2017/03/04 のログ
シエル > ぶつかった通行人に慌てて頭を下げる。
しかし友好的に対応してくれ、少年はほっとした。

それからは品を見、人を見、少し経験を積んでからこの区域独特の宿へと向かったとか。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にエルティさんが現れました。
エルティ > 平民地区の一角にある冒険者のギルド。
それなりに人の混み合う中をすり抜けて掲示板の前にたどり着く。
張られるいくつかの依頼を見上げるが今やりたいと思う条件にあてはまるものを探してはみるが……。

「ないわね。やっぱり近場は新人や早い人が取るみたいね」

今見られるのは数日から1週間はかかりそうな依頼ばかり。
早く終わる、できれば日帰りできそうなものを求めただけになければ残念を肩を落とし。
あたらし依頼でも来ないかと掲示板前から避けて少し待ってみる。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にアシュトンさんが現れました。
アシュトン > うーむ……

(掲示板からやや離れた位置で張り紙を眺めながら、小さくうめき声を漏らす男が一人。
最近ちょいと暇になったので、いい仕事が無いか探しに来たのだが)

……どれもこれも手間がかかりそうなのばかりだが。
タイミングが少し悪かったか

(或いは来るのが遅かったか、だが。
誰かさんと同じような声を上げれば、溜息を吐き出して)

んでどうするかなぁ、受付にでも直接と当たってみるか、どうか

(案外と更新前で出てない依頼が、なんて話もあったりするのだが)

エルティ > 壁に背を預けて依頼版を眺め、時々に顔見知りの冒険者を見れば話を聞いたりとするがこれと言ったものはなく。
時々に新し依頼が張られはするのだが、どれも報酬はいいのだが時間がかかるようなものばかり。
一番酷ければ隣の国にまでというものまであって。

「今日はとことんついて無いみたいね…。どうしようかしら…」

もう少し待つか、それとも知り合いのメンツに混ざるかと考え。
考えがまとめきれずに掲示板を、そして周囲を眺めるように視線を巡らせる。

アシュトン > ねーねー、何か丁度いい感じの依頼なーい?

(わざとらしく媚びたような口調で受け付けのお姉さんに話しかければ、アチラはなんだかすごく困った様子。
非常にタチの悪い感じに絡んでいると、渋々と張り紙を一枚と差し出される。
ゴネと強請りと、あとは今までの実績のお陰、という事にしておきたい。
内容を一通りと読んだ後、片目を閉じると顎を指で撫でて)

期間と報酬は十分だが――何この、二人、って。

(もう一度受付に聞くと、どうやら二人一組で応募する必要があるらしい。
何でもゴブリン討伐の依頼なのだが、前に頼んだヤツが一人で突っ込んでそのまま帰らぬ人になったとかなんとか)

…………

(暫し、考えた後)

ゴブリン討伐、短期間、報酬は十分。
俺と組んで参加したいやつ挙手。

(周囲に文字が見えるように依頼書を掲げると、早い者勝ちとばかりに声を上げた)

エルティ > 今日は運が本当にないのかまったく求めるような依頼が来ない。
回った知り合いも手が足りているか自分と同じような状況ではお手上げとしか言いようがなく。
仕方ないから帰ろうと思い壁から背を離して入口へと足を向ける。

途中で受け付けで係り嬢に絡んでいる人影を見るがそのままに足を外にと向け…。

「短期間で報酬は十分?それってどんな話?」

それを耳にとすれば長い耳がピクリと動いて足を止め。
依頼書を掲げる相手を見るようにする。

アシュトン > ふむ、じゃぁそこのお嬢さん。

(何人かのゴツイ冒険者が挙手をしてきたようだが、ソレをガン無視して声をかけてきた少女の方へと顔を向けた。
女の子は優先したくなるからね、仕方ないね。明らかにとブーイングが聞こえたが、それも無視しておく)

よくある話さ。
村の近くの洞窟にゴブリンが住み着いてしまったので、退治してください。ってね。
家畜に被害……後は女性や子供も攫われてるみたいだな。
前に一人で行ったヤツが居るんだが、失敗しちゃったらしくてアチラさんから二人以上って指定……報酬的には二人組みが丁度いい感じだな。
うん、多分前任の失敗関係で値上がりしてるな、これ。
距離的にもここからそう遠くはないし、移動と討伐で長くても2から3日って所だろうさ。

(文面の内容を説明しつつ、いったんと区切れば。
どうするね?とばかりに首をかしげた)

エルティ > 「お嬢さん……年上にそう言う言い方はよくないわよ」

他にも何人かはいたが自分を指しているのはその言葉で判って。
見た目で呼ばれると少し怒っていますという様に目じりを吊り上げ。

「本当によくある話ね。被害もよく聞くものね。
……きっと中途半端に腕がよかったせいでゴブリンを余計に警戒させたって感じかしら。
報酬はそんな感じなのね…前任者には感謝と恨み言ね、絶対にゴブリンも警戒しているでしょうし」

説明を聞き距離はそこそこ、内容は簡単そうだが…一度失敗者が出ている以上二人で大丈夫なのだろうかと、相手を見上げて悩み。

アシュトン > そいつは失礼、どうもエルフは精神年齢が外見と同じの場合と、実年齢と同じ場合の両方があるようで。
人間の目からしたら、中々と判断に困る。

(苦笑気味に喉を鳴らせば、肩を僅かに竦め。謝罪混じりなのか、軽くと手をパタパタと横に振った)

って予想らしいけどどうなん?

(唐突に受付に話を振ると、一拍の後「大体そんな感じです」と答えが返ってくる)

だそうだ。
……うぅむ、値踏みされてる感じかコレは。
まぁ、俺は純人間――という表現でいいのか迷うが、意味は通じるだろう。
優れた能力のある種族でもなし、変異的な特殊能力がある訳でもなし、間違っても英雄や化け物って類でもないが。

(別段それについてプラスにもマイナスにも思っていないので、ただの事実である。
視線だけをもう一度受付さんに向けると「技術面と実績面で言えば、冒険者でも上の方ですよ」とフォローが)

エルティ > 「これでも3桁は生きてるのよ。それを言うなら人間も私たちから見れば判断が付きにくいわね」

喉を鳴らし肩をすくめる姿にこの相手の年齢はいくつかなのかさっぱりと判らず。
謝罪混じりに手を振る様子に気にしなくていいと一言告げて。

そして相手が受付嬢に話しふり、返る答えに腕を組んで考え。

「そんなつもりはないわよ。
ただ洞窟とかの場合私はほとんど役に立てないから悩んでるのよ。
別に優れた能力や特殊能力があっても駄目な人間は駄目でしょ?」

受付嬢の言葉にそれならと決断を決めて。

「行かせてもらうわ。それで無理そうなら戻って追加を募集する。
それでもいいならね?」

石橋は可能な限り叩くのが信条。その条件なら同行すると相手を見上げて。

アシュトン > …………外見二倍か三倍位だろうって見積もりだったんだがな。
エルフはエルフで、年齢の倍率差が激しいなぁ。

(エルフ、というのもあくまで大きな区切りの話なのだが。
外見と実年齢の乖離は、それぞれでかなり違うらしい。
三桁と聞いて、なんとも言えない表情で視線が横に流れた)

ガスやら爆薬で洞窟の外に引きずり出せば――と言いたい所だが、多分コレ、捕まった村人が生きてたら助けるのも報酬の内だよなぁ。
と言うと、獲物は弓とかそっち系か。

(まぁ装備しているのかもしれないが、確認を込めた言葉で問いかけて)

背後を警戒してもらうだけでも、なんとかなるだろう。
万が一の場合は、そっちの意見に従うよ。

(少しとばかり考えたが、軽い間の後に数度と頷きを返した)

エルティ > 「見た目と年齢が違うのはよく言われるわね。
見た目通りでなくてがっかりした?」

年はともかく見た目は育たなかった実例であり。
パッと見れば相手は20代ぐらいなのだろうと見当をつける。

「それで済めば楽な仕事になるわ。でもそうね、救出も中に入っているはずだから出来ないでしょうね。
私は弓と銃ね、だから狭い所は苦手なの」

今は持ってきてはいないが獲物は弓と長銃、どちらも狭い所では不向きない武器である。

「そう?それならそれで行って見ましょうか。
それで十分よ。むやみに殲滅って言いださなくて安心したわ」

相手は頷けばそれでいいと承諾して見せる。

アシュトン > いんや別に。長く生きてりゃそれだけ経験も積んでるだろうさ。
頼りにしてますよ。

(ややと冗談混ざりなく口調で、口の端を上げるような笑み)

…………もっとも、既に死んでたって事にすればどんな手を使っても――おぉっと、おぉっと。

(なんて口走った所で、受付のお姉さんが凄い勢いで睨んできたので、無かった事とする)

洞窟内で銃ぶっぱなして、ぞろぞろ寄って来られても困るから弓で頼む。
多分俺が前に出る事になるから、まぁそうなるか、仕方ない。

(そんなだだっ広い洞窟でもないだろうし、援護射撃には余り期待しない方がよさそうである。
ちょいちょいと考えたのち、よし、と両手を打った)

命あってのモノだねってね。引き際はわきまえてるから安心してくれ。
それじゃ、3時間位で準備できるか?馬車乗り場に集合って事で。
っと、組むんなら聞いておかないとな。
俺はアシュトンって言うんだが、そっちは?

(微かに頭を傾けた後、握手とばかりに片手をさしだした)