2016/08/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 カフェ」にパトリックさんが現れました。
パトリック > んぬ――――。 んぁ――――。
(カフェのお外の席で、頭を抱えて唸っていた。 別に発情しているわけではない。 目の前には紙、手にはペン。
 紙にはたった一言「報告書」と書かれている。 石膏役として情報収集をするのが仕事だが、
 ではいざ報告をしろと言われると頭が痛くなるものだ。 特に今回は魔族の領地であるとか、
 奴隷都市に行ったので余計である。 悩みながらペンを動かす。当たり障りの無いことを書いておけば良いだろう。
 第九軍は諜報活動が主任務だ。「戦争の準備は特に見られない」だけでも十分な報告にはなる。
 とはいえ、そう結論に至った経緯とかその辺も書かないといけないわけで。 取り敢えず魔族の国、
 そして奴隷都市… 思いつく限り、見聞きしてきた内容を書き記す。)

パトリック > あっ、そうだ。 シェンヤンに行った時の報告もしないとな。
(つらつらとペンを動かす。 あそこも奇妙な所だったが、今のところ変な素振りはなかった。
 ミレーとしては過ごしやすいし、あそこの衣装は動きやすくていい。今でも着ているぐらいだ。
 とはいえ、ジャセンとか呼ばれる魔術師のような存在は油断できない。
 正面から立ち向かえば、幻術や、その他の手段であっという間に撃破されてしまうだろう。)

こんなもんかなあ。 すみません、コーヒー一杯。冷たいやつ。
(コーヒーをお願いして一休み。普段脳みそを使ってないだけあって、
 こういった頭脳労働はいろいろ大変だ。 ぐるぐると腕を動かし、背もたれに身体を預けて休憩の構え。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区 カフェ」にリンさんが現れました。
パトリック > あとは、そうだな…”褐色の王子”と、”ヴァイル”については調査を要する……
(つらつらとペンを走らせる。人からの頼まれものだが、こっそり書いておいてもいいだろう。
 褐色の王子はものすごーく覚えがある気がする。 そしてヴァイルの方は……次接触したら、
 たぶん色々危ない目に合いそうな気がする。 こういう時は知らない人から調べさせるのがよいのだ。
 とりあえずペンを置いてため息を一つ。残っていたコーヒーを一気に飲み干した。)

ふー、終わった終わった! これでまた旅に出られるー! どうしようかなあ、
久しぶりにお姉ちゃん買うってのもいいなあ。 うまいもんも食べたいし…あ、服も。
(頬杖をついて考える。 お金ももらえたし、何か必要なものを買うのもいいだろう。
 思案にふけり、ペンをくるくるとまわしながらぼんやりと宙に視線を彷徨わせた。)

リン > 「作家か何かかい?」

声を掛けたのは、青く塗られたバイオリンケースを肩から下げたチュニックの少年だった。
髪は長いが青みがかかっていて、涼しげとも言える。

たまたまカフェの近くを歩いていたところ、
外の席に座ってペンを動かすパトリックを、作家と解釈して興味を抱いたらしい。
あまり出会うことのなかった職種の人間だからだ。

パトリック > うーん? まあ、作家みたいなものかもしれないね。 旅行記を書くのが仕事だから。
危ない所だって行くし危ないことだってやるし、大変だよ。
(青いバイオリンケースを持つ青年の言葉に顔を向けると、くるりとペンを回転させてから置く。
 問いかけにはニッコリ笑って答えた。 色敵に涼やかな彩りの少年を見ながら椅子を指し示す。)
これから一曲やる予定でもないなら、どうだい、一杯ぐらい。
(話し相手の一人ぐらいイてもいいだろうし、と青年を招いた。)

リン > 「仕事なのに作家じゃないんだ? まあいいや。
 じゃあぼくもコーヒーを。ちょうど一仕事終えたところだし」

近くにいた給仕に注文し、向かいの席につき、荷物やケースを傍に置く。

「とするといろいろな国に出かけたりしているの?
 さっきシェンヤンがどうとか言ってたね、そういえば。
 今はちょっと隣国に足を運ぶだけでも命がけな時勢だけど」

微妙に煮え切らない返事に奇妙には思いながらも、相手の話には興味を示し……
値踏みするようにパトリックを上から下まで眺める。
あまり修羅場慣れしている印象をこの少年は感じることができなかった。
よもや軍属とは想像できない。

パトリック > 仕事だけど作家じゃない。 作家は大変だからね。 まあ、雇われ文筆業だよ。
(我ながらわかり易い回答だ、と頷く。 相手の問いかけにも鷹揚にうなずいて見せた。)

もちろん。 いろんなところに行ったよ。奴隷都市もだし、シェンヤンも。
危険だけれど、だからといって行かないわけにはいかない。 まー、でも得な目に合わないね、大概ー。
…ああ、これ? シェンヤンで買ってきた服。動きやすくてすごく楽なんだけど…珍しいよね。
(相手の視線に首を傾げながらにっこり笑う。 何となく照れくさいし、恥ずかしかった。)