2016/03/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルキアさんが現れました。
■ルキア > これとこれは…うん、売れるかな。こっちは…もうちょっと清めないとダメかなぁ。
(通りにある食事処。オープンな作りになっているそこの通りからよく見えるっ席に座りテーブルの上に色とりどりの宝石のようなものを広げている娘が一人。月の光のような長い蒼銀の髪と、髪よりもやや蒼みの強い大きな瞳。そしてなにより特徴的な長い耳をしたエルフ。売れるものとそうでないものの判別をしているようで宝石のようなものを一つぶ持ち上げて透かすように眺めている。)
■ルキア > あっ…と、すみません!
(手の中にあるものに没頭していたためか、店員が
2回ほど声をかけたのにはっと気づき慌てて謝罪する。店員の手には自分が頼んだサンドイッチと暖かいココアが湯気をたてている。何度も謝りながら急いでテーブルの上に散らかしていたものをかき集めて革袋の中にしまう。)
すみませんでした、はい。大丈夫です。ありがとうございます。
(自分の慌てぶりにか、苦笑をされて気恥ずかしくなって耳まで赤くしながら店員の大丈夫ですか?との店員の言葉に返すと、片付いたテーブルの上に先ほどの食べ物が置かれる)
■ルキア > はぁ………。あっ?!選別したの一緒くたにしちゃった。また最初からやり直しかぁ…。
(店員の後ろ姿を見送って、ため息一つ。その後でハッと気づけば先ほど時間をかけて、売り物に使えそうな程の石が全部革袋に押し込まれているのに気づいて長耳を下げて、更に深い溜息が漏れた。天然石なのだが、少々ながら特別。それぞれ石の性質にあった精霊に清めてもらい、石本来が持つ力を底上げしたもの。魔法道具というには単純すぎるものだが、加工の幅は広くそれなりに効果はある。それを自分で加工したり、加工職人のところに納品したりしてこの国での政経をたてている。魔法の勉強の合間にアルバイトをしたりもしているが…。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアシュトンさんが現れました。
■ルキア > ん…おいひ…
(とりあえずやってしまったものはしょうがないと、気を取り直してテーブルを見れば湯気のたつココアとサンドイッチ。体は正直でくぅぅと小さくお腹が鳴ったのに、誰かに聞かれてないかきょろっと周りを見回したあと、サンドイッチを手に取りはむっとそれを口に含んだ。パンは店で焼かれたものだろう焼きたててで柔らかく、中に温野菜とハムとチーズが挟まれておりとろけたチーズが香り高い。)
■アシュトン > ふーんふんふふんふーんっと
(火をつけていない咥え煙草に謎の鼻歌を鳴らしながら、通りをブラつく男一人。
特にこれといった目的もないのだが、掘り出し物探しやら、ただの暇つぶしやら、まぁそんな感じである)
しかし、少し腹が減ったな、胃に何か入れたい所だが。
(腹を摩ると、周囲を見回し。
オープンカフェ、とでもいうモノだろうか。余り性には合わないが、軽く摘まむ程度には丁度が良さそうだ。
一息とついてから、其方の方へと歩いていく、のだが)
…………エルフか、珍しいな。
(視界の端に姿を捉えると、脚を止めた。
人里離れた村に住み、ヒトの前に現れる事は稀。
特に、こういう大都市であればなおさら――というのが、おおよそについての知識だろうか)
しかもどうやら、すっとろい。
(あわあわとしている様子を眺めると、思わずと声に出して、小さく笑い声を漏らした)
■ルキア > (思った以上に美味しかったのと、お腹がすいていたのでもきゅもきゅとサンドイッチを頬張る姿はやや幼く見えるかも知れない。本人は特に意図してやってる事ではないのだが。)
ん………?
(店のテーブルは1/3程は通りに出ており庇で雨を遮るように作られている。ふと聞こえた笑い声に顔を通りの方に向ければやってきた人物を目が合うことになるか。自分のことを笑われたとは思わなかったのか少し不思議そうな顔をしているかもしれない)
■アシュトン > おや?
(流石に声を出せば、注意を惹くか。
イマイチあちらは要領を得ていないようだが、このまま無視して去るのも、妙だろう)
いいや、すまんな。
やはりエルフってのは人間に比べると容姿端麗だなと、見とれていたところだったんだ
(小さくと喉を鳴らせば、肩を竦める。
更に言えば、その姿から「そういう」需要も多い。
余り見かけないのも、値段に拍車を掛けている)
お食事中邪魔して悪いが……相席しても、よろしいかな?
(すたすたと歩み寄りテーブル近づくと、見おろしながらちょいとばかし首をかしげた)
■ルキア > あ、…えっと、こんにちは
(視線があった男性が歩み寄りながら声をかけてくるのに、とりあえず口の中のものを飲み込んでからの挨拶。)
え、いえそんなことないですよっ!里の姉たちなんて私なんかよりずっとずっと綺麗だし!
(見とれていた、と言われる言葉を理解するのに数瞬の遅れがあったのは、あまり言われたことがないのだろう。理解するまでに少し時間がかかったが、なにやら気恥ずかしくなり相手は知る由もない姉のことを口にして慌てている様子。)
あ、はい。どうぞ
(相席を、と言われるのに対しては頷き了承を示し。警戒心など全くみせず。)
■アシュトン > 謙遜する必要はないさ。
白い肌に、銀がかった蒼い瞳や髪。
なるほど、森の宝石、なんて言うヤツもあるがあながち間違いでもない。
君がそういうのなら、そのお姉さんたちも随分と美しいのだろうね。
(片目を緩く閉じると、口の端を上げ。
なにやら楽しげに相手の言い分を聞きながら、椅子へと腰を降ろす)
此方もサンドイッチとコーヒーを……あぁ、無駄話に付き合って貰うお礼に、デザートなんかどうだ?
ここは、ふむ、ケーキなんかがお勧めの様だが。
(店員を呼び止めると、まずは自分の分を注文し。
ついで視線を彼女へと向ければ、問いかける)
■ルキア > 森の宝石、なんて言われてるんですか?私たちは自分たちのことを森の賢者って誇りを持ってますけど。はいっ姉たちはすっごくすっごく綺麗だと思います!
(相手から出た言葉に自分たちの種族がそんな呼ばれ方をしているのか、と興味深そうに聞き入り。そういえば、とふと村を出る時に言われたことを思い出して、「あ、でも里の外では気をつけろって散々言われたかな…。」とつぶやきをこぼしている。その様を見れば、あまり外界に慣れていないのがわかるだろうか。姉の賛辞に対しては自分のことのように嬉しそうに声を弾ませて返し。)
え、いいえ。見ず知らずの方に奢っていただくわけには…
(相手の申し出に慌てて手を振るが、店員から勧められた季節の果物のタルトがどうやら気になった様子。自分の財布の中身と出費を天秤にかけて難しい顔で悩み出し)
■アシュトン > 知識をして森の賢者、美をして森の宝石ってね。
まぁ、前者の方が確かに一般的ではあるが、人間からすればやはり姿にも羨望があるからな。
(とまぁ同時に、宝石の如く高値で取引される場合もあるのだが。
それについては別段と口にする訳でもなく。
彼女が呟く声には、まぁそうだろうな、という感想である)
では、半分に分けよう。
小腹がすいてる状態なんだが、サンドイッチでは物足りんし、ケーキと両方では多いのでな。
それじゃ、果物のタルト一つで。
(注文を終えてしまえば、店員を行かせ。
椅子に深く座りなおせば、再び相手の顔をみやり)
しかし、エルフがなんでこんな街に。
余り人の多い場所は好まない、と聞いた事があるんだけど。
(ちょいとばかし目を丸くとすれば、首をかしげてみせた)
■ルキア > へえ…。あ、そういえば人間って色合いが地味ですよね。
(相手の話を興味深そうに聞いて、羨望があると聞けば納得したように悪気もなくそんなことを。色とりどりの髪や瞳をもつエルフばかりの中で育ったからこその感想。人間以外の種族であればエルフ以外でも色彩豊かな外見を持つものも多いだろうが)
あ、ありがとうございます。
そうですね、大半は森の中でみんな暮らしていることが多いと思います。エルフ以外と仕事をしてる人とかは森から出ることもありますけど…。
わたしは、学びたいことがあって。里から出てきたんです。私たちの種族は精霊の声が聞こえるんですけど、昔はもっと強い力を持っていたらしくて、でも今はその力も弱くなってしまってるんですって。だから、魔法や魔法道具のことをもっと深く学んで、精霊や、小さき神々の手助けができたらなぁっておもって。
(タルトを半分こしようという申し出にお礼を言って、問われたことに対して答えていく。将来への期待、希望にきらきら瞳を輝かせて。)
■アシュトン > 比較的派手なのでもブロンドとかだから、エルフに比べるとそうだな。
俺は特段と地味な色だけどな。
(小さく喉で笑いながら、己の髪を指で弄る。
黒に黒、まさに地味だが……ま、暗い所で目立たないのは便利だ)
(こちらから聞いたのだが、突然に多弁となると微かな驚きに瞬きが数度)
俺も何度かエルフ絡みの仕事はしたことがあるな、村の中に入れてもらった事はないけどね。
ふむ……つまり、精霊やそれ絡みの魔法や魔術やを習いに、わざわざ都までやってきた、って事か。
しかし、エルフに教える事の出来る人物か。
無論、君たちの得手では無い分野であれば、幾らでも居るのだろうが。
(少しとばかり考えている間に、コーヒーとサンドイッチ、そしてタルトがやってくる。
此方の話を聞いて察してくれたのか、何も入ってない皿とフォークがもう一組。
色とりどりの果実が乗ったタルトを真ん中から切り崩すと、渡す分に少しと多めに盛って。
零れないように空きの皿に移すと、テーブルを滑らせて相手の方へとやる――その、合間。
手の甲と服で視界を遮りながら、袖に仕込んだ薬瓶より、一滴と垂らす。
俗にいう、媚薬、という奴である。
摂取すると感覚神経の鋭敏化と共に、性欲の増大、疼き、思考の鈍化といった所だが。
如何せんと、量が少ない。
余り効果が出ないかもしれない、場合によって全く、という事もあり得る。
そんな仕込みをしながら、何食わぬ顔で、タルトを相手にへと)
ラジエル学院が、その手の技術に関しては、一番知識が深いんだろうけどなぁ、この辺じゃ。
(カップを手に取ると、ブラックのままに、コーヒーを啜る)