2016/08/31 のログ
ご案内:「王都マグメール平民地区 広場」にボリスさんが現れました。
ボリス > 磔刑台に囚われた少女の前に長身の影が差した。
眼鏡を掛けた端正な面立ちの男。
少女が繋がれているその元凶。

「おはようございます。『聖女』様。
 いえ…情熱的な『魔女』殿?」

甘い声が耳元で囁く。
声で辱めるように。

アナスタシア > 長身の人影が、斜めに、蒼く、昏く。

俯いた目許は乱れて打ちかかる髪に隠れ、目を閉じているのか、開いているのか、
至近に寄ってみても判然としない状態。
ぴくりとも動かぬ肢体は一見、完全に意識を失っているよう、でもあったが。

「―――――、……」

男の声が、髪の間から僅かに覗く耳朶を吐息で擽り、鼓膜をじわりと嬲る。
ぴく、と微かに肩先が跳ね、伏せられていた頭がぎこちなく擡げられて、
虚ろな眼差しが男の姿をぼやりと映し出す。

一夜明けて尚、紅みを残した儘の瞳は、涙にけぶって意志の光も薄く。
甘い喘ぎを堪えようと幾度も噛み締めた唇は、傷こそ無いものの毒々しい艶を纏っており。

ボリス > 自分の顔に向けられた視線。
凛とした生気を失ってなお、退廃的な美しさを湛えたその貌。
その細い顎に手を添える。
優しく柔らかな手付きは、少女への心遣い――など欠片も無い。
希少な美術品を。モノを。扱うような、そうした丁寧さだった。

「ここにいる意味が、お分かりですね。
 そう、貴女は『魔女』と認められようとしています。
 貴女の本当の姿を認めてもらえるのですよ。
 喜ばしいことでしょう」

親指が誘惑するかのような紅い唇を押し、その弾力を楽しんだ。

「魔女である貴女に、『浄化』は苦しいかも知れませんね。
 苦しみを…低減してさしあげましょうか」

微かに目が見開かれれば、瘴気が漏れ出す。
微笑みかけながら懐から取り出したのは、霊薬の瓶。

「自分が『魔女』と早々に認め、酌量を請えば。
 或いは、事は穏当に進むかも知れませんしね」

今のアナスタシアに解るだろうか。
その霊薬の瓶の中身が、女を熱に狂わす魔薬であることが。

「皆が起きてしまう前に。
 狂ってしまえばよろしいでしょう」

アナスタシア > 目の前に立つ此の男が、己を現状へと導いた。
引き摺り落とされ、踏み躙られ、穢し尽くされて、然も此処は未だ、
『終わり』の場所では無くて。

何処まで堕ちてしまうのだろう、何処へ沈められてしまうのだろう。
解らないなりに、想像もつかないなりに、―――其れでも。

「――― 、たくし、は……
 ……ま、じょ、なんかじゃ、――――……」

触れる手指を拒む術など無く、唇の柔らかさを玩ぶ仕草にも、
僅かに眉根を寄せることしか出来なかったが。
其れでも、認められる訳が無い。受け容れられる筈が無い。

目の前の男こそ、穢れた存在である筈だ。
声高に言い立てる余力は無い、けれど、此の男が己を狂わせたと、
己は今も、硬く信じて疑わない。
だから、眼前に朝の光を弾く瓶の中身についても、厭な予感しかしなかった。

「…… ぃ、ゃ……。
 わたくし、……ちが、う……もの、……」

今度こそ。
渾身の力を振り絞って、男の手から逃れるように顔を背ける。
得体の知れない薬を与えられる事も、掛けられた嫌疑を認める事も、
断固として拒否する、という意思を露わに。

ボリス > 「この私を『搾って』おいて、随分と聖女様は強情でいらっしゃる」

喉の奥を鳴らす笑声。

「では、なお更確かめてみましょうか。
 貴女が聖女なのか、毒婦なのか」

あれだけの目に合いながら意志を宿し。
未だ否定を続ける。その姿は『聖女』と呼んでよい精神の強さを思わせた。

だが、それをあらゆる手段で打ち砕くのが男のやり方だった。

背けられた顔を、意志の表明を、腕力という物理的な力で無理矢理こちらを向かせることで無にしてしまう。
頬を左右から強く圧迫し、無理矢理口を開かせる。

「召し上がれ。味はよいですよ。ちゃんと甘く作っています。
 あの時のあなたの愛液も、原材料の1つですから。それはよく――馴染むでしょう」

霊薬という特殊な薬物は、摂取量によって重大な副作用がある。
それを、瓶一本分という量を、一気に口の中に流し込んだ。

女の奥の奥に作用し――理性を蚕食し、狂わせる。
獣欲の魔薬が、暴れ始める。

アナスタシア > ―――明け透けな物云いに、己の頬が紅く染まる。
羞恥、屈辱、怒り、其れら全てを綯い交ぜに、眦を吊り上がらせて。

「―――っはな、……んっ、んむ、ぅ、…っ…!」

背けた貌を強引に引き戻され、無理矢理唇を開かされて、
―――注ぎ込まれる、とろりと舌に、喉に絡みつく、甘ったるい液体。
仰のき気味に固定された頭の角度もあって、瞬く間に嚥下を強いられる。
きつく閉ざした眦に恥辱の涙が滲み、くぐもった声が白い喉を震わせ―――

「―――― ひ、……っあ、あ………!」

とろり、飲み込み切れなかった雫が細くひと筋、首筋を伝い落ちて
鎖骨の窪みに溜まる、其れよりも早く。
胸の奥、否、其れよりもずっと下の、ずっと奥の、―――女の芯の部分が、
突然、爆ぜるような熱を孕んだ。
大きく見開いた双眸に、鮮やかな紅が躍る。
びくん、と仰け反った身体が、見る間に上気し、淫らな艶を孕み、
揺れる乳房の頂が、触れられもしない内から紅く、硬く尖り始めて。

「ぃ、……いや…あ、っ…、
 いや、…――――あ、あああ、…あ……!!」

高く掠れた絶叫が、明け方の空に虚しく響き渡った。

ボリス > 「やれやれ…まだ始まったばかりですよ、『聖女』様?
 そんなあられもない声を上げて…浅ましいとは思わないのですか。
 それで『毒婦』でない、などと…笑わせますね?」

容赦ない言葉が降り注ぐ。
その瞳は冷徹かつ興味をもって、あの焔の出現を認めていた。

「このまま男の味を再び思い出して貰うのも良いのですが。
 流石に、同じモノばかりでは飽きるでしょう」

まるで慈悲深い発言であるかのように微笑みを深め。

「少々趣向を変えてみましょうか」

男の呟きと共に、小奇麗な衣服の袖口から現れたのは。
触手だった。頭足類のそれとしか思えないものが、何本も現れる。

「私の使い魔のようなものです」

男は平然と言葉を続ける。

「あなたが『毒婦』でないなら――いえ、『人間』なら。
 性器ならともかく、こんなもので昂ぶったりはしませんよね?」

数本の触手が伸び、少女の頬にべたりと張り付いた。
分泌されている透明な粘液に混じるのは生臭い雄の臭い。

「ねえ?」

更に別の触手が、襤褸のような修道服の隙間から入り込み。
肌の上をのたくりながら豊かな乳房に巻きついて。
その先端部を押し込みながら、無数の疣で粘液を刷り込むように高速で震えた。

アナスタシア > 徹底して己を貶める為の言葉が、容赦無く頭上から降り注ぐ。
たった今、飲まされた薬が元凶だと気づいてはいたけれど、
其れを指摘する言葉さえ発せられず、唯、男を睨み上げるばかり。

身体が熱い、あの『焔』は熱さなど感じない筈なのに、
肌の内側も、外側も、何処も彼処も熱くて―――息が、出来ない程。

胡散臭い、としか呼べぬ微笑、そして次の瞬間。
揺れる紅の瞳に映った悍ましい異形の姿に、引き攣れたような悲鳴が喉を震わせた。

「ひっ、―――― な、に、…何を、…

 ……い、いや……っ、やめ、…… こ、ないで、

 ―――― いや、いやあああ、……っ、っ……!!」

ずるり、ぞろり。
粘つく水音を連れて蠢く『其れ』が、恐怖に強張る頬を滑り降りて、
立て続けに悲鳴を放つ口許へと向かう。
鼻腔を衝く生臭さを不快に思う暇も無く、引き裂かれた修道衣の胸元へも。
ずるり、べとり、白い肌に厭らしい粘液の軌跡を描き乍ら―――

「いっ、や、やめ、止め、て――― 

 は、なして、いや、―――― んっ、んぅう、…ぅ、く、ううぅ……!!」

乳房を絞り上げるように絡みつき、敏感な先端を無数の疣が嬲り始める。
見る間に赤みを深めて熟れてゆく頂は粘液に塗れ、拒絶の声が甘く歪んで、
―――其れでも、悲鳴を上げられている内は未だ、良かった。
口許へ這い降りた触手が、容赦無く口腔へ潜り込んで、其処を犯し始める。
口淫を強いるような抽挿に、為す術も無く唇を穢され、喉壁まで嬲られて。
苦し気に呻き、身悶える様さえ、朝日の許では唯、淫らに。

ボリス > 「ようやく、らしい声が出ましたね」

恐怖にひきつるそれを妙なる調べのように聴きながら。
蹂躙は終わらない。

口腔に入り込んだ触手に、別の触手が合流し、絡み合い。
1つの巨大で野太い凸凹とした触手となって、更に大きなストロークを見せ始めた。

歯列も。歯肉も。頬も。喉も。食道すら。
少女の頭部全体が性具であるかのように、粘液を垂れ流し無理矢理飲み込ませながら蹂躙する。
前後するたび、卑猥な水音が、清々しい早朝の空気を汚しては、少女が「人間」でも「聖女」でもないのだと刻み込んでいく。

「よいですね…『聖女』様。貴女の口も、咥えた相手を喜ばす才能に溢れている。
 下も名器なら上も名器とは。流石、男に犯され男を貪るために生まれた『毒婦』…。
 素晴らしいですよ」

更に、口腔触手のストロークが加速し、全体が肥大化しながら熱を持ち始める。
口腔を抉り、穿ち――

「先ほどの魔薬。『原液』は、彼等の精なのですよ。
 直接、受け取ってください」

絶望的な状況を直前に開示し――
触手は、少女の上半身全体を貫くかという程に深く、素早く突き込まれ。

先端部のみならず、触手の集合体であるその全体から、その高濃度媚毒体液を、
思う存分噴出した――。

アナスタシア > 異形の気配を感じてはいても、相手がひとの形をしていれば。
少なくとも此れ程迄に、恐怖を煽られもしないだろう。

けれど男が繰り出したモノは『異形』としか呼びようの無い存在で、
一度口腔へ入り込めば、己が舌で押し返そうと、抗う為に歯を立てようと、
全てを跳ね返して奥へ、奥へと捻じ込まれ、生臭い粘液を垂れ流し乍ら、
己を肉の鞘として、思う存分弄び始める。
ぐぷ、ぐぽ、聞くに堪えない音が引っ切り無しに、直接脳髄に響き渡り、
弥が上にも此の身が異形に『犯されている』事実を思い知らされて。

「ぁぐ、―――っふ、んん、ぅ、……
 も、ゃ……やめ、……んぐ、ぅ、あぅ、んぅう―――…、」

止めて、助けて、こんな、厭――――

口腔を犯す触手も、乳房を揉み絞る触手も、どくどくと不穏に脈打っては、
明らかに温度を上げてゆく。
其の果てに訪れるであろう『未来』を本能で悟って、―――そんな、厭、と、
胸の内で激しく泣き叫んだけれど。

「んっ、んん、―――――っぐ、ぅ、んっ、んんん……!!」

ごぼ、っ。

其れ迄の蹂躙など、ほんの子供騙しに過ぎなかったのだ、と告げるように。
ずっぽりと喉奥深く、胃の腑に至る程捻じ込まれた異形が、大きく爆ぜた。
弾ける灼熱、夥しい量の汚液が、胃に、食道に、喉に、口腔に、
―――溢れ、迸り、瞬く間に己の裡をどろどろに汚し、蕩けさせてゆく。

勿論、飲み込み切れなかった部分からも噴出された其れは、
唇と云わず、頬と云わず、襤褸のような衣を纏う肢体の隅々まで、
遠慮会釈も無く濡らし尽くして。

視界が白く、紅く明滅を繰り返す、―――刹那、意識がぶつりと途切れる。
慎ましやかな、聖女に相応しい佇まいを取り戻した秘部がじわりと解れ、綻び、
―――粗相のように溢れ出した雌の蜜が、剥き出しの内腿を伝い落ちて、台座をしとどに濡らした。

ボリス > 「おやおや――」

びくつく少女の肉体を眼鏡に映した男は笑みを邪悪に歪め。
敵を殺し貫いた槍を思い切り引き抜くように、思い切り触手を引き抜いた。
食道から唇までを一気に抉りながら引き抜かれたそれは、当然、余剰粘液を大量に噴き出しながら掻き出していった。

「…拒むどころか、この有様とは」

触手の数本が、垂れ流された愛液に近付きぴちゃぴちゃと音を立てる。

「『破裂』しましたか――。
 お分かりですね――自分自身が何であるのか。
 『毒婦』であり『性具』である自分自身が」

粘液塗れとなった美しい体のうち、乳房に絡み付いていた触手が揉みしだくように収縮し。
そして足元から彼女自身の愛液を辿るように、触手が這い上がっていく。
その先端部には小さな吸盤のような穴があり。ぐったりした少女の陰核へ不意に喰らいついた。
その内部には更にとても小さな触手の群れが内包されており――蠢くそれらの大群が、一斉に陰核に襲い掛かり、扱き上げた。

「どうです?御口は自由にしてさしあげました。
 して欲しいことがありましたら承りますよ?」

彼女の意識の侵食度を測る――。

アナスタシア > ―――こころは今も、拒絶の悲鳴を上げている。

がぽ、と悍ましい音を立てて抜き出される異形は無慈悲に、
呆然と凍りつく己の貌へ生臭い粘液を塗り重ねてゆく。
閉じる事を忘れたように半開きの儘の唇からも、ぼたぼたと滴り落ちる汚液。

「ぁ、 ――――ぁ……あ、……ぁう……ぅ……、」

男の言葉の意味が掴めない。声は『音』としてしか認識出来ない。
じゅぶ、じゅるり、卑猥な音と共に絞り上げられた乳房がつんと上を向き、
痛々しい程に尖り切った先端は、再び異形に捏ね回される。
ぎこちなく身をくねらせる仕草は、抗っているようにも、逃れたがっているようにも、
―――或いは、より強い刺激を強請っているようにさえ見えるか。

力無く開かれた内腿を伝い、這い上って来た触手が、不意に秘裂の奥に潜む、
小さな宝珠へ喰らいつく。
かくん、と仰け反った喉から、擦り切れた悲鳴が迸り出て―――

「ひ、――――― …っ、っっ…っ……!!」

人間が齎す刺激の比では無い。
無数の細かな異形の『手』が、縦横無尽に敏感な突起を舐り、掻き毟り、
痛みすら麻痺する程の苛烈な責め苦を与えてくるのだ。
花芯は艶めかしく腫れあがり、放り出された格好の膣肉が、ぎちゅ、ぎちゅ、と
己の意思とは無関係に、しゃぶりつくモノを求めて収縮と弛緩を繰り返し、

――――――ぼう、と。
虚空を見詰めて瞬きも忘れた紅の一対が、新たな涙に濡れると、同時。

「………ぁ、あつ…い……。

 蕩け、る、……し、きゅう、疼いて、……あ、たま、おかし、く……」

切ない、物足りない。
そんな衝動を言い表す術も知らぬ身で、其れ以上、何を云えただろう。
異形を縋りつかせた儘緩やかに前後する腰の動きが、言葉を補完出来ただろうか。

ボリス > 廃人になったかのようなリアクション。
狂い切っていないだけ大したものだと魔人は知っている。
だがそれは表に出さず、無慈悲なる攻めを続けて。

肉珠への攻めに上がる悲鳴。それにくつくつと笑いながら。

「解りました。なら、こうして差し上げる他ないでしょうね」

淫猥に前後する腰の動きを眼鏡に映しながら。
先ほど、口腔を蹂躙したものと同じように触手が寄り集まり、
極太のそれを作り上げていく。

否。

それは、口腔を犯したものよりも。かつて彼女の最奥を犯した男自身のモノよりも、太く、大きい。

「私のモノを咥え込むほどの貴女です。
 遠慮は無用でしょう」

そんな怪物的な、脈動する触手肉槍が鎌首を擡げ、物欲しげにひくつく女陰へと宛がわれた。

「これも、人助けですね」

『聖女』に対して最高の皮肉をくれてやりながら――
肉でできた破城槌の如き触手肉槍を、――どずむッ!!と叩き込んだ。

アナスタシア > 呼吸すら覚束無いなかで唇を開き、閉ざし、舌先を震わせて
なにか言葉を紡ごうとしても、意味の無い音が零れ出すばかり。
ぼたり、ぼたり、膣口が引き絞られる度に溢れ出す愛液が、
秘芽を玩ぶ異形をとろとろと濡らす。

引き裂かれた修道衣の裾から、卑猥な異物をゆらゆらと
躍らせる己の様は、男の目にどれ程滑稽に映るだろう。
けれどもう、己の頭は羞恥、というものを認識してくれない。
本能ばかりが研ぎ澄まされて、雌の衝動ばかりが増強されて。
其れでも、己を犯す為に構成される異形の、其の在りようを視認していたら。
きっと、悲鳴を上げて逃れようとしただろう。

―――虚空を見詰める瞳が、其れ、を見る事は無かった。
唯、浅ましく息衝く秘花へ、宛がわれた熱い、肉の気配を感じて。
ひくん、と其処へ吸いつく反応を示した、―――次の、瞬間。

「ぃ、――――― あ、……あぁ、あ、…… あ、あっ、…っ…!!

 ひっ、…… あ、ぁ、無理 …ぃ…、
 やめ、やめて……、抜い、――― 痛、ぃ、抜い、てぇ…っっ……!!」

目の前の男に破瓜を強いられ、穢れなき子宮迄蹂躙されて、
よもや、其れ以上、が在るとは思っていなかった。
人間では有り得ない程に硬く、太く、どろどろの粘液に塗れた肉の楔が、
未通の狭隘を取り戻した膣肉を強引に割り開き、押し拡げ、文字通り切り裂いてゆく。
修復されたばかりの皮膜が無残に引き千切られ、愛液に鮮血が混じれば、
―――己の体液に潜む効果が、異形にも効くモノならば。
きっと長大な肉槍の突き進む速度は、弾ける脈動は、いっそう容赦無く、
己の雌の器官を喰い荒らしてゆくだろう。
其れこそ、子宮へ至る道を健気に閉ざす肉の環なぞ、一溜まりも無い程に。

「…… ぃ、……あぁ、…… あ、は……、
 あぅ、……う、 ぃやあ、… あ………、」

歯の根が合わない。呼吸が、出来なくなる。
辛うじて衣に隠されている下腹は、きっと、歪な影を浮かばせている。
其の影が上下に波打ち、びくびくと震える度に、ぷしゃ、と秘裂から紅い蜜液が弾けた。
仰のいた面は呆然と、滂沱の涙に頬を濡らす、無力さを露わに。

ボリス > 「一度、貫いてしまいましたからね。
 彼等の気が済むまでは、私もなんとも」

悲痛な絶叫に返される、世間話でもしているように平然とした声。
突き立ち。抉り。広げ。下半身を埋め尽くしている触手の主は、飄々と笑うだけだ。
残酷に、無慈悲に。

「はは、御覧ください。私ですら狂わされかけた。
 使い魔程度では、もう貴女の虜だ」

――それでも、男が犯した時は、最奥に至るまでの過程があった。
だが――この極太触手肉槍にそれはない。
2,3度、大きく前後運動をした次の瞬間には。
それが、当然であるかのように。

あっけなく肉輪をぶち抜き、子宮内部に突き立っていた――。

更にそのまま、子宮内部で一部の触手は、解け。
巨塊がじゅごっ、じゅごっ、と子宮を思うがままに貪る中、卵管の中にまで入り込んでいた。
『孔という孔』に相応しい狂気の蹂躙が、叩き込まれ続ける。

アナスタシア > 異形を自在に操る男は、まるで他人事のように。
―――否、確かに己の苦痛なぞ、此の男には他人事だろう。

身体を内側から引き裂かれるかと思う程の激痛、圧迫、
粘液を纏っているが故の、容赦の無い律動。
ごつん、ごつん、小突かれた肉の環が僅かに拉げた、其の隙を衝くように。
突き、崩し、抉り、貫いて、子宮を満たす。
聖域であるべき小さな器官が、異形の形に歪み、膨らんだ。

「ひ、っあ、あああ、―――― あ……!!

 …… ぁ、っあ、…あ…、あぅ、
 し、きゅ、こわ、れ、―――――…ひっ、ぐ…ん、んんぅ……!!」

膣肉も、子宮も、異形に奉仕する為の肉筒と扱われて、今度こそ、
其れより酷い事なぞ、起こらない、と思っていたのに。
解けた触手の一部が卵管を穿ち、未成熟な卵の在り処さえも蹂躙し始める。
零れ出すより先に捕らえられ、突かれ、無慈悲に捏ね回されて、
汚液に塗れ乍ら掻き出され―――其れら全てが、生々しい感覚として。

「あっ、あぁ、やら、らめ―――――ぇ、
 たま、ご、たまご、おかさな、っれ……!
 お、願い、其処は、らめ……、た、まご、溢れちゃ、うぅ………!!」

舌が縺れて、言葉など真面に紡げない。
赤味がかった金髪を打ち乱し、弱々しく頭を振って泣き叫び乍ら、
己の奥の奥まで蹂躙し尽くしている異形に、其れを操る男に、
せめてもの慈悲を乞う、けれど。

ぎゅるり、戒めめいて乳房を引き絞られれば、ぎちゅりと膣肉が、子宮が収縮し。
秘芽に齎される刺激に耐えかねて、内部の蠕動はますます激しく。
破瓜の鮮血なぞ、とうに愛液の流れに洗われてしまっているだろう、と。

ご案内:「王都マグメール平民地区 広場」からアナスタシアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール平民地区 広場」からボリスさんが去りました。