いに協力を願えば、つきあってくれる人たち
探しモノの時は、お願いすると喜んで手伝ってくれてるから
露店を見て回りながら酒屋さんの前まできて

「お酒と…うーん、食べ物はまだ大丈夫…ノルほしいのある?」

ノーガルト > (付き合ってくえっるのは、とてもありがたかった。
お酒はやはり、一人で飲むよりも二人で飲んだほうが格別に美味い。
豪快に味わう酒も好きだが、二人でゆっくり愉しむ酒も嫌いじゃない。
そういう意味では、たとえ一杯だけでもシンシアが付き合ってくれるのは、とてもありがたかった。)

「だが…伝説上の鉱石だぞ?たとえて言うなら、ミスリルなんかと同系列だ。」

(たとえ話には出てきたとしても、それが見つかるかどうか。
その確率は限りなくゼロに等しいと、ノーガルトは踏んでいた。
こういう現実主義なところが、彼を慎重にさせている要因でもあるのだが。

足りないものはまだそれほど多くはない。
酒がもう少しでなくなるというのは少し問題だが、それ以外はまだ足りるという。
娯楽品を買うほどの余裕は、まだないはずだ。

ノーガルトは、何か足りないものがあっただろうかと考えを巡らせた。
先の遺跡探索で、ランタンの油はかなり消費してしまっている。
保存食は、シンシアの弁当のおかげかそれほど減ってはいなかった。
傷薬は…そういえば切らしていたことを思い出す。)

「そうだな、冒険者用の店で少し買い物をしていこうか…。シンシア、付き合ってくれるか?」

シンシア > 「ノルが教えてくれたリンゴ酒も美味しいし、果物のお酒なら私でも飲めるしね」

ついつい甘くて飲み過ぎることもあるけど
エールの瓶を数本お願いして、酒屋さんの店内にみつけた
春のサクラ酒というもの、すこしピンク色した小瓶をみつけて
エールの中に1本だけ追加しておいた

会計をすませば…さすがに重たい…彼にお願いして

「うん、でも…そういうの探すの好きな人もいると思うしね?」

コアな趣味がある人もいるはず、と思って
急がない情報、でもどこかから耳に入ると幸運な情報がくるかもしれないと期待してる

「もちろん、はやく、いこ」

冒険者用のお店は、街の依頼が多い自分からしたら
あまり縁が遠いお店、でも便利で珍しいものが多い印象のお店は
見てるだけでも楽しいから、喜んで彼の買い物に付き合う返事は弾むように返して

ノーガルト > (酒の知識は、比較的多いと自負していた。
美味い酒の作り方はもちろん、それに合うつまみなんかもいくつか知っている。
ただ、シンシアが準備してくえっる料理がどれも美味いために、あまりそれらの知識を出すことはなかった。
何であれ、美味くて酒のつまみになる物だったら残さず食べられる。

エール数本…数日分かと頭の中で計算した。
一日1本として考え、それが一体いつなくなるのかを素早く計算する。
次の買い物の日にち、それまでの収入を考えて。
しばらく酒は控えよう、などという考えはこの男にはなかった。)

「まあ…一理はあるな。」

(彼女の人脈は、ノーガルトよりもはるかに広い。
情報を期待できるのは、明らかにシンシアのほうだろう。
そういうもの好きも、必ずいると断言できる以上あとは果報は寝て待つこともできる。
運が向いていれば、その情報もどこかから舞い込むことだろう。

彼女から、酒瓶が大量に入った袋を受け取る。
こういう時に限って、今日は家にディンを置いてきてしまったことを後悔した。
あの能力があれば、こんな酒瓶指で持てるというのに。
まあ、ないものを言っても仕方がないし、男にしてみればさして苦になる重さではない。
片手でその袋を下げ、ノーガルトは冒険者用の商店へと向かった。)

シンシア > 「でしょ、だからあとは…そういう好きな人の耳に入って、教えてくれると
 ありがたいことだから…その間はほかのことできるでしょ」

自分たちだけでなく、求める情報なら巻き込んでしまえという考え
人の知識や記憶は一部だけしか使われてないというのなら
何人も集まってしまえば…相当な知識になるはず

「家にもまだお酒はあるし、食べ物も近所の人のおすそ分けの野菜もあるし…
 お肉はアンセルに任せられるでしょ」

独り言のように3人の食事の考えを巡らしながら
酒瓶を彼に任せて一緒に店を出る、冒険者用のお店など1人でいくこともない場所だから
彼と並んで向かう

ノーガルト > 「だが……対価を求められないようには気をつけろよ?」

(そういう輩は、大体貴族だと相場が決まっている。
彼らは欲に忠実だ、その情報と引き換えに対価を求められないか。
それが少し心配ではある。
特に、シンシアの性格上その情報をチラつかされると必ず食いつくだろう。
その食いついた先で、行き先がバフートなどと笑い話にもならない。)

「そう考えると……家は食費にあまり困りはしないのか…。」

(もしも仮に、万が一にという話ではあるが。
家族のうちだれかが追われる身となってしまった際でも、十分生きていける気がする。
もちろん、そんなことにならないのが一番いいのは間違いない。
できるならばこのまま、静かに暮らしていきたいのだから。

冒険者の店は、其れこそいろいろなものを売っていた。
砥石、干し肉、ランタンにそのオイルまで。
冒険に役立つ、ありとあらゆるものを取りそろえている店は、ノーガルト行きつけであった。
必要なものを軽く見繕い、手早く籠の中に入れていく。

必要なものは、ランタンオイルと傷薬。
そして、無くしてしまった簡易テントというところか。
それらを見て…そしてふと思った。)

「しまった……金がない…。」

(今日は、ミサに参加するだけと思っていた。
そのため、財布を家に置いてきてしまったのだ。)

シンシア > 「そうね、気をつける…でも、私に何かあったらノルが助けてくれるでしょ?」

彼に心配をかけないように、その言葉には頷いて
自分になにかあっても2人が探してくれると信じてるから

「うん、ノルが毎月くれてるのは…手をつけたことがないくらいには?
 お野菜はご近所さんがくれたりがほとんどで…
 街で買うのは、お酒とか消耗品かな、ほかのは森にいけば
 果物とか木の実もあるしね」

贅沢な生活をしてるわけでもない
自分の依頼からの報酬と彼が入れてくれてるもの、アンセルからも肉屋で裁かれた毛皮代金とか…
実はちゃんと貯めてる

冒険者用のお店は
サバイバル用品が多い気がして物珍しそうにいろいろ見て回る
普段見慣れないから、目はキラキラして見てた

「すごい、みたことない…」

普段何気なく使ってる鍋でも2段になってるものとか
骨組みだけで葉っぱを載せて日よけにするものとか

ノーガルト > 「……当然だ。」

(何かあったら助けてくれる、もちろんだと力強くうなずいた。
もう一人の家族も言っていたが、自分たちは3人で家族、だれ一人かけてはいけないのだと。
シンシアにもしものことがあったら…必ず助け出すのは間違いない。)

「……そ、そうなのか…。何というか…近所付き合いというのは侮れないな…。」

(今まで、食費というものをいくら使っているのかちゃんと聞いたことはなかった。
近所からいくらか野菜を貰っているのは知っていたが、まさかほとんど手を付けられていなかったとは。
慎ましやかな生活を送っている3人にとって、それはかなり大きなアドバンテージだろう。
これは…もしもの時のために俺もいくらかため込んでおくべきだろうか。
そんなことを考えるものの、今は目の前の問題に着手しよう。)

「シンシア……その、すまん。家に帰ってから金を返すから…立て替えてくれないか?」

(金を持ってきていないことを素直に白状した。
今、すぐに必要なものはないのだが…もう傷も完全に癒えたために、近々冒険業を再開するつもりでいる。
その必要なものを、今のうちに揃えておきたいのだが…。)