2016/06/07 のログ
ご案内:「ヴァルケス武器防具店」にイーヴィアさんが現れました。
ご案内:「ヴァルケス武器防具店」にテイアさんが現れました。
■イーヴィア > (――暗闇に、灯るランプの明かりが、部屋の中を煌々と照らし出す。
壁面へと設置されている燭台に、明かりを移して光に染めれば
何かにぶつかったり、足元を引っ掛ける事も無いだろう
以前に比べて、多少変化した其の室内は、段差や障害物を出来るだけ排除し
所謂バリアフリーを多少考慮した様子と為っており。)
―――――……さて…遥々お疲れさん。 ……大丈夫か? 疲れてないか?
(そうして、部屋の入り口へと振り返れば、声を掛けた
其処に暫し待たせて居るだろう女の様子を伺いながら
ゆっくりと、片掌を伸ばして――部屋の中へと、誘う、か)。
■テイア > 「大丈夫だ。いい運動になるしな。」
富裕地区にある屋敷から、男の住む平民地区のこの家まで散歩がてらゆっくりと歩いてきた。
店舗から、部屋のある三階までの階段を上がり明かりをつけるから待つように言われて、その場に佇む。
部屋の明かりが灯れば、男の手が伸ばされ招かれる。
そっとその手をとって、室内へと足を踏み入れれば以前とは少し内装に変化が見られる。
「内装を少し変えたか?」
きょろりと室内を見渡して、誘われる方向へと進みながら問いかけて。
今の女の装いは、シルキーお手製のシンプルな裾の長い上衣に、腹部のゆったりとしたパンツといったマタニティウエアを着用していた。
■イーヴィア > そうか、なら良かった。 幾ら御前が元気だっても…流石に、そろそろだしなァ。
(何だかんだ、地区を越えての移動は、徒歩だと其れなりの距離と為る
別に己一人が歩き回るなら大した事ではないけれど、何せ相手は身重だ
もう、すっかりと大きくなった其の御腹は、何時産まれても可笑しくない程
実際シルキーや医者からは、そろそろだと言葉を貰っている事も在る
女が部屋の中へと入れば、扉を閉めて内鍵を掛け
其の腰元を支えるように腕を回しながら、部屋の奥へと案内し)
――ん? ……嗚呼…其の身体で転んだりしない様に、な。
元々俺一人の為の部屋だったし、まぁ、少し間取りを変えただけさ。
(間取りを変えたにしては、何か、色々と揃い始めているのだが。
先ず、ベッドが大きくなった。 そして、部屋の角にベビーベッドが既に用意されている
まだ衣服こそ入っては居ないが、クローゼットがひとつ分増えたし
逆に、別にこの部屋へ置いている必要の無かった物入れやら工具の類は
全部作業場へと移動されていた
椅子へと座らせるよりも、座面の柔らかい寝台の方へと移動しては
相手へと、腰掛ける様に促して)
■テイア > 「流石にふたり分を抱えた腹は重いがな。」
二人の胎児が宿る腹は、既に大きく膨らみずっしりと重い。
ふう、と無意識に吐息を零して。
流石にもう敏捷に動き回ることは難しくなっていたから、今までどおりのような鍛錬はできない。
だから、結構な距離になったとしても歩く事で体を動かせるのは女にとっても都合がよかった。
「…少し、か。」
部屋の内装、そして増えた物などを見回して男の言葉にくすり、と小さく笑う。
その笑みと短い言葉だけで、きっと女の言いたい事は伝わっただろう。
既に子煩悩の気配がする。と。
「ありがとう。ベッドも、大きくなったんだな。」
もともと大柄な男が寝転ぶのに問題ないほどの大きさのベッドであったが、更に広くなっている。
双子を抱え込む腹は、一つ一つの動作を重くさせてしまう。
ゆっくりと寝台の上へと腰掛けて、また吐息を一つ零す。
■イーヴィア > ――そりゃそうさ。 ……あー…あと、正直言い忘れたって言うか、今思い出したんだが…
……俺の血筋、人間に比べると目方が大分重くてなァ…。
(――わざと、ではない。 己にとっては当たり前の事過ぎて
今の今まで意識しなかった事なのだけれど…己が血筋は
元より人間と身体の作りが異なる故に、見目に比べて体重が可也重くなるのだ
己も、恐らく似た様な体型の人間と比べても、20kgから30kg位は差が出る筈で
若しかしたら胎の子も、普通より重みが在るのやも知れない
幸いな事に、歴戦であり、完璧に鍛えられている女の身体
其の重みをも、確りと支えているのは流石だけれど。)
……一人用じゃ、流石に狭いだろ。 ……後々考えれば、なァ。
――…初めてで、双子となると…、……やっぱり、大変そうだな。
(女が腰掛ける、其の動作一つ一つが、重たげ
当然と言えば当然な事だけれども、身篭る前の女の姿を見ているだけに
その、母親としての姿を見守り…掛ける、声。
其の隣へと己もまた腰掛ければ、背凭れ代わりに腕を回して背を支え
そっと、片掌を、女の大きな御腹の上へと乗せては、ゆったりと、慈しむ様に撫ぜるだろうか
きっと、こうして逢う度に、そうするのが習慣となって居るんだろう)。
■テイア > 「…なるほど。医者がいうには私の体重が増えすぎているとの事だったが、もしかしたら子の重さなのかもしれないな。」
男の言葉に、合点がいく。
はじめての妊娠で、通常の胎児を腹に抱える感覚というものが分からなかった。
しかも、双子の妊娠だからこういうものだと思っていたのだがどうやら、腹の重さは血筋によるものらしい。
体重が増えている割には、そこまで女自身が太っていないことから医師は首をかしげていた。
「ふふ、子も育ったら一緒に寝たがるだろうしな。
ここまで腹が出てくるとな、どうしても一つ一つの動作がゆっくりになってしまう。」
背もたれがわりに背を支えてくれるのに、体重をあずけていく。
体制的に随分と楽だった。
大きな手のひらが、腹へと滑りつゆったりと撫でる優しい感覚に目を細める。
会うたび、触れるたびに腹、もとい胎児は大きく成長していて、内側から動いたり、蹴飛ばす力も強くなっていることか。
■イーヴィア > ……スマン、もっと早く気付けば良かったな。
御前の場合、人並み以上に体力在るから大丈夫だったんだろうけれど。
(多分、其の身体能力はドワーフとだって良い勝負出来るんじゃないだろうか
二人分の重みを孕む其の御腹は、普通よりも大きく膨らんでいる
其れは其の分、二つの命が元気に育ったという証でも在るから
在る意味では、寧ろ喜ばしい事でも在るのだけれど
其の丸みを掌で確かめながら、自然と滲む笑み。 時折、掌の位置を蹴飛ばす強さに
くすくすと笑いながら、応える様に指先を乗せて、こつこつと手遊び。)
―――……なぁ…、……直に、見せて貰っても…、……良いか?
(――ふと、女の耳元へ、囁き掛ける声。
衣服越しにではなく、子を抱える其の胎を、直に、眼にしたい、と)。
■テイア > 「いや、ここまで何事もなく育ってくれたから問題ない。
しかし、双子とは言え世の母親はこんなに重い腹を抱えて家事育児をしていたのかと驚いてはいたが。」
流石に、ここまで重くなってしまえば女といえどいつもどおりに動く事は叶わなかった。
けれど、世の母親は身重でも仕事、育児、家事をこなしているから思ったより自分は体力がなかったのかと勘違いしていたと笑い。
「全く、最近は本当によく動く。」
腹を撫でる手に気づいたのか、腹の中で子が元気に動き回っている。
弱点を蹴りげられた時など悲鳴をあげそうになってしまうのだが、それはとりあえず男には内緒にして。
腹を隔てて、男と遊ぶかのようにぽこん、ぽこん、と男の手のひら小さな衝撃を伝えてくるか。
「…ああ。」
囁きが耳に入ってくる。
それに、ふっと笑みを浮かべると頷いて。
するりと裾をまくると、パンツのウエスト部分の紐を緩めて腹を晒していく。
双子を抱える、通常の妊婦よりもだいぶ大きな白い腹が男に眼に映ることとなるか。
■イーヴィア > クク、流石に此処まで来ると世の母親でも、大事とって休んでるんじゃネェかな。
大体、御前だって、其の重い腹を抱えながら、つい最近まで散々鍛錬してただろーに。
(母は強し、とは、きっとどの国、どの地方でも同じだろう
己に言わせれば、目の前のこの女だって、相当に驚くべき豪胆さなのだが
当人に其の自覚が在るかは微妙な所かも知れない
何せ、普通よりも重い、しかも双子を抱えながら、騎士として体力が落ちぬ様に励むのだから
流石に最後の方、女が自重し始める直前位は、己も少々冷や冷やしたが
それでも、矢張り強き母、には違いない筈だ)
……ついこの前よりも…大分強くなったなァ…?
ほら、アンマリ強く蹴ると、今度こそ御前の母親が悶えちまうぜー。
(――ちゃっかり、忘れちゃいない、何時ぞやの意地悪。
ニヤニヤと口端吊り上げながら、業とらしく御腹へと声を掛けて
目の前、女が衣服を緩めるなら、眼前へと晒される其の白い素肌
膨らんだ其の御腹を、改めて、そっと掌で慈しんでは
其の輪郭を辿り、ゆるりと掌で円を描いて丸みを愛で
――ふと、上体屈ませて、伏せる顔。 其の胎の上へと顔を寄せて、子宮の上側へ、そっと唇を寄せたなら
甘く、口付けを触れさせよう。 愛情を、乗せて)。
■テイア > 「どうだろうな、子沢山の家などではそうそう休んでもいられなさそうだが。
いや、流石にだんだんと通常時のようには動けなくなっていったぞ?」
貴族であれば、優雅に子が生まれるまで療養をすることも可能だろうが、それ以下の階級、大多数の人々は種族を問わず、家事育児に休みはないだろう。
自重するというよりも、重さに思うように動けなくなったというのが正しい。
冷や冷やさせているとも思わずに、女からすればだいぶその量も少なくなっていったように思うわけで。
「本当に、日に日に強くなっていって困ってしまう。
生まれてくる子は、やんちゃどころではないかもしれないな。
…だから、そういう事を言うなというに…。」
忘れていなかった意地悪に、胎教に悪い、とじとりと睨むものの、刺される図星。
子が大きくなり、伸びた分子宮の感覚は鈍くなっているから今もこうやって普通に話していられるが、弱い子宮底などの一点を蹴られた日には、言葉通り悶えてしまう状況。
子宮のいたるところに弱点があるのは、今も変わらない。
素肌を見せれば、直接掌がそこを撫でて、そっとその唇が慈しむように腹へと寄せられる。
それに、母親らしい優しげな表情を浮かべて腹に寄せられた男の頭を撫でて。