2016/08/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にリシェラさんが現れました。
リシェラ > 静かに扉が開き、フードの付いたマントを羽織った小柄な人物が入ってくる。
其の足は、入り口から直ぐの場所で止まった。
首を左へ、右へと動かしている様子から、店内を何やら見回しているのだろうと分かる。
今は時間的に、酒場に屯す者達も疎らだ。

僅かな間を置いて再び足を進めてカウンターへと寄れば、そう目立つ事も無い端の席へと腰掛けた。

カウンターへと着いて、改めて其の手元の付近を確認する様に顔を向ける。
立て掛けてあるメニューに気が付けば、手を伸ばして広げ見始める。

リシェラ > (流石に酒場に来て何も頼まないのは悪いだろう…妥当な線で、是としておこう)

手招きで酒場のマスターを呼べば、エールを一杯頼んでおいた。
序でに宿の手配も一緒に、出来れば部屋は日の当たり難いものにして欲しいという旨を。
あれから日が沈むまで待っていたのと、此の場所へと蝙蝠へと姿を変えて飛んで来たので少々疲れてしまった。
今日は此の侭、身体を休めようと考えている。
まだ起きたばかりで本調子で無いのも在るし、そもそも血を採っていない事で力の大半は失われた状態だ、仕様がない。

エール一杯だ、直ぐにテーブルへとコップが置かれた。
宿代も含めてゴルドを手渡しておけば、後はゆっくりと椅子に背を預け寛ぐ。

リシェラ > 身の丈も在ってか、テーブルに置かれたコップを手に取るのに背凭れから身を乗り出す様にする。
両手に取り、唇を寄せて一口。
普通のエールでも、こうして喉を潤わせるには十分だ。
一口ずつ唇を付けては離し、少しずつ満たしていく。

普通の量なのだろうが、そういったペースで飲んでいけば少しばかり時間が掛かる。
気が付けば夜も深ける頃合か、飲み終わったコップをテーブルへと置いた。

リシェラ > 「馳走に為った。予は与えられし部屋へと身を休める故、誰も寄せぬ様任せる。
日の中起きて来ずとも、其の侭で頼むぞ?夜を好むのでな、日の光は少々好かないのだ」

人気も無くなった酒場の中、マスターへとそう伝える。
身の丈の割に不相応な言葉を向けるも、慣れたものかマスターは気を悪くする事無く普段通りに接していた。
是だから、こういった場所の主と云うものは気兼ねなく話せる。
小さく唇が笑みを形作れば、椅子から降りて宛がわれた部屋へと消えていった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からリシェラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリシェラさんが現れました。
リシェラ > 幾ら日の当たり難い部屋と云っても、全く日の差さない部屋は在る訳でも無い。
然し、身体をゆっくりと休めれる環境は在り難い物である。
日が沈み、灯す灯り以外の光が消えればやっと動き出す。
昨晩と同じ様に一杯のエールで喉を潤わせ、小さな灯りの散らばる王都へと散歩に出掛けた。

出掛け際に、一応はマスターへと今晩の宿代も支払ってある。
只、戻りは遅くなるので心配しない様にと伝えておいて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にソル・グラディウスさんが現れました。
リシェラ > (取り敢えずは、此の地を知る事…か。何も知らないのでは如何し様も無い)

一先ずはあの宿を足掛かりに、現状を知る事からの開始。
王都内の地理は、蝙蝠で此の地に降り立つ前に上空からある程度は確認しておいた。
後は少しずつでも何処に何が在るかを知り、話に耳を傾け今を知る事だ。
尤も、日中為らば未だしも、こんな夜中に機会が在るかどうかが問題かもしれない。

ソル・グラディウス > 日が落ち、街灯が街を照らす中、通りを歩く。
夜の街に出歩くことは少なくはないが、今日はやけに涼しく感じる。
通りを吹き抜けるそよ風が耳元を駆け抜けると心地よい気分になる。

「さてと…今日はどーすっかなぁ」

灯りがともり始めた店を見渡し、何処で暇をつぶそうか思案する。
この時間はもっぱら仕事中であり、今日は午前に大仕事を片付けたため時間と金に余裕があった。