2016/05/31 のログ
■レヴィ > 「言ったのは私ッスけどもう少し警戒するもんじゃないッスか?」
頼むという言葉に自分で預かるとは言ったがまさか本気でと驚いてしまう。
持ち逃げなどするつもりはないがもし逃げたら、そしてそもそもに男が自分のネグラを知らないのにと…思わず目が点となる。
「こんな大胆過ぎる性格に育てた人ッスから現物は見たくなったッスね」
つられるように笑って気になった理由を告げる。
太股を撫で始める手を強めに叩いて注意し、それとこれとは別と言うようにする。
「それでばれたらもう来れなくなるから却下ッス。そんな事した悲鳴を上げるッスよ?」
力で適わないの判っているだけにそれなら国の権力を頼るというように笑って見せる。
「今日は駄目ッス。今度また付き合うッスから我慢ッスよ」
やんわりと駄目と言いキカン棒をお尻で潰したままにして
■フォーク・ルース > 「逃げんだろ。お前は」
平然とした顔で言い放つ。
少女が面倒見のいいタイプというのはわかっている。
それに万が一逃げられても、それは自分に見る目がなかっただけの話。
「それによ、お前に預けた方が俺の金は生きると思うんだ」
少女に預けていれば、何かしらのメリットがあるような気がする。
あくまで予感だが、金の女神に愛されていない自分が持っているよりはマシという話である。
「く……甘いムードに靡かない女だぜ」
拒否されるとあっさりと引き下がる。
そういう気分じゃないのに無理に誘っても仕方がないのだ。
あと特に甘いムードでもなかったし。
「その代わり、今度またヤラせろよ?」
どさくさ紛れな発言をかましつつ、少女の頭を自分の胸板に預けさせる。
がっしりと逞しい胸板だった。
■レヴィ > 「逃げないッスよ。そこまで落ちてないッス」
平然と言い放たれればきっぱりと逃げないと言い返す。
少しは減るかもしれないがそもそも逃げるなら今ここですり取ればいいだけの話で。
流石に簡潔にとはいえ面倒を見た後輩の金を持ち逃げは良心に響く様子。
「そうッスね。フォークが街に無料で寝泊まりできる拠点を手に入れる程度ッスね」
恐らくはまとまった金額ならば平民地区の隅に小さな家でも買うかもと告げ。
形に残る財産にすると教える。
「今のどこに甘いムードがあったッスか?肉欲しかなかったッスよ」
あーんまではあったのだがその後はと呆れた目を向け。
無理に誘わない紳士さに以外そうにみてしまう。
「宿代はフォーク持ちッスよ?後は途中に休憩も入れるなら考えるッス」
しっかりと条件を付けて、それを守るならと頷く。
頭を男の胸板に預ければ逞しい感触と男の匂いに無自覚に頭を摺り付けて
■フォーク・ルース > 「何言ってやがる。お前は全然落ちてねえよ」
少女がどんな人生を歩んできたかは知らないし、想像もつかない。
だが、男にとって自分がこの街で生きる手助けをしてくれた少女は救いの天使にも思えたのだ。
「なんだ、君。随分と壮大な金の運用を考えてるんだな」
男がどこで暮らしているかというと、街の外れに張った簡易テントである。
いわゆる住所不明なのだが、もっとも金がかかるのが住居の家賃なので、そこは仕方がないと割り切っていた。
これを知ったら少女がどう思うか。
「俺なりに努力をしたんだよ」
もともとデリカシーがないのでムードの作り方もよくわかっていないのだ。
「宿代か……わかったよ。今度、俺の住んでいる場所に案内してやるぜ」
宿代もないくらいにまでになったら、簡易テントを利用するしかないわけで。
もちろん簡易テントである。
胸板に頭を寄せる少女の頭を、優しく撫でた。
■レヴィ > 「そう言い切れるならフォークはきっと人を見る目があるッスよ」
どんな生き方をしているかは語るつもりはないが、この男をこのまま放り出せはしないというなんだかんだで世話好きの一面を見せて。
「そんな事ないッスよ。でも家があればそこで休めるのは大きいと思わないッスか?」
この少女もなんだかんだで小さな部屋を一つ借りている身。
自分だけの拠点があればそれだけ身体も休めれるとの考えの大きなお世話なのだが。
もし今の男の暮らしを知ればきっと部屋を借りるまでの間はお節介をしてしまいそうで。
「まずは下半身直結とセクハラを止めるッス。そうすればなびく子も出るかもッスよ」
自分が思った悪い場所を告げてみたりして。
「住んでる所ッスか?いいッスか?」
流石にそこまでは良いのかと困ってしまい。
胸板に頭を摺り寄せ撫でられていれば気持ちよさそうにするがふと顔を上げて男の腕の中から抜け出して。
「今日はそろそろ帰るッスよ。また今度ゆっくりと楽しむッス」
楽しく飲めたお礼に男の頬に軽いキスをすれば微笑み、軽い足取りで店を出て人混みの中に紛れていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からレヴィさんが去りました。
■フォーク・ルース > 「そうかい。お前が言うんなら、そうなんだろうな。自信持っちまったぜ!」
えへん、と胸を張る男。
褒められたら調子に乗るタイプなのは言うまでもない。
「へへへ、ちょいと寝心地は悪いけどよ。景色は抜群だぜ」
寝ながら星が観れるもんな、とは心の中で続けてつぶやいてみせる。
男にだって見栄というものがある。いざという時までテント暮らしは黙っておくことに。
「ああ、そうかい。また今度ゆっくりと……な」
去りゆく少女に手を振って。一人になれば、キスされた頬を愉快そうに撫でて、しばらく一人の宴会を楽しむのである。
所持金は、少しだけど残った。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からフォーク・ルースさんが去りました。