2016/02/07 のログ
フレイ > 時折やって来るのは、店を持たない娼婦。
彼女らには避妊の薬や軽めの媚薬を売ってやる。
無論、冒険者が来れば傷薬や毒消しなども売るのだが。
この店とはある事情で懇意の為、客や店主とも言葉を交わし、平民の女主人らしく振舞って行く。
今の国の動き……どこの貴族がどうした、王族がどうなった、とかも商売上は重要な事。
そして、近隣にある冒険者が好みそうな場所や彼らの動きも同様。
そういった話を交え、興味を引かれた常連客に薬を販売する。
勿論、媚薬の類ではなく、悪い所を治すという医薬品のような物。
使用上の注意、なるものも丁寧に説明して、安価な価格で販売をしていく。
こういった種まきのような事が自分の店の繁盛にもつながる。
ひいては、人間の情報を集めるのに効果的となるのだ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にフォンさんが現れました。
フォン > (露天商をしている男の商売は日暮れまで……日が落ちてからは無頼の者達だけしか街中を出歩く事を
しないという事をしっかり身を持って理解してる男は店を畳んでいって。
儲けた中の金を少しは気分転換に使おうと道を歩いていた男の耳に賑やかな声がしている
一軒の酒場に目を向け、その酒場に入っていって…。
酒場内はもちろん賑やかなのだが、一番、人の輪が出来ているのは酒場の奥の一角であるのを見つめ、
一体何事かと思い、男は商売品を詰め込んだリュックを背負いながら酒場の奥の一角へと向かっていって)

ほぉ~~、薬の行商ですか…。
人の生活に密接に関係している分、ずいぶん商売繁盛なご様子で……

(酒場のテーブルの上に置かれた薬瓶などを見ながら、薬を販売している女性に話し掛けてみせていく男)

フレイ > 常連客や店主と話を弾ませ、その話を聞きつけて来たものが話に加わり……気づけば中々賑やかで盛況な状態。
穏やかな笑みを浮かべて、これは媚薬だから一般の人には売れない、とか、この薬は強いから、使用量を守らなくては大変な事になると会話をしていれば新たな客。
見れば以前自分が出会った異邦人。
「町外れで薬物商をしておりますの。たまにここでも商売をさせていただいておりますのよ?」
特に名を名乗らず、穏やかに異邦人に話しかける。
店主もご機嫌なままであり、良かったらアンタもここで飯を食って行かんか。安くするよ、と気前よく声をかけて見せる。

フォン > (酒場の奥の一角で商売をしている女商人…自分と同じく流れの商人かと思って話し掛けたが、
女商人の口からちゃんと店舗を持っていつつも、時々こういった出店を開いているという話を聞いていくと)

へぇ~?店に居続け、客が来るのをただ待つのでなく、自ら客が居そうな所に出向くとは…
商人の鏡のような方ですね、貴女は……

(男はリュックを背負いながら体の前で腕組みをし、女商人の心意気に感心したように
言葉を漏らしていると……後ろの方からこの酒場の主から飲食の勧めを受けると)

安くしていただけますか……それはありがたいですね。
それじゃあ、最初の注文として……普段、お店で出している価格のままで、ここに居る皆さんに
一杯ずつ振舞ってください。

(自分の飲食代をやすくしてもらえるという主の発言に喜んで応じ、男は自分の顔を少し売るために
主に普段出している料金で、この賑わっている酒場に居る全ての人に酒を一杯奢ると宣言してみせていくと、
酒場内がワーーっ!!と盛り上がっていくのを見てとっていって)

フレイ > こちらは店持ちの商人だと言うと、感心したような言葉をかけられいえいえ、と首を横に振って見せる。
「店は外れにあるものですから、こうやって客引きのようにしなければなりませんし……昨今の動乱の影響で、色々お困りの方も多いですから……」
平民地区とは言っても動乱の影響で、色々とよろしくない事も起きている。
その為に安く販売しているのだと。
店主の安くするよと言う言葉に、逆にこの場にいる者への定価での酒の振る舞いを頼み、周囲は大盛り上がり、店主はすまんねぇと言いながらもまんざらでもない様子。
へぇ、とそれを見つめていって。
「お見かけしないお方ですわね……異邦人、なのかしら?」
肌の色、服装を見ても異国のものであるであろうと。
酒を振る舞われながらもこちらをさりげなく窺う客の中、そっと訪ねて見せて。
無論、本当は知っている事実だが、この場では他人同士を決め込んで見せて。

フォン > (ただ店を構えただけで満足しないで、店の外にまで商売の枠を広げている女商人に感服したような
様子をみせていくが、女商人には首を横に振られて、店舗を構えている場所が悪いから、客引きを
しているだけだと謙遜されると)

いやいや、その心意気が見事なんですよ。 人々の為に自ら動いてみせるその心意気が

(商品を出来る限り安くしている女商人の誉れ高い心意気の方を男は褒め上げてみせていき、
酒場の主の飲食の誘いかけに対して、今、酒場内に居る人たちに酒を一杯奢る発言をし、
一旦女商人の前に集まっていた人たちが酒を注文する為にカウンターへと移動していったタイミングで
女商人から己の私情に関して問われる質問をされて)

ええ、船を幾つか乗り継いでやっと辿り着くくらいの東方の方からやってきました。
宝飾職人兼露天商のフォンと言います、以後お見知りおきを……

(以前、彼女とは出会っているはずなのだが……あの時は彼女は素のままの姿……今の彼女は
人族に擬態をしているため、気づいていない男はしっかりとした自己紹介をし、会釈をしてみせていって)

フレイ > 単なる客引きだと言えば、心意気が見事と言われてしまう。
人間の動向を探る為にも、店はそこそこ繁盛しなくてはならないための手段であり、まぁ少々事情があって人間に手を差し伸べているというだけの為に心意気とかではないと本人は思っているのだが。
「うふふ。では素直に喜んでおきますわね?」
押し問答は必至、その為にこの場は相手の言葉を受けるという形で引いて見せる。
カウンターへと遠ざかった客の間隙を縫って異邦人かと問いかければ、丁寧に自己紹介をされてしまう。
「フォンさん、ですか。私はフェディリーン。薬物商、アグリレーテの主人ですわ」
愛称を名乗っていた為に、この場では元々の名を名乗る。
無論、真名ではない。
自分の事に気付いていない様子に幾分安堵して、自分の目の前の席をどうぞ、と勧めて見せる。

フォン > (女商人の心意気が見事だと褒め上げていくと、女商人は一歩主張を引いたかのようにお礼を
告げて来るのを耳にし、酒の注文をする為に人の輪が無くなった時に、男の素性を問いかけてきた女商人に
初対面の人に対してするように分かり易く自己紹介をしてみせていくと女商人からも名乗りがあって)

フェディリーンさんですか……よろしくです。

あ、それじゃあちょっと同席させてもらいますね?

(女商人に席を誘われれば、男は背負っていたリュックを酒場の床へと下ろし、向かい側の席へと腰を下ろしていく)

フレイ > 互いに自己紹介を交わし、席を勧めれば応じてくれた相手に微笑みかけて見せて。
「それにしても、随分と遠い国からいらしたんですね。まだお若くていらっしゃるのに……」
テーブルの上に置かれていた幾つかのガラス瓶を自分の方へと引き寄せ、相手の為の場を開けて見せる。
無論、瓶の中には媚薬の類もある為にそう言うものを一応は初対面となっている人間の前に置くわけにもいかないというのもあるのだが。
「それに、宝飾職人をなさっておられるんですのね。なら、貴族や王族の方が喜びそうですわね?」
貴金属を扱うなら、そういった金を持っている連中が喜びそうだと言い、自分が先に頼んでいたワインに口をつけて。

フォン > (勧められた向かい側の席へと腰を下ろしていくと遠い所から旅をしてきた事に感心されてるような
言葉を掛けられてくるのを耳にして)

まぁ……見た事のない景色に出会いたかったっていう…青臭い気持ちに煽られるがままに
ここまで辿り着いたって感じですかね?

おそらくはまだこの国が到達点じゃなくって…経由地といった感じになるとは思いますが……

(テーブルの上に広げられていた商品たる薬瓶を自らのほうに集め、男のための空間を作ってくれている
女商人に軽く会釈をしながらも、まだまだ男の旅路は続くと話してみせていき)

まぁ……商品には自信があるんですけど…、色々と去年の終わり頃に国内がゴタゴタしたじゃないですか?
その所為か、貴族とかの周りの警備が硬くなって、そういった繋がりを得られないんですよね……

(先年の動乱の影響で上層階層の人間が胡乱な輩を寄せ付けないようになって、名を馳せる機会が
失われている…と軽く愚痴を言いつつ、男は椅子の背もたれに軽く肘を掛けながら、振り返り…
カウンターの注文ラッシュが収まった頃合いを見計らって、酒場の主に…米から作られた酒があれば
出して欲しいと頼んでみせていって)

フレイ > 遠くから来たことに感心したのは事実。
相手の言葉に、どうやらこの国も経由点でしかないと理解して。
「そう。移住ではなく、旅の途上なのね」
宝石なら金持ちが喜ぶと言うと、件の動乱の為に接近するチャンスが無いと漏らすのを聞き、なるほどと。
「貴族や王族には、商売柄接触する事もありますから……それとなく知らせておきましょうか?」
商売の宣伝は出来る。だが、それも相手の了承を得てからと思いそう提案して見せて。
店主は米から作った酒と言われて暫し悩んだ後に、おお、あるあると言って大き目のカップに注がれた物を持って出てくる。

フォン > (男の口から紡ぎだされる旅の途中という話に女商人なりに納得したような呟きを漏らしていくのを耳にし)

まぁ、教えを請うた方に言われた言葉の受け売りですけど…
『生きとし生きえる間、常にそれは旅人なり』
…っていうのを、持論にしてますからね。

(生きている間、ずっと旅をしているようなものだとしたら、こうして旅を続けていくのも
悪くない物だと女商人に話していき、その勢いに任せて、富裕層に関してのコネが作りにくいという
愚痴を洩らしていけば…女商人が商売上の繋がりを持っていて、男の事を何気なく知らせてくれると言ってくれて)

あ…それは助かりますね。
う~ん?それじゃあ、その広告料として何かお一つ……その御髪に似合う髪飾りでもいかがですか?

(富裕層にそれとなく知らせる素材として、女商人の髪に男が作成した髪飾りを付けてくれたら
女商人も知らせやすいだろう…という思惑から、髪飾りの提供を申し出ていく男の前に注文した
米で作られた酒がやって来て、男は酒場の主に軽く会釈をしお礼をしていくか)

フレイ > 旅の途上と言えば、教えを乞うた方の言葉と言うのを言われて。
「そう、ですか……生きている者は皆旅の途上。そうかもしれませんわね……」
つい、自分の身上とも重ねてしまう。
十分に理解でき、共感できる言葉。
商売についてはこちらが上手く知らせていくと言うと、髪飾りをと言われて。
「でも……私、こんななりですもの。上等な物は似合いませんわ」
真の姿や変装していれば兎も角、今の姿ではそうそう上等な物は似合わないだろうという事もありそう言って見せる。
実際、店に立つときにはこういった庶民の姿でなくては客は逃げてしまう。
「その……魔導水晶に記憶してみてはいかがです?」
記憶媒体に自分の作品を記録し、それを見せてはどうかと聞いて見せ、またワインを口に運んで。

フォン > (富裕層に男の事を紹介してくれる女商人の髪を彩り飾る髪飾りを見本として進呈すると提案していくと
女商人は遠慮するような口ぶりをしていくのを耳にして)

いや……さすがにお偉いさん方にお会いする時、しっかりとおめかしはするでしょ?
その時に付けてくれていればいいだけですよ……

(男はカップに注がれた米の酒を口の中を湿らす程度に口に含み…酒場の床に置いたリュックの中から
露天商をする時には出さない細工を細かく施した…大振りなルビーやサファイアを
はめ込んだ髪飾りなど数点をテーブルの上に置いて、女商人に見せていくか)

とりあえずは俺の腕を見てからじゃないと、お勧めの言葉もお偉いさんには掛けられませんよね?
じっくり見てくださいよ……

(女商人が受け取るか受け取らないかはともかくとして、男の細工職人としての腕を
まずは見てもらおうと、安く見積もっても4桁は確実にいきそうな髪飾りをテーブルの上に出していくか)

フレイ > 貴石の類は自分も所持はしているものの、流石に人間の前に出せるものではない。
とはいっても、相手の言うままに受け取るのもはばかられてしまう。
見せられたものは確かにすばらしい物ではあるが、平民が所持すれば逆に危険がともないそうな物。
「本当に素敵な物……高価な物ですし……拝借する、という訳にはいきません?お値段を教えて貰って、私が先方に見せて……その場で売れればそれもまたいい宣伝になるでしょうから……」
貰うのではなく預かり、貴族のうちに気に入って欲しいと言われれば売って来ると言って見せる。
それならば買った貴族が宣伝もしてくれるだろうと。

フォン > (男にとって、正に取って置きの細工物をテーブルの上に広げてみせていくと、さすが女性といった感じに
細工の細やかさなどは分かってくれて……更に言えば商人としての商品を見る目もあるように
金額的な観点からも見てくれているのが彼女の口から洩れてくるのを耳にして)

う~ん?こちらとしては明らかに利益がある話なのでありがたいですけど、商談的にはフェディリーンさんに
明らかに利益が無い。
こちらもフェディリーンさんに利益を与える提案をしないともろ手を挙げて受け入れるわけにはいかないですよね?
さて……どうしたものか………

(扱っている商品は全く違えど、商人同士の交渉…、一方的な利益の独り占めは道義に反するとばかりに
彼女にも利益が行き渡るような最善策はないかと…考え込んでいく男)

フレイ > 互いに商人と言う立場の為に、こちらの利益まで考えてくれる男に少し感心した。
こちらも暫し考えて見せて……
「そうでもありませんわよ?私は単に、貴族や王族と会う便があるだけ。私の身に着けた宝飾品に反応するかどうかは相手次第でもある訳ですもの。それに、腕の良い宝飾加工人を知っているとなると、こちらの株も上がりますから」
便があるから運ぶだけ。知っているから話すだけ。欲しいと言われて売るだけだと。
腕のいい職人を知っているというのもこちらの利益になり得るから大丈夫だと。
とは言っても、目の前の細工物は実に見事な物ばかり。
ついつい見とれてしまって。

フォン > (彼女にもちゃんと利益を分配しないと…そんな商人気質な事を考え、男はしばし考えてみせていくが、
彼女の口から腕がいい宝飾加工人を知ってるだけというだけで株が上がると告げられると)

う~ん?……それじゃあ、こっちも譲歩をしましょうか。
こっちの普段の露店で商売している物の中で…値段関係無しに気に入った物があったら
進呈…って事でいかがでしょうか?

(男の取って置きの細工物に関しては固辞されたが、値段を安く提供はしているが、男が施す細工に関しては
手抜きをしていない宝飾品を提供する事を再び提案していく。
露店で置いている宝飾品は正に玉石混交で…一桁から三桁までの物を改めてテーブルの上に置いていき、
彼女の見る目を試してみせていくか)

フレイ > こちらにも利があると言うと、相手も何とか納得してくれ譲歩してくれるという。
露天の商品ならば、平民が持っていても不自然はない。
「そうですわね、その位なら……」
平民らしく遠慮がちに言って見せる。
露天の物らしい宝飾品が広げられれば、成る程、玉石混合状態。
その中から、あえてあまり価値が無い石を使ってある指輪を手に取って見せる。
「高価な物を持つのもなんですから……それにこの指輪の細工、とっても素敵ですし……」
あえて価値のない石のはまった、細工だけは素晴らしい物を手に取り、それを理解していることを口に乗せて見せる。
わざとはにかんだような笑みを向けて、まさにこれで十分に満足していると見えるように。

フォン > (男は男なりに譲歩した条件を口にし、普段、露店で扱っている商品をテーブルの上に出していくと、
彼女はそこら辺で納得してくれたようで、テーブルの上に出した細工物をじっくり眺めていくが…
「高価な物を持つのもなんだから…」と前置きを入れながら、比較的安めの指輪を手に取っていくのを見て)

本当にフェディリーンさんは見る目があるんですね。
いつかはちゃんとした物を報酬として渡したいですね……

(正直、富裕層の人が来たとしても目を引くように露天でも置いているしっかりとした細工物の存在を
分かっていつつ、あえて手に取らないつつましい彼女の心意気に尊敬の意を込めて話していきつつ、
テーブルの上に広げた細工物を改めてリュックの中へと収めてみせていって)

フレイ > 価値のある宝石も貴金属も多数所有している為に、鑑定眼はある。
とはいっても平民が手に取る訳にはいかないだろうとあえて手頃な物を選べば、お褒めの言葉を頂き、更にはいつかはちゃんとした物をと言われてしまう。
「ありがとうございます。でも、本当にこれ、気に入ってしまったものだから……」
安価な物ではあるものの、細工がていねいで、そこが気に入ったのは事実。
「でも、フォンさんの細工ものなら貴族にもきっと売れると思いますわ」
そう言いながら指輪を右の薬指にはめて見せる。
左の薬指にはすでにシンプルな銀のリングがあるというのもあるのだが。

フォン > (彼女の宝石を見る目…そして細工をもちゃんと見てくれている事に職人として嬉しく思いつつ、
酒場で広げているのも目に毒な煌びやかな品々をリュックの中に収めていくが、右手の薬指に男の
指輪をはめる彼女の左手の薬指に別の指輪があるのを見てとっていって)

さて……初対面なのに挨拶もそこそこにして商談を仕掛けた自分を差し置いてなんですけど……
改めて乾杯しましょうか?

(舌を軽く湿らす程度にしか飲んでない米の酒が入ったカップを軽く掲げ、
正式に酒宴の開始をしましょうと彼女に話し掛けてみせて)

フレイ > 目の前の男が机に出していた宝飾品をリュックに仕舞うのを見て、自分の分にと取った指輪を付けていると改めて乾杯をと言われて頷いて見せた。
「そうね、改めて……よろしくお願いしますね?フォンさん」
こういった安酒屋ではグラスを使う事はあまりない。
破壊されればそれで終わる為に、供されるカップの類は木製。
自分もワインの入ったカップを掲げて見せて、酒宴の開始に同意して見せる。

フォン > (テーブルの上に広げた宝飾品をリュックに仕舞った後、コップを掲げ、酒宴を始めようと
彼女に誘いかけると、彼女もコップを掲げ、二人で中空にコップを掲げ、飲みを始めようとしていき)

親父さんっ!親父さんのお得意料理を見繕って持ってきてきてよ。
あくまでも女性連れって事を忘れずに、男丸出しの料理ばっかは勘弁だけどね……

(酒宴を始めるにいたって、酒場の主に声を掛け、酒宴を盛り上げる為の料理を頼んでみせていって)

フレイ > 木のグラスではあったものの互いにカップを宙に掲げて乾杯をし、口元に運ぶと先に料理を頼まれてしまって。
「あらいやだ、料理のお金は折半にして下さいな?」
全て相手に頼り切る訳にはいかないからと代金の折半を申し出る。
「食べる方も飲む方も、行けるクチなんじゃなくって?フォンさんは」
相手が内包している大きな精気を考えれば、飲む方も食べる方もしっかりしているのではないかと、面白そうに笑って見せて。

フォン > (乾杯をした後、間髪いれずに酒場の主に料理の注文を入れていくと、彼女は料理の代金に関して折半を
申し出てくるのを耳にしていくと)

まぁ、そこら辺は飲んだ後、しっかりと記憶がしてる方が何とかするって事にしておきましょうよ?

(酒に関しては、父親の血統から強いという自覚のある男は飲んだ後、理性がしっかりしている方が
何とかする…という提案だけしておくだけにとどめていき)

う~ん?まぁ、食べる方も飲む方もぼちぼちですよ。

(あくまでもほどほどであるとぼやかした言い方を彼女にしていると……酒場の主がまず最初に
持ってきたのはてんこ盛りの野菜が盛られたサラダのボウル…
『おうっ!まずはコイツで時間を繋いどいてくんな。
すぐに次のヤツは持ってくるから』
酒場の主が勢い良く話し掛け、二人のテーブルから離れてみせていくのを見つめて)

それじゃあ、とりあえず取り分けましょうか…

(そう話し掛けながら、てんこ盛りのサラダに手を付け、二つの取り皿に適量の野菜を盛っていくか)

フレイ > 先に注文された代金の折半を申し出るものの、記憶がしっかりしている方でと言われてしまう。
「まぁ、それじゃ精々気を付けて飲むことにしなくては……」
相手の言い分を聞けば、恐らくは酒には強いのだろうと思う。
自覚しているからこその提案と踏んで。こちらの質問にはぼちぼちと言う答えが返ってくる。
「そう?色々とたしなんでそうね、その分だと」
恐らくはそれ以外にも色々と人並み以上に出来る事があるのだろうと。
店主が持ってきたのはサラダ。流石にその量に少々呆れて……
「ホントにもう……機嫌がいいと、気前が良くなるんだから」
店主に聞こえないほどの小さな声で呟き、取り分けてくれるという男にありがとう、と微笑んで見せる。

フォン > (酒に関してはある程度の自負がある男は、記憶がしっかりしている方が何とかしようと提案し、
それを聞いた彼女が、酒量を抑えて飲まないと…と告げていくのを耳にしていき)

まぁ、楽しむ程度に飲んでいくくらいだったら、二人ともしっかりしてるでしょうから、その時は
きっちりと折半で気持ち良く終われますよ……

(そんなにお互い飲まないだろうから、彼女が望んだ折半に落ち着くと話をしていると酒場の主が
てんこ盛りのサラダを持ってきて、
そのサラダをそれぞれの取り皿に取り分けていくが…それでもサラダボウルには山盛りのサラダが残されていて)

これは……得意料理を見繕って……という注文は俺の失言でしたかね?
かなり俺の胃袋に負担が掛かる注文をしたんですかね?

(初めて入った酒場での注文としては、かなり大雑把な注文をした事に関して、良く顔を出すであろう
彼女の意見を問うように問い掛けてみせていって)

フレイ > 酒量を考えなくてはならないだろうかと言えば、楽しむ程度なら大丈夫だろうと言われて。
「心の底からそう思うわ……」
いろいろ話をしたために口調が少々砕けて来る。
店主が持ってきたサラダはかなりの量。
自分の頼み方が間違っていたのかと聞かれて苦笑してしまう。
「気に入られたわね、フォンさん」
つまりは、気に入った相手には採算度外視で色々やらかす店主であると。
「異邦人にいきなりこれじゃ、驚かれるわよ?それに、またおかみさんに叱られても知らないわよ?」
酒のアテとして食べられる量を供してほしいとこちらから店主に呼びかけ、助け舟を出していく。

フォン > (お互い酒を嗜む程度ならば彼女が望んだ通り、料理代は折半で済むだろうと話していくと…
彼女は商談が一段落した所為か、けっこう砕けた口調になってくるのを耳にしていき)

まぁ、フェディリーンさんもそれなりにはいける口だからこそこの酒場での営業を為さってるんでしょ?

(料理代の折半がどうなるかが、気になっている彼女に軽い感じで言葉を掛けつつ、
てんこ盛りのサラダを取り分けながら、自らの注文に誤りがあったのかを、彼女に問い掛けていくと…
どうやら酒場にいた皆に酒を一杯奢った事によって、酒場の主に気に入られたと彼女の口から
告げられていくのを聞いていくと)

ははっ……これは飲みに来る時はこれからはここに来ないとマズそうですね…

(定宿はすでに決めている為、飲みに来る場所としてこの酒場を使おうかと苦笑いと共に言葉にしてみせていって)

フレイ > 料理代の折半は、確かに楽しめればそうなるだろうと。
男からの問いかけにも頷いては見せて。
「少しは飲むわ。お付き合い程度よ?」
人並みであると一応言っておく。人並みがどのぐらいかに寄るのだろうが。
どうやら店主に気に入られてしまった男に助け舟を出し、飲みに来る時はここに来ないとマズいかと言う男に小さく笑って。
「そこまで狭量じゃないでしょう。フォンさんだってお付き合いもあるでしょうから……」
異邦人である以上、あちこちにつてを作らなければ厳しいのは、同じ商売人としてわかっているだろうと。
店主の方も流石におかみさんに叱られるのは避けたかったらしく『わかってるよぉ』と声が聞こえて来るだろう。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からフォンさんが去りました。
フレイ > 【継続】
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からフレイさんが去りました。